イッスンムカデ

2009.02.28(Sat)

私は小さい頃から「名鑑」というものが好きでした。「プロ野球選手名鑑」とか「プロレスラー名鑑」とか、そのジャンルの人の名前と実績が網羅されていて、顔写真が載ってるようなやつ。


たいてい、そのての名鑑、特に昔のものには、読者の興味を惹かんとするためなのでしょう、一見不必要な個人情報が入っていたりすることがよくありました。今でも覚えていますが、ある名鑑に「一日に何回歯を磨くか」という項目があり、「誰がそんなこと知りたがるんだろう」と子供心にすごい笑えました。


前置きが長くなりました。ちなみに、私が歯を磨くのは寝る前と出かける前なのですが、この夜午前二時、さてそろそろ歯を磨いて寝るべかと洗面台に行くと、こんなものが!


DAYLIGHT RAMBLER 

(20090227 千葉市若葉区)


これは「イッスンムカデ」です。小さいですが子供のムカデというわけではなく、「一寸」という単位が示す通り、大きくても3cm程度にしかなりません。体節も少なく、脚も15対しかありませんのでアカムカデの仲間などに比べると3分の2ほどの数です。



DAYLIGHT RAMBLER DAYLIGHT RAMBLER 

(20090227 千葉市若葉区)


ふつうは落ち葉の下や石の下などにいますが、どこかから入り込んできたようです。小さいといえどもムカデですから肉食性で、毒も一応持っています。紙切れにくっつけて丁重に外へ出て行っていただいた後、洗面台が汚いのを反省し、深夜のお掃除を決行したのでした。

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Category: 多足類

14:52 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ショカツサイ

2009.02.26(Thu)

2月というのは冬とも春ともつかない微妙な月でございまして、すごくあったかかったりすごく寒かったりします。この24日は寒いほうの日でした。おまけに午後になって、小雨のようなあられのようなのが降っておりましたが、そんな中、足元を見るとショカツサイが一輪、咲いておりました。



DAYLIGHT RAMBLER DAYLIGHT RAMBLER 

(20090224 千葉市若葉区)


いろいろと異名の多い植物で、ムラサキハナナとかハナダイコンとかムラサキダイコンとか呼ばれています。ショカツサイのショカツというのは三国志に出てくる、かの蜀の軍師・諸葛孔明のことでして、彼が糧食用にこれの種を撒き育てた・・・という伝説に由来しているのです。真偽はまあ定かではないということにしておくのが無難そうですが、この植物の原産地が中国であり、葉は食べられるというのは事実です。


日本では江戸時代後期に既に栽培されていた記録があるようですが、全国に広まったのは意外と新しく、戦後になってかららしいです。花は綺麗ですが、植えてもいないのにいつの間にか生えてくる繁殖力の強さを持っており、気づけば庭も道端もこれだらけ・・・なんてこともある、今となってはすっかり雑草扱い。「死せる孔明、生ける仲達を走らす」という故事がございますが、現代日本の草むしり事情にまで影響を与え続けているとは、孔明恐るべしですね。

Category: 山野草

23:55 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

キジバト

2009.02.21(Sat)

キジバトって別名ヤマバトっていうくらいですけど、若葉区や緑区だけでなく、千葉みなと駅の周辺にもいっぱいいます。千葉ポートパークがあるからでしょう。急いで歩いていたら、中央郵便局の向かい側あたりの歩道で何か突ついていた一羽を、文字通り危うく踏んづけそうになりました。昨日のハコベの項で「世の中、上を向いて歩くのも結構ですが・・・」なんて書いてしまったのがさっそく自分に降りかかってきたようです。言霊の力をナメてはいけません。



DAYLIGHT RAMBLER DAYLIGHT RAMBLER 

(20090221 千葉市中央区)


あのですね、踏んづけそうになって、避けようとしてつんのめり、コートのポケットに手を突っ込んでデジカメのケースを探り当て、それを開いて中身を取り出し、構えて撮るという一連の動作には、数秒以上かかるわけですよ。ところがその間にこのひとが移動した距離といえばほんの数m。これでも一応野鳥なんですが。



DAYLIGHT RAMBLER 

(20090221 千葉市中央区)


ようやく逃げたと思ったらすぐ頭上の街路樹の枝に。まったくもう、私が持ってるのがカメラでなくパチンコだったら、このひと今頃焼き鳥ですよ。キジバトは美味だそうですから・・・


