ハナグモの狩り

2008.04.30(Wed)

いきなりですが、私は趣味でちょっぴり、剣道と空手をしております。


で、私は弱いので、強い人とやるとすぐやられてしまうわけですが、やられてしまうといっても、通常、本気で生死がかかるかもしれない、という局面はなかなかあるものではありません。


殴られたり蹴られたりしても、気絶したり怪我をすることはあっても、人間、そう簡単に死ぬものではありません。床にひっくり返されても、受け身さえとれればなんとかなるだろう、と思います。まあ、私は下手なのでとれないことも多いですが。それに、命までとられることはまあ滅多にないだろう、と思います。そう思うと、自分より強い人間にも向かっていけます。やられても精一杯やるんだ、という気持ちでいけます。まあ、私はヘタレなのでそれでもビビッてしまうことも多いですが。


ですが、それは相手が自分と同じ人間だから成立している考え方です。もしも相手がライオンだったりワニだったりしたら、とてものこと、やられても精一杯なんていう気持ちで向かっていくことなんてできません。


野生の生き物の場合、種類の異なる相手と身体的な力のやり取りをするということは、多くの場合、負けた方は命を失うことを意味します。特に、捕食動物との戦いに敗れた場合、それは確実なものです。絶対死ぬわけです。必ず死ぬわけです。食べられてしまうわけです。次はありません。リベンジもありません。


それが自然の姿です。



   

(20080427 千葉市若葉区)


このハナグモは雄ですね。雌はカラーリングが全然違い、頭が緑、お腹がクリーム色です。そして、雄の倍くらい大きいです(この雄は4mmくらいしかない)。花に集まる昆虫を待ち伏せし、このように捕らえます。捕まっているのはハバチの仲間でしょうか。


寿命を迎え、大往生を遂げることのできる小動物はほとんどいません。彼らは食物連鎖ピラミッドの上位者の栄養分となることでその一生を消費してゆきます。この日、ハナグモは獲物を捕食することができましたけれど、次の日には小鳥か何かに捕食されてしまうかもしれません。


この写真から三日経ちました。


このハナグモの中でどのように時間が過ぎているのでしょう。そして、彼はまだ生きているでしょうか?

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Category: 鋏角類

21:54 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ナガメの交尾

2008.04.27(Sun)

ということで、この項は露骨な性的描写を含んでおります。18歳未満の子供は帰・・・るかどうかは各自でてきとうに判断するように。


例によっていきなり無修正画像からスタートです。



   

(20080427 千葉市若葉区)


ナガメの交尾です。「長めの交尾」だと思った人、廊下に正座。ナガメは「菜亀」と書きます。菜の花のカメムシという意味です。体長1cm弱、黒地に赤の模様が派手ですね。名前の通り、アブラナ科の植物の汁を吸って生活しています。カメムシの口はとがったストローみたいになっていて、それを刺し込んで吸うのです。中にはサシガメなんていう肉食性の種類もいます。このカップルは、私がうっかり、カメラの端で止まっている茎に触れてしまったため、ふたりして真っ逆さまに地面に向かって転げ落ちてしまいました・・・ごめんね。



   

(20080427 千葉市若葉区)


単体で見るとこんな感じです。昔、どっかの博物館でこれにそっくりな舞楽面を見たことがあって、それ以来、この虫を見るとどうにも人の顔に見えて仕方ないです。

Category: 昆虫類・カメムシ目

23:48 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ギンイチモンジセセリ

2008.04.27(Sun)

セセリチョウの仲間って一見、蛾みたいですけど、でもやっぱり蝶なんです。


   

(20080427 千葉市若葉区)


草のたくさん生えた河川敷なんかにいる蝶で、この写真を撮ったのはまさにそういうところで、けっこうたくさんいたのですけれど、各地で開発の余波を受けて減少しており、地域的絶滅に至っているところも多いようです。


羽の白いラインが、「ギン」イチモンジセセリの名の由来です。ちなみに表側は真っ黒です。頼りなさげにパタパタと飛んでゆく姿には不思議なはかなさと情感があって、見ているといつも胸が締めつけられるような気がしてしまいます。

Category: 昆虫類・チョウ目

23:30 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ナナホシテントウ+その幼虫

2008.04.27(Sun)

かわゆいナナホシテントウですけれど、その幼虫はこんなであります。



   

(20080427 千葉市若葉区)


アブラムシを食べて大きくなるのだよ・・・というのは理科の教科書にも書いてありましたね。カラーリングも形態も成虫とはまったく異なるこの姿。



 

(20080427 千葉市若葉区)


けっこうよく動くのでピントが合わせにくいこと。やがてこれがさなぎを経て成虫になると、こうなります。すぐ近くにいました。



   

(20080427 千葉市若葉区)


