シュレーゲルアオガエルの幼体・その2

2008.08.31(Sun)

幼体と言っても、この間の上陸したてのよりは大きく、体長2cm前後と、普通のアマガエル程度の大きさです。



  

(20080828 千葉市若葉区)


見ての通り、建物の壁なんですけど、一番近い水場から直線距離で一キロ近く離れています。このくらいの大きさになると、もう繁殖期以外は水から離れて暮らすようです。


肌の質感など、若さにふさわしくまだ瑞々しいです。背中側から見ると、体型が完全な成体とは違うのがわかります。


 

(20080828 千葉市若葉区)


どんな生き物でも、だいたい子供というのは子供っぽい雰囲気をしているから不思議です。このあと、雨が降ってきて、俄然元気になり、



 

(20080828 千葉市若葉区)


両足をしっかり踏ん張っています。たまたま知人の女性が通りかかり、「takさん何やってんですか~」というので無言でこいつを指差したところ、あまりのかわいさに二分ほど笑いが止まらなくなっておりました。写真では伝わらなさげのが残念です。

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Category: 両生類

19:05 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

ウリハムシ

2008.08.31(Sun)

クロウリハムシとは大きさも同じ、住んでるところも同じ、食べ物も同じ(ウリ科植物)です。



 

(20080827 千葉市若葉区)


形もほとんど同じで、色が違うだけです。野外で見た感じ、特に棲み分けをしている様子でもなく、一緒なところにいます。で、やはり害虫扱いです。


雨上がりなどによくピンピンと飛び回っています。このくすんだオレンジ色も、飛んでいるところを日光の下で見るとなかなかキュートです。

Category: 昆虫類・甲虫目

18:48 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ツマグロオオヨコバイの幼虫

2008.08.29(Fri)

アジサイの葉をするすると動く、この不思議な虫はなんでしょう?



  

(20080826 千葉市若葉区)


実は、これの幼虫なのです。透明感溢れる真っ白なボディーで、メルヘンチックな感じです。アオバハゴロモの幼虫にも似てますが、あちらさんと異なり、綿毛に覆われたりはしていません。通常もう少し黄色っぽいのですが、おそらくこれは脱皮からあまり時間が経っていなかったのでしょう。


姿形は全く異なりますが、すぐクルリと葉の裏に回って隠れるところなど、動き方は成虫と同じで、なんとなくおかしいです。



Category: 昆虫類・カメムシ目

20:19 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

カブトムシ(♀)

2008.08.28(Thu)

さっきのオオカマキリもそうですが、この日は小雨の中、いろんな昆虫が道路横断を試みておりました。中には子供大好き・カブトムシもいました。



  

(20080826 千葉市若葉区)



子供大好きとか言っておきながら雌の写真しかないのがいかにも片手落ちですが、雄の方は昼間だというのにそこらへんをブーンと飛んでいる姿が見られたものの、私の腕+コンデジでは飛んでいるカブトムシを撮影するのは大変困難なのでやむなくスルーいたしました。ま、いざとなったら街灯の下にスイカでも置いて集まってもらえばすぐ撮れるしね。


私などの子供の頃、図鑑にはみな、カブトムシは日本最大の甲虫である旨が記されておりましたが、その後、沖縄は山原の森でヤンバルテナガコガネが発見され、現在では二番手となっています。しかし、ヤンバルテナガコガネは大変に数が少なく、山原の森が米軍からの返還と同時に大規模な伐採にあい、またカブトムシが日本最大の甲虫に返り咲いたりしてしまった・・・なんてことのないように願っています。

Category: 昆虫類・甲虫目

22:11 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

オオカマキリ

2008.08.28(Thu)

いよいよ、オオカマキリのみなさんがおとなになる季節がやってまいりました。


  

(20080826 千葉市若葉区)


見れば見るほど、カマキリというのは実に捕食に特化した機能的な形状をしていますね。この脚、この棘、この顔!これが10cmだから笑って見てられますが、2mあったらもう別な意味で笑うしかないです。


