ナミテントウの越冬

2018.01.04(Thu)

冬来たりなば春遠からじ。寒風吹きすさぶ中、里山の物陰にはあちこちで成虫越冬の昆虫たちがスタンバイしています。

公園の、日当たりのいいイヌシデの木に、『イヌシデ』と樹木名を表示する看板がくっついていたのをそーっとめくってみると、

20180103IMG_0167.jpg
(20180103 千葉県)

ナミテントウの一団が寄り集まって越冬していました。黒地に赤の二紋型が5、その変化形のが1、黄色に黒の多紋型が1ですね。近隣の木の看板も一通りめくってみましたが、越冬していたのはここだけでした。ナミテントウはこうした物陰で越冬するのですが、建物の隙間などでもよく越冬していることがあり、時には数十頭、あるいは三ケタの大集団でいることもあります。よく見るとその中にはカメノコテントウが混じっていたりすることもあります。越冬集団の発見は、色々な模様のパターンを一気に観察できるいい機会でもありますね。

▽ナミテントウに関する過去の記事
ナミテントウの変った模様 2017.12.4
ナミテントウの羽化 2010.6.26
ナミテントウの交尾 2010.2.16
ナミテントウ・今年もいろいろ 2009.5.27
ナミテントウ(黒地に黄色四紋型) 2008.7.1
ナミテントウ(オレンジに黒斑型) 2008.6.30
ナミテントウの羽化 2008.6.29
ナミテントウいろいろ 2008.6.23
ナミテントウ 2008.5.26

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Category: 昆虫類・甲虫目

12:13 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ナミテントウの変った模様

2017.12.04(Mon)

ナミテントウには、一見して同じ種類には思われないほど、実に様々な模様の変異があります。こちらにその模様の色々をまとめてありますが、この日はカメノコテントウの項で述べたように大量のナミテントウが日当たりの良い林縁に乱舞しており、写真を撮っていると口や鼻に入り込むほどでした。そんなわけで、これまであまり馴染みのなかった、あるいは写真を撮ったことがなかったパターンのテントウムシにも出会いましたので、以下に紹介いたします。

◎黒斑の大きい紅紋型。
20171129IMG_9748.jpg
(20171129 千葉県)

◎黒地に赤の多紋型
20171129IMG_9749.jpg
(20171129 千葉県)

◎六紋型
20171129IMG_9773.jpg
(20171129 千葉県)

◎多紋型の遺伝子が働いたのか、ちょっと不思議な模様
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(20171129 千葉県)

◎一見キイロテントウのような無紋型
20171129IMG_9784.jpg
(20171129 千葉県)

違う斑紋のナミテントウ同士でも、当然に交尾が成立するため、多数のテントウムシをチェックしていくと、大袈裟に言えば無限の模様の変異がありうるわけです。これからも変った模様のナミテントウを見つけたら、随時アップしていきたいと思います。

▽ナミテントウに関する過去の記事
ナミテントウの羽化 2010.6.26
ナミテントウの交尾 2010.2.16
ナミテントウ・今年もいろいろ 2009.5.27
ナミテントウ(黒地に黄色四紋型) 2008.7.1
ナミテントウ(オレンジに黒斑型) 2008.6.30
ナミテントウの羽化 2008.6.29
ナミテントウいろいろ 2008.6.23
ナミテントウ 2008.5.26

Category: 昆虫類・甲虫目

13:46 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

カメノコテントウ

2017.12.02(Sat)

体長が11~13mmにも達する美しい巨大なテントウムシ・カメノコテントウは、北総・南総問わず、県内では極めて減少している印象を受けます。

この日は、林縁のスギの木の幹に大量に集まっていたナミテントウに混じって、久しぶりに姿を見ることができました。

20171129IMG_9731.jpg 20171129IMG_9738.jpg
(20171129 千葉県)

カメノコテントウは、ナミテントウに混じって越冬することも多いようですから、これからこのあたりの樹皮の下か何かで冬眠に入るのでしょうか。肉食性テントウムシの中にあって、カメノコテントウはアブラムシを餌とせず、クルミハムシやドロノキハムシ、ヤナギハムシなどの幼虫を食べるという性質を持っています。これらのハムシは名前の通りクルミやドロノキ、ヤナギなどにつきます。それらの樹木が近くになければ、なかなか見つけることは難しいのです。

▽カメノコテントウに関する過去の記事
カメノコテントウ 2008.5.4

Category: 昆虫類・甲虫目

23:09 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ヨツボシモンシデムシ

2017.11.30(Thu)

動物の死骸に集まるシデムシの中でも、このヨツボシモンシデムシはわりあい鮮やかな色彩をしています。

20171129IMG_9663.jpg
(20171129 千葉県)

鞘翅にはオレンジ色のダイナミックな横帯が二列入り、よく見るとおでこのあたりには赤い斑紋があります。体長は1.5cmほどでしょうか。

このヨツボシモンシデムシは、夫婦そろって幼虫の世話をするという珍しい性質も持っています。房総半島では全域に生息していますが、多くの地域ではそれほど多く見かけません。その理由は、ひとつには夜行性であるということです。この派手な虫が夜な夜なせっせと動物の死骸を分解していると思うと、なんだかいとおしさに似たものを感じてしまいますね。

Category: 昆虫類・甲虫目

15:51 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ヒメガムシ

2017.10.31(Tue)

ゲンゴロウと並ぶ水生甲虫の有名どころ、ガムシにも実にさまざまな種類があります。このヒメガムシは、ガムシやコガムシなどとフォルムはそっくりですが小さく、体長は1cmちょっとくらいしかありません。

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(20171030 千葉県)

恐ろしい捕食動物であるゲンゴロウに対し、こちらは雑食で、動物の死骸から植物質のものまで様々なものを食べます。ゲンゴロウの泳ぎ方がスマートなのに比べ、こちらは何だかドタバタとしておぼれかけているようにも見えるのがご愛嬌。平地から丘陵地の池沼や湿地、水田などに生息していますが、近年では次第にその姿を見かけなくなりつつあります。

Category: 昆虫類・甲虫目

16:15 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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まで送っていただけると幸いです。

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