あれがなんでこうなるのか。つくづく自然はすごいです。成虫になっても食べるのはやはりアブラムシという点は変らないわけですが。

Category: 昆虫類・甲虫目

23:16 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

キクヅキコモリグモ

2008.04.27(Sun)

ウヅキコモリグモ は草むらによくいますが、このキクヅキコモリグモは田んぼとか水辺によくいます。


菊月って旧暦の九月ですけど、あったかい間はずっといるようです。



   

(20080427 千葉市若葉区)


水が張られたばかりの田んぼの畦のヘリにじーっとしていました。その気になればけっこう器用に水面を走り回ります。子供の頃、「クモは悪い虫をやっつける神様のお使いなんだよ」と教わった人もいると思いますけれど、このクモなどは水田の害虫をよく食べる農業の味方です。農薬とか除草剤マキマキの田んぼにはすぐいなくなっちゃいますけどね。だいたい傾向として、害虫よりもそれを捕食する益虫のほうが薬剤感受性が強いと決まっているようで。やるせないことです。


 

(20080427 千葉市若葉区)


このクモはそうとう大きいほうで、体長1.5cm近くありました。背中の中央上側の真ん中らへんに短くて黒い縦縞がありますね。これで他のクモと見分けられます。

Category: 鋏角類

23:00 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

クマバチ

2008.04.25(Fri)

スオウの花に、大量のクマバチが蜜を求めて集まっていました。



   

(20080422 千葉市若葉区)


クマバチは、図体もスズメバチと同じくらい大きいし、羽音もすごくて見かけは怖ろしげですが、おとなしくてやさしいハチです。ほとんど刺したりしませんし、近寄っても平気です。まあ、これで性格が凶暴ですぐ刺すハチだったら、私だってのこのこ群れの中に入ってマクロモードで写真なんか撮りません。←根性なし


 

(20080422 千葉市若葉区)


それにしてもパワフルなはばたきです。ヘリコプターみたいな音がします。図体のわりに羽が小さくて、現代の航空力学ではどうしてこの形状で飛べるのか完全には解明できない・・・なんていう話もあります。ですが現実に飛んでいるのですから仕方ありませんな。人間の科学がいかに素晴らしいといっても、やはり自然に追いつくのはそう簡単でない場合もあるようです。



 

(20080422 千葉市若葉区)


確かに不思議な気もしますね。これがどうして高速で飛べるのか・・・

Category: 昆虫類・ハチ目

23:29 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

ニホントカゲ

2008.04.25(Fri)

足元でカサコソ音がしたので見下ろすと、立派なニホントカゲ発見。


  

(20080421 千葉市若葉区)


よく、カナヘビのことをトカゲだと思っていらっしゃる方がおりますが、見ればすぐわかります。トカゲはこのように滑らかでつるっとした感じです。黒地に金色の筋が入っていて、尻尾がブルーのメタリックですごく綺麗なのは幼体で、成熟するとこのように茶褐色になります。


最近、確実にだんだん少なくなってきていますが、いるところにはまだけっこういます。とは言え、捕まえようとして慌てて手で押さえたりしてはいけません。ご存知の通り、自分で尻尾を切る「自切」をするからです。昔うちで飼っていた猫などは、鳥でもネズミでも簡単に捕まえる猫でしたが、トカゲだけは苦手で、切れたあとヒョコヒョコ跳ね回る尻尾と果てしなく格闘して本体のほうは逃がしてばかりいました。



 

(20080421 千葉市若葉区)


それ以前に、めちゃくちゃ素早い&この茶褐色が保護色なため、草むらや落ち葉の中にきっちり入ってしまうと見失ってしまいがちです。上の写真、どこにいるかわかるかな~?

Category: 爬虫類

23:08 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ヒヨドリ

2008.04.25(Fri)

ヒョードル・・・もとい、ヒヨドリです。



  

(20080421 千葉市若葉区)


やたら声がでかく、小鳥等には強気に出るのに人を見るとすぐ逃げてしまうという印象のあるヒヨドリですが、時にはこのように、目と鼻の先に降りてきてうろうろしていたりします。


世の中、そうとう生き物に関心のない人でも、ヒヨドリを知らない人はおそらく多くはいないでしょう。野菜や果樹を荒らすってんで近頃は害鳥扱いされることが多いですが、ツバキの花とかの受粉を助けたり、夏場の農業害虫を食べたりとあちこちで人間にとって益になってもいるわけです。まあ、こちらの都合だけで害だの益だの決められても鳥たちはそんなの知ったこっちゃないわけですが。


右を向いても左を向いても、田舎にも都会にもたっぷりいますが、実のところ、ヒヨドリは日本列島以外にはあまり分布していないのだそうで。と言うことは昔の浮世絵とかと一緒で、その素晴らしさが一番わかっていないのはいつも接している我々日本人なのかもしれません。そう思って改めて写真を見ると、何やら脳天の冠羽だとか微妙に内股な足つきとかにも、そこはかとない東洋の神秘が詰まっているような気が・・・しないこともないような。

