オオケマイマイ

2017.08.12(Sat)

雨の後だったりと気象条件が揃っていたからでしょうか。それとも大勢の方と一緒だったからでしょうか。この日は実にたくさんのオオケマイマイと出会うことができました。

20170806IMG_8499.jpg 20170806IMG_8535.jpg
(20170806 鴨川市)

殻に毛が生えたカタツムリ、オオケマイマイ。何とも奇妙な姿の生き物です。現在、千葉県ではレッドデータブックへの記載こそありませんが、その分布域は限定的です。湿度の高い広葉樹林の林床や渓流沿いなどに生息するオナジマイマイ科のカタツムリで、この写真の場所はその両方を満たしている環境です。殻はひらべったく、天地に薄い形をしており、キチン質の太い毛が放射状に生えて仏像の火焔光背のようにも見えます。ちょっと嬉しい出会いの日でした。

本当は美しい里山の生き物たち本当は美しい里山の生き物たち
大島 健夫

マイナビ出版 2015-12-19
売り上げランキング : 187722

Amazonで詳しく見る
by G-Tools



スポンサーサイト

Category: 貝類

14:55 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

コハクオナジマイマイ

2017.07.27(Thu)

この日はたまあーと創作工房様の夏のあーと合宿にて、講師役を務めさせていただき、一宮町の某所で自然観察。久々に雨にも恵まれ、生き物もたくさん出てきました。

コハクオナジマイマイ、ほんとに増えましたね。

20170726IMG_8298.jpg
(20170726 長生郡一宮町)

殻の中心付近がレモンイエローをしているこの小さなカタツムリは、元来は西日本に分布する日本固有種で、こちらに生息するものはどうやら何らかの理由で移入されてきた国内外来種のようです。日本固有種だけど外来種というややこしい生き物です。房総半島では90年代から記録され始めました。千葉県以外にも関東各地に拡がっているようです。様々な野菜を食害するという一面もあり、私の実家の畑などにも色んな作物についているのを見ることができます。薄い色の殻と透明感のある体はなかなか綺麗なのですが・・・

愛すべき里山の生き物たち 第2集 ~弱者の生存戦略編~愛すべき里山の生き物たち 第2集 ~弱者の生存戦略編~
大島 健夫

マイナビ出版 2014-10-30
売り上げランキング : 132527

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


Category: 貝類

22:56 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

オカモノアラガイ

2015.06.25(Thu)

名前からして「陸生のモノアラガイ」というオカモノアラガイは、確かに見た目は水中にいるモノアラガイそっくりですけれど、実際にはモノアラガイ目ではなくマイマイ目に属しており、むしろカタツムリやナメクジの少し離れた親戚にあたる貝です。顔つきにもそういう感じが現れていますね。

20150625.jpg 201506251.jpg
(20150618 袖ヶ浦市)

また、陸生と言っても水辺の近くで暮らしており、この写真の個体も、ガマやアシが密生した池のほとりにいました。

貝殻のかっこう以外にも、この貝にはモノアラガイに似たところがもう一つあります。水中に暮らすモノアラガイがヘイケボタルの幼虫の餌となるように、このオカモノアラガイは、クロマドボタルのような陸生のホタル類の餌となるのです。

ちょっと少なくなってしまった里山の生き物たちちょっと少なくなってしまった里山の生き物たち
大島 健夫

マイナビ 2015-06-17
売り上げランキング : 56154

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


Category: 貝類

19:37 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

マツバガイ

2015.02.24(Tue)

山口県で出会った生き物シリーズ、まだ続きます。今日はマツバガイです。

20150224.jpg
(20150215 山口県下関市)

このような、昔の笠みたいな、二枚貝の片っぽだけみたいな恰好をしている貝は、カサガイというグループに属しており、原始的な巻貝の仲間です。マツバガイは磯で岩にへばりつき、藻類を食べて暮らしています。名前の由来になっている放射状の松葉みたいな模様は個体によって様々な変異があり、なかなか美しいものです。

Amazon Kindleストアにて発売中です。
愛すべき里山の生き物たち 第3集 ~里山のハンターたち編~愛すべき里山の生き物たち 第3集 ~里山のハンターたち編~
(2014/12/19)
大島 健夫

商品詳細を見る


愛すべき里山の生き物たち 第2集 ~弱者の生存戦略編~愛すべき里山の生き物たち 第2集 ~弱者の生存戦略編~
(2014/10/30)
大島 健夫

商品詳細を見る


愛すべき里山の生き物たち 第1集 ~名前の由来編~愛すべき里山の生き物たち 第1集 ~名前の由来編~
(2014/08/20)
大島 健夫

商品詳細を見る

Category: 貝類

20:13 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

イシダタミガイ

2015.02.18(Wed)

この13日から16日まで、私用で山口県に行っておりました。

その間、14日は北九州市で朗読の仕事があり関門海峡を渡ったのですが、その途中で巌流島に寄りました。もともと剣道をやっていた私にとっては、巌流島はやっぱり、一度は行っておかなければならない場所です。

・・・島の奥、宮本武蔵と佐々木小次郎の像が立っている丘の下は人工海浜になっております。ちょいと波打ち際をのぞきました。

IMG_2539.jpg
(20150214 山口県下関市)

直径2cmほどのこの美しい巻貝は、イシダタミガイです。確かに殻の質感は石畳みたいですね。北海道から九州まで、こうした潮間帯の岩場では普通に観察できる貝です。茹でて食べることもできます。日本全国を歩き回り、中国地方や九州には深い縁のある武蔵もこの貝を目にしたことがあるに違いなく、おそらくは食べたことだってあるかもしれませんね。

Amazon Kindleストアにて発売中です。
愛すべき里山の生き物たち 第3集 ~里山のハンターたち編~愛すべき里山の生き物たち 第3集 ~里山のハンターたち編~
(2014/12/19)
大島 健夫

商品詳細を見る


愛すべき里山の生き物たち 第2集 ~弱者の生存戦略編~愛すべき里山の生き物たち 第2集 ~弱者の生存戦略編~
(2014/10/30)
大島 健夫

商品詳細を見る


愛すべき里山の生き物たち 第1集 ~名前の由来編~愛すべき里山の生き物たち 第1集 ~名前の由来編~
(2014/08/20)
大島 健夫

商品詳細を見る

Category: 貝類

21:07 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

記述の中に間違いや誤解を見つけた方、またそれ以外にも何かございましたら、どうか
inaka_jikan@yahoo.co.jp
まで送っていただけると幸いです。

大島健夫公式サイト

ツイッター

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
587位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
自然科学
59位
アクセスランキングを見る>>

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR
↑