コシボソヤンマ

2016.08.31(Wed)

その名も「腰細」ヤンマ。トンボでありながら、まるでハチみたいに腹部がくびれているのが特徴です。

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(20160831 袖ヶ浦市)

千葉県内では房総丘陵を中心に生息しています。早朝や夕暮れ時に飛び回る、いわゆる「黄昏ヤンマ」の仲間で、成虫にはなかなか出会いにくいトンボでもあります。

日本固有種でもあります。この場所では2011年に付近で幼虫を見つけ、その時はブログに「来年の夏、成虫を紹介できれば・・・」なんて書いたのですが、結局5年かかってしまいました。次回は産卵行動を紹介したいものです。

※コシボソヤンマ
千葉県RDB・C(要保護生物)


▽コシボソヤンマに関する過去の記事
コシボソヤンマのヤゴ 2011.10.1

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21:40 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

オオイトトンボの未成熟個体

2016.05.19(Thu)

モートンイトトンボの未成熟個体と出会ったこの日。少し離れた別の池で、また見慣れないイトトンボと遭遇しました。

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(20160518 袖ヶ浦市)

オオイトトンボの未成熟個体です。成熟すると美しい水色のメタリックに成長するオオイトトンボ。羽化したてはこのような、鶯色のような若草色のようなカラーリングなのです。しかし、複眼の後ろの三角形の大きな「眼後紋」、眼と眼とをつなぐ「後頭条」、その他の特徴はこれがオオイトトンボであることをはっきり示しています。

この池では毎年夏、オオイトトンボが多数観察されます。イトトンボが日光を浴びてきらきらと舞っている姿はたいそう魅力的なもので、私のような人間は、眺めすぎて日射病にならないように注意が必要です。昨年はそれでちょっと危ない思いもしました。皆様も気をつけましょう。

※オオイトトンボ
千葉県RDB・B(重要保護生物)


▽オオイトトンボに関する過去の記事
キクヅキコモリグモ、オオイトトンボを捕食する 2014.7.18
オオイトトンボの連結産卵・2012年 2012.7.26
オオイトトンボの連結産卵 2011.9.2
オオイトトンボ 2011.7.31

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19:15 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

モートンイトトンボの未成熟♀

2016.05.18(Wed)

いよいよ暑い夏の兆しが見えてきましたね。谷津の奥の池で、美しいモートンイトトンボの未成熟♀に出会いました。

20160518.jpg 201605181.jpg
(20160518 袖ヶ浦市)

成熟すると若草色になるモートンイトトンボ。未成熟の状態では全身がオレンジ色で、複眼も、その後ろの縦長の「眼後紋」も乳白色をしています。実になんと言うか、鮮やかです。

全国的に減少著しく、千葉県のみならず環境省のレッドデータブックでも、「NT(準絶滅危惧)」として記載されているモートンイトトンボ。この場所ではこの2年に渡って観察していますが、いずれも一度に1頭ずつ、雌の個体です。来月あたりには雄の姿も紹介できれば嬉しいですね。

※モートンイトトンボ
環境省RDB・NT(準絶滅危惧)
千葉県RDB・B(重要保護生物)


▽モートンイトトンボに関する過去の記事
モートンイトトンボ 2015.6.19

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21:34 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ミルンヤンマ

2015.10.28(Wed)

今月の24日、千葉県生物多様性センター主催の「生命のにぎわい調査団・現地研修会」で梅ヶ瀬渓谷に行きました。

大勢で行ったら、一人でもういっぺん行ってみたくなるのが私のような人間の性。3日後にこっそり再訪しました。

渓流沿いを、たくさんのミルンヤンマが舞っていました。コケの生えた土手だとでも思ったのか、私の緑のフリースにとまろうとしたやつがいたので、思わず左手を伸ばします。

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(20151027 市原市)

ミルンヤンマは、渓流のヤンマです。夏の間は朝や黄昏時に飛ぶのですが、秋が来て気温が下がると、このように日中でも飛び回るようになります。日本固有のトンボであり、それなのにどうして洋風な名前がついているのかと申しますと、これは明治時代に来日して東京帝国大学名誉教授ともなったイギリスの地質学者、ジョン・ミルン氏にちなんでいるのでした。

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20:05 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

アオイトトンボの産卵・2015年

2015.10.03(Sat)

私がひそかに、千葉市内で見られる最も美しいトンボのひとつだと思っているアオイトトンボ。オオアオイトトンボとほとんど同じ姿をしているにもかかわらず(オオアオイトトンボだって綺麗なトンボですよね)、複眼がコバルトブルーに輝いているというだけで、何か見入らずにはいられないものがあります。

2009年以来ずっと、この季節に繁殖行動を観察している池で、今年もたくさんの、連結・産卵しているカップルに出会うことができました。

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(20151002 千葉市若葉区)

毎年この池に観察に出かけているところからして、近隣に他に生息地があまりないということは推察されるかと思います。千葉市内ではこのトンボの繁殖に適した、挺水植物の多い、開けた池沼は多くなく、毎年ここに出向くたびに「もし今年見られなくなっていたらどうしよう・・・」という一抹の不安が頭をよぎります。実際、当然そこに目当ての生き物がいるつもりで久しぶりの場所に見に行ったら、環境が激変していてもうなんにもいない・・・などという事例には様々なパターンで遭遇してきました。今年もまた出会うことができた。去年と同じような様子で、生き物たちも元気で生きていた。そんな時には、いつもほっとするものを感じます。

※アオイトトンボ
千葉県RDB・C(要保護生物)
千葉市RDB・B(重要保護生物)


▽アオイトトンボに関する過去の記事
アオイトトンボの産卵・2013年 2013.10.2
アオイトトンボ・2011年 2011.10.9
アオイトトンボの産卵 2010.10.15
アオイトトンボの交尾 2010.10.9
アオイトトンボ 2009.10.17

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22:42 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

プロフィール

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

記述の中に間違いや誤解を見つけた方、またそれ以外にも何かございましたら、どうか
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まで送っていただけると幸いです。

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