キチョウ

2008.10.31(Fri)

朝夕だいぶ涼しくなってまいりましたが、鮮やかなレモンイエローのキチョウはまだそこらをひらひら飛んでいます。



  

(20081028 千葉市若葉区)


モンキチョウと似ていますが、翅の模様のパターンが違い、たたずまいもやや異なっています。秋に羽化したものは葉陰とかで成虫で越冬するので、真冬でも暖かい日になると飛んでいる姿を見られることがあります。この冬はひとつ、越冬中の姿を記録してみたいと思っています。

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Category: 昆虫類・チョウ目

22:36 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ジガバチ

2008.10.30(Thu)

農道の真ん中にイモムシが転がっています。なんで?



 

(20081028 千葉市若葉区)


ナカグロクチバの幼虫かなんかのようですが、どうやらこのイモムシ、行き倒れとかではなく所有者がいたようで、間もなく回収にやってきました。赤帯のイモムシハンター、ジガバチです。


  

(20081028 千葉市若葉区)



ジガバチはこうしてイモムシを捕まえると、毒針で麻酔をかけ、動けないようにしてから巣穴に運び込むのです。そうしてそこに卵を産みつけ、孵化した幼虫は新鮮なイモムシをもりもり食べて大きくなるというわけで。


巣穴にはていねいに石とかで蓋などしてあるので、外からはなかなかわかりません。それにしても、こんなに大きな獲物をよくも運べるものですね。

Category: 昆虫類・ハチ目

19:24 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ヤマクダマキモドキ

2008.10.30(Thu)

鹿島川沿いの谷津田には、本来、山地性と思われる昆虫が数多く棲んでいます。このヤマクダマキモドキもそうです。



  

(20081028 千葉市若葉区)


キリギリス科に属します。ごく近い仲間にサトクダマキモドキというのがいますが、前肢の色が違うので区別できます(こっちは赤紫、あっちは緑)。


クダマキというのはクツワムシのことですから、つまりは山にいるクツワムシのそっくりさんというほどの名前です。樹上に棲んでいるので、こうして何かの都合で地上に降りるとどことなくアンバランスな感じがしますね。お尻の形状からしてこれは雌ですね。体長は5cm程度と、けっこう大きな虫です。

Category: 昆虫類・バッタ目

19:10 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

秋の田んぼのニホンアカガエル

2008.10.28(Tue)

広範囲な地域で減少著しいニホンアカガエル 。刈り取りの終った、雨上がりのぬかるんだ泥田でうんと太ったのを見つけました。こいつは体長7cmはあります。大物です。



   

(20081027 千葉市若葉区)


この谷津田近辺には前回取り上げたコバネイナゴ など大小さまざまな昆虫あるいは節足動物がおり、少なくとも食料には事欠かかなさげです。そうして育ったこのようなアカガエルが、今度はヤマカガシ などのヘビやサギ のような鳥、さらにはタヌキ等の哺乳類の餌となり、食物連鎖を形成してゆくわけです。一口にカエルの減少、と申しますが、要するにカエルがいなくなるということはダルマ落としの真ん中あたりをぶち抜いてしまうようなもので、生態系そのものに大きな影響を与えることなのです。それはカエルに限らず、他の生き物であっても同じことです。


ところでアカガエルを餌としてきたのは何も前述のような生き物たちのみではなく、今六十歳以上くらいの人に聞くと、アカガエルは食べられ、なかなかの美味だったそうです。脚の部分をあぶって食べたものなのだそうで。


食用ガエル、つまりウシガエルがおいしいことは私も知っていますが、アカガエルは食したことがありませぬ。およそ半世紀前ほどにアカガエルがたくさんいるのなら、いや、せめて二十年前の私の子供時代ほどにたくさんいるのなら、二、三匹捕まえて試してみるところなのですが。

Category: 両生類

20:54 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

コバネイナゴ

2008.10.27(Mon)

コバネイナゴはイナゴの中でも非常にポピュラーなイナゴと言えましょう。名前の通り、翅が短く、お尻の先端よりか短いのが普通ですが、たまにもう少し長いのもいます。カラーリングがほぼ同じなハネナガイナゴというのもいますが、そちらはお尻の先端より翅の方がずっと長くなります。



  

(20081027 千葉市若葉区)