オオカマキリは、チョウセンカマキリそっくりで分布もかぶってますが、つかまえて裏返すと、前脚の付け根の間が黄色っぽいことで判別できます。チョウセンカマキリはここが朱色です。



 

(20080826 千葉市若葉区)


↑のように黄色いわけですね。

Category: 昆虫類・カマキリ目

21:25 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

雨の日のニホンアマガエル

2008.08.26(Tue)


ニホンアマガエルは狭いところが好きです。



  

(20080825 千葉市若葉区)


このようにのんびりくつろいでいたところに怪しげな人間(私)が現れたため、慌てて別の隙間に逃げ込みます。


  

(20080825 千葉市若葉区)


↑すごい安全なところに隠れてるつもり。


ところが、この後、にわか雨が降り出します。狭いところも好きだけど雨はもっと好きなアマガエル君。出て来たいのはやまやまですが、目の前に私がいるため、やや躊躇します。おそるおそる、そーっと鼻先を出してみる。



  

(20080825 千葉市若葉区)


なんだか「おまえ早くどっかいけ」という声が聴こえるような気がしたので、私は一旦、その場を離れます。雨は降ったりやんだりしています。ちなみにここまでが正午頃のことで、私が戻ってきたのは四時頃でした。まだいます。あまり進展はありませんが、顔全体が出てます。



  

(20080825 千葉市若葉区)


最初の方の写真と比べると瞳がフルオープンになっていることに注意。ところが、正面に回ると、さらなる変化がありました。


 


雨で肌が濡れ、また周囲の色に合わせてでしょう、グリーン一色だった背中に黒っぽい模様が浮き出しています。その表情の生き生きとしていること!やはり、『雨蛙』の名前は伊達ではないのです。

Category: 両生類

21:34 | Comment(5) | Trackback(-) | EDIT

チャバネアオカメムシ

2008.08.25(Mon)

小さい、臭いにおいを出す、害虫扱い、と一般に人がカメムシに抱く三つの要素が全て揃ったチャバネアオカメムシです。



 

(20080823 千葉市若葉区)


体長1cm前後、もともとけっこうたくさんいますが、時に大量発生して果樹園に害を与えたりします。ですが、実はこのカメムシをせっせと増やしているのはほかならぬ我々人間なのです。なんとなれば、スギやヒノキの人工林が彼らの繁殖に適しているため、親方日の丸が造林だ緑化だといういかがわしいお題目のもとにせっせと自然林を伐採してスギやヒノキを植えてきた結果、彼らが個体数を伸ばしてきたのです。このカメムシの増加は花粉症の増加とグラフを同じくしているという話もあります。まったく笑えないことです。


でもこの虫、それ自体はけっこうかわいいですよね。

Category: 昆虫類・カメムシ目

20:13 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

フタトガリコヤガの幼虫

2008.08.25(Mon)

たいへん色鮮やかなこの毛虫は、フタトガリコヤガの幼虫です。



  

(20080822 千葉市若葉区)


これはフヨウの葉なんですが、アオイの仲間とかオクラとかにもよくついています。けっこう大きいので、うっかり触りそうになったりするとびびります。若齢のうちはわりとシンプルな黄緑色で目立たないのですが、成長するとこのように派手になるのです。はっきり言って目立ちます。成虫は肌色に茶色の線が入った地味な姿なのですが・・・

Category: 昆虫類・チョウ目

20:04 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ショウリョウバッタ

2008.08.23(Sat)

この日は所用で南房総に行っていたのですが、館山でえらく立派なショウリョウバッタと出会いました。



   

(20080821 館山市)


ショウリョウバッタは国内最大のバッタの一つですが、こいつは特に大きく、10cm近くもありました。全身薄い茶褐色に覆われ、実に立派なものです。これほど大きいのは雌で、雄は半分前後の大きさしかありません。オンブバッタに似ていますが科が違い、類縁関係から言うと他人の空似に近いものです。