Category: 鳥類

22:50 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ベニシジミ

2008.04.22(Tue)

色彩が美しく数も多いベニシジミは、親しみを持っている方も多いのではないでしょうか。



   

(20080421 千葉市若葉区)


幼虫は畦とかに生えているスイバ やギシギシを餌にするので、田んぼの周りでは非常によく見かける蝶です。よく一ヶ所にとまってじっとしているので写真を撮るのもわりかし簡単で、私のような下手っぴにはちょうどいいです。


 

(20080421 千葉市若葉区)


上二枚と同じ個体がいったん飛び上がり、近くのタンポポの花にとまり直したところです。左側の羽が少し欠けてますね。


草花だけでなく、こんなふうに地面にとまって物陰でじっと休んでいたりもします。


 

(20080421 千葉市若葉区)


今の季節、水が満々と張られたばかりの田んぼとその周囲の新緑の色彩というのはそれだけでほんとうに美しくて、そこを足元をこのベニシジミなどのさまざまな蝶が舞い、カエルの声が聴こえてきますと、そういうものを享受できる場所にいるということがどれだけ幸せなことかと思います。昔はそういうことが当たり前すぎて何とも思いませんでしたが、私も30を過ぎ、東京にも住み、はなはだ乏しいながらも自分なりにいろいろな経験をして、今ははっきりわかります。それはすごくすごく幸せなことなのです。

Category: 昆虫類・チョウ目

22:07 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

スイバ

2008.04.22(Tue)

イタドリ の項で、スカンポという別名の混乱についてちょろっと書きましたけれど、こちらがスイバであります。日当たりがよければどこでもOK、という感じで生えております。



   

(20080420 千葉市中央区)


スイバってやっぱりかじるとすっぱいから「酸葉」というのですが、すっぱいのはシュウ酸のせいで、あまりかじり過ぎると体に悪いという話です。今時こんなものかじりすぎる人もいないでしょうが、私の親くらいの世代はリアルに料理して食卓に乗せたりした経験があるわけですね。ゆでて食べるわけです(花ではなく若芽や葉を)。


花を拡大するとこのようになっていて、



 

(20080420 千葉市中央区)


さらに拡大するとこんな感じ。


   

(20080420 千葉市中央区)


実は恥ずかしながら私もあまりまじまじと見たことがなく、ズームにしたデジカメのモニターの画面を見ながら「へえー、こんなだったんだ」と普通に感心してしまいました。身近っぽいものほど実はディテールがよくわからなくなりがちという、灯台アンダーダークを絵に描いたような事例であります。

Category: 山野草

21:36 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ヒダリマキマイマイ

2008.04.21(Mon)

何も言わずにこれを見てください。ジャーン。



   

(20080419 千葉市若葉区)


単純にデカい。かなりの迫力です。私の左手の人差し指と比べると、こうであります。



 

(20080419 千葉市若葉区)


私の手はかなり小さく、今までの人生で出会った、成人男性で自分より手の小さい人というのは一人しかおりません。空手の先輩でTさんといって、四年ほど前に全国大会の一回戦で私と戦った人ですが、かように私の手が小さいといっても、やはり人差し指の基部から先端まで8cmくらいはあるわけです。


 

(20080419 千葉市若葉区)


いかにもこう、年を経た大物という感じがしますね。


カタツムリの寿命についてはよくわかっていないそうですが、ヒダリマキマイマイの場合、数年くらいらしいです。この個体はどのくらい生きてきたのでしょうか。


残念なことですが、日本において、カタツムリは年々、減っています。


移動能力の劣るカタツムリは、生息環境の悪化の影響をもろに受けます。昆虫や鳥なら、一度何らかの事情で環境が破壊されてもその都度逃げ出し、復元されればまた戻ってくるということがある程度とは言え可能ですが、カタツムリは食物になる草のある場所でのみ生活し、しかもまことにのろいので、そういうことが全く不可能なのです。一度生息環境を失えばそのままそこで滅びるしかなく、全く同じ環境が再生されたとしても、いなくなってしまったものは二度とそこに住むようにはならないのです。


皆様、木を切ったり薮を伐採したりする際には、もしその余裕があり事情が許すなら、どうかちょっとだけ立ち止まって確認してみてください。そこにカタツムリがいないかを。

Category: 貝類

22:36 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ムラサキケマン

2008.04.21(Mon)

この季節、森の中の陽のあたらない道沿いなどによく咲いているのがこのムラサキケマンです。


  

(20080418 千葉市若葉区)


