ニホンアマガエル

2009.04.30(Thu)

三月後半から鳴き声が聴こえていたニホンアマガエル。田んぼに水が引かれるといよいよ本格的な繁殖シーズン到来です。


農道を横切り、田んぼを目指します。



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(20090426 千葉市若葉区)


既に一帯の田んぼからは鳴き声のコーラスが聴こえています。指に吸盤があるアマガエルは、アカガエルヒキガエルと違ってU字溝なども余裕で乗り越えられる上、上記の通り繁殖時期が田んぼに水が張られて以降であるため乾田化の影響をわりあい受けにくく、個体数はそれほど減少していません。ただし、こうして道路を横切る際の交通事故はいかんともしがたく、周辺には轢死体が散見されました。



DAYLIGHT RAMBLER 

(20090426 千葉市若葉区)


カエルの目線で見ると、石ころもまるで巨岩のようですね。

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Category: 両生類

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ベニカミキリ

2009.04.29(Wed)

23日の夜、布団を敷いておりますと、部屋の中のふすまにベニカミキリがくっついていました。一応捕まえましたが、すごく眠かったのでビニール袋に閉じ込めて寝てしまい、翌日の朝放しました。これは放す時の写真です。



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(20090424 千葉市若葉区)


ベニカミキリは、二年一化といって成虫になるのに二年かかります。すなわち、成虫は夏に枯れた竹や伐採された竹に産卵し、孵化した幼虫はそのまま竹の中で最初の冬を越します。そうして竹の内側を食べながら大きくなって次の夏に蛹となり、羽化して成虫となったたあとも竹の中にとどまって二度目の冬を越し、春が来るとやっと外の世界に出てくるのです。まことに気の長い話です。



DAYLIGHT RAMBLER  

(20090424 千葉市若葉区)


このひともそんなにまでして出てきたのですから、私の部屋に迷い込んでいる場合じゃないはずです。限られた時間は有効に使いたまえ、と言いたいところです。


外に出てきた成虫はもう竹は食べず、花の蜜を食べて暮らします。

Category: 昆虫類・甲虫目

22:20 | Comment(5) | Trackback(-) | EDIT

マガモ

2009.04.28(Tue)

引き続き都川中流域から、早春の田んぼが養う鳥類、農業と生態系とのかかわりについてお届けしております(←大風呂敷)。


こちらは水張りの終った田んぼに、マガモのつがいがやってきました。



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(20090423 千葉市若葉区)


仲良く採餌中です。これから北へ渡っていって繁殖するのですから、栄養をつけておかねばなりません。


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(20090423 千葉市若葉区)


マガモの雄といえば見ての通りの青首ですが、実は繁殖期が終ると姿が変り、雌と似たようなカラーリングになってしまいます。これを「エクリプス」といいます。いずれそのような状態の写真を載せることもあるでしょう。カモ類には多くこれが見られます。


ざっと二千年くらい前にこのマガモを人間が飼いならしたのがアヒルで、アヒルとマガモを交配したのがアイガモです。ということは当然、マガモはカモの中でも美味いほうなわけですが、現在おそば屋さんで出てくる鴨南蛮の鴨は、無論だいたいがアヒルかアイガモなんですな。

Category: 鳥類

22:46 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

キジ(♀)

2009.04.27(Mon)

ところは都川中流域。水張り中の田んぼに現れたのは雌のキジです。



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(20090423 千葉市若葉区)


お米を作るのには八十八回の手間が必要なのだと申します。田起こし・水張り・代掻きなどといった手間によって、土の中にいた各種昆虫だのミミズだのが浮き出してきたり掘り起こされてきたり逃げ出そうとしたりするため、このようなキジもそれを狙ってやってくるのです。


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(20090423 千葉市若葉区)


けっこう水深ありげなところも気にせずに歩いています。すぐ近くの休耕田の草むらの中からは、「ケンケーン」「ドドドド」という、雄のキジの鳴き声&羽音がひっきりなしに聞こえていました。

