キハダカノコ

2008.06.30(Mon)

このブログ、6月の記事のラストを飾るのは鱗翅目(チョウ目)ヒトリガ科カノコガ亜科のキハダカノコさんです。それでは登場していただきましょう。どうぞ~。って、誰も見てなかったらどうしよう・・・



  

(20080630 千葉市若葉区)


カノコガによく似てますが、胴体部分が黄色地に黒の縞なのが違います(カノコガは黒地にちょこっと黄色の帯が入っている)。データ上は差はないようですが(翅を広げて3㎝ちょっとくらい)、心なしか、こっちのほうが大きく見えます。


右側の写真をよく見てください。翅の白い部分は実は透き通っていて、向こう側の植物が見えていますね。そのせいかどうか、特に日光の下を飛んでいる時は翅の黒白が目立たず、「黄色い虫が飛んでいる」という感じがします。カラーリングがハチっぽいですが、これも例のあの『ベイツ型擬態』をしている昆虫の一つで、自分は弱いので強い生き物のように見せかけて周りをびびらせ、生き残ろうという思想です(無論、実際に頭でそう考えたわけじゃないでしょうが)。


ところでこの項をアップするに際して、最初に「キハダカノコ」という名前を入力し変換しようとしたところ、私のパソコンが出してきた答えは「黄裸の子」でした。


私は常々、このパソコンは少し馬鹿だと思っていましたが、訂正します。こいつは馬鹿ではありません。絶対にわざとやっています。

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Category: 昆虫類・チョウ目

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ネジバナ

2008.06.30(Mon)

ネジバナは公園の土手から田んぼの畦道まで、日当たりのいいところならあちこちで見かけますが、実は野生ランの一種です。東アジア全域に分布しています。



  

(20080630 千葉市中央区)


ご覧の通り、螺旋を描きながら淡紅色の可憐な花をつけますが、巻き方は右と左の両方があり、特に決まった方向はないようです。


この花が咲き出すと「夏もいよいよだにょ」という感じがだんだん高まってきますね。


  

(20080630 千葉市中央区)

Category: 山野草

20:47 | Comment(5) | Trackback(-) | EDIT

ナミテントウ(オレンジに黒班型)

2008.06.30(Mon)

さて、このブログで取り上げるのも何と四度目のナミテントウです。この記事この記事この記事で、要するにナミテントウには遺伝子の違いによっていろんな模様があるんだよーということを述べてまいりましたが、またちょっと違うタイプを発見したのでご報告いたします。場所は前三本の記事と同じアジサイの葉っぱの上。



  

(20080630 千葉市若葉区)


こりゃまた派手ですね。親の顔が見たいものです。<意味が違


前に取り上げた、赤地に黒班たくさんのタイプと基本的に同じですが、こっちは地色がオレンジ色。


以前の記事をおさらいするのが面倒くさいという皆様のために、これまでにこのブログでアップしたナミテントウの模様を改めてのっけてみます。撮影場所は全て同じアジサイ。



 

(20080521)



 

(20080620)



 

(20080623)



 

(20080627)

ほとんど同じ場所にいて、同じアブラムシを食べて、幼虫やサナギの時はみな同じような顔をしているのに、成虫になるとこれだけの違いが現れる。なぜなのか。何のためなのか。遺伝子というのは測り知れないものですね。


Category: 昆虫類・甲虫目

18:29 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ナミテントウの羽化

2008.06.29(Sun)

ナミテントウについては、今までにこの記事この記事 で触れましたが、また新しい模様のを見つけたのでご報告まで。


場所はこれまでと同じアジサイの葉です。ちょうど羽化したてでした。



 

(20080627 千葉市若葉区)


前に取り上げた黒地に黄色二紋タイプと同じようですが、黄斑の中に黒点があります。


また、前翅の合わせ目の部分に黄色い模様がありますが、これは羽化直後で色が薄かったためのようで、一日経つと、



  

(20080628 千葉市若葉区)


このようにかすかにしか見えなくなりました(二日にわたって眺めてたらしい)。


ナミテントウの色彩変異って本当に興味深いです。こうなると、微細な部分まで全く同じのを二匹探すほうが大変だったりして・・・

Category: 昆虫類・甲虫目

21:25 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ヤブキリの終齢幼虫

2008.06.27(Fri)