ショウリョウバッタは、きわめてありふれた虫ですが、同時にどこかこの世ならぬものの影をまとった虫です。『ショウリョウ』とは、漢字で書くと『精霊』なのです。八月の、お盆の頃に現れるからだとも、精霊流しの精霊船に似ているからだとも言われています。北海道から沖縄まで分布し、イネ科の植物を食べるこの巨大なバッタに、昔の人たちは何を見ていたのでしょうか。

Category: 昆虫類・バッタ目

20:57 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

クサノオウ

2008.08.22(Fri)

クサノオウです。農道脇の日当たりの良い土手などに、しばしば群生しています。ケシ科の越年草です。


  

(20080820 千葉市若葉区)



四弁の黄色い花は一見、何の変哲もありませんが、多数の雄しべの中に長い雌しべが一本だけ生えており、よく見るとなかなかおもしろい姿をしています。クサノオウは「草の王」「草の黄」とされることもありますが、実際には「瘡の王」とする説が有力なのだそうで、古来、皮膚病などに効く生薬として用いられてきたということです。とは言え、ケシ科だけあってアルカロイドを含んでおり、基本的に有毒なので、やり方のわからない素人は余計なことをしないほうが良いでしょう。


黄色という色のせいもあるでしょうが、太陽光の下で見ると生き生きとした生命力を感じます。

Category: 山野草

20:54 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ニジュウヤホシテントウ

2008.08.21(Thu)

トホシテントウと同じく、このニジュウヤホシテントウも草食性のテントウムシです。しかも幼虫も成虫も、ナスやトマトやジャガイモの葉を常食するため、かなりランクの高い害虫扱いの虫ですが、テントウムシ類の常で薬剤耐性が低く、農薬を撒くとわりと簡単にいなくなってしまいます。



 

(20080820 千葉市若葉区)


やはり体には短い毛が多数生えているため、艶消しっぽい姿です。黒い斑点は本当に二十八個あります。

Category: 昆虫類・甲虫目

23:05 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ゴマダラチョウ

2008.08.20(Wed)

ゴマダラチョウを見たのは、今年に入ってから初めてです。



  

(20080818 千葉市若葉区)



右の前翅が少し欠損していますが、まるで障子紙を墨で染めたような黒白模様で、堂々とした見事な姿です。オオムラサキに似ていますが、類縁上も近く、幼虫がエノキの葉を食べるところまで同じです。



 

(20080818 千葉市若葉区)


ゆったりと翅を広げて午後の陽を浴び、日光浴をしておりました。タテハの仲間は比較的撮りやすいものが多いですが、このゴマダラチョウもカメラを近づけても逃げようともせず、まことに鷹揚なものでした。今年に入って初目撃と書きましたが、最近ではだんだん少なくなってきているようです。また会える日を楽しみにしています。


Category: 昆虫類・チョウ目

23:23 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

モンクロシャチホコ

2008.08.19(Tue)

モンクロシャチホコの幼虫はサクラを食い荒らすことで知られる黒っぽい毛虫ですが、成虫はこんな姿をしています。



  

(20080818 千葉市若葉区)


幼虫は体長5cmくらいになりますが、成虫はそれより小さく、3cmない程度です。翼開長で5cmくらいでしょうか。どこか愛玩犬のような顔立ちです。午前中、通りすがりに見つけて撮影したのですが、夕方になって戻ってくると同じ場所にまだいました。じーっと、座っていました。

Category: 昆虫類・チョウ目

23:10 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

オオアオイトトンボ

2008.08.18(Mon)

ホソミオツネントンボとかハグロトンボとかは私の日頃の縄張り(なんていうと小便かけて歩いてるみたいですけど)でも見ることができますが、こういうのはもはやとんと見ることができません。ですが、母の実家近辺では、薄暗い溝のそばの藪のようなところにまだまだたくさんおりました。



 

