ヤマサナエ

2009.05.31(Sun)

サナエトンボ科のヤマサナエです。千葉市では五月に入ると姿を現し始めます。



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(20090527 千葉市緑区)


よくヤンマと混同されますが、ギンヤンマとかはヤンマ科、オニヤンマはオニヤンマ科です。ヤマサナエはサナエトンボの中でも大型で、翅を拡げて地面に止まる姿にも風格のようなものがあります。ゆっくり近づけばけっこう寄らせてくれます。


水生植物の多い、緩い流れで発生し、その近辺の里山で暮らします。そのような場所が消えてゆくに従い、姿を見られる場所も徐々に限られてきている印象です。外国にはいない、日本特産のトンボです。

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Category: 昆虫類・トンボ目

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シオカラトンボの交尾

2009.05.30(Sat)

シオヤトンボに続いて、シオカラトンボ も現れ始めました。


交尾風景はこんなふうで、



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(20090526 千葉市若葉区)


シオヤトンボの交尾 とよく似ています。


これらのトンボは幼虫すなわちヤゴの状態で越冬するため冬季でも水を必要とし、乾田化によってその数を減らしています。一方で、卵で越冬するアキアカネノシメトンボ はそれほどの影響を受けないため、あまり減っていません。


よく、見渡す限りの田んぼを見て「わー、綺麗な自然ですねえ」なんて言う人がいます。それは間違いです。田んぼというのは農家の皆さんが一生懸命造ってメンテしている、まごうかたなき人工物です。そして、そこで受け継がれてきた日本の稲作文化というものが、「身近な」ように見える数多くの生き物の命を背負ってきたのです。ですから、そこにおいて問題が生じようとしているなら、それは米を食べる全ての人間が共有すべき問題だと私は思うのです。

Category: 昆虫類・トンボ目

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スイセンノウ

2009.05.29(Fri)

柔らかな白い毛で覆われているところから、別名フランネル草。北アフリカから南ヨーロッパ原産の、ナデシコ科の園芸植物ですが、こいつも放っておくとどんどん増えます。例え、あなたが自分で植えた覚えがなくても・・・



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(20090526 千葉市若葉区)


日本に持ち込まれたのは比較的古く、江戸時代のようです。こぼれ種で繁殖するので、いつの間にか隣の敷地などから入り込んできます。手元の文献によると花言葉は「いつも愛して」だそうです。なんかゾワゾワっとしますね。

Category: 山野草

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マガリケムシヒキの交尾

2009.05.28(Thu)

必殺の肉食昆虫、マガリケムシヒキ の交尾は、同じムシヒキアブのシオヤアブ などと共通した、文字通りの「交尾」形式です。



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(20090525 千葉市若葉区)


下にいる、お尻の先がこん棒のようになっているのが雄、上の尖ったお尻をしているのが雌です。一分経ち、二分経っても交尾はまだ続きます。強くて速いムシヒキアブといえども、この状態では完璧に無防備。昆虫というものの、その生涯における最も危険な瞬間は、ひとつには脱皮して成虫となる瞬間、そしてもうひとつが交尾の瞬間でしょう。外敵に対して身を守るのは極めて困難です。自分が何とかしておとなになり、そして繁殖して子孫を残すということは、生き物にとってはそれほどまでして行なわなければならない大切なことなのです。


☆☆☆


ええと、このブログを開始してざっと一年三ヶ月。掲載した生き物の種類もかなり増え、サイドバーも徐々に煩雑になってまいりましたので、この度、まとめサイトというかデータベース的なものの作成を開始いたしました。


Daylight Rambler家の座敷


まだ鳥類の一部しか完成していませんが、こつこつ拡張してゆこうと思っています。

Category: 昆虫類・ハエ目

19:16 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ナミテントウ・今年もいろいろ

2009.05.27(Wed)

ナミテントウには実に様々な模様の変化があります。それについては昨年、この記事この記事 にまとめてありますが、そこに載せなかったタイプを近所で二種類ほど見つけたので紹介いたしします。