『北斗の拳』直撃世代の私としては、思わず、聖帝サウザーの真似で「ほう・・・でかくなったな小僧・・・」と呟いてしまいそうになりまする。


この子たちが、二ヶ月経って大きく成長しました。



  

(20080625 千葉市若葉区)


体長もほとんど成虫と遜色なく、よく太った立派な終齢幼虫となっています。成長過程では多くの犠牲もありましたけれど、「よくぞ今日まで生き延びてきた!!」とラオウの真似をして上から目線で誉めてやりたくなりまする。<しつこい



 

(20080625 千葉市若葉区)


小さい頃は花びらを食べたりしていたヤブキリですが、このくらいになると肉食性がどんどん強くなり、他の昆虫を襲って食べたりします。狩られるものが、時とともに狩る側へと変ってゆくわけです。心なしか、顔つきも昔とは違って見えますね。

Category: 昆虫類・バッタ目

21:15 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ノシメトンボ

2008.06.26(Thu)

今年もぽつぽつ、このトンボを見かけるようになりました。



   

(20080624 千葉市若葉区)


このノシメトンボというのは、北総の農村地帯では夏から秋にかけてそれはもうやたらたくさん見かける、もっともポピュラーなトンボです。乾田化に対応できたからだ、という話もあります。赤トンボの仲間ですが、ご覧のように比較的黄色っぽく、季節が進んでもあまり赤くなりません。たまにかなり赤いのもいますが。



 

(20080624 千葉市若葉区)


シオカラトンボとかに比べると、わりと近づくのが簡単なトンボですが、これを捕まえたいときは、掌を開いて、斜め後ろあたりからオープンハンドのスイングフックの要領で一気にパーッと振ると非常に捕まえやすいです。掴むのではなく包む感じで。子供の前でやるとたまに尊敬されます。もちろん、力を入れ過ぎてはだめですよ。

Category: 昆虫類・トンボ目

20:10 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ウスキツバメエダシャク

2008.06.26(Thu)

ウスキツバメエダシャクです・・・たぶん。


この仲間も似たのが多くて私にははっきりとわかりませぬ・・・この写真のは顔がオレンジ色だったのでウスキツバメエダシャクだろう・・・と思いましたが、違っていたらどうかご指摘・お叱りのメールかコメントをくださいませ。



 

(20080623 千葉市若葉区)


フジの葉の裏にとまって日中をやり過ごしているところのようです。そのままではよくわからないので、申し訳ありませんがそーっと葉っぱを引っ張って撮り直させていただきました。



 

(20080623 千葉市若葉区)


翅を開いて4.5cmくらいでしょうか。ほぼ純白に近い翅にブラウンの筋が入った美しい姿ですが、夜になると灯火に飛んできます。

私は昨夜2時頃に帰宅したのですが、その折に窓ガラスにひっついていた↓のも、おそらく同じのでしょう。



  

(20080626 千葉市若葉区)

Category: 昆虫類・チョウ目

19:51 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ナミテントウいろいろ

2008.06.23(Mon)

先月、ナミテントウを取り上げましたが、その時の「黒地に赤二紋型」と、このこれが同じ種類だとは、予備知識なしではちょっと信じられませんね。



  

(20080620 千葉市若葉区)


こういう色の違いは遺伝子に由来するそうで、斑紋の違う遺伝子同士でも問題なく交配できるため、いろいろな模様が生まれてくるらしいのです。ということは、大げさに言うとパターンは無限という感じもありますね。


 

(20080623 千葉市若葉区)


これは「黒地に黄色二紋」のタイプですね。横にあるのはサナギの脱皮殻です。「前回の黒地に赤二紋型」も含めて、実はこの三パターン、半径2mくらいの範囲内で撮影したものなんですよ。なのにこれだけの変化があるのです。


これがサナギで、



 

(20080623 千葉市若葉区)


これが幼虫です。



 

(20080623 千葉市若葉区)