(20080815 長生郡長柄町)


いや、ほんとにたくさんいたんですよ。だけどね、薄暗い!細いからデジカメのピントが合わせにくい!そもそも腕も悪い!と三拍子そろっておりまして、撮りまくった写真がほとんどいまいちという、もはや野比のび太レベルの結果に。そんな中で何とか見れそうなのが上の写真、それと顔のアップのこれ。



 

(20080815 長生郡長柄町)


はっとするような美しい金属光沢があって、写真だけ見るとすごく目立ちそうな気がしますが、これはこれで保護色のようで、藪にとまっているとしっくりと馴染んでしまっており、全然目立ちません。あまりスピーディーには飛ばず、ゆっくりと優雅に飛びます。年に一度のお盆に良いものを見ることができました。ご先祖様に感謝です。


アオイトトンボとそっくりですが、胸部の模様その他で区別することができます(と、いうことを昨日の夜になって人に聞いて知った)。

Category: 昆虫類・トンボ目

21:03 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

アブラゼミの交尾

2008.08.18(Mon)

お盆なので母方の墓参りに行きました。


その前にちょっと従兄と二人で母の実家の庭をうろうろしていたら、上からこんなものが降ってきました。



 

(20080815 長生郡長柄町)


今年もアブラゼミは多いようです。ジジジジジといかにも暑そうな声で鳴いております。「アブラゼミの鳴き声は子供の頃を思い出させ、懐かしい」と言う人もいますが、私は今でも毎日その声を耳にしているので、季節感こそ感じるものの懐かしいという感じはあまりいたしませぬ。



 

(20080815 長生郡長柄町)


墓地には幼虫が羽化するために這い上がってきた穴がいくつか地面に開いていました。無論、抜け殻もそこら中にあります。


アブラゼミは六年間ほどを地中で過ごし、羽化して成虫となるとほんの一、二週間しか生きません。その間になんとかしてパートナーを探し、生殖行動をして次代に遺伝子を残そうとするわけです。しかし地上にはさまざまな敵が待ち構えています。中には人間の子供とかネコとか、食べる気もないのにいじめて遊ぶようなのもいますし・・・

Category: 昆虫類・カメムシ目

20:46 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

アオメアブ

2008.08.17(Sun)

アオメアブです。名前の通り、グリーンの美しい目をした大型のアブです。体長は同じムシヒキアブ仲間のシオヤアブと同じくらいです。



  

(20080814 千葉市若葉区)


シオヤアブに比べると個体数はぐっと少ないようで、出会ったのはこれが今年で初めてです。民家の庭や公園の植え込みのようなところにもブンブンしているシオヤアブに比べ、こちらは田んぼの周囲、それも背後に森を控えたような場所にいるケースが多いような感じがします。


なんとか顔を正面から撮りたかったのですが、とまっている木の枝がけっこう高い位置にあったため、うんと背伸びをしなければならないためどうもうまくいかず、これが精一杯でした。


 

(20080814 千葉市若葉区)


ちょっとピンぼけ。

Category: 昆虫類・ハエ目

20:49 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

アゲハ

2008.08.15(Fri)

クロアゲハの吸水 の項で、アゲハの仲間はじっとしてないから非常に撮りにくい!なんて書きましたが、そのそばから撮れました。



   

(20080814 千葉市若葉区)


夕方に林の縁に沿ってひらひら飛び、とまったところで撮りました。立派なアゲハですが、両側の後翅が少しずつ欠損しています。生存は大変ですね。以前、幼虫 を取り上げましたが、その幼虫もブログに書いて二日後くらいに何ものかにさらわれてしまいました。


アゲハもまた家紋等によく用いられる生き物です。桓武平氏も丸に揚羽の紋を用いていました。「平氏にあらずんば人にあらず」と言われた時代、揚羽紋のついた平清盛の牛車が都大路をしずしずと進んでゆく姿は、さぞ堂々としていたことでしょう。