漢字で書くと「紫」。華鬘というのは仏殿の中に飾る、花輪を象った装飾のことで、文化財としても美術品としても各地のお寺に素晴らしい物が残されているので、興味のある方は調べてみてください。とにかく、このムラサキケマンは別に華鬘に似ているとは思えませんが、近縁の「ケマンソウ」はなるほど華鬘に似た形をしていて、ムラサキケマンはそのケマンソウに分類的に近く紫色をしているということでムラサキケマンと名づけられている・・・という非常にややこしい三段スライド式の命名です。


  

(20080418 千葉市若葉区)


先端が濃色の、切れ込みの入った筒状の花がとても美しいですが、この日、私がちょっと息をのんだのは、上がったばかりの雨粒が付着したままの葉のたたずまいで、その姿は幻想的でさえありました。


  

(20080418 千葉市若葉区)

ただ、美しいものには何とやらの例えのとおり、この植物も恐ろしい面があり、傷をつけると臭い匂いがしますし、さらにアルカロイドを含んでいて、食べると内蔵機能の麻痺を起こして命にかかわる場合があるそうです。お気をつけください。

Category: 山野草

22:03 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ドバト

2008.04.21(Mon)

ドバトはヨーロッパ、ユーラシア大陸及び北アフリカを原産地とするカワラバトが家禽化され、しかるのちに改めて野生化したものだそうでして、日本に入ってきたのは意外と古く、奈良時代には既に移入されていたようです。今となっては大多数の人にとって、「ハト」という言葉で思い出すのはまずこのドバトでありましょう。



 

(20080416 千葉市中央区)


こんなふうに公園とかに群れをなしているのはすっかりおなじみですね。この一団はベンチに座っていた女性が落としたスナック菓子を目当てに集まってきたようでした。


  

(20080416 千葉市中央区)


一羽一羽カラーリングが異なっていておもしろいですね。在来のキジバトと比べると肩幅が広く、がっちりした体型です。


ちなみに比較のためにあらためてキジバト。



  

(20080326 千葉市中央区)


同じ公園内で撮ったものですけど、そのたたずまいや生活環境の違いが何となくイメージできるかと思います。


鳴く時はこんな風に喉をふくらませます。


  

(20080416 千葉市中央区)

この鳴いてたハトは群れの中で一番大きくて偉そうなハトで、



  

(20080416 千葉市中央区)


途中からこのように杭の上にふんぞりかえっておりました。「わはは!人がゴミのようだ!」という叫びが聴こえる気がします。<そうか?

やがてこのハトが飛び立つと、それにつれて群れ全部がわらわらと飛び去ってゆきました。

Category: 鳥類

21:36 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

イタドリ

2008.04.19(Sat)

過日イタドリハムシを取り上げましたが、それでいながらイタドリそのものを取り上げないのは何となく片手落ちな感が否めないのではないかということを表明するにやぶさかではないということを私の心象として申し上げておきたいという次第なわけです。<議会中継かよ


で、これがイタドリです。



  

(20080415 千葉市若葉区)


都川沿いにいっぱい生えております。このまま放っておくとさらにぐんぐん大きくなり、人の背丈くらいになります。秋になると花も咲きます。 



 

(20080415 千葉市若葉区)


小さいうちは山菜料理にしたりしますが、このくらいの高さになるともうあんまりうまくないそうです。(通りすがりの婆様・談)


竹みたいに節がありますが、折ってみると中は中空になっていたりして、そのせいか「スカンポ」と呼んだりもするようです。ところがうちのほうで「スカンポ」というとスイバのことだったりして、そのへんは土地それぞれであります。

Category: 山野草

23:58 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ズグロオニグモ

2008.04.18(Fri)

頭黒鬼蜘蛛。


漢字で書くと何やらすさまじいですが、実物はこのように、わりとかわいいクモです。



 

(20080414 千葉市若葉区)


体長も1cm前後しかなく。強いて言えば背中の模様の縁取りがギザギザになっているところが多少鬼っぽいですが、まあオニグモの仲間って実際にはあまり怖ろしげじゃないのが多いですよね。


少し引いて網の形をみるとこんなです。


 

(20080414 千葉市若葉区)


体の大きさに比べてなんだかずいぶんアバウトな網のような気もしますが、用水路の橋の下でカゲロウだのガガンボだのを捕らえるには、これはこれで合目的的なのでしょう。この写真を撮ったのは夕方6時前なのですが、ズグロオニグモは夜行性で、夜の訪れとともに網に現れるので、この時はわりと配置についたばかりだったのかもしれません。


