アキノノゲシ

2008.09.30(Tue)

稲刈りも終った畦道に、アキノノゲシが花を咲かせています。



  

(20080927 千葉市若葉区)


全体のかっこうはノゲシに、花はノニガナやタビラコに似ています。淡いアイボリーの端正で美しい花です。



 

(20080927 千葉市若葉区)


茎の高さは1mを越え、他の草花よりも頭ひとつぬきんでています。稲作とともに大陸から渡ってきた史前帰化植物と考えられているようです。

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Category: 山野草

20:07 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ジョロウグモ

2008.09.29(Mon)

道路を歩いていたら、でっかいジョロウグモが突然目の前に「にょわーん」という感じでぶら下がってきまして、ちょっぴり驚きました。



  

(20080927 千葉市若葉区)


クモの苦手な人ならここで悲鳴大会になるところですが。


このくらいの大きさになるとほとんど掌ほどあるように感じられ、きわめて大きなクモという印象を受けますが、要するにカラーリングが派手で脚が長いのであって、体長そのものはせいぜい3cm前後でありましょう。このように大きいのは雌で、雄はずっと小さく、色も地味なところはナガコガネグモと一緒です。網はずいぶんと大きく、直径1mになんなんとするものをかけていたりします。近縁の仲間に、南西諸島に住むオオジョロウグモというものがおりますが、こちらは体長だけで5cmに達し、時には小鳥さえも捕食するとか・・・。考えるとずいぶん驚異的ですね。

Category: 鋏角類

21:03 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

アオマツムシ

2008.09.28(Sun)

こういうのっていったいどっから入ってくるんですかね。夜、部屋の中のふすまにアオマツムシがいらっしゃっておりました。



  

(20080926 千葉市若葉区)


体長2.5cmくらい。リーリーとよく通る声で鳴き、すっかり秋の風物詩ですが、どうやらこれもまた帰化昆虫で、明治時代に中国大陸方面から入ってきたものだとか。基本的に樹上性なので、こういうことでもない限り、あまり日頃姿を見かけません。鳴き声はあちこちから響いてきますけど。


この写真のは雌で、雄は翅の背中の部分のパターンが違うので区別できます。また、マツムシとは緑一色(リューイーソーと読んだ人、ギャンブルはほどほどに)であるだけでなく、ルックスそのものがかなり異なっています。マツムシはどちらかと言うとスズムシに似ており、鳴き声もよく「チンチロリン」と表現されます。チンチロリンと言えば、私は以前・・・や、なんでもないです。ギャンブルはほどほどに。


Category: 昆虫類・バッタ目

22:21 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

コカマキリ

2008.09.27(Sat)

茶褐色のコカマキリ。こちらを睨んで緊張の表情です。



   

(20080924 千葉市若葉区)


左右両側から写真を撮ってみましたが、こっちをじーっと目で追っています。これが威嚇の段階になると翅を広げて、前脚を立てるポーズをとるのですが、まだそこまではいっていません。


コカマキリというとこういうくすんだ色というイメージですが、緑色のもいるのだそうです。私はまだ見たことがありませんが、一度見てみたいものです。

Category: 昆虫類・カマキリ目

21:25 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

ホオズキカメムシ

2008.09.26(Fri)

網戸にへっついていたのはホオズキカメムシです。体長は1cmと少し。



  

(20080924 千葉市若葉区)


後脚がバッタのように逞しく、全体にどこか野戦兵器じみたいかつい格好をしています。なんかキューベルワーゲンみたいですね。しかし動作はあまり速くないので、ロンメル将軍が砂漠で用いるのはちと無理でしょう(そりゃそうだ)。


ホオズキと名はついていますが、ナスやトマトにもつき、アサガオなんかにも群れていることがあります。

Category: 昆虫類・カメムシ目

21:11 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

アカスジキンカメムシの幼虫

2008.09.25(Thu)

アカスジキンカメムシの成虫は、このように非常に美しいものですが、幼虫はこんな姿をしているのです。



 

(20080923 千葉市若葉区)