イナゴは一時期、農薬のために激減しましたが、近年また少しずつ個体数が回復しているようです。今でもイナゴの佃煮などという物がわりあい普通に流通していますが、食糧危機が世界的に叫ばれる現在、昆虫はけっこう真面目に次代のタンパク源として各国で研究されているようです。日本で市民権を得ている食用昆虫といったら、まずこのイナゴ、あとはハチの子やザザムシ等でしょうか。ただハチの子やザザムシが大量には食料として供給しにくいのに比べ、イナゴは全国的にたくさんいます。いずれ新たな観点からその存在が見直される日が来るのかもしれません。

Category: 昆虫類・バッタ目

21:41 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ウスグモスズ

2008.10.23(Thu)

体長わずかに6、7mm。非常に小さなコオロギの仲間です。



  

(20081021 千葉市若葉区)


いかにも鳴きそうな外観ですが、鳴きません。クサヒバリにもちょっと似ています。新しい図鑑でないと載っていませんが、それもそのはず、どうやら60年代以降になってから入ってきた帰化昆虫らしいのです。でも原産国は不明だとか。身近にいる小さな虫ですが、どこから来たのかもよくわからないとはちょっぴり謎めいていますね。

Category: 昆虫類・バッタ目

20:36 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ワキグロサツマノミダマシ

2008.10.22(Wed)

ワキグロサツマノミダマシです。名前は長たらしいですが、なにげに綺麗で、私の好きなクモです。



  

(20081020 千葉市若葉区)


体長は1cm弱。背中の緑色が鮮やかです。通常、午後に網を張り、朝になるとたたんでしまうのだそうですが、この個体は確かに午後になると出てきて朝になるといずこかへ引っ込むものの、その際、別に朝になったからといって網をたたむ気配はなく、毎日同じのを再利用しています。網はほぼ円形で、こんな姿。


 

(20081020 千葉市若葉区)


名前を漢字で書いてみると、「脇黒薩摩の実騙し」となります。薩摩の実というのはハゼの実のことで、それに似ているためにそう言われているわけです。

Category: 鋏角類

21:32 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

ジョロウグモの狩り

2008.10.21(Tue)

午後の太陽の下で、ノシメトンボが一匹、ジョロウグモの巣にはまり込んでもがいておりました。



  

(20081016 千葉市若葉区)


必死に暴れるトンボを、ジョロウグモはがっちりとつかまえています。ジョロウグモは、獲物を頭から食べてしまうわけではありません。獲物に咬みついて体内に消化液を注入し、中身のタンパク質を溶かして体液を吸い取るのです。もはやトンボに逃れる術はありません。またひとつの命が消えてゆきます。他の生き物を生かすために。

Category: 鋏角類

20:48 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ダイサギ

2008.10.20(Mon)

田んぼなどで一般的に見かける、いわゆる白鷺には、ダイサギ、チュウサギ、コサギといます。大・中・小の三種類というわけですが、これはその中でも一番大きな、ダイサギです。



 

(20081016 千葉市若葉区)


餌を探しているようです。普通こんなに近づけませんが、なぜか数メートルまで接近できました。しばらくてくてく歩くと、なんか見つけたようです。首がだんだん伸びてきて・・・



   

(20081016 千葉市若葉区)


あ、つかまえました!ザリガニですね。



   

(20081016 千葉市若葉区)


この季節、刈り取りの済んだ田んぼや、川や池で、ドジョウやカエルなんかをつついている姿をよく見かけますが、これほど近くで見られるとプチ感動です。さらに数歩歩いて、またザリガニらしきものをゲット。食欲旺盛です。



 

(20081016 千葉市若葉区)


白鷺はたいへん大きい鳥なような気がしますが、要するに首と脚が長いので、胴体部分はダイサギでもカラスと大差ありません。


ダイサギとチュウサギの見分けですが、私、今でもよくわかんないときがあります(爆)。


ダイサギの方が首が長く、そして、顔を横から見ることができれば、口角(嘴の切れ込み)が目より後ろまで伸びているのがダイサギ、目の下で止まっているのがチュウサギです。上の方の、ザリガニを狙って首を水平に伸ばしている写真がわかりやすい・・・かな?