成虫も幼虫もアブラムシを食べます。人間から見るとありがたい虫です。しかし、私のPCが「ナミテントウ」を変なふうに変換したがるのには参りました。「奈美店頭」(どこの看板娘さん?)とか、「並転倒」(「上転倒」だったらどうなるんだろう?)とか・・・

Category: 昆虫類・甲虫目

21:43 | Comment(7) | Trackback(-) | EDIT

モモイロヒルザキツキミソウ

2008.06.23(Mon)

モモイロヒルザキツキミソウって、よく考えると安直きわまるというか、相当ひどい名付けですよね。だいたい、「昼咲き月見草」っていう時点でもう間違い百パーセントな感じです。花はこのように綺麗なのですが。



  

(20080619 千葉市若葉区)


なぜにそのような雑多な名づけをされているかというと、結局は新しい時代になってからやってきた植物だからという要因が大きいでしょう。北アメリカ原産で、日本には観賞用として20世紀の初めに渡来してきたのがじゃんじゃん野生化したらしいのです。


キキョウソウとかもそうなんですが、この花も以前は近隣では見かけませんでした。それが今ではあちこちに・・・というパターンです。同じように繁殖力が強くても、これがケツの穴みたいな姿の花だったら自分ちの地所に生えてきたらみんな引っこ抜くのでしょうが、かわいらしい花というのはつい、「この一角だけとっとこう」なんてことになりがちですしね。


こういう薄ピンクではなく白一色のもあり、それは「桃色」がつかない「ヒルザキツキミソウ」といいます。

Category: 山野草

21:27 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ツユクサ

2008.06.23(Mon)

夏の野の花というと、私の中では真っ先にこれなんです。



   

(20080619 千葉市若葉区)


花弁は二枚しかないように見えますけど、実は下側に白くて小さいのがもう一枚あり、都合三枚です。雑草扱いされる反面、この澄んだブルーは昔から染色にも利用されてきました。水溶性なので下絵に用いるのに便利なのだそうで。


ツユクサは午前中しか花を咲かせません。昼を過ぎるとしぼんでしまいます。昔、ツユクサがすごくたくさん生えている場所を見つけ、午後になってもう一度行ってみるとどこにも見当たらず、焦った思い出があります。あの時は不思議でした。知ってさえいれば何ということはなかったのですが・・・

Category: 山野草

21:09 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ハグロトンボ(撮り直し)

2008.06.22(Sun)

この間アップしたハグロトンボ、いまいち写真が不鮮明で綺麗さが伝わらなさげだったので撮り直してみました。



   

(20080618 千葉市若葉区)


ご覧の通り、ボディーは金属系のメタリックが入っており、そして翅は完全な黒ではなくむしろ茶色で、光線の具合によって変化して見えます。そして、翅の筋が大変美しいです。



顔面付近を拡大すると、



 

(20080618 千葉市若葉区)


脚の剛毛、巨大な複眼など、やっぱり細っこいトンボといえども肉食動物という感じがよくわかりますね。


ちなみにこれは雌でして、雄はさらに、腹部もブルーメタリックになります。



 

(20080618 千葉市若葉区)


こういうのが雄ですね・・・って、うっ、結局不鮮明な写真で締めるというオチに・・・

Category: 昆虫類・トンボ目

21:40 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

モンキチョウ

2008.06.21(Sat)

モンキチョウは大きさも成虫の暮らし方もモンシロチョウ とほぼ同じですが、モンシロチョウよりはちょっぴり少ないですね。



 

(20080618 千葉市若葉区)


これはクサフジの花に来ています。中にはモンシロチョウと同じくらい白っぽい色のもいて、白型と黄色型が交尾していると、「モンシロチョウとモンキチョウ?!」とうっかり思ってしまうこともあります。私も昔一度、それで恥をかきました。


モンシロチョウと異なり、幼虫はシロツメクサ やアカツメクサを食べ、キャベツとかは食べません。

Category: 昆虫類・チョウ目

22:42 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ニホンアマガエルの幼体

2008.06.21(Sat)

鹿島川沿いの田んぼの畦道では、オタマジャクシ を卒業して上陸したてのニホンアマガエル のちっちゃいのがピョンピョン跳ね回っております。場所によっては大げさでなく、一足歩くごとに足元から数十匹飛び出すほどいます。この季節の風物詩のひとつですね。