まずこちら。黒地に三日月形の赤二紋のタイプ。



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(20090525 千葉市若葉区)


そしてこちらは、黒地に多角形気味のオレンジ四紋。よく見ると左右の模様が微妙に非対称です。



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(20090525 千葉市若葉区)


以前の記事と合わせてそのバリエーションをお確かめください。言うまでもないことですが全部同じ種類です。この他にもまだいろいろなタイプがあり、遺伝子の奥深さを垣間見ることができます。


しかし、前にも書きましたが、「ナミテントウ」ってどうも漢字変換泣かせの名前です。すぐ「並転倒(中くらいの痛さの転び方みたいだ)」とか「奈美店頭(女子高生のバイトさんかなんか雇ったような感じ)」とか「波点灯(いさり火を連想させる)」とか出てきます。そういう点でも奥深い生き物です。<違

Category: 昆虫類・甲虫目

21:27 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

ササグモ

2009.05.26(Tue)

道路脇のモモイロヒルザキツキミソウ の花の上で、ササグモが一匹、じっと獲物を待っています。



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(20090525 千葉市若葉区)


トゲトゲの脚、火焔のような腹部の紋。体長は1cm弱ほどでしょうか。こうして草花の上で獲物を待ち構え、素早くジャンプして、ヨコバイの仲間や小型のアブなどを襲っている光景をよく目にします。カメラを近づける時はそーっと近づけないと、すぐ葉っぱの裏などに逃げ込んでしまいます。その時に裏の方からカメラを回すとまた表に出たりするのがちょっぴりおかしいです。

Category: 鋏角類

21:54 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

チュウサギの食事

2009.05.25(Mon)

都川中流域の田んぼで、チュウサギがしきりに歩き回っては何かつついています。



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(20090522 千葉市若葉区)


目玉が赤く見えるのは婚姻色です。ダイサギの婚姻色と比べてみましょう。何をつついているのかというと・・・



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(20090522 千葉市若葉区)


どうやらオタマジャクシのようです。あっという間に飲み込んでは、またうろうろして獲物を探し、つついて飲み込み・・・という一連の動作をエンドレスで繰り返しています。飲み込む時、一瞬だけこんなふうに喉がふくれます。



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(20090522 千葉市若葉区)


次から次へと、オタマジャクシがこのサギの胃袋に消えてゆきます。カエルは大量の卵を産む生き物で、例えばニホンアマガエルの場合、その産卵数は数百個だそうです。無論、その中の一握りしか生きて一人前のカエルとなることはできないわけで、こうして食べられてゆくオタマジャクシたちは、上位捕食者の栄養分となってその生活を支えるという形で、生態系の中で役割を果たしているのです。



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(20090522 千葉市若葉区)


「いただきます」って良い言葉ですね。

Category: 鳥類

18:25 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

シュレーゲルアオガエル・今年初目撃

2009.05.24(Sun)

五月になると、私の大好きなシュレーゲルアオガエル さんが徐々に人目につく場所に現れ始めます。真夏のような気候だったこの日、鹿島川沿いの田んぼの脇の農道の横で(なんちゅうくどい文章だ)、暑さを避けてお昼寝中。



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(20090520 千葉市若葉区)


体長3cmほどの、まだ小柄なカエルです。シュレーゲルは晴れた日の日中は、日がな一日ほとんどじっとして過ごすことが多いです。吸盤が強力なので、垂直面で昼寝するのも余裕です。夜にもう一度通りかかると、田んぼの中から「コロコロコロ・・・」という独特の澄んだ声が聴こえていました。

Category: 両生類

15:14 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

アリグモの狩り

2009.05.23(Sat)

クロヤマアリそっくりのアリグモが、ミカンの木でヨコバイの仲間を捕えました。



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(20090519 千葉市若葉区)