Category: 鳥類

21:11 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ヤマトシジミの交尾

2008.10.17(Fri)

さらに続くミカンの木の昆虫模様。この日はヤマトシジミが交尾にいそしんでいました。



  

(20081015 千葉市若葉区)


雄が求愛をことわられているかわいそうなシーンは時々目にしますが、首尾よくカップルが成立しているのを見るのはぶっとばしてやりたくなるほほえましいものです。ヤマトシジミは春も数多いですが、秋の今頃はそれ以上に多く見かけます。幼虫の食草のカタバミもそこら中に咲き誇っています。無事に交尾を終えたらきっと、このミカンの木の下に咲いているカタバミに卵を産むのでしょう。

Category: 昆虫類・チョウ目

21:06 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ウスチャヤガ

2008.10.17(Fri)

これもまたミカンの木で見つけました。モンヤガの仲間、ウスチャヤガです。翅を拡げると4cm以上になります。



  

(20081014 千葉市若葉区)


頭部付近が盛り上がっており、横から見るとトサカみたく見えます。物の本によると十月に出現するそうですから、ちょうど今が旬ということになります。秋刀魚のようなものですね。絶対まずそうですが。

夜になると灯火に飛んできますが、これはまだ昼間。じーっと葉陰にとまっていました。

Category: 昆虫類・チョウ目

21:00 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

コカマキリの狩り

2008.10.16(Thu)

路上で出会った生存競争の一コマ。コカマキリとアキアカネの決闘です。



  

(20081013 千葉市若葉区)


おそらく両者のウェートにはそれほどの大差はないでしょう。トンボだって元来、獰猛な肉食昆虫です。決して弱い虫ではありません。しかし、相手がカマキリでは分が悪すぎたようです。必死にもがきますが、首が極まっているので逃げられません。そのつど捻り倒されてしまいます。


トンボの命は風前の灯ですが、カマキリとて繁殖のためには栄養をつけなければなりません。次世代に遺伝子を残すためには、喰って生き延びねばならないのです。無事に交尾を成功されることができるまで。



 

(20081013 千葉市若葉区)


喰うものと喰われるものとは、まるで会話を交わしながら戦っているかのようでした。霜の降りる季節はすぐそこです。

Category: 昆虫類・カマキリ目

21:43 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

マメハンミョウ

2008.10.14(Tue)

マメハンミョウはその名の通り、大豆の葉等、農作物を集団でもって著しく食害するため、長年に渡って害虫とされてきた虫です。反面、幼虫はイナゴの卵を食べて育つので、変態さえしなければ人間にとって益虫とも言えるのですが。農薬のために減少の一途を辿り、一時はほとんど見られなくなっていましたが、近年、農薬の成分に関する基準が変り、再びけっこうな数が見られるようになってきました。



   

(20081013 千葉市若葉区)


体長は2cmとちょっとくらいでしょうか。赤い頭に白の縦ストライプの入った黒いボディー。口には牙を生やしています。ちょっぴりカッコいいですが、そのカッコ良さはやくざものや犯罪常習者が醸し出す色気に似ていて、どことなく危なげというか毒々しい感じがします。


そしてこの虫、実際に毒があるのです。それもちょっとやそっとの毒ではなく、カンタリジンという物質を体内に含有しており、敵に遭うと脚の関節から分泌する(ついでに死んだふりをしたりもする)んですが、その毒性はわずか0.03グラムで人を死に至らしめるという凄まじいもので、中世には忍者が暗殺用に使用していたとか。俗にいう「斑猫(ハンミョウ)の毒」というのがそれで、このような成虫数匹を乾燥させてすり潰せば、優に人ひとりを葬り去るだけの成分を得ることができるのです!


であるからして、この虫を見つけても、間違っても慌てて手で抑えたりしない方が良いでしょう。体液に触れると皮膚に水ぶくれができ、火傷のような症状となりすごく痛いです。ましてや、その体液を舌でなめたりしたらダメです。とんでもないことになります。


もっとも、漢方の世界ではその桁外れの皮膚刺激作用に注目し、生薬として毛生え薬等に用いたり、また、非常に危険ではありますが、内服することにより利尿剤や催淫剤としても使われてきたのだそうですから、存在自体が劇薬というか、諸刃の剣を地で行くような生き物ですね。


ちなみに、名前は似ているハンミョウ(大変綺麗な虫です)とは実は類縁関係が遠く、そして、紛らわしいことおびただしいですが、ハンミョウの方には毒はありません。

Category: 昆虫類・甲虫目

20:44 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

キンケハラナガツチバチ

2008.10.13(Mon)