Category: 鳥類

21:49 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ニホントカゲ・雄同士の闘争

2009.04.26(Sun)

ニホントカゲ が繁殖の時期を迎えています。


幼体が青い尻尾に黒いボディ、金色の縦筋が入った美しい姿をしているのに対し、成熟した雄は茶褐色をしていて地味です(雌はわりと幼体時代の色彩を残している)。しかし、この時期の雄は喉元から顔面にかけて赤みを帯る「婚姻色」をまといます。そして、雄同士が出会うと激しい闘争を繰り広げるのです。



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(20090422 千葉市若葉区)


まさにそのような瞬間に遭遇してしまいました。農道の土手でデカいやつが二匹、ドンパチの真っ最中です。通常、人の顔を見るとすぐ逃げ出すニホントカゲですが、格闘に夢中で、カメラを向ける私などどうでもいいようです。片方の雄はよく見ると尻尾の先端がありません。最近猫か鳥にでも遭遇したのでしょうか。



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(20090422 千葉市若葉区)


戦いはもっぱら、相手の頭に咬みつき合うという方法で行なわれます。咬みつきは一見強烈そうに見えますが、それによって出血したりすることはなく、相手に致命的なダメージを与えるという性質のものではないようです。殺し合いというよりもむしろ儀礼的というかスポーツ的というか、要するに力の上下関係を確定させることが重要なのでしょうか。


とは言え、そのひとつひとつの動きの敏捷性は人間の比ではありません。時折、このように離れて睨み合いますが・・・



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(20090422 千葉市若葉区)


ジリジリと間合いを詰め、突如両者同時に飛び込む!大迫力!



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(20090422 千葉市若葉区)


見ていると、この『睨み合い→咬み合い→離れて睨み合い』の間隔がけっこう規則的で、まるでラウンド制のようでもあります。それにしてもたいしたスタミナです。十数分見ていましたが、いっこうに優劣が表れる気配がありません。



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(20090422 千葉市若葉区)


互いの上顎と下顎をがっちりと咬み合い、膠着してしまいました。「参りました」と言うのはどっちだ。最後まで見届けたいところですが、残念ながら私にも予定というものが・・・。後ろ髪を引かれる思いで、泣く泣く現場を後にしたのでした。

Category: 爬虫類

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チュウサギ@坂月川

2009.04.25(Sat)

チュウサギはダイサギよりは小さく、コサギよりは大きい白鷺です・・・ってそりゃ当たり前か。



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(20090420 千葉市若葉区)


川沿いの田んぼの中をゆっくりと移動中。この時期、田んぼに水が入り始め、カエルが繁殖のために集まってくるので、サギもそれを食べにやってきます。都川の中流域では、時には一枚の田んぼに十羽くらいも集まっていることがあります。


ダイサギとのかんたんな見分け方ですが、チュウサギの方がだいたい小さく(だからそれはさっきも言った)、口角(嘴の切れ込み)がダイサギでは眼より後ろまで伸びており、チュウサギでは眼の下で止まっています。



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(20090420 千葉市若葉区)


ダイサギよりは短いとは言え、首を伸ばすとやはり相当長いです。人間もこのくらい首を伸ばせると街中で人を探す時とか便利そうですが、それはいわゆるろくろ首というものになってしまいますね。

Category: 鳥類

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ムラサキサギゴケ

2009.04.24(Fri)

ムラサキサギゴケは、トキワハゼ と同じゴマノハグサ科で、花の形もちょっと似ていますが、それよりも大きく、配色もやや異なっており、淡い紫が主体です。



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(20090420 千葉市若葉区)


また、トキワハゼと異なり、地面を横に這う横枝(匍匐茎)を伸ばして広がってゆく性質があり、トキワハゼに比べより湿った地面を好みます。


この写真のも田んぼの畦道で撮りました。農村の春を彩る植物のひとつです。

Category: 山野草

20:46 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ハルジオン

2009.04.23(Thu)