こうして見るとちゃんと面影がありますね。幼虫、といってもこの写真のはおそらく五齢くらいで、それ以前のはまた少しずつ異なる姿をしています。


成虫のような鮮やかな色彩こそありませんが、渋い光沢があり、なんだか顔みたいな模様でユーモラスです。

Category: 昆虫類・カメムシ目

21:28 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

挙動不審なニホンアマガエル

2008.09.25(Thu)

カエルというのはたいへん表情が豊かであることは今までもたびたび述べてまいりましたが、それに加え、体のわりに手足が長く、動きが柔らかいので、なにげないふるまい一つにもやけに味があったりとかします。


この日は、何気なくこのひとを眺めておりました。よくふとって艶もいいです。



 

(20080922 千葉市若葉区)


と、いきなり体をシェイクさせ始め、



 

(20080922 千葉市若葉区)


さらに逆方向にもウニウニ。


 

(20080922 千葉市若葉区)


そしてなぜか右前足で頭をかく。



 

(20080922 千葉市若葉区)


都合五秒間くらいの出来事でしたが、すごい笑えました。何か消化の悪いものでも食べたのでしょうか。それとも猫が顔を洗うようなものなのでしょうか。



 

(20080922 千葉市若葉区)


一通り終ると、後はこの姿勢でまたじーっとしていました。間もなく雨が降り出しましたが、何か関係があるのかないのか・・・

Category: 両生類

19:08 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

キツネノマゴ

2008.09.23(Tue)

キツネノマゴって、名前も不思議ですけど花もなんだか不思議な形です。



  

(20080921 千葉市若葉区)


やはり、あまり日当たりの良過ぎないようなところに群生しています。「ばあ」と言ってるみたいでかわいいですが、長く見続けていると顔みたいに見えてきてちょっと不気味だったりとかします。キツネノマゴ科キツネノマゴ属ですが、日本にはキツネノマゴ属の植物はこれだけです。



 

(20080921 千葉市若葉区)


猫じゃらしの穂みたいに見えるのは穂状花序なのですが、花はいっぺんには咲かず、一つか二つずつ順番に咲きます。わりと奥ゆかしい野の花です。

Category: 山野草

23:05 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

イヌタデ

2008.09.22(Mon)

ちょっと日陰な道端なんかによく群生しているイヌタデ。


「蓼食う虫も好きずき」のタデはこれではなく、ヤナギタデのことです。ヤナギタデは歯に辛味があり、食用となるのですが、こちらは普通あまり食用には使われません(若葉は食べられるそうですが)。だいたい、頭に「イヌ」がつく植物というのは、人間側から見て、たいして物の用にならないのが多いようです。イヌタデはせいぜい、子供がままごとで赤飯に見立てて遊んだことからアカマンマと呼ばれる・・・くらいのところで、それだって私は経験がないし、おとなになって図鑑を開くまでそんな別名はあったことも知りませんでした。



   

(20080921 千葉市若葉区)



写真を撮ってから気がつきましたが、カマキリが一匹、花の中からこっちを睨んでいました。



 

(20080921 千葉市若葉区)


青いツユクサを圧倒するように、イヌタデが路傍を淡く赤い、どこかはかない色彩で埋めてゆきます。もうすっかり秋です。

Category: 山野草

19:40 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

ヒガンバナ

2008.09.21(Sun)

今年はなかなかヒガンバナが咲かないと思っていましたが、やはりお彼岸の頃になるとちゃんと咲き出すのですね。



  

(20080921 千葉市若葉区)