体のサイズ、色、歩き方までがアリ的で、パッと見にはほんとうにアリだと思ってしまいそうになります。八本ある脚のうち、一番前の二本を普段は持ち上げていて触角のように見せかけているのでなおさらです。この写真のは雄で、顎がたいそう発達しているので見分けがつきやすいですが、雌は顎が小さいため、さらにアリっぽいです。



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(20090519 千葉市若葉区)


前から見ると、眼の感じなどでクモであることがわかります。網は張らず、ハエトリグモのように歩き回って獲物を探すタイプで、実際にハエトリグモ科に属しています。

Category: 鋏角類

13:15 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

シオヤトンボの交尾

2009.05.22(Fri)

森田健作氏の段位詐称が明るみになったりする昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか。


シオヤトンボ の繁殖行動が盛んになっています。その交尾は、このように雄(青白い方)が尾の先で雌(黄色と黒の方)の頭を抑えつけるような格好で行なわれます。上下ひっくり返しになることはあまりなく、地面でつながっている時は大抵、雄が上です。



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(20090518 千葉市若葉区)


雌はこのあと、尾で水面を叩くようにして産卵します。シオカラトンボ が圃場整備されて明るく開けた田んぼの周辺にもたくさんいるのに対し、このシオヤトンボはより昔ふうの田んぼ、例えば三方を森に囲まれた谷津田の奥のようなところで、その姿を多く見ることができます。

Category: 昆虫類・トンボ目

21:59 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

スズメの巣立ち雛

2009.05.21(Thu)

鳥ネタが続きます。クワの木にスズメが三羽いました。よく見ると、そのうち二羽は幼鳥なのでした。



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(20090518 千葉市若葉区)


よく未熟な若造のことを「嘴が黄色い」なんて言います。こうしてスズメの雛を見るとほんとうに嘴が黄色いので、納得です。体のサイズはもう親とほとんど変らないようです。枝にとまったままあまり動かず、きょろきょろしています。


昔、猫を飼っていた頃、こういう巣立ち雛をよくくわえてきました。きっとつかまえやすいのでしょう。猫以外にも、世の中には蛇とかカラスとか人間とか、いろいろと待ち受けています。以前、シベリア抑留経験のある方から「私は運がいいんですよ。ちょっとでも運の悪いのはみんなあっちで死んだんですから」というすごい言葉を聞いたことがありますが、果たしてこの子は運のいい子でしょうか。それともそうでない子なのでしょうか。

Category: 鳥類

22:02 | Comment(6) | Trackback(-) | EDIT

オオヨシキリ

2009.05.20(Wed)

オオヨシキリが渡ってきています。


水辺のアシ原に住み、雄は縄張りを宣言するため大きな声でさえずります。その声はものの本などには「ギョギョシ、ギョギョシ」と聴こえることから別名を「行行子(ぎょうぎょうし)」と呼ぶと書かれていますが、私の耳はスペックが低いのでどうも「ジョジョヒー、ジョジョヒー」と聴こえてしまいます。じょうじょうひ。私のPCで変換してみたら「浄冗費」となりました。何のこっちゃ。


閑話休題。この鳥、通常、相当けたたましく鳴いていても姿は見えないことが多いです。この時もすぐそばの木の上にいることはわかっていたのですけれど、しげしげと見上げても所在がわかりません。そーっと反対側に回り込んでみたら、



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(20090518 千葉市若葉区)


枝の先っちょの方にいました。


スズメよりちょいと大きい、頭でっかちで地味な感じの鳥です。口の中が真っ赤ですね。アシの茎に、植物の繊維を使ってコップ形の非常に精巧な巣を作ります・・・って、実は私はナマで巣を見たことはないので知ったかぶりです。詳しく知りたい方はネットで画像検索すればすぐ出てきますです。

Category: 鳥類

21:34 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ジョウカイボン

2009.05.19(Tue)

ノゲシの葉や茎に大量のアブラムシがたかっています。そこに現れたのがジョウカイボンです。



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(20090513 千葉市若葉区)