今を去ること二十五年ほど前、この橋は丸木橋で、たもとには土嚢が積み上げてありました。下を流れている用水路は曲がりくねった小川で、ちょうどこの真下あたりに水草が生い茂って魚が群れをなしておりました。田んぼそのものの風景は昔とほとんど変ることはありません。しかし、その中身は確実に変っています。この橋で川遊びする子供は、もはやひとりもおりません。ただ二十五年前に大勢の友人たちとここで遊んでいた私が、二十五年後にひとりでクモの写真を撮っているだけです。

Category: 鋏角類

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ヒメオドリコソウ

2008.04.17(Thu)

こんばんは。なかなか更新が追いつかず、雨だれの音を聴きながら「このまま布団に入ったら寝ている間に親切な小人さんが代りにブログをアップしてくれないだろうか・・・」などとふと妄想しがちな今宵、皆様いかがお過ごしでしょうか。


今回はヒメオドリコソウでございます。



 

(左20080413 右20080414 千葉市若葉区)


畦道や道端などあちこちにこのように群生しているこの植物ですが、地味でもっさりとしているようですけれど、顔を近づけてまじまじと見てみると、非常に繊細かつ有機的な配色&造形で、自然というのはすごいものだと思わされます。花の一つ一つを拡大してみると、こんなふうになっているのです。



 

(20080413 千葉市若葉区)


この植物に関して、私には小さい頃、近所の大人に、「ホトケノザ の栄養が悪いのがこれになるのだよ」と大ウソを教わり、高校生になるまで信じていて、訳知り顔で人に話して恥をかいたという暗い過去があります。『アンジェリーナ・ジョリー』をつい最近まで『アンジェリー・ナジョリー』だと信じていたことと並んで、できれば秘密にしておきたい心の傷です。


そのホトケノザとは、同じ目、同じ科に属し、生えている場所や季節も被り気味で雰囲気も確かに似ていますが、やはり別種です。


あらためてこっちがホトケノザ。



 

(20080414 千葉市若葉区)


ちなみに、ホトケノザは在来種もしくは史前帰化植物だそうですが、ヒメオドリコソウは明治時代に移入されたヨーロッパ原産の比較的新しい帰化植物です。考えてみると私の祖父の祖父くらいの年代には、このブログの山野草カテゴリーで取り上げている植物のうち、セイヨウタンポポもオオイヌノフグリもヒメオドリコソウも日本には存在しなかったわけで、もしも私の存命中にタイムマシンが完成したならば、私は未来ではなくその時代の千葉の野山を是非見てみたいと思います。

Category: 山野草

22:21 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

タチツボスミレ

2008.04.16(Wed)

春といえばタチツボスミレの花ですね。



   

(20080413 千葉市若葉区)


日当たりの良いところから悪いところまでいたるところに咲いておりますけれど、私にとっては桜以上に季節感を感じさせてくれる花です。なんと申しましょうか、群生していっぱい咲いていても「この美しい私を見て見て!」というオーラをあまり発せず、どこか控えめでそれでいてしっかり綺麗なところがすごく良いのでございます(断っておきますが完全に主観ですよ)。


雨に濡れたりするといっそう雰囲気が出て、



 

(20080413 千葉市若葉区)


何かちょっと、不思議な場所に迷い込んだような気がしますね。


こちらは近所の神社の境内にあった花です。


   

(20080414 千葉市若葉区)


やがて花が終わると、葉の間から茎がぐんぐん上に向けて伸び始めます。そこで「立ち」ツボスミレ、という名前がついているのです。

Category: 山野草

23:10 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

チャバネクシコメツキ

2008.04.16(Wed)

さっきから12日の記事がえんえんと続いておりますが、この日は前の夜に五反田でオールナイトのイベントに出演後、朝帰ってきてほとんど日がな一日親の農作業を手伝っておりましたもので、ずっと野外にいたため、多くの生き物を目にしていたのでございます。たくさんの生き物の写真を撮れるのは嬉しい反面、徹夜明けなので実に眠うございました。


そういうわけで(どういうわけだかわかりませんが)、次はこんな虫です。



 

(20080412 千葉市若葉区)


コメツキムシです。チャバネクシコメツキ、だと思います(もし万一違っていた場合、気づいた方がいらしたらどうかご教授賜れれば大変、幸いです)。体長は8mm前後です。


コメツキムシって、子供の頃やってみた人も多いと思いますけど、仰向けにひっくり返しておくと後頭部を地面にぶつけてその反動で大ジャンプし、猫の受け身みたいに回転して元に戻ってしまうという大変おかしな習性があり、反動で飛び上がれるくらいですから胸部から先が縦方向によく動き、指でつかまえたりするとコキコキとお辞儀のような動作をする様子が米搗きに似ているということでコメツキムシと呼ばれているという、なんだかかわいそうな気がしなくもない命名由来の虫です。



 

(20080412 千葉市若葉区)


触覚が実に立派ですが、このエンジ色と黒のツートーン、なんか早稲田大学のスクールカラーふうで、OBのはしくれである私としては、早稲田もこの虫を「校虫」とかいってシンボルにすればいいのではないか・・・と提案する次第なわけです。さすれば大学の運勢も上がり、いちいちしょっちゅう寄付金の振込用紙を送ってこなくても(一円も寄付したことない)、自然と収入アップ間違いなし!なのではないかと!どうですか、総長!