   

(20080618 千葉市若葉区)


大人の指の爪ほどの大きさですが、跳ぶ跳ぶ!撮りにくいことおびただしいです。この子たちは畦の下のほうにいたので体が土だらけですね。中には保護色で茶色になってるのもいました。撮れなかったけど。



   

(20080618 千葉市若葉区)


小さいとは言え一匹ずつちゃんと顔が違っているのですが、この子などはなかなかタレント性ありげです。手の指がかわいくて何とも言えませんね。


これらの子ガエルのうち何匹が生きて一人前に成長できるかは知りませんが、生き物の子供というのは何にせよエネルギーに満ち溢れていて素晴らしいものです。

Category: 両生類

22:29 | Comment(5) | Trackback(-) | EDIT

キマワリ

2008.06.20(Fri)

キマワリはゴミムシダマシの仲間で、体長は2cmくらいです。


  

(20080618 千葉市若葉区)


幼虫は朽木を食べて成長し、成虫になってもやはり山林をうろうろして朽木やら菌類やら死骸のようなものやらを食べているので、「木回り」なわけです。なんか十把ひとからげって感じのネーミングですが、たくさんいるわりにはそういう扱いで知名度が低いのは色とかが地味なせいでしょうか。それとも人の生活にあまり関係ないからでしょうか。写真をよく見ていただくとわかる通り、間近でよく見ると眼がほぼ真上についていてしかもやたらでかく、大変おもしろい顔をしているのですが。

Category: 昆虫類・甲虫目

21:57 | Comment(1) | Trackback(-) | EDIT

アキアカネの未成熟個体

2008.06.19(Thu)

春先にアズマヒキガエル が繁殖に来ていた、例の小さな池のほとりに、トンボが一匹とまっていました。



   

(20080617 千葉市若葉区)


トンボ、特にこういうまだ若い個体の種類を見分けるのは私程度にはなかなか難しいのですが、翅胸の模様からしてこれはアキアカネのようです。「えーっ」って思うでしょ?でも、赤トンボの仲間も未成熟な間はそんなに赤くなく、オレンジ色なんですよ~。


アキアカネは羽化してしばらく経つと高山帯とかに行って暑い夏を過ごし、涼しくなってから人里に下りてくるトンボなので、この個体はまだ羽化後そんなに時間が経っていないのでしょう。じーっととまっていたので、翅がきちんと固まるのを待っていたのかもしれません。これからきっと長い旅をすることになるのでしょうが、運が良ければ三ヵ月後くらいにまた会えるでしょう。その時には多分、色も真っ赤になっているはずです。

Category: 昆虫類・トンボ目

21:19 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

アシダカグモ

2008.06.19(Thu)

とにかくこのクモは大きいですね。



  

(20080616 千葉市若葉区)


これぱうちの洗面台にいたやつで、まだそんなに大きくないのですが、年を経た大物は余裕で大人の掌くらいの大きさになります。夜とか、突然トイレや風呂なんかでこれと出くわして腰を抜かした女性も多いかと存じます。


しかし、ビックリするあまり、スリッパで殴ったり殺虫剤をかけたりするのはあまり賢明でないように思います。というのは、このクモはゴキブリを主食とし、見つけ次第に殺してくれるありがたい生き物だからです。見かけは怖いですが毒もないし、徘徊性なので壁に巣をかけたりもしません。黙って放っておけばあなたの家のゴキブリはぐんぐん減少し、やがてゴキブリがいなくなったらその時にはこのクモもどっかへ移住することでしょう。


もともと日本にいた種類ではなく、近世以前に何かに紛れ込んで渡来して、あとはゴキブリを追いかけるように分布を拡げてきたものらしいです。去年まで、私の家には、私が「先生」と呼んでうやまっていた、大変に大きな個体がいたのですが、ある日私が夜中に帰宅した際、足元にいたのに気づかず洗濯機の横で誤って踏んづけてしまい、節足動物の世界の天国へと旅立っておしまいになりました。今考えても非常に不幸な事故でしたが、私は正直、あれは自殺だったのではないかと思います。「先生」はそれは素早いクモでしたから、まぬけな私の足など避けられなかったはずはございません。きっと、いろいろとお辛いことがおありだったのだと思います。我々には計り知れないことですが・・・

