ヤママユ

2017.10.02(Mon)

夕方5時過ぎ。暗い林床に突然鮮やかな色彩が現れました。

20171001DSC_6301.jpg
(20171001 袖ヶ浦市)

ヤママユです。開張15cmになんなんとする立派な個体。その目玉模様とあいまって、極めて大きい印象を受けます。

幼虫の食草がブナ科のクヌギやコナラで、雑木林に生きるヤママユは、ヤママユガの仲間の常で、羽化した後は口が退化しており、いっさいものを食べません。次世代に子孫を残すために翅を獲得して空にはばたき、そして死んでゆくのです。

▽ヤママユに関する過去の記事
ヤママユ 2013.8.8
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Category: 昆虫類・チョウ目

13:07 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ニホンマムシの死骸に集まるツマグロヒョウモン、ウラギンシジミ

2017.09.30(Sat)

谷津田の農道で、少し変わった光景に出会いました。ニホンマムシの死体に、たくさんのチョウが群がっているのです。


(20170929 袖ヶ浦市)

この谷津にはこの2日ほど誰も入っていないそうですから、マムシは農家の人に踏み殺されたりしたものではありません。頭部が噛み潰されて裂けたようになっていましたから、そこらへんに足跡がたくさん残っているイノシシの仕業だったかもしれません。

やってきているチョウは、ツマグロヒョウモンの♂が1頭、それにたくさんのウラギンシジミです。どちらもこうした動物の死骸によく集まるチョウです。とりわけウラギンシジミはそうです。こうして死骸や獣糞などからミネラル分を補給しているのです。谷津田の水と土に生きたマムシは、チョウたちによって空に昇ってゆくのでしょうか。そしてこのチョウたちは、いつか土と水の中に帰ってゆくのでしょう。

※ニホンマムシ
千葉県RDB・B(重要保護生物)


▽ニホンマムシに関する過去の記事
ニホンマムシ 2009.9.29

▽ツマグロヒョウモンに関する過去の記事
ツマグロヒョウモン、セイタカアワダチソウで吸蜜する 2012.11.5
ツマグロヒョウモン(♂) 2009.10.19
ツマグロヒョウモン(♀) 2008.7.21

▽ウラギンシジミに関する過去の記事
ウラギンシジミ(♂) 2011.6.21
ウラギンシジミ(♀) 2010.2.3



Category: 昆虫類・チョウ目

11:56 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

コシロシタバ

2017.09.10(Sun)

翅の一対の白い斑点が特徴のコシロシタバ。こうして三角形にとまっていると目立ちませんが、翅を拡げると後翅に白い模様が目立ち、他のガと容易に見分けることができます。

20170909IMG_8994.jpg
(20170909 君津市)

幼虫の食草はクヌギやアベマキの葉で、成虫は樹液にやってきますから、里山の雑木林のガと言えましょう。そんなわけで、人の手が入った里山の広葉樹林でよく見ることができます。県内においては房総丘陵を中心に分布しており、千葉県のレッドデータブックには「D(一般保護生物)」として記載されています。

※コシロシタバ
千葉県RDB・D(一般保護生物)


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Category: 昆虫類・チョウ目

11:44 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ヤマキマダラヒカゲ

2017.09.09(Sat)

サトキマダラヒカゲとヤマキマダラヒカゲは、実によく似ています。見分けるポイントはいくつかあるのですが、これについてはここでくだくだと述べるより皆様個々でネットで検索したり図鑑を見たりして頂く方が早くてわかりやすいと思います。

というわけで、こちらがヤマキマダラヒカゲ。

20170909IMG_8962.jpg
(20170909 君津市)

コナラの樹液にやってきていました。その生態、幼虫の食草がイネ科植物であることなど、サトキマダラヒカゲとだいたい同様です。ただし名前の通りサトキマダラヒカゲよりも山地性で、千葉県内においては南部の房総丘陵に生息しています。この房総丘陵のヤマキマダラヒカゲは、標高の低い場所にも棲むことなど(そもそも房総には高い山なんてないですしね)生態的にも形態的にも他地域のものと異なっており、独自の房総半島亜種として記載されています。

※ヤマキマダラヒカゲ(房総半島亜種)
千葉県RDB・C(要保護生物)


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Category: 昆虫類・チョウ目

22:28 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ワタノメイガ

2017.08.30(Wed)

23日に灯火にやってきた虫たちシリーズ、今日はワタノメイガです。

20170823IMG_8741.jpg
(20170823 袖ヶ浦市)

白地に濃い褐色の複雑な模様がよく目立ちます。幼虫の食草がワタ、フヨウ、ムクゲ、オクラなどであることからその名がついています。とりわけ、しばしばオクラの害虫として扱われ、葉っぱをぐるぐる巻いてその中から食害することから「葉巻虫」とも呼ばれます。ツトガ科の中でもノメイガ亜科は非常に種類が豊富で、日本国内だけで数百種に及びます。その生態もまた、多様性に富んでいるのです。

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Category: 昆虫類・チョウ目

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プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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