ううむ、建設的な提案をした後は気分がいいなあ。はい、次いきましょう。

Category: 昆虫類・甲虫目

22:30 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ニホンアマガエル

2008.04.16(Wed)

アズマヒキガエルだけでなく、他のカエル類も続々と行動を開始する今日この頃です。既に3月の終りからアマガエルの声がそこここから聴こえておりましたが、なんとなく姿は見ずに日が経っておりまして、この日、畑仕事を手伝っておりましたところ、足元からバラバラと数匹飛び出してきたのが今年のアマガエル初目撃でございました。


とりあえず一匹だけ写真が撮れました。いついかなる時もデジカメを身につけっぱなしの私。もはや病でございます。



  

(20080412 千葉市若葉区)


草むらをうろうろしていたもので、微妙な保護色がついております。環境の悪化その他の要因により、かつては身近だった多くのカエルがどんどん姿を消してゆく昨今ですが、アマガエルはなかなか減らないようです。環境適応能力が比較的高く、体のサイズ自体が小さい上に指に吸盤があるためごく小さな水場にも産卵でき、しかも成長するとほとんど水から離れて生きてゆけます。それでもなお、雨が降ろうとしているのにアマガエルの鳴き声がどこからも聴こえなくなる日がもし来るとしたなら、その時は我々人間だって到底無事ではいられないでしょう。

Category: 両生類

22:06 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

カラスノエンドウ

2008.04.15(Tue)

カラスノエンドウは、本当にいたるところに元気に生えてまいります。


これ、私の親が作ってる畑の一角ですけれど、ちょいとほったらかしにするとこの有様。


   

(20080412 千葉市若葉区)


花を拡大するとこうです。意外に複雑な形。


   

(20080412 千葉市若葉区)


今となっては誰もこんなものは食べませんが、一応ソラマメの仲間で、若芽も花も、花が終わった後の、エンドウマメみたいな鞘に入ってる黒くてプチプチした実も、食べようと思えば食べられる・・・らしいです。飢饉になったら試してみるとしましょう。


 

(20080414 千葉市若葉区)


こちらは田んぼの畦道で、夕陽をふわあっと浴びておりました。とにかく人の営みの近くに生えている印象がありますが、これも帰化植物で、ものすごく古い時代に日本に入ってきたらしいです。そのもともとの原産地は地中海沿岸だそうですので、こんなところにもシルクロードがその影を落としているのです。

Category: 山野草

22:51 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

カシルリオトシブミ

2008.04.15(Tue)

バス停でバスを待っておりましたら、ガードレールの手すりの上に何かきらきらしたものが落ちてまいりました。



 

(20080411 千葉市若葉区)


これは、カシルリオトシブミだと思います。大きさは3mmから4mmくらいです。名は体を現すと申しますが、この虫などその際たるもので、樫の葉とかで暮す瑠璃色のオトシブミ、というそのまんまな生態です。実際には樫以外にもいくつかの植物の葉を餌とするようです。


オトシブミというのは奇妙な名前ですけれど、この仲間は植物の葉を切って巻いて揺りかごのようなものを作り、その中に産卵して地面に落っことしておくという習性があり、これが、昔の日本人が、直接渡しにくい手紙(ラブレターとか告発とか)をわざと地面に落としておいたという、いわゆる『落とし文』にひっかけられてそのように呼ばれているわけです。昔の文書ってだいたい巻き物だったりするので、形状的にも似ていたのかもしれません。


一枚撮ったらすごく綺麗なので二枚目を撮ろうとしたら、羽を広げて飛んでいってしまいました。

Category: 昆虫類・甲虫目

22:17 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

アズマヒキガエルの午睡

2008.04.15(Tue)

先月、アズマヒキガエル が池に繁殖に来る模様を取り上げましたが、今年はちょっと去年とは違うことがあり、最後まで雌が現れなかったようです。


そのせいかどうかわかりませんが、去年は3月25日に池にカエルが現れ、エイプリルフールには誰もいなくなっていたのに対し、今年は3月19日未明にカエルが出現し、そのうち一匹は4月10日を過ぎてもまだ池のそばをうろうろしていたのです。



 

(20080411 千葉市若葉区)


断っておきますが、死んでるんじゃないですよ。寝てるんです。お昼寝中です。


   

(20080411 千葉市若葉区)


