DAYLIGHT RAMBLER

日々に出会った様々な動植物について綴っていきます。文章及び画像の無断転載禁止。

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トウブハイイロリス

4月27日から29日まで、例によって詩の朗読のお仕事でカナダはモントリオールに滞在しておりました。

モントリオールの街中では、たくさんのリスに出会いました。

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(20180427 カナダ)

まことにかわいらしいこのリスたち。トウブハイイロリスといって、アメリカ合衆国からカナダ南部まで幅広く生息しているリスです。おそらく人に餌をもらい慣れているのでしょう。すぐ近くまで近寄ってくる個体もいます。

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(20180427 カナダ)

地面を掘り返して何か食べている様子を動画に撮ってみました。



白い個体とも1頭出会いました。いわゆるアルビノではなく、白化個体のようです。

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(20180427 カナダ)

動画もどうぞ。モントリオールの街にはまだ雪が残っています。



実はこのトウブハイイロリスは、世界各国に人為的に移入され、各地で外来種問題を引き起こしています。とりわけヨーロッパでは在来のリス類と競合・駆逐しており、世界の侵略的外来種ワースト100にも選定されています。

そのため、日本でも外来生物法により特定外来生物に指定されており、飼育や放逐は厳しく規制されています。やはり、動物というのは原産国で出会うのがいいですね。

※トウブハイイロリス
特定外来生物

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[ 2018/05/02 22:01 ] 哺乳類 | TB(-) | CM(0)

カエルを捕食するニホンイタチ

この日は谷津田の調査ミッション。お昼前、斜面林によじのぼって圃場を見下ろしていると、現地スタッフのUさんが「イタチがいるよ」と指さします。なるほど、十数メートル下の土水路に渡したフタの上にイタチがいて、カエルを食べていました。

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(20180416 千葉県)

なかなか立派なイタチです。あとでこのイタチがいた場所を計測したところ、頭胴長は30cmを越えていました。イタチはどうもこちらに気づいているようですが、上から下に見下ろす格好になっているせいか、逃げようともせずにせっせとカエルを食べています。カエルはシュレーゲルアオガエルのようです。この日は多数の個体が近隣の水路に出てきていました。温かくなり、繁殖のために這い出してきたところを襲われたものでしょう。動画でどうぞ。



この動画でもクリーム色のものを食べずに残しているのが見えますが、これはカエルの胎内の卵塊。結局、最後まで食べずに放置してありました。

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(20180416 千葉県)

あとで見に行くとそっくりそのまま残っていました。そういえばイタチがカエルの卵塊を食べているところはあまり見ません。「食べたくない」と思う何かがあるのでしょう。

この谷津田では、日頃、イタチの足跡や糞などはよく見かけますし、直接出くわすこともあります。しかし、こうして日中にまとまった時間、その姿を観察することができる機会は貴重なものです。カエルを食べ終えたイタチはひょいとフタの下にもぐりこみ、水路づたいに去ってゆきました。

▽ニホンイタチに関する過去の記事
夜間、水辺に現れたニホンイタチ 2016.3.29
ニホンイタチの轢死体 2012.7.13
ニホンイタチの足跡 2012.6.11
ニホンイタチ 2010.12.21
[ 2018/04/16 22:28 ] 哺乳類 | TB(-) | CM(0)

コキクガシラコウモリ

コキクガシラコウモリは、昨日紹介したキクガシラコウモリよりさらに二回りほど小さく、体長は4cmほどしかありません。洞窟の天井からぶら下がっていると、大きな耳とあいまって、角度によってはまるで猫のおもちゃか何かのようにも見えます。

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(20170314 いすみ市)

空を飛ぶコウモリというのはたいへん体重が軽くできていて、このコキクガシラコウモリの場合、5gから9gくらいしかないそうです。これは500円硬貨一枚分程度の重さでしかありません。この洞窟ではやはり多数が冬眠中で、ほとんど身動きもせずにじっとぶら下がっておりました。

コウモリという動物は不思議なもので、どのような過程をたどってこの形態になったのかは実のところよくわかっていません。最古のコウモリの化石は5000万年以上前のものですが、その時にはすでに我々の知っているこのコウモリの姿をしていたのです。近年の遺伝子解析による研究からは、何と奇蹄目や食肉目にわりあい近縁であるらしいことが示されています。このコウモリと馬が遠い親戚筋にあたるとは、いやはや自然界というのはすごいものですね。

※コキクガシラコウモリ
千葉県RDB・C(要保護生物)
[ 2017/03/16 23:08 ] 哺乳類 | TB(-) | CM(0)

キクガシラコウモリ

たまあーと創作工房のこまちだたまお先生にお誘い頂きまして、房総のコウモリ研究の泰斗・大藪健先生のご案内のもと、洞窟探検に行って参りました。

まずは冬眠中のキクガシラコウモリが、天井からぶら下がっておりました。

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(20170314 いすみ市)

体長は7cmほどですので、見た目のボリュームは大きなガぐらいしかありません。それでも体毛が生えた姿はまごうかたなき哺乳類で、まことにかわいらしいものです。こうした洞穴をねぐらとし、夜間行動して昆虫を採食するという暮らしをしています。先に書きましたように現在は冬眠中ですので、あんまり動きません。

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(20170314 いすみ市)

ほんのわずかな岩の凹凸に、うまいこと足の指の爪を引っかけてぶら下がっています。間近で観察しますと、この足の爪はなかなか鋭く、忍者の使う道具のような機能性を感じさせます。

この日はこのようなコウモリを数百頭単位で観察することができ、夜もコウモリの夢を見るくらい圧倒的な経験をさせて頂きました。大藪先生、皆様、ありがとうございました。もう一種類、コキクガシラコウモリも観察することができましたが、それとこの洞窟で出会った他の生き物についてはまた明日以降。

※キクガシラコウモリ
千葉県RDB・C(要保護生物)

[ 2017/03/15 23:08 ] 哺乳類 | TB(-) | CM(0)

ノウサギ

森の中を歩いていて、開けたところに出た瞬間、10mほど先にノウサギが草を食べているのとばったり遭遇しました。

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(20160706 千葉市若葉区)

立ち止まり、そーっとカメラを取り出して撮影します。ノウサギは明らかに私に気づいており、警戒もしていますが、だからと言って食べるのをやめるということはなく、横目で私を見ながらはむはむと口の中の草を噛み続けています。

動画も撮ってみました。



立派な成獣です。日頃糞や足跡、食痕で確認していても、こうして日中出くわすのは、前にも何度か書いていますけれどやはり珍しいことです。食べ終わったウサギは、座ったまま私の方を気にしています。背中の筋肉が時折ぴくりと動くのも見えます。私としてはじーっと不動のまま観察するより他ありません。

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(20160706 千葉市若葉区)

およそ3分ほどこの状態で「お見合い」していました。その後、ウサギはぴょんと飛んでさらに10mほど離れた林縁に移動。なんだか道を譲られたような格好になった私は、そのまま「じゃ、またね」と言ってそろそろと通り過ぎたのでした。

▽ノウサギに関する過去の記事
トレイルカメラに映ったノウサギ 2016.2.6
ノウサギの足跡 2013.10.5
ノウサギの「ため糞」 2012.9.6
シュンランに残るノウサギの食痕 2012.4.10
ノウサギの糞 2012.3.2
ノウサギ 2010.3.28

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大島 健夫

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[ 2016/07/08 19:17 ] 哺乳類 | TB(-) | CM(0)

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