クロスジコウガイビル、カタツムリを捕食する

2016.07.24(Sun)

ショウガの葉の上で、コウガイビルがカタツムリを襲っているのに出会いました。クロイロコウガイビルかと思いましたが、黒い正中線が一本通っています。クロスジコウガイビルのようです。

20160724.jpg
(20160722 千葉市緑区)

このコウガイビルの仲間は、ヒルとは言ってもヤマビルやチスイビルとはおおいに違う仲間で、人の血などは絶対に吸わず、カタツムリやナメクジ、ミミズなどを捕食しています。この写真のコウガイビルは体長4cm程度でしょうか。巻きつかれているのはコハクオナジマイマイのようです。

捕食行動とは言え、こうなるとたいへん動きが少ないので、15分後、もう一度見に来ました。

201607241.jpg
(20160722 千葉市緑区)

実はコウガイビルの口は先端ではなく腹部、人間で言うとおへそのあたりにあるため、このようなかっこうになるのです。さらに2時間経過すると、

201607242.jpg
(20167022 千葉市緑区)

食べるだけ食べたらしく、離脱をはかっているところ。これだと口のありかがはっきりわかりますね。最初の写真に比べるとずいぶん膨れているのがわかると思います。全部のダイジェストを動画でどうぞ。クロスジコウガイビルはクロイロコウガイビルとともに日本の在来種で、湿った森林や民家の庭などでよく見られます。



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オオミスジコウガイビル

2015.07.01(Wed)

谷津の奥の暗い林床で、こんな生き物に出会いました。

20150701.jpg
(20150629 佐倉市)

・・・ツヤッツヤですね。オオミスジコウガイビルです。

ヒルと言っても、人の血は吸いません。チスイビルなどは環形動物、こちらは扁形動物というのに属しており、分類的にもずいぶん違う仲間です。この種の餌は主としてミミズです。地面の状態を見ればわかる通り、このヒルが陣取ってるのはまさにミミズの糞塚の真上。ゆっくりとミミズを探す動きを動画でどうぞ。



このオオミスジコウガイビルは外来種です。原産国は中国南部とも東南アジアともいいます。86年に国内で初めて発見されましたが、その場所は何と皇居。昭和天皇も研究されています。とにかく非常に大きくなり、時に1mを越えることもあります。この写真のは15cm程度でしたが、近くにはもう少し大きいのも見つけました。名前の通り、黄土色のボディーに茶褐色の縦縞が3条入っているのが特徴です。

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Category: 扁形動物

22:24 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

クロイロコウガイビルの道路横断

2010.11.02(Tue)

雨上がりの日は生き物の観察にもってこいです。普段出会えない場所で、普段現れない生き物と出会える確率がかなり高いからです。

さて、この日出会ったのは、うにうにと道路を横断しているクロイロコウガイビル

体長は数cm。しかし、この個体はとても太っています。栄養がいいんでしょうか。

DAYLIGHT RAMBLER DAYLIGHT RAMBLER 
(20101101 千葉市若葉区)

クロイロコウガイビルは、人の血を吸ったりはしません。カタツムリやナメクジを食べて暮らしています。普段は石の下などに隠れているのですが、湿度の高い日などにはこうして出歩いたりするのです。

その動きを動画でご覧ください。

 
(20101101 千葉市若葉区)

ちなみに、名前の「コウガイ」というのはこの生き物の頭の形に由来するもので、「笄」のことです。日本髪を結った女性が頭の後ろにさしているあれのことですね。


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17:08 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

クロイロコウガイビル

2009.08.25(Tue)

コウガイビルは、ヒルという名前こそついていますけれど、実際のところはヒル(環形動物)の仲間ではなく、扁形動物に属し、プラナリアなどの親戚にあたる生き物です。


中には1m近くにも達する種がいることは有名ですが、このクロイロコウガイビルはそれほど桁外れの大きさにはなりません。庭で見つけたこいつも5、6cmというところでしょうか。



DAYLIGHT RAMBLER  

(20090821 千葉市若葉区)


庭石の上に引っ張り出したのは撮影のためのやらせでして、本来は石の下とか木の根っこのところのような物陰に住んでいます。雨上がりなどに這い出してくる姿は不気味であるものの、ヒルと言っても人の血など吸いませんので、草刈りの際などに見つけても殺さないでやってくださいませ。ナメクジなどを食べる肉食で、その口は何とお腹の中央にあります。ちなみに前述のようにプラナリアの親戚であるからして、ぶった切ると二匹に分裂して再生しちゃったりとかします。


動きはこんなふうです。


script_ameba_vision_movie,http://visionmovie.ameba.jp/mcj.php?id=2zs52qg75nW:bhae:No:df:y51p_H9fu.H/Uf7/xmLapgbUTigKJUd:Dx/P:xx:PT:WSAucafPfaJ.WhckOmiMq/&width=320&height=240&skin=gray 

(2009.8.21 千葉市若葉区)


水分が多いと俄然、元気になるようです・・・。そうです、水をかけて濡らしたのも撮影のためのやらせです。あぁ、俺って汚れた大人だぜ。

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23:32 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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