一般にもよく知られている、超短期作用方の睡眠導入剤です。精神科だけでなく内科などでもよく処方され・・・


・・・ってそれはハルシオン


これがハルジオン



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(20090420 千葉市中央区)


そっくりさんであるヒメジョオン との見分け方はヒメジョオンの項にも書きましたけれど、改めておさらいしておきますと、わかりやすいところではハルジオンの蕾が垂れ下がって下を向くのに対し、ヒメジョオンの蕾は垂れずに上を向いています。茎をぶった切ってみると、ハルジオンは中空ですがヒメジョオンは中身が詰まっています。そして、ハルジオンは春先に咲き出して夏まで咲いていますが、ヒメジョオンは夏の初めに咲き出して秋まで咲いています。



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(20090420 千葉市中央区)


このように蕾が垂れ下がっているわけです。


ヒメジョオンは幕末から明治にかけて日本にやってきたらしいですが、ハルジオンは大正時代に移入されたのが初めだそうで、なんと元々観賞用だったというのは、今となっては考えられないようなお話ですね。「春紫苑」という命名をなしたのは、かの牧野富太郎博士です。

Category: 山野草

21:44 | Comment(3) | Trackback(-) | EDIT

ルリタテハ

2009.04.22(Wed)

午後五時。砂利道の上でルリタテハが翅を拡げて夕陽浴。



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(20090419 千葉市若葉区)


キタテハ と同じく、成虫で越冬するので、春先早くから姿を見ることができます。水色と白の模様がたいそう綺麗な一方、裏側は地味なデザインをしておりまして、翅を閉じると枯葉のような樹皮のような感じです。よく樹液に集まっていますが、遠くからだと見つけにくいです。動物の糞なんかにもしばしば寄ってきます。


南方系のチョウで、日本列島から東南アジアに幅広く分布しています。以前、旧軍の歩兵だった方から、「フィリピン戦線でよくこのチョウを見た」と聞いたことがあります。今思えばその方は他にも戦中に出会ったいろいろな生き物の話をしておられて、ああいう話は本人がご存命のうちにもっと詳しく聞いて、メモもとっておけば良かった、と今はちょっぴり後悔しています。

Category: 昆虫類・チョウ目

21:08 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

オシドリ@鹿島川

2009.04.21(Tue)

河川敷でオシドリのつがいを見つけました。



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(20090418 千葉市若葉区)


オシドリを漢字で書くと「鴛鴦」となりますが、「鴛」が雄のほう(派手なやつ)、「鴦」が雌のほうを指します。まさに夫婦仲良くふたりでひとり・・・なんですけど、実際には毎年繁殖期ごとにパートナーを取り替えるらしいことは前回取り上げた際 にも触れました。それには異論もあるのだそうですが。

距離が遠かったので最初は「遠くにカモがいる」くらいな感じでしたが、ズームにしてみると液晶モニターにこのようにオシドリが映し出されたのでびっくりした次第です。SX110isはちょっとした双眼鏡代りになります。しかし雄の首も、伸ばすとずいぶん長くなるものです。



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(20090418 千葉市若葉区)


とてとて・・・という感じでゆっくり去っていきました。この季節、オシドリは都川、鹿島川水系の田んぼにしばしば餌をあさりに現れます。

Category: 鳥類

20:11 | Comment(8) | Trackback(-) | EDIT

キタテハ

2009.04.20(Mon)

キタテハは成虫越冬なので、三月の暖かい日にはもう目覚めて出てきて、繁殖行動 などしています。キタテハの翅の模様は夏型と秋型でやや異なりますが、そういうわけで今頃見られるのは去年の秋に生まれたチョウですので、黒部分の面積が少なくオレンジ味が強い秋型です。



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(20090418 千葉市若葉区)