この花ばかりは、「ヒガンバナ」とカタカナで書くより、漢字で「彼岸花」と書く方がしっくりくる気がいたします。


私はごく小さな頃からこの花が怖くてしょうがなく、それなのに何だか目を離せなくて、秋の訪れとともに茎が伸びて咲くこの花をいつも立ち止まって眺めていました。


彼岸花には、聞く人の居心地を悪くさせるような、様々な呼び名があります。「死人花」、「幽霊花」、「狐花」、あるいはまた「線香花」、「墓花」などというのです。私がそういうことを知ったのは学校へ行くようになってからですけれど、そんなこととは関係なく、物心ついたときには、私はもうこの花が怖くて仕方ありませんでした。私には年代のわからない幼児期の、不思議な記憶があります。見渡す限り一面に彼岸花が咲いている野原にたったひとりでいて、周りには誰もいないのです。ただ、胸のへんまである彼岸花の中に取り囲まれて、いつまでもじっとひとりで立っている。そして、やがて遠くで誰かが私を呼び始める・・・そんな記憶です。おそらくそれは、実際に経験したことではないのでしょう。夢で見たのかもしれないし、何かの都合で強くイメージしてしまったのかもしれません。しかしそれは、今でも時折思い出してしまうくらい、すごくリアルなものです。


彼岸花の根と球根には毒があります。


それはリコリンといい、植物性アルカロイドの一種です。水溶性の毒なので水にさらして毒抜きをすれば良いのですが、中世には飢饉の折、満足な毒抜きをせずこれを食し、大勢の人が死んだ・・・といった悲しい逸話も伝わっています。上記のような数多くの別名も、そのような多くの実例から帰納法的に導き出されたものであるかもしれません。だが、そのような逸話と、その毒性の強さから、彼岸花が植えられている場所の表土付近にはモグラやジネズミも近寄らず、だから土葬の墓地を守るためによく用いられた・・・という事実を考え合わせると、私の、例の妙な記憶は、ちょっと心穏やかではいられないものでもあります。



 

(20080921 千葉市若葉区)


中国からの史前帰化植物であり、その伝来は縄文時代にまで遡るとも言われております。有名な別名の「曼珠沙華」はサンスクリット語であり、「天上界に咲く赤い花」のことです。これが天から舞い落ちるのは、瑞兆であるのだそうです・・・

Category: 山野草

21:26 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

ミスジハエトリ

2008.09.19(Fri)

視線を感じます。誰かが俺を見ている・・・


振り返ると、こいつが建物の壁にはりついているのでした。どういうつもりか、じーっと私を見ています。



  

(20080919 千葉市若葉区)


1cmない小さなハエトリグモですが、これの雄は顔が真っ赤なのが多いのですぐそれとわかります。うちの周りでは最多勢力のハエトリグモで、そこら中で姿を見かけます。カメラを向けると、やはり逃げようともせずレンズを目で追っています。このような小さな生き物の意識というのはどのような構造になっているのでしょうか。


不快害虫扱いされがちなハエトリグモですが、ハエやカを積極的に食べてくれるありがたい生き物ですし、徘徊性なので家の中に巣を張ったりすることもありません。なんとかうまく共存してゆけると良いのですが。

Category: 鋏角類

20:43 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

クロコノマチョウ

2008.09.18(Thu)

正直に白状しますが、私は今までにこのチョウを見かけたことがなく、何という種類かわかりませんでした。



  

(20080916 千葉市若葉区)


これはタテハの仲間で、「クロコノマチョウ」というのだそうです。元来が南方系のチョウで、地球温暖化その他の影響で分布も北上しているようなのです。物の本によると、分布北限は千葉県、なんて書いてありますから、このチョウはかなり最先端を行っていることになります。ツマグロヒョウモンもそうですけれど、かつてはあまり見かけなかった昆虫が次第に身近になっているということは、興味深くもあり、また複雑でもあります。何度も書いていることですが、私ももっともっと勉強せねばと思います。

Category: 昆虫類・チョウ目

20:55 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

アゲハのサナギ

2008.09.18(Thu)

9月13日の朝、電気のメーターのケーブルにこんなものがくっついていました。



   

(20080913 千葉市若葉区)


アゲハ君 です!


これは「前蛹」というものでして、これからまさにサナギにならなんとするところ。午後に再び見てみると、



 

(20080913 千葉市若葉区)


ばんざい!無事サナギになったぞ!


