ノウサギ

2016.07.08(Fri)

森の中を歩いていて、開けたところに出た瞬間、10mほど先にノウサギが草を食べているのとばったり遭遇しました。

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(20160706 千葉市若葉区)

立ち止まり、そーっとカメラを取り出して撮影します。ノウサギは明らかに私に気づいており、警戒もしていますが、だからと言って食べるのをやめるということはなく、横目で私を見ながらはむはむと口の中の草を噛み続けています。

動画も撮ってみました。



立派な成獣です。日頃糞や足跡、食痕で確認していても、こうして日中出くわすのは、前にも何度か書いていますけれどやはり珍しいことです。食べ終わったウサギは、座ったまま私の方を気にしています。背中の筋肉が時折ぴくりと動くのも見えます。私としてはじーっと不動のまま観察するより他ありません。

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(20160706 千葉市若葉区)

およそ3分ほどこの状態で「お見合い」していました。その後、ウサギはぴょんと飛んでさらに10mほど離れた林縁に移動。なんだか道を譲られたような格好になった私は、そのまま「じゃ、またね」と言ってそろそろと通り過ぎたのでした。

▽ノウサギに関する過去の記事
トレイルカメラに映ったノウサギ 2016.2.6
ノウサギの足跡 2013.10.5
ノウサギの「ため糞」 2012.9.6
シュンランに残るノウサギの食痕 2012.4.10
ノウサギの糞 2012.3.2
ノウサギ 2010.3.28

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ハクビシン

2016.06.29(Wed)

谷津の奥に設置したトレイルカメラに、立派な成獣のハクビシンが写っていました。

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(20160617 袖ヶ浦市)

ほぼ完全な夜行性のハクビシン。これまで、この谷津でも何度もカメラに写っていましたが、いずれも夜間でした。この写真は午前10時頃撮影されたもので、こんな日中にうろうろしているのはかなり珍しいことです。

太く長い尻尾、そして顔の特徴的な白い模様もかすかにのぞいています。近辺には作業小屋などもありませんから、この個体はおそらく樹洞か何かで暮らしているのでしょう。そして、夜になると果実や小動物を探しているに違いありません。ハクビシンは都会でもしばしばその姿を見ることがありますが、心なしか、自然豊かな環境で暮らしている個体は体の線も野性味が溢れているような感じがしますね。

▽ハクビシンに関する過去の記事
手すりの上のハクビシンの糞 2013.7.27
ハクビシンの糞 2012.11.11
泥の上に残るハクビシンの足跡 2012.6.10
ハクビシンの足跡 2012.4.7
ハクビシンの幼獣(死体) 2009.10.1

Category: 哺乳類

22:00 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

夜間、水辺に現れたニホンイタチ

2016.03.29(Tue)

谷津田の春。まずはアカガエルが産卵に現れ、地域によってはトウキョウサンショウウオも現れ、次にヒキガエルも・・・と次々と両生類が水辺に現れるのは、周囲の環境が良く、田んぼが荒廃していないひとつの証左。それらの両生類は、様々な捕食動物を誘引し、その餌ともなります。

こうしてイタチもやってきます。


(20160229 袖ヶ浦市)

この時設置していたトレイルカメラには、この映像以外にも、イタチが水中を泳ぎ回る素晴らしいシーンが撮影されており、何とかそれをアップロードしたかったのですが、トラブルでアップできませんでした。

魚、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類。様々な小動物を巧みに捕食し、時には自分より大きな獲物さえ倒してしまう小さな猛獣・イタチ。カメラを回収に行った時、泥の上には小さなモミジのような足跡が残されていました。

▽ニホンイタチに関する過去の記事
ニホンイタチの轢死体 2012.7.13
ニホンイタチの足跡 2012.6.11
ニホンイタチ 2010.12.21

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Category: 哺乳類

20:11 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

両生類の卵をあさるアライグマ

2016.03.13(Sun)

今年も谷津田に春がやってきました。

冬眠から覚めた両生類が水辺に降りてきて、繁殖行動を始めています。すると、それを捕食するために様々な動物が集まってきます。

畔に仕掛けたトレイルカメラに、アライグマが映し出されていました。


(20160307 袖ヶ浦市)

水中にするすると入って行き、器用に両手を動かして餌を探し、何かをしゃくい取っては食べたりもします。食べているのはアカガエルの卵塊に違いありません。この、手を巧みに使う採食行動は、この季節、同じように水辺に集まってくるタヌキやイタチにはないものです。千葉県内のアライグマは年々増加しており、農業被害とともに希少な両生・爬虫類、とりわけこうしたアカガエルやトウキョウサンショウウオ、またニホンイシガメなどへの食害が次第に顕在化しています。房総半島では、と言うよりも日本ではアライグマには天敵がいないため、自然状態ではその増加に歯止めはなかなかかかりません(原産国の北米ではオオカミやピューマなどが天敵となります)。これは、本来の生息圏ではない土地に移入された生物が爆発的に増加してしまう、典型的なパターンのひとつです。

この動画のアライグマは尻尾が妙に細く見えます。ことによると疥癬にかかっているのかもしれません。アライグマの疥癬は、ネコの疥癬と同じダニによって引き起こされる、という研究もあります。さらに注意して見守りたいと思います。

※アライグマ
特定外来生物


▽アライグマに関する過去の記事
アライグマの足跡 2012.4.22
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イノシシの糞

2016.02.27(Sat)

谷津の入り口の明るい草地に、このような大型のう〇こが転がっていました。

20160227.jpg
(20160225 袖ヶ浦市)

イノシシ大先生のうん〇です。丸い塊がいくつもつながった形状が特徴的です。モスラ型ですね。あたりを調べると、

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(20160225 袖ヶ浦市)

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(20160225 袖ヶ浦市)

201602273.jpg
(20160225 袖ヶ浦市)

あるわあるわ、〇んこだらけ。ほぼ土に還りかけているものから、明らかに新しいものまで。おまえら、みんなでここをトイレに使いやがったな!

木の枝でほぐしてみると牧草のような草が多く、良く消化されていて臭いもあまりありません。みんな腸の調子がいいようです。10メートル四方くらいにあまりにもたくさん散らばっていて、踏んづけないようにするのが一苦労でした。

▽イノシシに関する過去の記事
イノシシの幼獣(ウリ坊) 2015.8.21
イノシシの下顎骨 2014.8.10
センサーカメラに映ったイノシシ 2014.1.31

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プロフィール

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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