幼虫はカナムグラを食草としているので、カナムグラのあるところなら日本全国どこにでも生息しています。しかし実は日本にあるカナムグラは中国からの史前帰化植物なので、このキタテハも、遥か昔にカナムグラとともに大陸からやってきたものと言われているのです。

Category: 昆虫類・チョウ目

23:05 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

アオオニグモ

2009.04.18(Sat)

洗濯物を取り込んでいたところ、靴下になんかついています。よく見るとちっちゃい緑のクモが家をこさえているのです。



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(20090416 千葉市若葉区)


ふざけんな。おまえ、ちょっと出てこい。



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(20090416 千葉市若葉区)


というわけでひっぺがしてみると、どうやらアオオニグモの亜成体な模様。アオオニグモは通常、木の枝の間とかに網を張り、その近くに葉っぱを丸めて糸で加工した隠れ家を作ってそこにひそんでいるのですが、こいつはどうやら葉っぱより靴下のほうが将来性があると考えたらしいです。緑色の美しいクモだけど、だからといって靴下をくれてやるわけにもいきません。「今度洗濯物に小屋掛けしたら戸塚ヨットスクールに入れるぞ」と言い聞かせると怖気づいた様子だったので、屋外につまみ出しました。


今回は久々にIXY910isで撮ってみました。あまり小さいものはSX110isより、デジタルマクロモードがあるこちらの方が撮りやすいです。

Category: 鋏角類

20:33 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

クマバチ

2009.04.17(Fri)

昨年と同じく、スオウの花にクマバチが集まってきています。



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(20090415 千葉市若葉区)


近寄っていくと、ブーンという重低音の唸りとともに頭上すぐ近くを旋回したりします。まず刺されることはないというのがわかってはいても、やはりなかなかの迫力というか威圧感を覚えます。


ところでこのハチの英名は「carpenter bee」直訳すれば「大工蜂」。枯れ木などに精巧な巣穴を掘るところからそう呼ばれておりまして、こう見えて意外と器用なのです。

Category: 昆虫類・ハチ目

18:26 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

バン@坂月川

2009.04.16(Thu)

バンの体のサイズはハトくらいなのですが、ぽっちゃりしていて脚が長いので実物を見るともっと大きく感じます。



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(20090413 千葉市若葉区)


ツル目クイナ科に属しています。オオバンと異なり足には水かきがなく、その代り指がすごく長いのにビックリさせられます。赤い嘴が額まで達していますが、これは「額板」といいます。その嘴の先端は鮮やかなレモンイエローで、けっこう派手ですね。


一生淡水の側で暮らし、水草から水生昆虫まで幅広く食べる雑食の鳥です。泉自然公園の池などにもいますけれども、カモと違って餌をくれそうな人に自分から寄ってきたりはしません。


水辺の草むらなどで営巣します。このような地面で営巣する鳥は、全体として減少しているとのことです。千葉県のレッドデータブックにはB:重要保護鳥類として記載されています。

Category: 鳥類

23:39 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

カワウ@坂月川

2009.04.14(Tue)

川沿いを歩いていたところ、斜め後ろからカラスが低空を飛んできたのが視界の隅にボンヤリと映・・・ったと思ったらザポンと水に飛び込みました。カワウだったのです。



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(20090413 千葉市若葉区)


ご覧の通り、他の水鳥、例えばカモなどに比べると、こうして水面を泳いでいる時に胴体部分はほとんど没しています。どことなく、インチキ告白が話題を呼んだ、あのネッシーの「外科医の写真」を彷彿とさせる格好です。しばらくの間、ごく短時間潜っては浮上し、を繰り返していましたが、やがて本格的に潜水して行方がわからなくなりました。カワウは一分以上も潜っていられるそうです。


このあと私は上流方向にしばらく歩き、橋を渡って向こう岸を帰途についたのですが、途中でカモを眺めていると、今度は背後で「グルルゥ」というなんともいえない変な声。はっとして後ろを振り返ると、電柱の上にこいつが!