Category: 昆虫類・チョウ目

22:43 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ナガコガネグモ

2008.08.14(Thu)

よくボコボコに殴ることを「フクロにする」なんて言いますが、甘い甘い。ホントの「フクロにする」とはこういうことを言うのです。



  

(20080811 千葉市若葉区)


哀れなことになっているのは大型のアブのように見えます。シオヤアブかなんかでしょう。それから比べてこのクモの堂々たる大きさがお分かりいただけるかと思います。


ナガコガネグモは夏の田んぼの周囲に多いクモで、害虫をたくさんつかまえるので昔から農家の人には大事にされることの多いクモです。かなり地面に近い位置に巣をかけることが多く、このクモも、



 

(20080811 千葉市若葉区)


農道脇の溝の底に網を張っています。中央部のジグザグリボンがオシャレです。ちなみにこういう模様&大きさのは雌で、雄は全く別種にしか見えないほど小さく、模様も地味です。


かなり秋が深まっても見ることができ、霜が降りる頃までがんばっているのも時々います。さて、このクモはどうでしょうか。

Category: 鋏角類

20:33 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

スケバハゴロモ

2008.08.14(Thu)

交尾シーンの画像が多いため、従来から、少数ながら「無修正画像」「性的描写」「18歳未満」などのキーワードで迷い込んでこられる方が絶えないこのブログですが、この虫を取り上げるとさらに「スケスケ」「まる見え」「シースルー」などのキーワードで来訪なさる方が増えるのではないか、とひそかに期待する今日この頃です。<キーワード羅列してるのあんただろ



   

(20080811 千葉市若葉区)


大きさや基本構造はベッコウハゴロモアミガサハゴロモ によく似ていますが、ご覧の通り翅がほとんど透明!漢字で書くと「透羽羽衣」となり、いっそうエッチな感じになります。<火に油を注ぐな


小さいのであまり目に付きませんが、わりとそこらへんに普通にいる虫で、クワやウツギなどによく来ています。この写真ではアジサイの葉にいます。小さな昆虫は、日頃しょっちゅう野外に出ている人でも、興味がないと目にとまらず、「こんなの見たことない」となりがちです。皆様も何かの折にふと葉の裏や草の陰を覗き込んでみますと、新たなオトナの出会いが待っているかもしれません。(さらにキーワードを増やしつつこの項終わり)

Category: 昆虫類・カメムシ目

20:16 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

クロアゲハの吸水

2008.08.11(Mon)

今までこのブログでは、駅のホームで偶然見かけたアオスジアゲハ 以外、アゲハチョウの仲間の成虫を取り上げてきませんでした。身の回りにいないからではありません。アゲハもキアゲハもクロアゲハもカラスアゲハも、その他いろいろたくさんいるのですが、アゲハチョウというのはあまりひとつところにじっとしていないため、写真が撮りにくいことおびただしいのです。


ですが、この日は地面で吸水しているところに出っくわし、写真を撮ることができました。



   

(20080809 千葉市若葉区)


この二匹がきているのは日陰になっている農道沿いの溝で、雨が降ると水がたまり晴れが続くと干上がる、という感じの場所です。こうして水分とミネラルを補給し、かつ同時に排泄もして体温を調整し、体をリフレッシュさせているようです。つくづく思いますが、野生の生き物というのは、例えば暑ければ暑い時の、寒ければ寒い時の行動をちゃんととり、自分でコンディショニングをきちっとします。そんなことさえできないのは人間だけです。人間ほど自分の体に悪いことを平気でやる生き物は他にはいません。まあ、私もその一味なわけですが。



   

(20080809 千葉市若葉区)


クロアゲハといっても決して漆黒なわけではなく、カラスアゲハほどではないにせよ、光線の具合で微妙なブルーの味わいを見せます。やっぱり大きいチョウには独特の品がありますね。

Category: 昆虫類・チョウ目

18:34 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

オオシオカラトンボ

2008.08.10(Sun)

