オカモノアラガイ

2015.06.25(Thu)

名前からして「陸生のモノアラガイ」というオカモノアラガイは、確かに見た目は水中にいるモノアラガイそっくりですけれど、実際にはモノアラガイ目ではなくマイマイ目に属しており、むしろカタツムリやナメクジの少し離れた親戚にあたる貝です。顔つきにもそういう感じが現れていますね。

20150625.jpg 201506251.jpg
(20150618 袖ヶ浦市)

また、陸生と言っても水辺の近くで暮らしており、この写真の個体も、ガマやアシが密生した池のほとりにいました。

貝殻のかっこう以外にも、この貝にはモノアラガイに似たところがもう一つあります。水中に暮らすモノアラガイがヘイケボタルの幼虫の餌となるように、このオカモノアラガイは、クロマドボタルのような陸生のホタル類の餌となるのです。

ちょっと少なくなってしまった里山の生き物たちちょっと少なくなってしまった里山の生き物たち
大島 健夫

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Category: 貝類

19:37 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

マツバガイ

2015.02.24(Tue)

山口県で出会った生き物シリーズ、まだ続きます。今日はマツバガイです。

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(20150215 山口県下関市)

このような、昔の笠みたいな、二枚貝の片っぽだけみたいな恰好をしている貝は、カサガイというグループに属しており、原始的な巻貝の仲間です。マツバガイは磯で岩にへばりつき、藻類を食べて暮らしています。名前の由来になっている放射状の松葉みたいな模様は個体によって様々な変異があり、なかなか美しいものです。

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20:13 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

イシダタミガイ

2015.02.18(Wed)

この13日から16日まで、私用で山口県に行っておりました。

その間、14日は北九州市で朗読の仕事があり関門海峡を渡ったのですが、その途中で巌流島に寄りました。もともと剣道をやっていた私にとっては、巌流島はやっぱり、一度は行っておかなければならない場所です。

・・・島の奥、宮本武蔵と佐々木小次郎の像が立っている丘の下は人工海浜になっております。ちょいと波打ち際をのぞきました。

IMG_2539.jpg
(20150214 山口県下関市)

直径2cmほどのこの美しい巻貝は、イシダタミガイです。確かに殻の質感は石畳みたいですね。北海道から九州まで、こうした潮間帯の岩場では普通に観察できる貝です。茹でて食べることもできます。日本全国を歩き回り、中国地方や九州には深い縁のある武蔵もこの貝を目にしたことがあるに違いなく、おそらくは食べたことだってあるかもしれませんね。

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21:07 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

シオフキガイ

2015.02.12(Thu)

潮間帯の生き物の記事が続きます。今日は潮干狩りなどで出会う機会の多い、シオフキガイです。

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(20150210 千葉市中央区)

波打ち際の砂の中から、体半分出しているのを見つけました。シオフキガイはバカガイの仲間で、アサリに比べると殻がつるんとしていて、放射状の模様がありません。シオフキガイという名前の由来は潮をよく吹くところ。こうしてピュンピュン吹きます。

201502121.jpg
(20150210 千葉市中央区)

静止画だとなんだか小便小僧みたいなので、動画でご覧ください。この動画では一分間に四回吹きます。決定的瞬間をお見逃しなく!(それほどのものでもありませんが)



こうした二枚貝には入水管と出水管というものがあります。入水管から水と一緒に餌を吸い込み、老廃物を出水管から水と一緒に放出しているのです。要するに、呼吸と食事の過程を両方兼ねているわけですね。

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20:32 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ヒザラガイ

2014.10.20(Mon)

この日は浦賀のギャラリー時舟というところで朗読のお仕事を頂いておりまして、房総半島から海を挟んで反対側、三浦半島に行ってまいりました。

このギャラリーはひじょうに風光明媚な場所にあります。開演前にやっぱりカメラを手にそこらへんをうろちょろしてしまうのが、こんなブログをやっているような人間の性。渡し船の船着場から海をのぞき込み、ブロックの上にヒザラガイを見つけました。

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(20141019 神奈川県横須賀市)

平べったい体の上に8枚つながった殻。この変てこな姿に変てこな名前の生き物は、「多板綱」という、原始的な貝類なのです。漢字で書くと「膝皿貝」となり、なんとなくなるほどという感じがしてきますね。こうしたブロックや岩の表面で藻類を食べて暮らしています。ヒザラガイの仲間は日本では100種類ほど知られています。この写真のは5cmくらいですが、北海道にいる最大種のオオバンヒザラガイには30cmを越えるものもいるそうです。

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21:39 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

記述の中に間違いや誤解を見つけた方、またそれ以外にも何かございましたら、どうか
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まで送っていただけると幸いです。

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