DAYLIGHT RAMBLER DAYLIGHT RAMBLER 

(20090413 千葉市若葉区)


最初、物陰に隠れてこそこそ撮っていたのですが、見ていると真下を通りすがりの人が歩き過ぎても全然意に介さない様子なので、なんだかアホらしくなってきて、のこのこ近づいて撮りました。羽根はちょっぴり褐色味がかかっているようです。絵に描いたような胴長短足ですが、潜水が得意だけあってかなりマッチョで、脚の付け根の筋肉なんか凄いです。ちなみに顔はこう。



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(20090413 千葉市若葉区)


全長80cmほどもあり、近くで見るとずいぶん大きな鳥です。実はペリカン目だったりもします。いわゆる鵜飼いの鵜というのは一般的にウミウを用いるそうですが、このカワウを使う地方もあるのだとか。



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(20090413 千葉市若葉区)


しきりに排泄を行っており、電柱の上から糞がボタボタと垂れてきます。カワウの糞には窒素やリン酸が多く含まれており、しばしば木々の枯死など糞害が取り沙汰されます。しかし、長期的なスパンで見ると栄養分を地面に還元しているという側面があり、実際、昔あった大巌寺のコロニーなどでも、糞を採取し肥料として用いてきたという歴史もあります。水辺環境と森林環境が豊かであった時代には、カワウのコロニーが移動すれば枯死した木々が再生する、というような形でサイクルが保たれていたものが崩れた結果、様々な問題が生まれているということなのでしょうか・・・

Category: 鳥類

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ゴイサギ@千城台野鳥観察園

2009.04.13(Mon)

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(20090410 千葉市若葉区)


いきなり前回のダイサギの項の写真の使い回しからスタートですが、池のほとりのこの小山、その名も「おむすび山」というのですが、ここにやってくるゴイサギは毎年、三ケタの数に達します。


ちょいとアップにするとこんな感じで、



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(20090409 千葉市若葉区)


さらにアップにしてみると中はこのように大変ビジーな状態。



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(20090410 千葉市若葉区)


何か心なしかみんな眠そうに見えますが、ゴイサギは基本的に夜行性で、夜になると空を飛びながら「ゴアー」と鳴いたりするので、「夜烏」という別名もあるのだそうでして、そのせいか江戸時代の怪談話にも不気味な役どころで登場します。



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(20090410 千葉市若葉区)


濃い紺色の背中と頭、真っ赤な瞳。後頭部から垂れ下がった冠毛。身体はダイサギなんかよりよほど小さいように思えますが、首も脚も短いからそんな気がするだけで、胴体部分の長さは実はそれほど大きく違いません。


ゴイサギは、実はたいそう由緒正しい鳥でもあります。その名の「ゴイ」とは「五位」の位階のことでして、それは醍醐天皇から直接に賜ったものなのです。


「大鏡」や「源平盛衰記」の他、「平家物語」の第五巻にも、その経緯が記されています。それは醍醐帝が神泉苑に遊びにいった際のこと、池のほとりに一羽の鷺がいたので、身の回りの役人を呼んで「捕まえてきなさい」と命じました。役人は「そいつは無理だろう」と思ったけれども、命令なので仕方なく捕まえにいくと、鷺は羽繕いをして立とうとしていたので、「宣旨である」と呼びかけたところ(このへんが、役人もやぶれかぶれになっている感じで面白いです)、何と鷺は飛びもせずにその場に平伏してしまったのです。で、それを抱えて醍醐帝のところに持っていくと、帝は喜び、「宣旨に従うとは神妙である」ということで、鷺に五位の位を与えたばかりか、「今日より後は鷺の中の王たるべし」という札まで首にかけてやって放してやった、というのです。