こいつはおそらく、去年私が「ジェフ」と名づけた奴です(命名の由来は深く気にしないでください)。もしやこのままこの池のそばに住み着くつもりか・・・と思いましたが、この翌日を最後にいずこかへ去ってゆかれました。

それにしても、ついに雌が来なかったのが気になります。私が去年、「とも子」と名づけたあの雌ガエルは(だから命名の由来は気にしないように)どうしてしまったのでしょうか・・・

Category: 両生類

22:04 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ヤブキリの幼虫

2008.04.15(Tue)

さて、ここのところ何かと忙しくて更新が滞っておりましたので、もはや恒例となってまいりました、突然大量更新の始まりでございます。ということで第一弾はこれ。



   

(20080411 千葉市若葉区)


バッタ目はキリギリス科、ヤブキリの幼虫です。水仙の花の上に乗っておりました。標準サイズの水仙の花びらがこれほど大きく見えることでだいたいわかると思いますが、ごはんつぶほどの体長です。


成虫となったヤブキリは肉食性を帯び、他のバッタの仲間を襲って食べたりしますが、幼虫の間はもっぱら植物食らしいです。昆虫には二種類の変態方法があり、「完全変態」「不完全変態」といいます。ヤブキリ等のバッタ目は不完全変態のグループに属するので、サナギの状態を経ず、卵から幼虫に孵化した時には既に成虫のミニチュア的な形をしています。そして、脱皮を繰り返しながら成虫に近づいていきます。



 

(20080411 千葉市若葉区)


幼虫にはいろいろな敵がいます。撮影してから4日が過ぎ、ひょっとしたらこの子は既にこの世のものではないかもしれません。ですがもし、幸運にも生き残ったなら、成虫になるのは夏のさなかのことでしょう。

Category: 昆虫類・バッタ目

21:40 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ヤマトヒラタアブ

2008.04.09(Wed)

ハナアブの仲間はね、好きなんですよ。


今までこのブログでもホソヒラタアブナミハナアブ を取り上げてまいりましたが、今回は第三のハナアブ(別に広くそう言われているわけではありません。たまたま三番目だからそう言ってるだけです、念のため)、ヤマトヒラタアブです。



 

(20080409 千葉市若葉区)


椿の葉っぱの上、前夜までの雨風で散った花びらの上にちょこんと佇んでおりました。大きさは、ホソヒラタアブより大きく、ナミハナアブより小さいです。まず13ミリといったところでしょうか。



 

(20080409 千葉市若葉区)


メタリックな輝き。ゴールドとブラックのコントラスト。透明な羽根。三位一体の素晴らしいルックスであります。前に取り上げた二種に比べるとそうたくさんは見かけないので、ちょっと嬉しい気持ちです。


とは言えハナアブの仲間には非常にいろんな種類があり、見分けるのは時に専門家であったも困難な場合があるそうでございます。これもことによると、私が知らないだけでヤマトヒラタアブにそっくりな別のアブやも知れませぬ。もしそのような誤りに気づいた方がいらっしゃいましたら、メールかコメントでご指摘くださればこれに過ぎる喜びはございません。

Category: 昆虫類・ハエ目

23:07 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ツマグロオオヨコバイ

2008.04.08(Tue)

指の爪ほどの長さのツマグロオオヨコバイですが、よく見るとソリッドなレモンイエローと紺の配色など、大変お洒落さんであります。



 

(20080407 千葉市若葉区)


先月の後半くらいからぽつぽつ姿は見えましたが、ここ数日で多くなってきました。成虫で越冬するこの虫も、やはり春のうららかな陽気に誘われるのでございましょうか・・・などと入学式の式辞みたいなことを言っていたら今日は大雨だったわけですが。


近づくとクルリとまわって葉っぱの裏に隠れ、裏に回るとまたクルリと器用に表に出てきます。名前の似た「ツマグロヨコバイ」は稲の大害虫として名が轟いておりますが、こちらも植物の汁を吸い、庭木や野菜を少しは害するものの、あちらさんほどではありません。幼虫は透明で宇宙生物チックな姿をしています。



 

(20080407 千葉市若葉区)


脚の折り曲げ方がちょっと特徴的で、そのため角度によっては四本脚のように見えたりもします。広い意味ではカメムシの仲間に属しますが、別に臭くはないのでご安心を。

Category: 昆虫類・カメムシ目

22:30 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

ゴミグモ

2008.04.06(Sun)

さて、問題です。クモはどこでしょう。



 

(20080406 千葉市若葉区)


わかりましたか?わからなかった方のためにさらに拡大。



 

(20080406 千葉市若葉区)