Category: 鋏角類

21:00 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ヒカゲチョウの日光浴

2008.06.18(Wed)

薄暗いところが好きなヒカゲチョウですが、夕方になると林の縁まで出てきて、よく翅を広げています。



  

(20080616 千葉市若葉区)


気温の下がってくる夕方は、翅に日光を浴びる必要があるのでしょうか。あるいは、こんなふうに休みながら縄張りを監視しているのでしょうか。特に雄のヒカゲチョウには、かなり明確な縄張りがあるようです。そう言えば、こうしてヒカゲチョウが翅を広げるのは、いつも開けた場所に面した、一定以上の高さの葉の突端のことが比較的に多いですね。このチョウも、少し引いてみるとこういう状態です。



 

(20080616 千葉市若葉区)

さて、何が見えているのかな?ちなみにこのチョウは日本固有種だそうです。

Category: 昆虫類・チョウ目

21:14 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ノビルの花

2008.06.18(Wed)

生のまま味噌をつけても良し、酢の物にしても良し、ノビルは素晴らしい食材ですね。

人々に食べられてきた歴史は相当古いようで、古事記にも万葉集にもノビルの歌が出てきます。古事記のほうの作者は応神天皇ですから、そのような時代から高貴な人々にも認知されてきたことがわかります。


そのノビルですが、こんな花を咲かせるのです。



   

(20080616 千葉市若葉区)


ニラの花に似てますね。構造的にはいかにもユリ科という感じです。どうでもいいですが私のパソコンはユリ科を「由理佳」と変換したがります。そんな女性は知り合いにはいないのですが。


食通な人は秋に掘るのだという話を聞いたこともありますが、私は茎や葉までおいしく食べられる春のほうが好きです。来年が楽しみです。

Category: 山野草

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メスグロヒョウモン(♀)

2008.06.17(Tue)

なにげに、メスグロヒョウモンを取り上げるのは三回目ですね。幼虫がこれ で、成虫の雄がこれ だ、ということはこれまでに紹介してきましたが、今回は成虫の雌です。



   

(20080614 千葉市若葉区)


いまいち不明確な写真で申し訳ありませぬ・・・けっこう警戒心の強いチョウでなかなか近寄れないもので(←言い訳)。でも、雄と全然違うのはわかっていただけたかと思います。これが「雌黒」ヒョウモンの名の由来です。


裏はこんな感じです。



 

(20080614 千葉市若葉区)


チョウには「チョウ道」というものがあり、しばらく見ているとほとんど決まったコースを巡回するように飛んでいることがわかります。暗い木々の間から明るい場所へ、明るい場所からまた暗い場所へと舞っているチョウを眺めていると、つい時間の経つのを忘れそうになります。もちろん、実際に忘れると非常にマズいわけですが。

Category: 昆虫類・チョウ目

21:02 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

キキョウソウ

2008.06.17(Tue)

キキョウソウもまた、「すごい勢いで繁殖して手に負えないけど、花は綺麗な雑草」のひとつです。



   

(20080611 千葉市若葉区)


小さいけどキキョウっぽい外見なことから「キキョウソウ」と名づけられているわけですが、北アメリカ原産の帰化植物です。昔はほとんど見かけませんでしたが、私が大学に入った頃、初めて近所の道端に生えてきて、「これ何だろ」と思って植物図鑑で調べた覚えがあります。ここ数年、ものすごいペースで増え、今ではあちこちににょきにょき生えています。毎年見ているとわかりますが、身近な野草の勢力図は年ごとに変化があります。増えてるのは、はっきりと外来植物です。



   

(20080611 千葉市若葉区)

確かに綺麗なのですが・・・前の年まで一本も生えていなかった場所を埋め尽くすように咲いているのを見ると、何か暗澹たるものがこみ上げてきます。

Category: 山野草

20:37 | Comment(3) | Trackback(-) | EDIT

ヒメヒラタアブの交尾

2008.06.16(Mon)