ちなみに、先に書いたポートパークに今の季節に行くと、木の下などで数十羽単位の群れを作って地面の種子などをあさっている光景が見られます。ありふれた鳥ではありますが、私のへたくそな写真を百回見るより実物を五分間見る方がずっとおもしろくてためになりますので、近隣にお住まいで興味を抱いた人は、暇な時にでも行ってみませう。ただしパチンコや空気銃は持参しないように。

Category: 鳥類

17:58 | Comment(6) | Trackback(-) | EDIT

ハコベ

2009.02.20(Fri)

えー、所用で三日ほど三重に行っておりまして、更新が遅れて申し訳ありません・・・って、普段から三日くらい更新が滞ることはしょっちゅうあるんですけどね。てへ。


よく見ればあちこちに咲いているけれど、よく見なければ全然見えない、ちっちゃなちっちゃなハコベ の花も、いよいよ満開気味となってまいりました。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090216 千葉市若葉区)


パッと見、花弁は十枚にしか見えませんが、これは実際には五枚しかないのでして、心の汚れた人には多く見えるそれぞれ一枚が根元まで二分裂しているのです。そのあたり、写真右をじーっとご覧ください。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090216 千葉市若葉区)



星型の萼片も瑞々しいですね。花の直径は大きくても数ミリ。世の中、上を向いて歩くのも結構ですが、時々はうつむいて歩かないと、路傍のこういった植物の存在につい気がつかず、踏んづけてしまったりしがちです。ま、ハコベはこう見えて丈夫なので、ちょっとくらい踏んでも平気でしょうけど。

Category: 山野草

19:57 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

ノボロギク

2009.02.16(Mon)

「ぐにょぐにょ」っとした葉と黄色い花と綿毛が特徴的なノボロギク。気がつくと道端や畑の隅っこなどににょきにょきと育っています。



DAYLIGHT RAMBLER DAYLIGHT RAMBLER 

(20090215 千葉市若葉区)


この写真は見ての通りの土手ですが、特に休耕田なんかにはよく生えています。そしてこれもやはり明治時代に入り込んできたヨーロッパ原産の帰化植物です。ヒメオドリコソウオオイヌノフグリセイヨウタンポポ・・・いつも書いてることですが、春の野の花といってもその多くが近代に入ってからの帰化植物なんですね。そういうことって、学校でも教えた方がいいと思うのですが・・・

Category: 山野草

21:03 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ナナホシテントウ

2009.02.15(Sun)

同期に誰一人として彼女がいなかった高校の剣道部時代、キャプテンのK君は「バレンタインデー?そんなものは敵国の祭りに過ぎん!」と力強くもわけのわからない断言をしておりました。思い出すと懐かしいですが、当時は携帯電話などというものがまだなかった時代ですので、好きな女の子に連絡ひとつするのも大変勇気が必要なのでした。何しろ家に電話するとパパが出たりして、「あんた娘に何の用?」などと低く恐ろしい声で訊ねてきたりするのです。命がけです。それならまだいいですが、私など間違えてママを口説いてしまい、しかもそのママが悪い人で、三分くらい「うん、ありがとう、すごい嬉しい」などと娘のモノマネをして私に話を合わせておいて、突然「じゃ娘に代わりますね~!」とか言ってキャハハと笑ったりするのです。あの時は恥ずかしくてもう少しで稲毛の浜に身を投げるところでしたが、あそこで身を投げていたら今このブログはなかったでありましょう(そりゃそうだ)。


今年も迎えたそんなバレンタインデー、関東地方はなんだかやけに暖かくというか暑く、千葉でも茂原あたりでは25度ほどにも達したそうです。気温上昇に誘われ、ついにナナホシテントウが姿を現しました。成虫越冬なので、春の訪れとともにこうしてどこかから這い出してくるのです。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090214 千葉市若葉区)


非常にかわいらしいですがアブラムシを襲って食べる肉食で、しかも幼虫時代 はかなりすさまじい姿をしています。すごいスピードで這うのでピントが合わせにくいこと。草花のをてっぺんによじ登ってはプッと飛ぶ、あの動作を利用して、細い棒みたいなものにとまらせ、てっぺん近くまで上りかけると上下を入れ替えてエンドレスで歩かせ続けるというかわいそうな遊びを昔やった人も多いのではないでしょうか。


ちなみに34歳の今、私にはやはり彼女はおらず、夜は防具をかついで市川市内であった剣道の稽古会に出かけていました。高校を卒業して十数年、様々な紆余曲折のスペクタクルがありましたが、最近、「どうもよく考えると俺って根本的に全然進歩がないんじゃないか疑惑」が次第に色濃くなっております。