一応、キンケハラナガツチバチとしましたが、ハラナガツチバチにはいろんな仲間がいるので、もしかしたら違うかもしれません・・・。誤りに気づいた方がいらっしゃいましたらご指摘くださると幸いです。



  

(20081011 千葉市若葉区)


図体もけっこう大きく、一見スズメバチふうでドッキリしますが、こちらはおとなしいハチです。これは触角が長いので雄のようです。胴体部分は細かい毛に覆われています。


地面に穴を掘り、コガネムシの幼虫に卵を産みつけ、孵ったこのハチの幼虫はコガネムシの幼虫の体を食べて成長するというおそろしい性質を持つのですが、いったい、どうやって地中のコガネムシの幼虫を見つけるのかはよくわかっていないようです。昆虫ってすごいですね。

Category: 昆虫類・ハチ目

19:20 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

セアカヒラタゴミムシ

2008.10.11(Sat)

雨上がりのアスファルトの上を、セアカヒラタゴミムシが駆けずり回っていました。



   

(20081011 千葉市若葉区)


体長は2cmはありません。夜になると明かりに集まってきますが、こうして昼間見かけるのはわりあい稀です。日中は物陰に隠れて過ごしているようです。ゴミムシ類の常で、主に小動物の死体などを食べて生活しているようです。


このての虫は動きが素早いのでわりと撮影しにくいです。どうしても止まってくれないときは虫の前方15cmくらいの地面をガン!と踏みつけるとびっくりして一秒くらい立ち止まってくれます。ただ、くれぐれも虫そのものを踏んづけないように。

Category: 昆虫類・甲虫目

21:50 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

オオスズメバチ

2008.10.10(Fri)

日本で一番、野外で出会うと恐ろしい生き物は何でしょう?


ヒグマ?ハブ?あるいはイノシシ?


確かにそれらの動物は時と場合によってはずいぶんと脅威的なものですが、通常、一般の人の行動範囲内で出会う可能性と、実際の人的被害件数という点から鑑みると、やはりこのお方などが最右翼に躍り出るのではないでしょうか。



  

(20081009 千葉市若葉区)


オオスズメバチです。日本はおろか、世界でも最大級のスズメバチです。働き蜂でも4cmくらいになります。アスファルトの上をもぞもぞ這い回っているところを、周囲に仲間がいないことを確認し、思いきり及び腰で接写。刺されるとめちゃくちゃ痛いどころか、下手をすると命に関ります。何しろ顔はこんなです。


 

(20081009 千葉市若葉区)


木の上とか軒下とかにボールみたいな巣を作るキイロスズメバチと違い、こちらは地面の下に重層的な巣を作ります。ちょうど今頃の季節が一番働き蜂の数が多いので、くれぐれも刺激しないでください。ハチとてなんでもかんでも刺しにくるというものではないですから。ブーンと飛んできても、パニックになって手足を振り回したりせず、穏やか&すみやかにその場を立ち去りましょう。複数匹がブンブンしていたら、どこか近くに巣があるかもしれません。家を荒らされると怒るのはどんな生き物でも同じです。注意しましょう。



 

(20081009 千葉市若葉区)


人を刺す、ミツバチの巣を襲って皆殺しにしてしまうなど、とかく恐ろしい面が強調され、テレビなどでも駆除の模様がセンセーショナルに取り上げられがちなスズメバチですが、実のところ、農業害虫を大量に捕食するので、人間にとってみれば大いに役にも立っています。害虫の大量発生を抑えるということは農薬の減量に繋がることでもあり、時代性にもマッチしています。『一面有害→排除』という西洋的な思考から、私たちはそろそろ『共存』という、古来、この国に生きた人々が実践してきたはずの道へ向かって、舵を切る方法を模索するべきではないでしょうか。こんなちっぽけなブログですけれど、私はそのことについて、個人のレベルでできることは何なのかを、ここで考えていきたいのです。

Category: 昆虫類・ハチ目

21:34 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

ヒメジョオン

2008.10.09(Thu)

10月ですが、ヒメジョオンはまだ道端に咲いています。



  

(20081009 千葉市若葉区)