五位というがどれほどのものかというと、六位以下は「地下人」と呼び、昇殿もできないのに対し、五位より上の人間は昇殿が許される立派な貴族なのです。平家物語の中の登場人物で言うと、かの源頼朝が平治の乱後に初めて叙任されたのが従五位下・右兵衛権佐でした。そして、醍醐帝の命令で鷺を捕まえにいった役人はというと、これが六位の蔵人であったわけで、この人にとっては、自分が捕まえてきた鷺にさえ官位で負けてしまうという気の毒な事態になったのでした・・・


人は悪くないんだけど何でも意のままになり過ぎて思いつきで気紛れなことをする権力者のおかしみと、それに振り回される実直な末端の部下の悲哀が滲み出ていて、私の好きなエピソードのひとつです。

Category: 鳥類

22:21 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ダイサギ@千城台野鳥観察園

2009.04.12(Sun)

野鳥観察園 といっても、観察舎などが建ててあるというわけではなく、基本的には、住宅地の中の雨水調整池とその傍にある小山をフェンスでぐるりと囲っただけのものですが、これがなかなか素晴らしく、水鳥を中心にいろいろな野鳥を見ることができます。


そして、春先になると大量のサギが繁殖にやってくるのです。



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(20090410 千葉市若葉区)


木々に白い綿ボコリみたいのがたくさんこびりついているのが見えますが、これが全部サギなのです。ゴイサギが最も多いですが、他の種類のサギもかなりいます。今日はとりあえずダイサギについて。


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(左20090409 右20090410 千葉市若葉区)


綿ボコリの一つ一つを拡大してみると、このように枯れ枝等で営巣の真っ最中です。写真左でも背後にゴイサギが写っていますが、隣り合わせになったりしていてもお互い別に平気なようです。そのわりにダイサギ同士で時々「ガガッ」「グワアッ」という感じで喧嘩したりしています。



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(20090409 千葉市若葉区)


派手な喧嘩の末に突つき出されて手前に下りてきたやつを観察してみます。喧嘩に負けたばかりのわりには威厳たっぷりというか、背中の飾り羽が風になびいて大変優雅です。目元がエメラルドグリーンに彩られていますね。これは婚姻色です。



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(20090409 千葉市若葉区)


拡大するとこんな顔。嘴がまるで鋏ですね。



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(20090409 千葉市若葉区)


実はカメラをIXY910isからPowerShot SX110isに買い換えたのは、この池でのサギの繁殖に合わせるためも多少ありました。今までに比べると遠くからでも写真がある程度撮れるどころかズームにすると肉眼では見えない細かいとこまでわかります。良いことばっかりですが、どんな機械も所詮、使う人間によるもの。この写真を撮り、さらにもう一枚撮ろうとした瞬間、土手で足を滑らせて転び、でかい音を立てて驚かして飛び立たせてしまうという最低のボーンヘッド。鳥さんごめんなさい。以後気をつけます。

Category: 鳥類

22:24 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

オオジシバリ

2009.04.10(Fri)

ええ、オオジシバリとは、栄養が足りないために花びらが少なくなったタンポポのことです・・・


というのはもちろん真っ赤なウソで。




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(20090406 千葉市若葉区)


キク科の多年草です。


地面に沿って茎を伸ばして水平方向に広がってゆきます。「大」がつかない「ジシバリ」に比べると、その名の通り大きく、葉も長くてしゃもじ形をしています。ジシバリの葉は円形に近いです。また、このオオジシバリのほうが、どちらかと言うと湿った場所(田んぼの畦道とか)に多いようです。


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(20090406 千葉市若葉区)


茎をぶった切ると白い乳液が出ますが、これを舐めるとものすごく苦いです。日本在来種で、広く全国に分布しています。「春の道端の黄色い花」のレギュラーチームの一員ですね。

Category: 山野草

20:26 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

カキドオシ

2009.04.09(Thu)

カキドオシ、漢字で書くと「垣通し」。蔓性の多年草で、垣根を通して入り込んできたりするということからこの名前がつきました。



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(20090406 千葉市若葉区)