ジャーン。なかなかすさまじい風貌をしておりますね。これがゴミグモです。体長は一センチ前後です。この、ひも状のゴミの寄せ集めは「ゴミリボン」と呼ばれるものだそうでして、食べかす・脱皮殻・ただのゴミなどで作ったものです。ご本尊はその真ん中に隠れております。自らもどことなくゴミめいた格好なのでパッと見、全く目立ちません。この巣は後ろに緑の葉があるのでまだわかりやすいですが、樹木の前などに巣をかけているとゴミリボンのせいで巣自体が見つかりにくいです。グリーンベレーのようなクモです。

Category: 鋏角類

21:51 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ニホンヤモリ

2008.04.06(Sun)

今年初めて、キッチンの窓にニホンヤモリが出現いたしました。


  

(20080406 千葉市若葉区)


昨年は11月半ばまで姿を見ることができましたので、これから当分、夜、流し台の前に立つたびにご対面することになりそうです。


ちなみにこれは雄です。尻尾の付け根がふくらんでるところで区別できます。ふくらんでなければ雌です。何しろヤモリは漢字で書くと「家守」あるいは「守宮」でございます。縁起のいい生き物です。今年の初ヤモリを眺めながら煮込んだカレーはうまかったです。いっぱい蝿や蚊を食べておくれ。秋までよろぴく。

Category: 爬虫類

20:52 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

カルガモ+コガモ

2008.04.04(Fri)

ちょっと用事ついでに坂月川沿いを歩きました。


コガモ君たちがたくさんおりました。ハトに毛が生えたくらいの大きさの、小さな美しいカモです。


これが雌で、


 

(20080404 千葉市若葉区)


これが雄です。


 

(20080404 千葉市若葉区) 


カモの仲間は多くが一夫一妻だそうですが、このコガモもやはりそうで、


つがいが多数おりました。


泳ぐのも一緒、


 

(20080404 千葉市若葉区)


岸辺でも一緒。


 

(20080404 千葉市若葉区)


寝るのも一緒。


 

(20080404 千葉市若葉区)


一方、カルガモも多数おります。川を見ながら歩いていると突然、


 

(20080404 千葉市若葉区)

反対側の田んぼの中にこのように。既に踏みつけんばかりの距離です。ちょっとビックリしましたが、先方は慌てることもなく、ごくゆっくりと逃げてゆきました。


   

(20080404 千葉市若葉区)

カルガモも常につがいで行動しています。見ていると大変仲睦まじく、まとめて鴨南蛮にしたろか!とうらやましやの鐘が鳴ります。雌雄離れず田んぼをうろうろして餌を探しております。コガモと違ってカルガモは雌雄が大変良く似ており、白状しますと私もよくわかんなかったのですが、調べたところによると、「上尾筒」という、胴体の一番後ろの部分の、尾羽根の手前の部分の羽根の模様その他に違いがあり、上二枚の写真だと手前が雄で奥が雌のようです。


こんなシーンもありました。このカモですけど、何気なく見ていると、


 

(20080404 千葉市若葉区)


やにわに水に顔を突っ込み、


 

(20080404 千葉市若葉区)


こんなんなって、


 

(20080404 千葉市若葉区)


何か食べてます。キュートなヒップです。


 

(20080404 千葉市若葉区)


最後にもう一組、別なつがいを。すごく幸せそうです。大層円満で結構であります。なんかむかつきますね私もあやかりたいものです。


 

(20080404 千葉市若葉区)


以下、ちょっと本題とは関係のない話になりますけど、若葉区の農村風景も私が子供の頃とはずいぶん変わりました。


かつての農業のシステムの中で生きていた多くの動植物が織り成す生態系はどんどん失われつつあります。そして農業そのものが先細りの道を歩んでいます。


圃場整備に用水路の護岸。乾田化に耕作放棄。湧水があった場所も、枯れてしまったり埋まってしまった場所がいくつもあります。イモリはほぼいなくなり、トウキョウダルマガエルはほとんど見なくなり、アカガエルさえも少なくなってきました。二十五年前にはそんなものはどこにでも掃いて捨てるほどいました。その頃の私は丸木橋から用水路に飛び込み、小さな魚介類や両生類を捕まえるのが好きな少年でした。今、同じ場所で橋から飛び込んでも、三面張りのコンクリートに墜落して足の骨を折るだけです。クチボソもメダカもおりはしません。


小さい生き物から順に消えているような気がするのです。


私は怖いのです。この先何が起こるのかが。何かが起こるはずです。こんなことは普通じゃないのですから。ししかもそれはごく近い将来のように思えてならないのです。そして、それが何かはわからないけれど、その時には、もう何もかも取り返しがつかないのではないか、と。


そして、私は無能な上に、無力の中にも無力な人間ですけれど、そんな私にも何か果たすべき役割があるのではないかと、なら一体何をすればいいのかと、最近そういうことを考えてしまうのです。

Category: 鳥類

19:59 | Comment(7) | Trackback(-) | EDIT

プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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まで送っていただけると幸いです。

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