初めにお断りしておきますが、一応、ヒメヒラタアブ としていますが、違うかもしれません。小さなハナアブの仲間は、たいそう種類が多い上に互いにとてもよく似ているのです。私にはまだまだ勉強不足で、正確な分類は難しいのです・・・申し訳ありません。もし間違っていたら、気がついた方はどうかご指摘ください。私もこれからもっともっと勉強いたします。


で、そのヒメヒラタアブとおぼしきアブですが、この日ふと目の前を横切っていったのを見ると・・・



   

(20080611 千葉市若葉区)


はい、Hの真っ最中でした。飛びながら。


これ、驚いたことに下の雌は全然翅を動かしてないんですね。上の雄がしっかり抱きかかえて、一生懸命羽ばたいて空中姿勢を維持しているのです。昆虫というのは本当にすごいですが、CANONもなかなかすごいです。IXY910isが頼りになるなあ、と思った瞬間でした。私のような素人でも簡単にこんな写真が撮れるのですから・・・

Category: 昆虫類・ハエ目

18:44 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

コモチマンネングサ

2008.06.16(Mon)

やっかいな雑草には、どうしてこう花の綺麗なのが多いんでしょうかね。コモチマンネングサです。



 

(20080611 千葉市若葉区)


花の直径は1cm足らずですが、いやはや、じっくり見てしまうと引っこ抜くのが嫌になってきます(でも抜く)。


葉のそばにムカゴがあるのがわかると思うんですが、それを地面に落としてじゃんじゃん増えるのです。根っこが強くないので簡単に抜けますが、もふもふとどんどん伸びてくるのでいたちごっこです。



   

(20080611 千葉市若葉区)

中国大陸から南西諸島まで、その繁殖力を生かして幅広く分布しています。今月いっぱいくらい、この可憐な花が見られます。

Category: 山野草

18:30 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

メスグロヒョウモン(♂)

2008.06.13(Fri)

このチョウは、五月に幼虫のほうを取り上げました。こんなの が、羽化するとこうなるのです。


   

(20080609 千葉市若葉区)


「豹紋」という名前の通りの、オレンジと黒のコンビネーションですが、これは雄で、雌はかなり異なっており、青みがかった黒と白のコンビネーションです。そこで「雌黒」ヒョウモンという名前なわけでして。


ところで、本題とは特に関係ありませんが、このチョウがとまっているツゲの木は、昔、テレビに出演したことがあります。


私の祖父は長く教師をしていたのですが、その(戦前の!)教え子のひとりがちょっぴり偉くなり、祖父は「かつての恩師」という役どころで、千葉テレビのドキュメンタリー番組に出演し、インタビューを受けたのです。祖父の出演時間はほんのわずかでしたが、その中には、多分、テレビ的に日常っぽいシーンを入れたかったのでしょう、剪定ばさみを手にこのツゲの手入れをする祖父のシーンも入っていました。その祖父も私が高校生の時に亡くなり、先ごろ十七回忌も済ませました。


祖父が出たローカル番組のことなんて、そんなことがあったということもずうっと忘れていたのですが、記憶というのは不思議なものですね。チョウの姿を見た拍子に、ふと、思い出してしまいました。


裏側の模様はこういう感じです。日が落ちる頃、少し離れたウメの木の葉陰で寝ていました。



   

(20080609 千葉市若葉区)

Category: 昆虫類・チョウ目

22:11 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ナメクジ

2008.06.13(Fri)

梅雨時になるとこのひとがよく出ますね。ナメクジです。



   

(20080609 千葉市若葉区)


野菜はかじるし気持ち悪いしということで、人目につくところだとどこにいても駆除されがちな、大変人気のない生き物ではありますが、進化の過程で殻を失うことを選択したため(正確に言うと体の内部に痕跡があるのですが)、外敵や気候変化、薬品などにも弱くなったという、いささか気の毒な生き物でもあります。一方で、殻をなくしたために移動能力が高まり、カタツムリさんなどに比べると俊足な生き物でもあります。


またナメクジには雄雌がなく雌雄同体で、とりあえず二匹いれば交尾&繁殖するという、まことにフレキシブルな生き物でもあり、さらにはビールが大好きで、飲み残しの缶など置いておくと夜の間にそれにはまってついには溺死してしまうという、なんとなく共感できる生き物でもあります。もっとも、これは酒好きなわけではなく、酵母と麦芽にひきつけられるらしいのですが。