とは言え、垣根にばかり生えているというわけではなく、通常、春先に、野原や道端など、どこにでもよく咲いています。この写真は日当たりの良い土手に密生していました。


花はトキワハゼ とかを髣髴させる格好をしていますが、あっちはゴマノハグサ科、こっちはシソ科です。花自体もこちらの方が二回りほど大きいです。



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(20090406 千葉市若葉区)


若い茎や葉は食べられるそうです。民間薬としても用いられ、別名をカントリソウ(癇取り草)といって小児病に効くとか。頼りになる在来種の野の草です。

Category: 山野草

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モズ

2009.04.07(Tue)

昨年末に、ちょっぴりショッキング映像系なはやにえのほうを先に取り上げたモズですが、こちらがそのご本尊です。



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(20090405 千葉市若葉区)


なんか脚を曲げてとまってるので、おなかが枝にめりこんでるように見えますね。最初、「キュイーキキキ!」という感じで鳴いていたのですが、だんだん鳴き声が「◎△卍★※凸¥〒!」みたくなってきて(そうとしか聞こえなかった)、なんのこっちゃと思ったら近くに雌がいて(この写真のは雄です)、そっちに呼びかけているようなのでした。繁殖期です。果たしてうまくいくのか。



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(20090405 千葉市若葉区)


スズメ目だけど小さな猛禽・モズ。その嘴は、ワシやタカと同じ形状をしています。高いところにとまって尾羽をピコピコ動かしながら下界を見張っているたたずまいにはどこか厳しげなものがあって、宮本武蔵が墨絵に描きたくなる気持ちもわかるような気がします。


夏になるとめっきり見かけなくなりますが、その間は涼しい山地で過ごすのだということです。

Category: 鳥類

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トウダイグサ

2009.04.06(Mon)

トウダイグサです。漢字で書くと「灯台草」ですが、灯台といっても岬とかにあるアレのことではありません。昔の人が灯明を置いた台の方です。



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(20090405 千葉市若葉区)


春先、日当たりの良い道端などに、「杯状花序」と呼ばれる、このような花とも思えないような花を咲かせます。「なんだか食べられそうな草だな」と思っちゃったそこのアナタ、その考えはダウト。これ、おもいっきり有毒なのです。こんなもの牛だって食べません。



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(20090405 千葉市若葉区)


切ったりむしったりして傷つけると白い乳液が出るのですが、これにユーフォルビンやタンニンなどが含まれており、触れれば皮膚炎、飲み込めば嘔吐に下痢というなかなかの効きめ。特に、この乳液がついたままの手で、傷になっているところや粘膜部分をかじろうものなら、若干ホラーな事になります(と、経験者は語るのであった)。綺麗なグリーンなので花壇の周囲に植えたりしている人をよく見かけますが、取り扱いにはちょっぴりご注意を。


ナツトウダイやタカトウダイといった近縁の仲間がありますが、いずれも有毒です。

Category: 山野草

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アオオサムシ

2009.04.05(Sun)

アオオサムシもやはり成虫越冬の昆虫です。駐車場の隅っこのコンクリートブロックをひっくり返したら、下からおもむろに這い出してまいりました。この虫は夜行性なのです。起こしてしまってゴメンチャイ。



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(20090405 千葉市若葉区)


なんだか赤みがかって見えますが、こういうカラーリングのも時々いるんです。南房総にはアオオサムシの亜種で、赤銅色をした「アカオサムシ」というのもいるそうです。



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(20090405 千葉市若葉区)


強力そうな顎が、肉食昆虫であることを証明しています。アオオサムシは飛べませんが、脚は丈夫で、木に登ったりブロック塀を駆け上がったりしているところはしばしば見かけます。動きはとても素早いのですが、そこはまだ春先。「寒いし眠いし面倒くさい」という感じで、ゆっくりとまた物陰に這い込んでゆきました。

Category: 昆虫類・甲虫目

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ムクドリ

2009.04.04(Sat)