Category: 昆虫類・甲虫目

17:47 | Comment(5) | Trackback(-) | EDIT

カワウ

2009.02.12(Thu)

近くでついでの用事があったので、久しぶりに青葉の森公園の生態園 に行ってみました。


野鳥観察舎で望遠鏡を覗いていますと、ちょうどカワウが一羽、羽根を干していました。IXYで撮れる距離ではありませんが、そこはアオサギの時やった例の方法 でカシャカシャ。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090212 千葉市中央区)


なんでこんなポーズをとっているのかと申しますと、ウというのは水鳥でありながら、羽毛に油分が少なく、水気を十分はじくことができない為、時々こうやって広げて乾かす必要があるのです。基本、真っ黒な鳥ですが、黒といってもいろいろ微妙な色彩が混じり合っているのがわかります。数分このままこうしていました。後ろをカモが横切ったりしてちょっとマヌケです。



DAYLIGHT RAMBLER  

(20090212 千葉市中央区)


やがて羽根を干し終わると、しばしキョロキョロ。グリーンの綺麗な目をしています。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090212 千葉市中央区)


そしてやおら水に飛び込み、魚など獲っておりましたが、そこは眺めてるのが面白くてうっかり撮り損ねました。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090212 千葉市中央区)


その後、また元の島に戻り同じ場所に上陸し、そしてまた羽根を干し・・・と同じ展開が続いてゆくのでした。


千葉でカワウというと、蘇我駅の南にある大巌寺の森にかつていたという、数万羽ものコロニーが有名です。環境の変化により70年代初めにそのコロニーは消滅してしまうのですが、往時、私の母が祖母と二人で大巌寺に行った際、ウの落とした新鮮なスズキを拾ってきて食べたことがあるそうです。そのようなことは地元ではわりと普通に行われていたのだそうで、ウの下に行って声をかけるとウがびっくりして魚を放すので、それを拾ったものなのだ・・・というような話を、私もお年寄りに教えていただいたことがあります。ほんの四十年ばかり前には、日本にもそんな風景があったのです。

Category: 鳥類

22:18 | Comment(5) | Trackback(-) | EDIT

ヒメオドリコソウ

2009.02.09(Mon)

本格的な春はまだまだ先のようですが、とりあえず立春も過ぎました。日当たりの良い林縁にヒメオドリコソウが咲き始めています。



DAYLIGHT RAMBLER DAYLIGHT RAMBLER 

(20090208 千葉市若葉区)


「姫踊り子草」と漢字で書きますと何やら華やかでセクシーですが、今のところはまだ、寒さに耐えながら穏やかにひっそりと咲いております。

Category: 山野草

19:53 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

クロヤチグモ

2009.02.06(Fri)

ええ、駐車場の隅っこのコンクリートブロックをひっくり返してみたわけです。そしたら、でかい黒いクモが巣をかまえていました。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090203 千葉市若葉区)


体長1.5cmはあります。ジグモやハエトリグモと比べると化け物みたいに巨大です。クロヤチグモではないかと思いますが・・・もし間違いであったなら、気づいた方はどうかご指摘くだされば幸いです。この「・・・ではないかと思う」という表現をできるだけ減らすことができるよう、勉強していきたいと思います。


それはとにかく、この種のクモはわりあい一年中見かけます。石垣の隙間とか倒木の下とかに、よくこうやって巣をかまえていますが、時々、ものすごい速さで道路を横断していてびっくりさせられたりもします。

Category: 鋏角類

21:06 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ニホンアカガエルの卵塊@大草谷津田いきものの里

2009.02.02(Mon)

そろそろニホンアカガエルが産卵をしているのではないかと思い、大草谷津田いきものの里 に行ってきました。


ありました、ありました。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090201 千葉市若葉区)


立派な卵塊がごろごろしています。ニホンアカガエルは、千葉あたりでは大体このように一月末から二月くらいに浅い水の中に産卵し、産卵を終えた親ガエルはあったかくなるまでまた眠って過ごします。時に、遅く雪が降ったりするとせっかく産んだ卵が凍りついてしまったり、あるいはうっかりただの水たまりみたいなところに産んでしまったため後で干上がってしまったりという悲劇があるわけですが、ここならまあどっちもほとんど大丈夫でしょう。


拡大すると、一つ一つの卵の中でちゃんと命が息づいております。



DAYLIGHT RAMBLER  

(20090201 千葉市若葉区)

Category: 両生類

20:44 | Comment(3) | Trackback(-) | EDIT

プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

記述の中に間違いや誤解を見つけた方、またそれ以外にも何かございましたら、どうか
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まで送っていただけると幸いです。

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