この後、私は詩のイベントで二日ほど秩父に行ったりとかしていたので、どうなっているか心配でしたが、今日現在、色もすっかり茶色くなりすくすくと育っている模様です。羽化が楽しみですね。

Category: 昆虫類・チョウ目

20:34 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ニホンヤモリの幼体

2008.09.16(Tue)

午前1時ちょっと前。そろそろ寝るべか!と思い布団を敷いていると、何かが部屋の端っこの方、視界の隅をカサコソと横切ってゆきます。


ゲジゲジでも入ってきたかと思い一瞬目を凝らしましたが、よく見ればかわいいニホンヤモリの幼体でした。



   

(20080911 千葉市若葉区)


畳の目と比べて、その大きさというか小ささがお分かりいただけるかと思います。日記を読み返すと昨年の9月初頭にも、やはりこのようなヤモリの幼体を部屋の中で目撃していますので、そういうシーズンなのでしょう。おとなたち は相変わらず窓に張りついてせっせとハエや を食べてくださっております。


かわいいですが布団を敷くとき潰してしまったりすると非常に嫌なので、丁重につまみ出そうとしましたが、その前にタンスの裏に逃げ込んでしまいました。そこからどうやって屋外に出たのか、翌日の朝にはアルミサッシの外側にいました。ほんのわずかな隙間さえあれば行き来できるようです。さすがです。

Category: 爬虫類

19:52 | Comment(3) | Trackback(-) | EDIT

ダンゴムシに顎を乗せるニホンアマガエル

2008.09.16(Tue)

タイトルの通りです・・・不思議なものを見ました。


このひと、いったい何をやっているんでしょーか。



 

(20080910 千葉市若葉区)


食べようとしたら丸まっちゃったから食べられなかったのか、最初から丸まってる上に顎を乗せたのか・・・


ちなみに上のは朝の10時ごろの写真です。夕方5時ごろ、また覗いてみました。



 

(20080910 千葉市若葉区)


そのまま!


若干、ダンゴムシの位置がずれているような気がします。なんか気持ち良さそうな顔をしてますが、まさか、コロコロして顎のマッサージをしているわけでは・・・

Category: 両生類

18:49 | Comment(6) | Trackback(-) | EDIT

ハラビロカマキリ

2008.09.12(Fri)

ハラビロカマキリはオオカマキリより一回りほど小柄ですが、名前の通り幅広のがっちりした体型をしたカマキリです。



  

(20080909 千葉市若葉区)


木の上などの高いところにいることが多いようです。この個体がいたのも地上2mくらいのところで、背伸びして撮りました。秋晴れの青空が綺麗です。


宮本武蔵の描く墨絵だったら、このてっぺんにはモズかなんかが待ち受けているところですが、そこは所詮、私の撮った写真。この上の方にあるのは、ただの古い資生堂の看板なのでした・・・

Category: 昆虫類・カマキリ目

20:44 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

イボバッタ

2008.09.11(Thu)

こういうゴチャゴチャした地面にいると、一瞬、見落としてしまいそうになります。何しろこの虫自体がゴチャゴチャした外見ですので。土埃で汚れているように見えますが、そうではなくこれがデフォルトです。



   

(20080908 千葉市若葉区)


イボバッタはよく見ればあちこちにけっこうたくさんおり、かつ体長も3cm程度とけっこう大きいのですが、何しろこのように地味なため、あまり知られていないようです。ポケット版の昆虫図鑑とかにもしばしば載っていなかったりします。若干気の毒です。


写真を撮ったりすると跳んで逃げますが、草むらの方角ではなく、ちゃんと開けた土の地面の方へ逃げてゆくのはさすがです。緑の草むらなんかに入ったらかえって目立ちますからね。

Category: 昆虫類・バッタ目

21:02 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ニホンアマガエルのアクビ(?)

2008.09.10(Wed)

とにかく、ネタに困った時には(別に困ってもいないんですが)こいつを眺めれば何かしら提供してくれます。おなじみのこのひと です。


あれっきり色を変化させることもなく、このようなつやつやした緑色に戻ってしまい、この日の早朝には、いつもの隙間で三つ指を揃えていたのですが・・・



   

(20080906 千葉市若葉区)


私の顔を見るなり、突如、大アクビ!