カメラが代り、これからは鳥の記事が少しずつ増えるかもしれません。とりあえずムクドリです。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090403 千葉市中央区)


群れをなす、よく鳴く、雑食、季節による変動こそあるけれども都市から田舎までどこにでもたくさんいる、という大変ポピュラーな鳥。その都市と田舎では随分評価が異なり、都市部では騒音や糞害が問題になったり、時には人家の煙突や戸袋に巣をこしらえて人々をカリカリさせてくれたりもしますが、いっぽう田舎では、古来より、農業害虫をいっぱい食べるということでツバメとかと並んで益鳥扱いだった歴史もあります。鳥のほうはどっちでも単にナチュラルに暮らしているだけなのですが・・・

Category: 鳥類

22:52 | Comment(3) | Trackback(-) | EDIT

ニホンカナヘビ

2009.04.03(Fri)

この4月2日は晴れていて暖かく、いろいろな生き物が出てきたようです。ニホンカナヘビも今年初目撃でした。



DAYLIGHT RAMBLER DAYLIGHT RAMBLER 

(20090402 千葉市若葉区)


落ち葉の上で日光浴中です。背後にある白いものはビニール紐の塊(家屋の壁際なのです)。カナヘビは冬眠動物ですから、だいたい11月頃に地下に潜って冬を越し、小昆虫がうろうろし出す頃になると出てきます。尾が大変長いですが、これはピンチになると「自切」し、切れた尾がピコピコ跳ね回っている間に逃げてしまうことは、猫を飼っている人ならご存知ですね。



DAYLIGHT RAMBLER 

(20090402 千葉市若葉区)


小昆虫やクモを捕食する肉食です。こうやって顔を拡大してみると恐竜映画みたいですね。

Category: 爬虫類

21:58 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

アゲハ

2009.04.02(Thu)

いよいよ4月です。1日は寒かったですが今日は暖かく、アゲハ も出てきました。個人的には今年初目撃です。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090402 千葉市若葉区)


アゲハもやはり蛹で越冬し、春来て羽化します。幼虫の食草はミカンの仲間で、昨年の記事で、幼虫 がもそもそしてるところや、うちの電気のメーターのケーブルで蛹になったやつ がいた件などを取り上げましたが、これもきっとその仲間の子孫でしょう。ショカツサイ の蜜を吸っています。


春型と夏型では微妙に色具合が違い、やや濃いめな夏型もいいですが、春型はやっぱり透き通ったようなスッキリ感がありますね。



DAYLIGHT RAMBLER  

(20090402 千葉市若葉区)


ひとしきり蜜を吸った後、のんびり日光浴をしていました。


なお、別件ですが、このブログの写真の撮影には従来全て、キヤノンのIXYデジタル910isを使用してきました。


私にとっては人生初デジカメでして、大変使いやすいカメラでしたが、やはり望遠の弱さが気になってしまうケースが多く発生するようになりました。生き物なんて撮り始めなければ何の不満もなかったと思いますが・・・


そこでこの度、同じキヤノンのPowerShot SX110isを購入いたしました。本日のこの記事より、そちらを用いております。

携帯性、機能面など、高い買い物なので事前にはいろいろと考えましたが、この二日ほどいじってみた感想を申しますと、2万円台前半まで下がってきた価格も含め、買って良かったと思っております。何より、単純に光学10倍ズームの威力は大きく、私が今まで生き物を撮る時に用いてきた、忍び寄り、待ち伏せ、お祈り、呪文、などの技術が全て過去の遺物となってしまいました。このようなチョウも、遠くからピントを合わせて撮るだけでいいわけです。鉄砲が現れた時の武田騎馬隊の心境です。


そんなわけで財布は軽くなりましたが、生き物は驚かさずに済む、私は楽、ブログには見やすい写真を載せることができるということでいささかほっとしております。今後とも頑張って更新していきたいと思います。

Category: 昆虫類・チョウ目

21:02 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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