シオカラトンボ より大きいというところからオオシオカラトンボと名づけられているわけですが、実際に見ると、大きいというよりむしろ「がっちりしている」と感じます。



   

(20080809 千葉市若葉区)


がっちりして見えるのは、シオカラトンボが後翅以降の胴体がほっそりしているのに対し、こちらは太く逞しいからで、また尻尾の黒い部分の面積も違います。かなり縄張り意識が強いようで、この写真でもそうですが、田んぼなど水の近くの棒の先のようなところにとまって、近づいてくる他のトンボを追い払ったりしている姿がよく見られます。首尾よく追い払うと、だいたいまた同じ場所に戻ってきてとまり直します。


雄がシオカラトンボの雄と似ているように、やはり雌はシオカラトンボの雌 に似ており、ムギワラっぽい外見です。ただし、やはり全体にがっちりしています。

Category: 昆虫類・トンボ目

21:46 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

オモダカ

2008.08.10(Sun)

田んぼの中に、稲に混じって白い花が咲いています。オモダカです。




 

(20080809 千葉市若葉区)


手前に、三角形に尖った葉が写っているのがお分かりいただけると思いますが、これが下半分が二股になっていて鏃みたいに見えるので、『Sagittaria trifolia』という学名がつけられております。 Sagittariaというのはラテン語で「矢」を意味するsagittaという言葉に起源するのです。



 

(20080809 千葉市若葉区)


基本的には水田雑草ですが、我が国においてもこの特徴的な葉の形が文様として図案化され、広く家紋としても用いられています。『沢瀉紋』というのがそうで、かの毛利元就や福島正則、豊臣秀次などが使用しています。やはりこの矢のような葉の形が武家には縁起が良く、また、オモダカ、すわなち「面高」は、「面目が高い」「面目が立つ」に通じると考えられていたそうです。花は秋まで見ることができます。

Category: 山野草

21:23 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

アオバハゴロモ

2008.08.07(Thu)

ベッコウハゴロモアミガサハゴロモに続いてハゴロモシリーズ第三弾です。前の二種類とはあまり似ていませんが、これが一番ポピュラーなハゴロモかもしれませんね。



  

(20080804 千葉市若葉区)



体長1cmあまり。透き通るような瑞々しい姿をしていますが、群れをなす習性があり、植物の汁を吸って弱らせてしまうので、だいたいは害虫扱いです。この写真ではミカンの木に集まっています。


カメラを近づけたりすると、ハゴロモの仲間の常で葉の裏にスルリと回り込んだり、プッと飛んで逃げたりしますが、暑い日中などは日陰であまり動かずじっとしていることが多いです。

Category: 昆虫類・カメムシ目

21:50 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

シオヤアブの交尾

2008.08.06(Wed)

このブログをいつも読んでくださっているという大変ありがたい方と先日リアルで遭遇した際、「takさんってしょっちゅう交尾シーンとかにでっくわすんですね」というお言葉をいただいたのですが、言われて見れば確かに、このブログを始めてから、明らかにそういうことに立ち会ってしまう機会が多くなった気がします。私のアンテナが鋭くなっているのでしょうか。それとも、昆虫のみなさんがその性生活を多くの人に見て欲しがっているのでしょうか。そこらへんはまあファジーにしておきたいところですが、今回はシオヤアブの交尾です。




 

(20080731 千葉市若葉区)



シオヤアブについては、過去に雄はこちら雌はこちらで取り上げましたが、肉食の非常に獰猛なムシヒキアブの仲間です。この光景を見ていて、私には思わず「悪魔の交歓」というフレーズが頭に浮かんでしまいました。


しばらくはこのままじっとしていましたが、やがてくっついたまま飛び上がり、もっと木の上の方に行って続きをやってました。飛ぶときの羽音は「ブイーン」という重低音です。

Category: 昆虫類・ハエ目

21:49 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ゲンノショウコ

2008.08.04(Mon)