ヒメジョオンと言えばハルシオンハルジオンとそっくりさん同士なことで有名です。


どっちも北アメリカ原産の帰化植物なところまで一緒ですが、見分けるポイントはけっこうあって、ヒメジョオンの方が少し背が高くなり、ハルジオンの蕾が垂れ下がって下を向くのに対し、ヒメジョオンの蕾は右写真のように垂れずに上を向いています。そして、茎をぶった切ってみると、ハルジオンは中が中空ですがヒメジョオンは中身が詰まっています。さらに、ハルジオンは春先に咲き出して夏まで咲いていますが、ヒメジョオンは夏の初めに咲き出してこのように秋まで咲いています。



 

(20081009 千葉市若葉区)


花だけ拡大すると、なんだかちょっとヒマワリみたいですね。

Category: 山野草

21:39 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ナガサキアゲハの幼虫

2008.10.09(Thu)

ミカンの木にチョウの幼虫がくっついています。最初、クロアゲハだろうと思っていましたが、どうもナガサキアゲハのようです。


いろいろな段階のが混ざっているようで、これが若めの幼虫、


 

(20081009 千葉市若葉区)


こっちがもう少し進んだ段階の幼虫です。背中の白い模様が独特ですね。



 

(20081009 千葉市若葉区)


ナガサキアゲハというのはシーボルトが長崎で最初に採集したことに由来する命名で、元来が南方系のチョウなのですが、地球温暖化に関係するおなじみのパターンで年来、分布を北へ北へと広げており、現在では東北地方にまで進出しているようです。


幸い、このミカンの木は毎日見られる場所にあるので、今後の展開を見守りたいと思います。

Category: 昆虫類・チョウ目

21:13 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

オニグモ

2008.10.08(Wed)

こないだのジョロウグモ もそうでしたけど、こいつもまた、道路を歩いていたら目の前に、にょにょーっとぶらさがってまいりました。




  

(20081008 千葉市若葉区)


オニグモです。体長は3cmあまりもある、立派な大物です。お尻から糸が出てるのがかすかに見えますね。


オニグモは夕方に巣を張り、朝になるとたたんでしまうという大変几帳面な習性を持っています。身体の大きさにふさわしく巣の直径も大きく、直径1mを越えたりすることもあります。

Category: 鋏角類

20:49 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ジムグリ

2008.10.06(Mon)

ほんとは日曜の日中は剣道の稽古なのですが、この日は都合により中止。なんとなく散歩に出かけると、農道脇の溝の中に何かゆっくり動くにょろにょろとしたものが。



   

(20081005 千葉市若葉区)


ジムグリです!


体長は1m弱でしょうか。ジムグリとしてはまあまあの大きさです。ジムグリは無毒な上におとなしいヘビなので、おどかさないようにゆっくり近づけば、場合によってはこのように顔の接写とかもさせてくれます。意外に優しい顔つきです。



   

(20081005 千葉市若葉区)


ジムグリとは『地潜り』で、べつだんモグラのように地中生活をするというわけではありませんが、落ち葉ややわらかい地面の下によく潜ります。アオダイショウなどと違い、市街地の公園とか人家の庭などにはあまり生息せず、森や藪のあるところによくいます。地味に見えますが、日本固有種です。外国にはいません。



   

(20081005 千葉市若葉区)


滑らかな鱗がすごく綺麗です。こうして見ると頭と胴体に境目がなく、まるでミミズの親方のようなスタイルをしていますね。主たる餌は小型哺乳類、特に野ネズミの巣を襲い、その子を捕食することが多いようです。野ネズミはだいたい穴を掘って巣をかまえますから、それを襲う方も当然に潜るのが得意となるわけです。んで、その野ネズミは春と秋に繁殖しますので、このジムグリももっぱら春と秋に行動し、餌の少ない夏は夏眠、冬は冬眠をしているのです。自然界にはさまざまなサイクルがあります。


それにしても、稽古が中止になっても、そのおかげでこうして偶然の出会いに恵まれるのですから、剣道の神様には本当に頭が上がりません。剣道はすばらしいです。<そんな結論?

