オオカマキリの威嚇

2014.09.12(Fri)

農道の路上で出会ったオオカマキリ。私が通りかかる前に何があったのか知りませんが、めちゃくちゃ腹を立てていました。

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(20140912 千葉市若葉区)

ぐっと背中を反らせて胸を張り、折り曲げた鎌を胸の前で構え、翅を船の帆のように拡げて大きくみせる、威嚇のポーズです。後翅が紫色なのがオオカマキリの特徴です。昔の中国の達人はカマキリの戦いを見て「蟷螂拳」というものを編み出しましたが、この威嚇のポーズからも、脇をしっかりと締め、腿の関節を内側に締めた立ち方などに武術っぽさが感じられます。

ついでに後ろに回ってパチリ。

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(20140912 千葉市若葉区)

背後から見るとなんだかちょっとカワイイですね。

▽オオカマキリに関する過去の記事

オオカマキリの共食い 2010.10.11

オオカマキリ、ナガサキアゲハを捕食する 2010.9.28

オオカマキリの卵鞘 2009.11.13

オオカマキリ、アキアカネを捕食する 2009.10.29

オオカマキリの卵鞘 2008.11.10

オオカマキリの産卵 2008.11.4

オオカマキリ 2008.8.28

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ヒナカマキリ

2014.09.05(Fri)

ヒナカマキリは日本最小のカマキリです。体長は1.5cmほどしかありませんから、オオカマキリなどと比べるとほとんど10分の1のボリュームです。

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(20140904 富津市)

とは言え小さくてもちゃんとカマキリの形をしています。台湾産の雄には翅があるものがいるということですが、日本国内に生息しているのは雌雄ともこのようにごくかすかな翅しかない「微翅型」というものです。

広葉樹林の林床などで暮らし、もちろん肉食です。房総半島では南部の丘陵地帯での分布が知られています。

※ヒナカマキリ
千葉県RDB・D(一般保護生物)


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21:13 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ハラビロカマキリ、アブラゼミを捕食する

2012.09.20(Thu)

青葉の森公園を歩いていたら、突然、前方の頭上からけたたましいアブラゼミの声が聞こえ、すぐにやみました。ははあ、何かに捕まったな、と思い、声がしたあたりをきょろきょろと見上げると、捕まえていたのはハラビロカマキリでした。

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(20120915 千葉市中央区)

太短い体形が特徴的なハラビロカマキリは他のカマキリに比べて高所を好み、かなり高い木の上でも見つかります。動画でご覧ください。



レスリングで言うところのリバース・フルネルソン、いや、形としてはむしろ相撲で言うところの『カンヌキ』の方が近いでしょうか。カマキリの『鎌』は、しっかりとセミの両方の翅の根元を極めており、セミは宙吊りになっています。これで、セミの声が途中でやんでしまったわけがわかったのです。この体勢ではセミは翅をばたつかせて暴れることさえできません。ほぼ全く動けないセミを、カマキリは生きているうちに頭からかじっていきます。そういう視点で見ると食って生き延びるものと食われるものとの関係をある意味で端的に表しているというか、非常に残酷とさえ言える日常の現実の一コマです。

▽ハラビロカマキリに関する過去の記事

ハラビロカマキリの褐色型 2012.9.5

ハラビロカマキリの卵鞘 2008.11.2

ハラビロカマキリ 2008.9.12

Category: 昆虫類・カマキリ目

20:31 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ハラビロカマキリの褐色型

2012.09.05(Wed)

9月に入り、いよいよカマキリも成虫が見られるようになりました。ハラビロカマキリは、名前の通りちょっと太短い体型のかわいらしいカマキリです。通常は緑色をしていますが、稀にこのような褐色型がいます。

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(20120904 千葉市若葉区)

コカマキリの緑色型ほどに珍しくはないものの、これとて年に一二度見るかどうか。

ハラビロカマキリは樹上や葉上を好み、人工の構造物の上などでもよく見つかります。ガードレールの上や橋の欄干などのような開けた場所で獲物を待ち受けているのは、この種であることが多いです。

▽ハラビロカマキリに関する過去の記事

ハラビロカマキリの卵鞘 2008.11.2

ハラビロカマキリ 2008.9.12

Category: 昆虫類・カマキリ目

11:32 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

チョウセンカマキリの産卵

2011.09.30(Fri)

チョウセンカマキリと言っても、帰化種ではありません。中国と朝鮮半島にも分布していますが、これはオオカマキリも同じです。また、チョウセンカマキリは単に「カマキリ」と呼ばれる場合もあります。

オオカマキリとの区別は時にかなり難しく、鎌状の前脚の根元や、後翅の色などをチェックしないとわかりにくいことも多いです。しかし、卵を産んでいるところに行き会えば一目瞭然です。「卵鞘」の形が全然違うからです。

こちらが三年前に撮影した、オオカマキリの産卵シーン

そしてこっちがチョウセンカマキリの産卵シーンです。ほとんどサイコロ型に近いようなオオカマキリの卵鞘に対し、チョウセンカマキリの卵鞘の方が断然、細長いのです。

$DAYLIGHT RAMBLER 
(20110927 袖ヶ浦市)

動画もあわせてご覧ください。



動画の中で現地のスタッフさんから(自然観察会の下見の途中だったもので)質問を頂いておりますが、オオカマキリの場合、一つの卵鞘から孵化する幼虫は200匹。チョウセンカマキリはもうちょっと少ないにしても、やはり相当な数です。その光景が現出するのは、ひと冬を越え、来年の初夏ということになります。


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17:14 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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