「浄海坊(平清盛の法名)」という不思議な名前を持つこの虫は、体長約1.5cm。カミキリムシ似の外見に似合わず、肉食の昆虫です。つまり、このノゲシに来ているのはアブラムシを食べるためなわけです。


甲虫なのに上翅は柔らかく、触るとちょっとプヨプヨしているのがカワイイです。分類上はホタルなどに近い仲間です。

Category: 昆虫類・甲虫目

21:24 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

オナガアゲハ(♀)

2009.05.18(Mon)

時折、何気ない瞬間に生き物のほうから近づいてきてくれることがあります。無論、生き物には生き物の都合や生活のサイクルがあり、わざわざ私に写真を撮られるために近づいてきたのではないことはよくわかっているつもりです。また、「私のために現れてくれたんだね・・・」というような無駄にエモーショナルで自己中心的な考え方は、危険で幼稚なものだと個人的には思っています。


しかしそれでも、こうしてすぐ目の前に大きなオナガアゲハが舞い降りてきたりすると、やはり心の中で「ありがとうございます」と頭を下げたくなってしまいます。



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(20090513 千葉市若葉区)



傷ひとつない、美しい雌でした。農業機械が道路に残した濡れた泥から吸水をしているのです。よく似ているクロアゲハ とは、翅が細く、尾状突起部分が長いことで区別できます。クロアゲハよりは数が少なく、千葉市のレッドリストでは「C(要保護動物)」にランクされています。幼虫の食草はミカン科の植物なので、一見森林が残っているようでも、スギやヒノキの植林が進んだ場所では姿を消してしまうのです。


今の季節、ツツジの花などに吸蜜に来ている姿がよく見られます。また、地面で吸水する時はクロアゲハなど他のチョウと一緒の時もあります。飛び方はふんわりとしていて優雅な感じです。

Category: 昆虫類・チョウ目

21:37 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ニホンカワトンボのいろいろ

2009.05.17(Sun)

このところ、都川水系でニホンカワトンボに出会う機会が比較的増えています。先月末に鹿島川水系の谷津田で撮影したのは透明な翅のタイプの雄でしたが、



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(20090511 千葉市若葉区)


これは雌です。翅の先のほうにある紋が白いことで見分けがつきます。雌は、雄に比べ数が少ないようです。



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(20090511 千葉市若葉区)


これは翅の赤いタイプの雄。ひらりひらりと飛ぶ姿はなかなか上品というか優美です。



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(20090511 千葉市若葉区)

そしてこれが、前に紹介したのと同じ透明翅の雄です。


私は、今年になるまで、身近にカワトンボがこんなにたくさんいるとは思いもよりませんでした。もっと正確に言うなら、眼に入らなかったのでしょう。しかし、この二ヶ月、歩いている時にちょっと注意しているだけで、何ヶ所もの場所でカワトンボに出会うことができました。気の持ち方というのは大切なものです。これからも、いないものまで見え出してオカルト方面に突入してしまわない程度に、ニュートラルな感じにアンテナを張ってうろうろしようと思います。

Category: 昆虫類・トンボ目

20:40 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

コミスジ

2009.05.16(Sat)

漢字で書くと「小三條」。お局様のような名前のコミスジは、ちょっと羽ばたいてはすぐやめて滑空する、やる気の感じられない飛び方が特徴です。そして、地上でも植物の上でも、よく翅を開いてとまります。



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(20090511 千葉市若葉区)


三本の横線が入った黒白の翅に目が行きがちですが、胴体部分には黄緑色の毛が生えていて、陽の当たるところで見るときらきらと美しいです。タテハチョウ科に属し、幼虫はマメ科の植物を食べて成長します。

Category: 昆虫類・チョウ目

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アカバナユウゲショウ

2009.05.15(Fri)

アカバナユウゲショウも明治期に観賞用としてアメリカ大陸から持ち込まれたものが野生化したものです・・・というと、今までこのブログの山野草の項で指先にタコができそうなくらい書いてきた恒例のパターンですね。ただし、この花の場合、原産国は北米ではなく中南米です。