ゲンノショウコには、白い花のと赤い花のがあります。白型は東日本に、赤方は西日本に多いということです。で、うちは千葉ですから、そこらへんに生えているのはこのような白型ということになります。



  

(20080731 千葉市若葉区)


ゲンノショウコとは「現の証拠」で、煎じて薬として飲むと実際に効き目がある!というところからの名前だそうで、胃腸虚弱や下痢止めに古くから広く用いられてきました。


 

(20080731 千葉市若葉区)


雄しべが藍色でなかなかカワイイです。

Category: 山野草

19:57 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ツバメシジミ

2008.08.04(Mon)

シジミチョウの仲間は小さいので、よく見ないと種類がわからないことがありますけれど、ツバメシジミを見分けるのは簡単です。後翅にオレンジ色の模様があり、さらに尻尾のような突起があるのです。この突起が「ツバメ」シジミの名の由来です。



  

(20080731 千葉市若葉区)


表側は、雄は綺麗な青色、雌は地味な黒色をしています。この写真のは青かったので雄なのですが、撮り損ねました、ハイ。


幼虫はカラスノエンドウとか、マメ科の植物を食草としています。

Category: 昆虫類・チョウ目

17:14 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

アミガサハゴロモ

2008.08.04(Mon)

前回のベッコウハゴロモ に続き、ハゴロモシリーズ第二弾です。(シリーズ?)


アミガサハゴロモは、ベッコウハゴロモと同程度の大きさで、形も大体似ていますが、成長につれて姿がずいぶん変わります。


 

(20080730 千葉市若葉区)


羽化してしばらくは上の写真のように緑色をしているのですが、これは粉に覆われているためで、日数が経ちますとその粉が落ちて、



   

(20080731 千葉市若葉区)


このように真っ黒けになるのです。「アミガサ」というのは「編笠」のことで、時代劇で旅人とかがかぶってるあれのことですから、黒くなってからのほうがそれっぽいですね。

Category: 昆虫類・カメムシ目

17:01 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ベッコウハゴロモ

2008.08.02(Sat)

小さなガのように見えますが、ベッコウハゴロモはカメムシ目に属します。



 

(20080729 千葉市若葉区)


体長は1cm弱くらいです。写真を撮られているのに気づくとこのように葉っぱの裏に隠れようとしてなかなかキュートです。



 

(20080729 千葉市若葉区)


それでもさらにおどかすと、プッと飛んで逃げます。セミの親戚だけあってスピーディーな動きです。


幼虫は綿毛のようなのが背中についていて、なかなか奇妙な姿をしています。近日中にここでも取り上げたいと思います。

Category: 昆虫類・カメムシ目

21:26 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

アゲハの幼虫

2008.08.01(Fri)

チョウの王様・アゲハも、幼虫の時はこんなもんです。



   

(20080729 千葉市若葉区)


ミカンの若木の葉にいたのですが、まるで獅子舞みたいな顔をしてますね。ところが、これが脱皮をいたしますとこうなるわけです。



   

(20080801 千葉市若葉区)


おそらく、こちらの形状になってからのほうが一般にはポピュラーなのではないでしょうか。目玉のように見えるのはただのコケオドシの模様なのですが、アップにしますと、



 

(20080801 千葉市若葉区)


実にこんなであり、象のような迫力です。つついていじめたりすると「臭角」というオレンジ色の角を頭から出しますが、これはあまり出しすぎると疲れて死んでしまうこともあるそうなので、わざと出させるのはやめました。


気になるのは、イモムシを団子にして巣に持ち帰ってしまうフタモンアシナガバチ が、すぐ付近をブンブン飛んでいることです。大丈夫だべか?


このひとがフタモンアシナガバチ。



 

(20080801 千葉市若葉区)

Category: 昆虫類・チョウ目

22:08 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

記述の中に間違いや誤解を見つけた方、またそれ以外にも何かございましたら、どうか
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まで送っていただけると幸いです。

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