Category: 爬虫類

21:00 | Comment(6) | Trackback(-) | EDIT

クルマバッタモドキ

2008.10.05(Sun)

なんかバッタがじゃんじゃん続いていますが、深い理由はありません。今度はクルマバッタモドキです。



   

(20081004 千葉市若葉区)


クルマバッタモドキもずいぶん大きなバッタです。トノサマバッタにもクルマバッタにも似ていますが、後肢に縞があり、背中にX字型の模様がある(右の写真参照)などのポイントで、見慣れるとなんとなく見分けがつくようになります(とか言ってもしこれ同定が間違ってたら大恥ですよね)。緑色のと褐色のがいますが、褐色の方がずっと多いみたいです。大きいものだと5cmくらいになります。

Category: 昆虫類・バッタ目

20:21 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

オンブバッタ

2008.10.04(Sat)

一般に間違えられがちですが、オンブバッタの背中に乗っているのは子供ではありません。背負っているのが雌で、背負われているのが雄なのです。



   

(20081004 千葉市若葉区)


さらに厳密に言うと、雌がオンブしてあげているというわけでもなく、雄のほうが勝手に乗っかっているのです。理由はもちろん、雌を他の雄にとられないためです。


こちらが雌に乗っかれてない雄な皆さんです。何かそこはかとない哀愁が漂っていますね。しまいには私の腕に乗っかる始末。



   

(20081004 千葉市若葉区)


実際のところ、昨日のトノサマバッタ がそうであるように、交尾期にはどのバッタも雄が雌に乗っかったり、雄同士で戦ったりするのですけれど、オンブバッタの場合、交尾期でない時期にも雄が乗りっぱなしでいたりするので大変目立つわけです。生殖に関係ない時期でも雌雄がべったりくっついているというのは昆虫として、と言うよりも動物としてけっこう珍しいことです。


しかし何事にも代償というものがあります。オンブバッタは畑の野菜を食い荒らす害虫ですが、食い荒らしているのは事実上、雌だけと言って良いでしょう。雄はただでさえ小食な上、雌に乗っかっている間はほとんど絶食するらしいのです。愛をとるかごはんをとるか。これはもうある意味究極の選択ですね。

Category: 昆虫類・バッタ目

21:16 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

トノサマバッタの交尾

2008.10.03(Fri)

バッタの王様・トノサマバッタの愛の季節が始まっています。数日続いた雨の後、鹿島川流域の農道の路上はいたるところでこのありさま。



  

(20081002 千葉市若葉区)


上に乗っている小さいほうが雄です。雌は大きいものだと7cm近いのもいます。トノサマバッタは図体がでかいわりに敏捷で警戒心が強く、普段はおいそれと近づくのが困難だったりしますが、こういうときは別。下の雌だって、雄を乗っけたままいつもみたくピョンピョン飛べるもんじゃありません。つまり、私に撮影されるくらいならまだしも、捕食動物が近寄ってきたら一巻の終わりです。命がけです。霜が降り、寿命が来る前に自分の遺伝子を残すということはそれほど大切なことなのです。


こうして交尾がうまくいくと、産まれた卵はがんばって土中で冬を越し、春来て孵化します。そして、また新しいサイクルが始まるのです。

Category: 昆虫類・バッタ目

21:28 | Comment(6) | Trackback(-) | EDIT

クサギカメムシ

2008.10.02(Thu)

名前からして臭そうですが、実際、手で触ったりするとたいへん臭い匂いを出しますので、むやみに掌に乗せてかわいがったりしないようにしましょう。<誰がやるか



   

(20081002 千葉市若葉区)


体長は1.5cm前後。これもまたナチスドイツの陸戦兵器めいた格好をしています。ホオズキカメムシ がキューベルワーゲンなら、こちらはシュビムワーゲンでしょうか。低重心そうですね。避弾経始がいかにも優れていそうです(このへんの描写はスルーして結構です)。


写真左ではミカンの実にとりついていますが、他にもモモ、ウメ、リンゴなどさまざまな果樹を食害することで知られています。樹皮の裏とかで成虫で越冬するのですが、しばしば屋内にもぐりこんで物陰で冬を過ごそうとすることがあります。それも集団で。そういうときに慌てて手で押さえたりするのはなるべくお控えください。理由は最初のほうに書いたからお分かりですね・・・

Category: 昆虫類・カメムシ目

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プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

記述の中に間違いや誤解を見つけた方、またそれ以外にも何かございましたら、どうか
inaka_jikan@yahoo.co.jp
まで送っていただけると幸いです。

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