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(20090511 千葉市中央区)


濃い筋の入ったピンク色の四弁花はとっても可憐で、「ユウゲショウ」というだけあって夕方に花を咲かせる・・・はずなのですが、けっこう朝や昼になっても普通に咲いているようです。野山だけでなく、元が観賞用だっただけあり、都市部の道端などにも数多く見られます。

Category: 山野草

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ツバメの巣材運び

2009.05.13(Wed)

支川都川沿いの田んぼで、数羽のツバメがしきりに泥をくわえて運んでいました。



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(20090510 千葉市若葉区)


何のためにこんなことをしているのかと言えば、無論、巣をこしらえるためです。建物の軒先などに作る、例の茶碗の半分みたいな形の巣は、泥と枯れ草でできているのです。


このツバメたちは川向こうの住宅地のどこかに入居しようとしているようで、田んぼとそちらを行ったり来たりしています。川向こうは中央区ですから、彼らはこの夏の間、住民票の上では中央区民ということになりますね。

Category: 鳥類

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ヒヨドリの水浴び

2009.05.12(Tue)

とにかくいつも甲高い声でピーピーと鳴いているけれど、人の姿を見るとすぐ逃げてしまうヒヨドリ。しかしこうしてたまに間近で見ると意外と渋い鳥です。



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(20090508 千葉市若葉区)


全然逃げようとしないので珍しいこともあるもんだわいと思っていたら、このあと私の目の前を横切って道沿いの小さな流れの中に飛び込んでいき、ちょいとバシャバシャしては水から上がり、頭部をスイングして体の水分を振り落とし、という動作を繰り返し始めました。



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(20090508 千葉市若葉区)


なんか楽しそうですが、まったくの遊びでやっているわけではありません。鳥の水浴びには、羽根の汚れを落とし清潔を保つ他、寄生虫を排除するなどの意味があります。羽毛は鳥の生命線ですから、けっこう重要なルーティーンです。

この後も水浴びは続・・・いたと言いたいところですが、私が道の反対側でカメラを構えているところに、スーツ姿のお兄さんが急ぎ足でやってきて、息を切らしながら「あのう・・・ここ通ってもいいですか?」


まさかダメとは言えません。サラリーマンのお兄さんがドコドコと足早に駆け過ぎると、さすがにヒヨドリも驚いてどっかへ行ってしまったのでした。

Category: 鳥類

22:56 | Comment(6) | Trackback(-) | EDIT

ウシガエル

2009.05.11(Mon)

どのカエルよりもデカいくせに、どのカエルよりも臆病なウシガエル。ちょっとでも人の気配を感じるとボッチャーンと水の中に飛び込んでしまうため、写真を撮るどころか、顔を拝むのも意外にたいへんです。


比較的間近で観察しやすいのは、雨でも降りそうな、いやむしろ現にしとしとと雨の降るような湿っぽい日、昼間でも暗く、なんだかもう幽霊でも出そうな雰囲気の日でしょう。そんな日に、岸辺付近に植物が繁茂している人気のない池や沼に行ってみれば、かなりの確率で出会うことができます。



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(20090507 千葉市若葉区)


その鳴き声は例の「ウウー、ウウー」という牛そっくりの底響きのする声。体長は20cmほどにまでなり、大きな口に入るものなら何でも呑み込んでしまいます。ザリガニや水生昆虫のみならず、他のカエルや水鳥の雛、ヘビや小型哺乳類さえ捕食するという凄まじさ。この写真を撮った池には昔、トウキョウダルマガエルがたくさんいましたが、今では全く見ることができません。


北アメリカ原産のこのカエルが日本に移入されたのは1918年のこと。無論、食用としてのことでした。それが繁殖力旺盛で水質の悪化にも強いため、今では全国の淡水に広がっている・・・という、あのどこかで聞いたようなおなじみのパターンです。特定外来生物に指定されていますので、個人が許可なく飼ったり放したりした場合、最高で懲役三年もしくは三百万円以下の罰金が課せられます。ただし、捕まえて食べるのはOKです。