 

(20080906 千葉市若葉区)


ナメてます。完全に私をナメてます。かわいいから許しますが。


これが本当にアクビなのかどうか、私にはいまいちよくわかりません。二度連続でやったので(だから写真を撮れた)、何か食べた後でゲップのようなことをしていたのかもしれません。あるいは、口の中に何か引っかかったとか。何しろ大きい口だからね、ご覧の通り。でも、感じとしては限りなくアクビっぽかったです。実際のところどうなのか、非常に興味深いところです。読者の方で、このような事象に詳しい方がいらっしゃいましたら、ご教授を頂ければ大きな喜びでございます。

Category: 両生類

21:28 | Comment(5) | Trackback(-) | EDIT

キアゲハ

2008.09.09(Tue)

ヒャクニチソウの花に、キアゲハが来ていました。



   

(20080905 千葉市若葉区)



激しくはばたきながら吸蜜しています。キアゲハとアゲハ 、幼虫はけっこう違うのですが、成虫はかなりよく似ています。キアゲハの方が黄色いかというと、必ずしもそうでもなかったりするのです。一番簡単な見分けポイントは前翅の根元付近で、キアゲハではここが黒っぽく塗り潰したようになっています。




   

(20080905 千葉市若葉区)


例によってピンボケばっかりで大変申し訳ないですが、そのボケ加減を見ると、前後の翅の動かし方が単にパタパタしているわけではなくすごく有機的で、あたかも空気を包み込むかのように柔軟に操作していることがよくわかります。
 

そして、よく見るとこのチョウも右の後翅の上端部が若干ですが欠けていました。



 

(20080905 千葉市若葉区)


完全体ばっかり探して標本を作っているような人には残念なことでしょうが、これはこれで、このチョウががんばって今まで生きてきた証と言えるでしょう。

Category: 昆虫類・チョウ目

22:02 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ニホンアカガエル

2008.09.09(Tue)

5月に上陸したての子供を取り上げましたが、今回は立派なおとなです。成長すると5~7cmもの大きさに達します。



   

(20080904 千葉市若葉区)


20年前にはどこにでも掃いて捨てるほどいたアカガエルですが、最近では千葉市のレッドデータリストで最重要保護動物に指定されている有様です。実際、数はすごく減っているのですが、私の見るところ、「いるところにはまだたくさんいる」「いないところには全くいなくなった」という印象です。要するに、単純化すると、産卵場所としてふさわしい水辺環境が残されているか、そしてその水辺環境が、生息地となる雑木林と分断されていないかどうか、ということが重要なのだと思います。

Category: 両生類

21:44 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ダイミョウセセリ

2008.09.08(Mon)

セセリチョウの仲間は、葉っぱとかにとまる時に戦闘機みたいに三角形に翅をすぼめているものが多いです。今までこのブログにご登場いただいたコチャバネセセリイチモンジセセリキマダラセセリなどいずれもそうなのですが、このダイミョウセセリは違い、翅を大きく開いた状態でとまるのです。



  

(20080904 千葉市若葉区)


また、幼虫の食草も、イネ科植物を食べることの多い他のセセリチョウとは異なっており、これの幼虫はヤマノイモ科のイモの葉を食べます。関西型と関東型があり、関西にいるのは後翅に白い帯があるそうですが、ここ千葉にいるのは当然の関東型なので後翅は真っ黒けです。


大名という名前こそついていますが、他のセセリチョウと事実上、ほとんど大きさは違いません。その命名由来にはいくつかの説があるそうで、翅を広げてとまるこの姿が大名行列にひれ伏す人みたいに見えるからとも、あるいはこの黒地に白の翅が紋付き袴姿を連想させるからとも言われているようです。個人的には、私は紋付き説を支持したいですね。


Category: 昆虫類・チョウ目

21:37 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

アメリカザリガニ

2008.09.07(Sun)

アメリカザリガニは、元来1920年代にウシガエルの餌として輸入されたものです。で、食用蛙養殖場から逃げ出した個体があっという間に全国に広がり、今では北海道以外の日本各地に分布しております。沖縄にさえ入り込んでいます。私なども小さい頃からさんざん遊び相手にしてまいりました。いったいトータル何匹捕まえたでしょうか。単純計算で、小学校一年から六年までに年間二十匹捕まえたとして、それだけで百二十匹です。と言うことは、我々の頃の小学校は一クラス四十五人、半分は女の子だし、ザリガニなんか捕らない子も中にはいるから、そういうのを差し引いても一クラス分で六年間におよそ三千匹は捕まえていた勘定になります。