ちなみに、何らかの理由で駆除しようと思った時、一匹ずつ塩をかけただけでは縮むだけでなかなか死にません。わざわざそんなことするくらいなら先に述べたビール殺法のほうが効率も効果も上だと思います。

Category: 貝類

21:41 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

ムシトリナデシコ

2008.06.12(Thu)

こうして生き物ブログを始めてみて改めて思いますが、道端に咲く草花のうち、外来種のなんと多いことでしょう。うちなど、周辺をキジなんかがウロウロしていることでもわかる通り、世間一般の基準からすればかなり昔ながらの景観を残したど田舎ですが、それでも、そこに生えている植物はすっかり無国籍です。



  

(20080607 千葉市若葉区)


ムシトリナデシコが日本に入ってきたのは江戸時代のことで、やっぱり最初は観賞用だったらしいです。桜色で鮮やかですもんね。で、花が見栄えがすると得することがあって、草刈りをしている人が「これは綺麗だから残しとこう」となりがちなケースが多いわけです。ほら、学生の時にいましたよね。同じことやってても顔が綺麗だから先生に気に入られてて、絶対怒られない子。私などあまりかわいくなかった上、性格が生意気だったので同じことやってても自分だけ怒られていたものです(遠い目)。


ムシトリナデシコって食虫植物的なネーミングですけれど、食虫性があるわけではありません。ただ、茎の上のほうの葉の下に、ねばねばした粘液を出す部分があり、そこに虫がくっついてしまうことがあるのでそのように呼ばれているのです。



  

(20080607 千葉市若葉区)


上二枚の写真、茎が枝分かれしている少し下に白っぽい帯状になった部分がありますね。ここがねばねばなのです。これは、下から這い登ってくる虫に蜜を盗まれるのを防ごうとしているのではないかと言われているのだそうで、みんなに無条件で好かれがちな人にもやはり、我々にはわからない悩みがあるようです。

Category: 山野草

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ヒカゲチョウ

2008.06.12(Thu)

ええ、この項はちょっとした記念的な要素がありまして、この「DAYLIGHT RUMBRER」開設以来、なんとこの記事でもってちょうど百本目なのでございます。パンパカパーン。


さて、百本目に登場する生き物はヒカゲチョウです。「記念ならもっと派手なのにすればいいのに」と思った人、廊下に正座。順番だから仕方ないんだよく見なさい。味のある素晴らしいチョウではないですか。翅の紋も非常に有機的で味わい深いです。ジャノメチョウの仲間ではわりあいに大型です。


   

(20080607 千葉市若葉区)


どちらかと言うと森林性のチョウですが、ここではウメの木に来ています。樹液目当てかな?この同じ木にはキタテハ も複数集まっていて、夕方の木漏れ日の中でなかなかいい光景でした。



 

(20080607 千葉市若葉区)


表側の写真がなかったので日を改めて同じ場所で撮影しました・・・というより、いつもの通り、たまたまそこにいたのを撮っただけですが。



 

(20080611 千葉市若葉区)


男は黙って無地!であります。この写真のは雌っぽいけど。

Category: 昆虫類・チョウ目

17:17 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ハグロトンボ

2008.06.10(Tue)

黒一色だと思われがちですけど、実際には胴体なんか微妙なメタリックが入っていたりします。そのへん、写真がうまく撮れてないのが残念です。いいのが撮れたら追加しようと思います。



 

(20080606 千葉市若葉区)


池や川の近くにいますけれど、昔に比べると確実にだんだん少なくなっているようです。フワンフワンという飛び方もちょっぴり浮世離れした感じですが、丁寧に近づくとわりと近寄らせてくれるので、観察もしやすいです。


え?じゃあもっと綺麗な写真撮れ?そういう、もっともな指摘はなるべく控えるように。

Category: 昆虫類・トンボ目

22:34 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

キジ

2008.06.09(Mon)