私は、生態系というものが危機に瀕している現在、その生活において野生動物と直接的な利害関係のない一般市民が、野生動物を食物としての視点でのみとらえることには、正直に言ってアップ・トゥ・デートがないと思います。ですが、日本におけるこのウシガエルのように、元来人為的に持ち込まれたものであり、かつ排除することで生態系を復元の方向に向けられる可能性が大である場合は話は別です。どんどん食べて、場合によっては町興しの手段にでも何でもすればいいと思います。実際、旨いですから。

Category: 両生類

19:20 | Comment(5) | Trackback(-) | EDIT

ユウグモノメイガ

2009.05.10(Sun)

ユウグモノメイガは、翅を拡げて3cmくらいの、ちょっとコケティッシュな雰囲気のガです。



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(20090504 千葉市若葉区)


幼虫の食草はスイバなので、スイバが近くにある環境に発生します。この写真のは都川沿いの農道にいました。夜は灯りに飛んできたりもします。

Category: 昆虫類・チョウ目

21:31 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

マガリケムシヒキ(♀)、手にとまる

2009.05.09(Sat)

田舎道をうろうろしていると、昆虫の方からくっついてくることはたまにあります。何か異物感があると思ったら、右の手首にマガリケムシヒキの雌 が・・・



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(20090504 千葉市若葉区)


左手でカメラを取り出し、「動くなよ~」と念じつつ、刺されるとけっこう痛いことを知っているので若干及び腰。最初、「俺は空手の黒帯だ!全国大会だって出たことあるんだぞう!おまえなんかいつでも潰せるんだ!」と脅かしてみたところ、モゾモゾして今にも刺しそうにするので慌てて「愛してるから刺さないでっ」と頼むと、写真を撮り終わるまでじっとしていてくれました。


名前は「マガリ・ケムシ・ヒキ」と読むのではなくではなく、「マガリケ・ムシヒキ」と読み、ムシヒキアブ(虫挽き虻)の仲間です。小昆虫を襲い、尖った鋭い口吻を突き刺して体液を吸います。オレンジ色のブーツがちょっぴりオシャレですね。

Category: 昆虫類・ハエ目

11:25 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ニワゼキショウ

2009.05.08(Fri)

庭石菖と書いてニワゼキショウ。赤紫の花が咲くタイプと白い花が咲くタイプがあります。これは白い方。



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(20090503 千葉市若葉区)


どっからどう見ても帰化植物という外観の通り、北米原産の帰化植物で、明治時代に入ってきました。日本にあるのは、もとは北米大陸の東南部、テキサスあたりに分布しているものだそうです。花がかわいいので、つい「咲いてる間は抜かないでおこう」とかなりがちですが、ほっとくと増えるので注意が必要です。アヤメ科に属しています。

Category: 山野草

22:09 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ホソミオツネントンボ

2009.05.07(Thu)

憲法記念日。庭先を何やら糸くずのようなものが飛んでいると思ったら、イトトンボの仲間のホソミオツネントンボでした。



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(20090503 千葉市若葉区)


写真で見ると長いように感じるかもしれませんが、体長はせいぜい4cmくらいであり、しかもすごく細いので、シオカラトンボなどと比べると感覚的には半分以下の大きさしかありません。


「オツネン」とは「越年」であり、このトンボが成虫越冬であるところに由来します。秋には地味な褐色ですが、春になるとこうして青くなります。これがけっこう秋も春もけっこう絶妙な保護色で、ふわふわとゆっくり飛び、すぐ枝などにとまるにもかかわらず、一度目を切ってしまうと見失ってしまったりします。

Category: 昆虫類・トンボ目

18:08 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

クサガメ@都川

2009.05.05(Tue)

ええ、このブログのタイトルはDAYLIGHT RAMBLERと申しますが、これは単にストーンズの名曲のタイトルであるMIDNIGHT RAMBLERを昼夜ひっくり返したものに過ぎません。で、なぜにそのようにしたかと言えば、ブログを登録する作業をしている時ストーンズを聴いていたというだけの理由なんですけど、