  

(20080904 千葉市若葉区)


それだけ捕っても、いまだザリガニはあまり減少しているようには思えません。


昨今、千葉の農村を歩いていると、川にはミシシッピアカミミガメが群れをなし、池にはバスやギルが泳ぎ回り、沼からはウシガエルが野太い声をあげ、田んぼや用水路にはこのアメリカザリガニが這いずり回っているという、まるっきりミシシッピ川流域のような有様です。しかも、最近嫌な噂を聞きました。アライグマが畑の野菜を盗んでいるというのです。うちのかなり近所、つまり千葉市の若葉区内で、です。既に上総~安房ではアライグマがあちこちで出没しているようですが、まさか・・・


印旛沼あたりにはもうずいぶん前からワニガメやカミツキガメが生息していますし、花見川でアリゲーターガーらしき魚を見たという人もいます。ここは本当に私のふるさと、千葉でしょうか。

Category: エビ・カニ類

22:12 | Comment(6) | Trackback(-) | EDIT

ブチヒゲカメムシ

2008.09.06(Sat)

私はこのブログを始めてから、なんとなくカメムシが好きになってきました。だって、綺麗じゃないですか。



  

(20080904 千葉市若葉区)


ブチヒゲカメムシは、体長1cmとちょっと。


人との関わりにおいては、イネを食害し、その他にもさまざまな植物にとりつくことからやはり害虫として扱われています。カメムシは臭いものというのが固定観念ですが、実際には、触らなければ臭いを出すことはありません。赤褐色の背中に、なんだか人の顔みたいな模様のクリーム色の小楯板がくっついています。色合いの渋さが昔の襖絵のようで、見れば見るほど味があります。

Category: 昆虫類・カメムシ目

20:54 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ヒメジャノメ

2008.09.06(Sat)

ヒメジャノメは、コジャノメ と大変よく似ています。



   

(20080904 千葉市若葉区)


明確に違うのは、翅を上下に貫いている白い帯です。これが、コジャノメでは緩やかなカーブを描いていますが、ヒメジャノメは写真のようにほぼ直線です。また、翅の色自体もやや薄めな場合が多いようです(個体差あり)。


どちらも北総の郊外では身近なチョウですが、このヒメジャノメの方が個体数はやや多いようです。あまり視力のよくない私は、このようなジャノメチョウがパタパタと飛んでくると、つい、「コジャノメ?ヒメジャノメ?」という感じで目を細めてしまいます。

Category: 昆虫類・チョウ目

20:41 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ニホンアマガエルの保護色

2008.09.05(Fri)

アマガエルといえば緑色ですが、周囲の環境によってかなり色を変化させます。


この写真のカエルは、こいつと同じカエルです。



  

(20080904 千葉市若葉区)


撮影場所も同じです。8月の後半以来、ずっとこの隙間を根城にしていろのですが、これほどはっきりと体色を変化させた状態を見たのは初めてです。写真左の、まるで母親に抱きつく赤ちゃんのようなポーズが大変かわいいですが、外から何気なく覗くと見逃してしまいそうなほど、塗装が剥げて朽ちた木材の色に実によく同化しています。アマガエルは、真皮と表皮の間に黄・黒・青の三種類の色素胞を持っており、ホルモンの分泌によってそれらを調節して体色を変化させる・・・のだそうでございます。


けれども、私は毎日のようにこのカエルと顔を突き合わせていますが、さっきも書いた通り、こんなになっているのを見るのは初めてです。



  

(20080904 千葉市若葉区)


単純に、周りの色に合わせて変るだけであったら、しょっちゅうこうなっていても良いはずです。ひとくちにホルモンの分泌によると申しますが、そこにはどんなリーズンが介在しているのでしょう。温度、湿度、気圧、気分・・・

