ビジョオニグモ

2017.08.01(Tue)

「美女」であり、かつ「鬼蜘蛛」。何がどう美女なのかというと、ものの本には「模様が綺麗だから」などと身もふたもないことが書いてあったりします。はあ。

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(20170728 袖ヶ浦市)

腹部はまるで顔のよう。くの字型の黒い斑紋がまるで「口ひげ」みたいにも見えますね。平地から山地まで生息し、雑木林の周辺などの環境で見られるのですが、それほど出会う機会が多いクモでもなく、房総半島では決してその生息数は多くないように思われます。木の枝や植物の間に垂直円網を張ります。その網は金色がかっていて、実際美しいものです。しげしげと眺めてしまうほど綺麗なのは、クモ本体よりもむしろこの網なのかもしれません。

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Category: 鋏角類

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ヌサオニグモ

2017.07.07(Fri)

里山で出会えるオニグモの仲間はたくさんいますが、その中でもヌサオニグモは小さいけれど美しい種の一つです。

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(20170628 袖ヶ浦市)

名前のヌサというのは神社とかで注連飾りに使ったりする「幣」のことで、その独特な模様を見立てての命名です。体長はわずかに5~8mmほど。垂直円網を張りますが、植物を折り曲げてこしらえた巣におさまっていることもあります。この写真も、そうした巣から出てきたところを撮影したのでした。

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Category: 鋏角類

22:41 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

イオウイロハシリグモ、サトキマダラヒカゲを捕食する

2017.06.30(Fri)

この日は谷津田の生き物調査ミッション。林縁をひらひら飛んできたサトキマダラヒカゲが、シダの葉にとまりました。

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(20170628 袖ヶ浦市)

これを見たのが午前11時過ぎ。午後2時になって同じところをもう一度通りかかると、何が起こっていたかというと・・・



イオウイロハシリグモにつかまっていました!

どうやらあの後すぐ捕えられたようです。網を作らず、植物上などを走り回って獲物を捕食するイオウイロハシリグモ。大量の生き餌を必要とし、かつ農薬に弱いこのようなクモの生息状況は、谷津田の環境が健全に保たれているかどうかの一つの指標ともなります。この谷津田には実にたくさんのこの種のクモが生息していますが、それはまさしく、そのようなことを示しているのでしょう。

▽イオウイロハシリグモに関する過去の記事
卵嚢を運ぶイオウイロハシリグモ 2012.10.15
イオウイロハシリグモ 2010.2.13

▽サトキマダラヒカゲに関する過去の記事
サトキマダラヒカゲ 2009.8.16

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Category: 鋏角類

19:50 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

タカサゴキララマダニ

2017.06.02(Fri)

動物調査ミッションからの帰り道。コンビニに寄って車を降りようとすると、ジーンズの腿のところにでっかいマダニが食いついているのに気づきました。

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(20170530 袖ヶ浦市)

さすがに一瞬、ぎくりとしました。このダニはタカサゴキララマダニといい、東南アジアから関東地方以南にかけて分布する南方系のマダニです。森林や藪などに生息し、幼虫、若虫、成虫の三段階でそれぞれ異なる動物から吸血します。これは立派な成虫ですから、その宿主はイノシシやシカ、あるいは人間のような比較的大型の動物です。この日の午後のどこかで私に取りつこうとして、ジーンズにとりついてしまったのでしょう。

こうしたマダニに咬まれた時、慌てて手で引っ張ったりすると口器だけが体に残ってしまって後がよろしくないことになるのですが、ダニ取り用のピンセットもアルコール綿も持ってませんでしたし、だいいち食い入っているのは私の皮膚ではなく布地なので、慎重に指でつまんで外します。物凄くしっかり咬みついており、そうとう力が要ります。薄くて固い体も独特の触感です。

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(20170530 袖ヶ浦市)

ご覧のように、その体長は7mmに達するほど。ダニというとなんとなく顕微鏡的な大きさの生き物と思っていらっしゃる方も多いことでしょうが、マダニはかなり大きく、このタカサゴキララマダニの場合、十分に吸血すると25mmほどにまでふくれるのです。こんなものに刺されたら、それは虫刺されというよりはもはや怪我のカテゴリーですね。様々な病原菌を媒介することもあるので、その点も注意が必要です。これからの季節、野外を歩く皆様はこういったものと遭遇する確率も高まってまいります。もしも刺されてうまく外せなかったり、外すのが怖かったり、何か症状が出たような場合は迷わず皮膚科に行きましょう。

Category: 鋏角類

22:00 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ゴホントゲザトウムシ

2017.05.17(Wed)

長ーい脚に丸っこいぽてっとした胴体。ゆらゆら歩くザトウムシはクモやダニなどの親戚筋にあたる生き物です。ゴホントゲザトウムシは、林床や林縁などで比較的普通に観察できます。

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(20170515 四街道市)

なるほど、背中にちゃんと五本のトゲがありますね。「座頭」という名前はついていますが盲目ではなく、写真右でわかる通り、胴体の中央やや前寄りにちゃんと一対の単眼があります。

地面を歩くだけでなく、植物上によじ登ることもできます。毒はありません。森の中で小さな虫を捕食し、また死骸をあさったりして暮らしています。

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Category: 鋏角類

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プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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