アダンソンハエトリ(♀)

2016.11.21(Mon)

若葉区から美浜区に引っ越して1年半以上が経ちました。我が家には常にハエトリグモが住んでいます。白い壁をぴょこぴょこ歩き回っている姿はなかなかかわいらしいもので、なんだか家を守護してくれているような感じがします。

以前このブログで雄の姿を紹介しましたが、今回は雌を紹介します。

20161121IMG_5150.jpg
(20161116 千葉市美浜区)

より少々地味めな色彩をしており、また大柄です。アダンソンハエトリは1年ほどの寿命があるそうですので、この個体はこのままどこかの隙間で冬を越すのでしょうか。元来南方系のアダンソンハエトリは、地球温暖化に伴い少しずつその分布を拡げています。我が家に暮らしているハエトリグモとしては、他にシラヒゲハエトリがいます。

▽アダンソンハエトリに関する過去の記事
アダンソンハエトリ 2015.5.14
アダンソンハエトリ 2011.8.21

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21:01 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

チュウガタコガネグモ

2016.05.20(Fri)

これまでにこのブログでは、コガネグモコガタコガネグモは紹介したことがありますが、このチュウガタコガネグモは初登場です。大・中・小のうちの真ん中というわけです。

20160520.jpg
(20160518 袖ヶ浦市)

谷津田の林縁に網をこさえていました。チュウガタコガネグモの網は、X型の隠れ帯が特徴ですけれど、この網ではまだそれは不完全ですね。背中の模様はコガネグモに似るもののやはり異なっており、微妙な人面ふうです。

チュウガタコガネグモは、千葉県のレッドデータブックへの記載こそありませんが、コガネグモ、コガタコガネグモよりも明らかに数が少なく、この谷津田でも通うこと5年目にして初めて出会いました。こうしたコガネグモの仲間は農薬や化学的な汚染に極めて弱く、生き残っていることは、それ自体が健全な里山環境が保たれている一つの証左でもあります。

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Category: 鋏角類

20:52 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ジグモ

2016.05.11(Wed)

建物の壁などに沿って地面に穴を掘り、袋状の巣をこしらえるジグモ。小さい頃にそーっと引っ張り出して遊んだ方も多いことでしょう。中身はこんなクモです。

20160511.jpg
(20160510 千葉市緑区)

体長は最大で2cmほどですから、ハエトリグモに毛が生えた程度。昆虫の触角に相当する『触肢』が大きく、そのため見ようによっては脚が10本あるようにも見えます。加えて顎もまた強大で、これを使って巣の上を通りかかる獲物を捕らえるのです。

ジグモは、トタテグモの仲間などと並んでクモの中でも原始的なグループに属しています。先に書いた、触肢が歩脚と似た形をしていて(すなわち、触肢がまだ本物の脚であった時代の名残を残しており)脚が10本あるように見えるのも、また地面に穴を掘って巣を作るのもその原始的な特徴のひとつなのです。

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20:19 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

コハナグモ、キタキチョウを捕食する

2015.07.22(Wed)

すぐ目の前を歩き過ぎても、ぜんぜん逃げないキタキチョウがいました。ははあ、これは・・・と思ってよく見ると、やっぱりこういうことになっていました。

20150722.png
(20150720 袖ヶ浦市)

コハナグモの雌に捕まっていたのです。既に絶命しており、ぴくりとも動きません。コハナグモは、ちょっと体の大きいハナグモ同様、植物上で待ち伏せ型の狩りをし、このように獲物を捕えます。コハナグモの雌は6、7mm、ハナグモにしたって1cmはありません。それなのに、このようなチョウや、時にはトンボさえも捕食してしまいます。自分より数倍、数十倍のサイズの獲物を仕留めてしまうその能力はまさにおそるべきものです。

▽コハナグモに関する過去の記事
コハナグモ 2014.4.25

▽キタキチョウに関する過去の記事
キチョウ 2008.10.31

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Category: 鋏角類

23:32 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

卵嚢を運ぶスジブトハシリグモ

2015.06.09(Tue)

水辺を走り回る巨大なクモ、スジブトハシリグモは、小さな水棲動物が豊富な場所を好みます。もちろん、それらを食べて暮らすためです。大きい個体になると昆虫だけでなく、カエルや魚さえも捕食してしまいます。

とりわけ巨大なやつが集まっていた谷津の奥の池で、卵嚢を抱いた雌に出会いました。

20150609.jpg
(20150605 袖ヶ浦市)

抱いていると言っても、そう見えるだけで実際には口でくわえているのです。つまり、卵嚢を保護している間、雌は絶食せねばならないということになります。そのわりにこの個体はよく太っており、体長も2cmはありました。いや、頭からお尻までが2cmということですから、脚を広げると8cm四方くらいのボリュームがあります。

スジブトハシリグモは、脚に密生した毛を用いて水面をアメンボのように走り回り、また時には潜水することもできます。もし、このクモが体長2cmではなく2mあって、水面をばばばばーって走って襲ってきたら・・・いや、人間の図体がうすらでかくて良かったなあと思います。

▽スジブトハシリグモに関する過去の記事
スジブトハシリグモ 2009.6.13

Category: 鋏角類

18:25 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

プロフィール

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

記述の中に間違いや誤解を見つけた方、またそれ以外にも何かございましたら、どうか
inaka_jikan@yahoo.co.jp
まで送っていただけると幸いです。

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