さらに頭を抱えたくなるのは、今日になるとまた元の緑色に戻ってしまっていたことです。




  

(20080905 千葉市若葉区)


のんきにゲコゲコ鳴いていました。まことにまことに、自然というものは神秘です。

Category: 両生類

21:01 | Comment(8) | Trackback(-) | EDIT

ノシメトンボの逆立ち

2008.09.04(Thu)

赤トンボの仲間は逆立ちをするのが多いです。これは暑い日中、少しでも直射日光に当たる面積を少なくしようという、体温調節上の都合なのだそうです。


房総半島北部の田園地帯では最多勢力を誇るノシメトンボもやはり赤トンボの仲間ですから、どうかするとこのように逆立ちをしております。



  

(20080903 千葉市若葉区)


『実るほど頭を垂れる稲穂かな』。ええ、そろそろ稲刈りのシーズンです。


空の青さにはまだ夏の気配が残っておりますが、それももうしばらくのことでしょう。子供たちも学校に通い始めました。いよいよ、今年も秋が巡ってきましたね。

Category: 昆虫類・トンボ目

22:25 | Comment(8) | Trackback(-) | EDIT

鳴くニホンアマガエル

2008.09.03(Wed)

アマガエルの声といえば、ゲコゲコ、グワグワグワ・・・という、まごうかたなきカエル声。ではどうやって鳴くかというと、喉を膨らまして鳴くのです。



   

(20080903 千葉市若葉区)


顔だけ出して控えめに鳴いているこいつは、写真を見ればわかる通り、8月26日のブログで取り上げたやつ と同じカエルです。この隙間を根城にしているのです。


正面から見ると、このようなスタイルになりますね。



 

(20080903 千葉市若葉区)


ずいぶん膨れていますが、この程度だとまだまだで、本気で鳴き出すと顔よりも大きく喉を膨らませます。この膨らむ部分は筋肉でできた袋で、「鳴嚢」というものです。


これがだいたい昼前の写真で、このときはよく晴れていましたが、「こいつが鳴き出したってことは雨になるかな?」と思っていたら案の定、午後に激しい夕立が降り出したことは、近隣在住の方ならご承知の通りです。こんなふざけた顔をしていますが、さすが「雨」ガエルなのでございます。

Category: 両生類

22:53 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

セスジスズメの幼虫

2008.09.02(Tue)

セスジスズメは翼開長が7cmにもなる大型のスズメガですが、幼虫もやはり大きく、終齢になると8cmを越えます。これはまだそれほど大きくありませんが、道路を横断している姿はなかなかの迫力です。



 

(20080831 千葉市若葉区)


幼虫はブドウや各種のイモなども食草としているので、比較的、目につく機会の多いイモムシと言えるでしょう。前後がわかりにくい格好をしていますが、


こっちが前で、



 

(20080831 千葉市若葉区)


こっちが後ろです。


 

(20080831 千葉市若葉区)


角のようなのは「尾角」といいます。歩く時は前後に一生懸命ピンピンと振り、なかなかお茶目な動きです。

Category: 昆虫類・チョウ目

22:17 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

センニンソウ

2008.09.02(Tue)

センニンソウです。名前の通り浮世離れした姿です。



 

(20080831 千葉市若葉区)


蔓性の多年草で、比較的日当たりの良い場所で多く目にします。




  

(20080831 千葉市若葉区)


四弁の白い花に見えますが、実は花弁のように見えるのは萼片なのです。ちょっと不思議な花です。キンポウゲ科の植物には有毒なのが多いですが、このセンニンソウもやはり毒があり、動物が口にしないことから「ウマクワズ」すなわち「馬喰わず」の異名を持っています。この毒はプロトアネモニンという刺激性の物質で、皮膚や粘膜に作用し、食べると胃腸をぶっ壊すこと請け合いです。取り扱いにはご注意を。



Category: 山野草

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プロフィール

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

記述の中に間違いや誤解を見つけた方、またそれ以外にも何かございましたら、どうか
inaka_jikan@yahoo.co.jp
まで送っていただけると幸いです。

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