日本の国鳥、キジの雄です。通常、都川の河川敷の、休耕田が多くアシ原になっているような場所など歩いていると「ケンケーン」「ドドドドド」という鳴き声&羽音のコンボは、季節によってはそれこそ四方八方から聴こえてきたりするけれど、あんな派手に見えて草の中に入ると全然見分けがつかないし、けっこう警戒心も強いので、なかなかすぐそばで見る機会は少ないのですが、この日は正面衝突気味にバッタリ鉢合わせしてしまいました。



   

(20080606 千葉市若葉区)


しかも私が小学校低学年の子供二人と一緒にいて、けっこう大声で喋りながら歩いていたにもかかわらず、です。こちらに気づくと「んしょ、んしょ」という感じで逃げていきましたが、ご覧の通り、あまりやる気を感じさせない逃げ方でして。



   

(20080606 千葉市若葉区)


しかし、草むらに入った途端、全く見えなくなりました。さすがです。

なんでも、国鳥に狩猟が許可されているというのは諸外国にあまり例がないらしく、「それでいいのかなあ」という考えも頭をもたげてきます。肉が大変おいしいのはわかりますが、遠くから見て楽しめればそれでいいじゃんね、と私などは思ってしまいます。まして、たまーにこうして近くで見られれば大変幸せです。

Category: 鳥類

18:56 | Comment(7) | Trackback(-) | EDIT

ヒトスジシマカ

2008.06.08(Sun)

サウスポーというものがあります。テリー・ファンクもロッキー・バルボアも、そして私もみんなサウスポーです。つまり、サウスポーはかっこいい格闘技者の証明なのです。


・・・すいません、言ってみたかっただけです。二度と言わないので許してください。


しかも私は本来は右利きで、空手をするときだけサウスポーになるというインチキサウスポーなのですが、どうしてそうなったのかは話すと長い上、弱っちい私の空手的身の上話をここで展開する値打ちがあるか疑問なので割愛します。


で、一体何が言いたいかというと、この写真は私の拳、サウスポーの命たる左拳なのでございます。



 

(20080606 千葉市若葉区)



既に吸い膨れかけていますが、改めて見ると口吻がかなり深く刺さっていることがわかります。ヒトスジシマカと言うのは見ての通り要するに「ヤブカ」なんですが、人の呼気の二酸化炭素に反応して血を吸いにくるという、人が百人いたら百人が迷惑に思うに違いないという厄介者。私も叩き潰したいのはやまやまですが、科学の真理のために(そんなたいそうなブログか?)、空いている右手で撮影を続行します。



 

(20080606 千葉市若葉区)


数秒でこの状態に。そろそろ痒くなってきました。ああ、だんだん血が少なくなる・・・。しかし根性で耐える私。さらに数秒が経つと・・・



 

(20080606 千葉市若葉区)


ジャジャジャジャーン。ものすごい膨れ方。ヒトスジシマカは今でこそどこにでもいますが、もとは東南アジアのカで、日本で繁栄し始めたのは意外と新しく、今世紀に入ってからのことらしいです。撮影に協力してくれた彼女(カの仲間は雌しか人を刺しません)ですが、さすがにお友達になることはできませぬ。このあと私が彼女をどうしたかは、やはり割愛させていただきます。

Category: 昆虫類・ハエ目

22:34 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

キイロホソガガンボ

2008.06.07(Sat)

カの親方みたいな姿をしているガガンボの中でも、このキイロホソガガンボはカラーリングも派手で目立ちます。




   

(20080606 千葉市若葉区)


体長自体は2cmくらいしかないのですが、見ての通り脚がまことに長いので、非常に大きな昆虫という感じがします。この脚はすごく簡単にもげてしまうので、子供とかがつかまえようとして慌てて手で強く押さえたりすると、バラバラ殺人状態になってしまいます。


人の血を吸ったりはしません。飛び方もカと違ってゆっくりで、どことなくはかない感じがします。実際、成虫になってからの寿命はすごく短いのだそうで、こういった虫の中では時間がどのように流れ、景色がどのように目に映っているのか、つい考えてしまいます。羽化して成虫となり、どうにかして相手を見つけて子孫を残し、あとはわずかに花の蜜でもなめて、そして死んでゆくのです。多分、わずか数日のうちに・・・

Category: 昆虫類・ハエ目

23:39 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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