手元にある、旺文社発行の英和辞典によりますと、


Ramble=(目的なく)ぶらつく、散歩する

       (特定の目的を持たずに学問などを)探求する

       とりとめなく話す(書く)、漫然と話す(書く)


というような意味なのでございまして、これはこれで我ながらふさわしいタイトルなのではないかと思っている今日この頃です。


そのように行き当たりばったりを標榜し、事実これまで行き当たりばったり的に進行してきた当ブログですが、ゴールデンウィークということで、一挙にアカデミックかつエキサイティングなフィールドワークに打って出ることにいたしました。すなわち、この5月1日の午後、川井町から大草町に至るまで都川沿いを一時間ほどてくてく歩き、川の岸辺で日光浴をしているカメさんの数を数えたのです。


それは途中、川沿いの茂みにしゃがんで小用を足している年配のご婦人と遭遇してしまうなど、文字通り命がけの冒険でした。その結果、当然予想はされたことですが52匹ものミシシッピアカミミガメ をカウントすることとなりました。



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(20090501 千葉市若葉区)


大きいのから小さいのまでよりどりみどりです。無論、実際の棲息数はこのいいかげんなカウントに何倍もすることでしょうから、都川の中流域はもはやミドリガメ天国と言っても過言ではありません。


一方で、在来種たるクサガメはわずかに2匹をカウントしたのみでした。すなわち、このカメと、



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(20090501 千葉市若葉区)


このカメです。



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(20090501 千葉市若葉区)


甲羅の中央とその左右に、合わせて三本の稜線の盛り上がり(キール)がありますね。これがクサガメの特徴です。どちらのカメも甲長は目測で15から20cmくらいでしょうか。最大では雄で20cm、雌で30cmほどに成長します。在来種、と書きましたが、実はこのクサガメは国内から化石が発見されておらず、古い時代に人為的に移入された可能性もあるようです。


わりと飼いやすいカメで、かなり人に慣れ、何でもよく食べます。私も子供の頃、田んぼで捕まえてきたのを飼っていました。後に知人に譲り、その知人の家でまだ健在なのですから、カメというのはまったく長生きな動物です。また、水質の悪化にもイシガメより強いのですが、ミシシッピアカミミガメにはかないません。何らかの対策を講じなければ、かなり近い将来、都川の本流から姿を消してしまうというような事態も予測されます。


ちなみに今回のカウントではイシガメは0匹、当然スッポンも0匹でした。

Category: 爬虫類

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ヤマカガシ@原田池

2009.05.04(Mon)

若葉区は富田町に、乳牛育成牧場 という施設があります。乳牛の育成を行なっている牧場なのですが(もっとましな説明ないのか)、その敷地内に原田池という天然の池があります。

この池には恐ろしい昔話が伝えられています。池のほとりには、地元・更科中学校の生徒さんと千葉市のグリーンビレッジ推進課が共同で作成した看板が。



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(20090430 千葉市若葉区)


そして、こちらがその文中に出てくる弁財天。



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(20090430 千葉市若葉区)


祠の建立以降、水死する人は減ったと看板には記されていますが、この池では昭和に入ってもなお、複数の溺死者が発生しているそうです。かつては池の周囲に何箇所もの湧水があり、大雨の日でも池の水は澄んでいたといいます。そう遠くない昔、この池のあたりは本当の魔境だったのでしょう。


現在ではさすがに白蛇はおいそれとは出てきませんが、池のほとりで全長7、80cmほどのヤマカガシ が出迎えてくれました。



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(20090430 千葉市若葉区)


鎌首を半分ほどもたげ、じっと静止しています。なかなか鮮やかな色の個体です。



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(20090430 千葉市若葉区)


うんと古い本にはヤマカガシは無毒であると記載されているものもありますが、実際には頸部に自己防衛用の頸腺毒を、上顎の奥のほうには捕食用のデュベルノワ腺という毒腺を、それぞれ有しています。数少ないですが死亡事故も起きています。2006年には「動物の愛護及び管理に関する法律」により「特定動物(危険な動物)」に指定されました。自治体の許可なく飼育はできません。ご注意を。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090430 千葉市若葉区)


とは言え、ヤマカガシは基本的にはおとなしいヘビですし、毒牙は小さくて後方にあるので、たとえ咬まれても毒が体内に入らない場合が多いのです(だから昔は無毒とされていた)。見つけたからといってそれほど危険視する必要はありません。危険というなら野良犬の方がはるかに危険でしょう。


弁財天はもともとヒンドゥー教の女神であり、芸術・文化をつかさどると同時に河の神であったため、日本においては市杵嶋姫命あるいは宇賀神と習合し、芸能の神でありまた水神として祀られています。この宇賀神は有名なわりにいささか謎めいた日本土着の神で、農業・財宝・福徳の神なのですが、そのお姿は、体が蛇・顔が老人であるというのです。古来我が国では、蛇は農を守り福をもたらす存在に他なりませんでした。


原田池の白蛇と人間たちとの和解が弁財天の手によって成ったというのなら、水辺で暮らし田んぼに生きる蛇、ヤマカガシこそは、その使者にふさわしい存在であるのかもしれません。


☆☆☆


6月15日追記。


14日午後、原田池におきまして水難事故が発生いたしました。


いろいろな意味で身近なところで起こった事故で、本当に驚いています。亡くなられた少年のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。

Category: 爬虫類

22:43 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

シオヤトンボ(♂)

2009.05.02(Sat)

シオヤトンボは、谷津田の近辺などで春先に一番早く出てくるトンボのひとつです。



DAYLIGHT RAMBLER 

(20090429 千葉市若葉区)


シオカラトンボなどに似ていますが、もっと短くてずんぐりした姿をしており、尾の先端近くまでが白くなっています。漢字で書くと「塩屋蜻蛉」。


雌は全身が黄色く、眼の色も雄とは違います。いい写真が撮れたら紹介いたしますね。

Category: 昆虫類・トンボ目

22:51 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ニホンカワトンボ

2009.05.01(Fri)

千葉市内にだって、カワトンボはいるのです。


ここは若葉区内の某谷津田。この谷津は最上流に湧泉を持ち、その水を用いた昔ながらの湿田が広がっておりまして、少し前までは「ここホントに千葉市か?」と思うような圧倒的な景観が広がっていたのですけれど、今は残念ながら休耕部分が多くなってしまい、こんな感じです。



DAYLIGHT RAMBLER  

(20090427 千葉市若葉区)


しかし、そこを通る水路そのものは今も生きていて、下流へと天然の水を運んでいます。その水の上を宝石のような姿のカワトンボがひらひらと舞う姿は素晴らしいものです。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090427 千葉市若葉区)


翅の端に赤い紋が見えますが、これが雄である証拠。雌はここが白い紋となります。また、この写真の個体は翅が透明ですが、橙色の翅をしている個体もいます。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090427 千葉市若葉区)


カワトンボは綺麗な水なしでは生きられません。例えばこの谷津田において、カワトンボを保護しようと思ったらまず水環境の維持を考えねばならず、水環境を維持するには源流の湧泉も含めた谷津田そのものを保全することが必要であり、谷津田そのものを保全するには、そこで理想的な形で農業を継続することができる条件が整えられねばなりません。もしもそれが整ったならば、話は単にカワトンボのことだけでなく、その環境とそこで生み出されるものとはすべからく千葉が誇ることのできる財産となりましょう。


今度千葉市長が逮捕され、選挙も近いようですが、新しい市長さんがそういうことを考えてくれる人だったらいいなあって、ぁたし思ってまあす!!o(^∀^ )o( ^∀^)o!! <誰だ、おまえは

Category: 昆虫類・トンボ目

22:06 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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