シュレーゲルアオガエルの上陸

2009.06.30(Tue)

シュレーゲルアオガエル もまたオタマジャクシから変態し、田んぼから陸地へと上陸を始めています。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090627 千葉市若葉区)


谷津田の周囲の林縁の下生えに、各自じっと座っています。アマガエルの幼体 のようにピンピン跳ばないので、かなり高密度でいても、よくよく目を凝らさないと存在がわかりません。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090627 千葉市若葉区)


こうして見ると、なりが小さいだけでポーズそのものは成体そっくり。三つ子の魂なんとやら、ですね。

スポンサーサイト

Category: 両生類

22:41 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ニホンカナヘビの日光浴

2009.06.29(Mon)

梅雨の晴れ間の午後、掃き溜めた落ち葉の山の上で、ニホンカナヘビ が日光浴をしていました。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090625 千葉市若葉区)


ゆっくーりカメラを近づけます。いたって機嫌が良さそうで、おなかをべったり落ち葉につけたまま、接写してもまったく逃げようとしません。日光浴は爬虫類にとってすごく大事で、これが足りないと脱皮不全を起こしたり成長が阻害されたりし、かといって飼育下などでむやみに太陽に当てすぎると死んでしまったりします。変温動物はデリケートなのです。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20090625 千葉市若葉区)


時折、眠たげにゆったりと目瞬きをします(爬虫類の瞼は下側にあります)。掃き溜めは小昆虫の宝庫で、いかにもおいしそうなヒシバッタ やクモ類などがこのカナヘビのすぐ目の前をうろうろし、時には背中の鱗によじ登ったりするスカタンな虫もいますが、捕食するどころかほとんど身動きもしません。まだエネルギー充填が十分でないということなのでしょうか。


結局、動き出したのは約十五分後。稲妻のようなスピードで掃き溜めから下り、下生えの中に飛び込んでいきました。


☆☆☆


まとめサイトはカメムシ目まで完成しています。

Category: 爬虫類

19:51 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

オオカマキリの幼虫

2009.06.28(Sun)

だいぶ、大きくなってきました。



DAYLIGHT RAMBLER  

(20090624 千葉市若葉区)


オオカマキリの卵 が孵化するのは五月頃です。最初に出てきた小さな幼虫は体長1cmほどで、エビのような格好をしています。これは「前幼虫」と言われるもので、その場で脱皮して小さなカマキリの姿になります。そういうのが数百匹も出てくる様子はなかなか壮観というかすさまじいもので、私は子供の頃に一度、机の引き出しの中で孵化させてしまい、えらいことになった経験が・・・


その後、幼虫は体に合った大きさの獲物をゲットしつつ、脱皮を繰り返して八月頃に成虫となります。強いカマキリといえどもまだ子供。鳥などに簡単に捕食されてしまう運命にあり、こうしてカメラを近づけるとすっと葉の陰に隠れます。無事におとなになれるのはほんの一握り。この写真が遺影になるのか成長の記録になるのかは、今は誰にもわかりません。

Category: 昆虫類・カマキリ目

19:41 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ニホンヤモリ・今年初登場

2009.06.27(Sat)

夜十時。書きものをしていたら部屋の窓ガラスに雌のヤモリが現れました。今年初めてです。例年もっと早く現れるので少し心配していました。久しぶり!会いたかったよ~。



DAYLIGHT RAMBLER DAYLIGHT RAMBLER 

(20090623 千葉市若葉区)


踏ん張った指がたいへんかわいいです。垂直面も自由自在。窓の明かりに集まる小さなハエやガのような昆虫をパクパクと食べています。眺めているとあまりにおもしろいのでついつい手元の仕事がおろそかになりがちで危険です。今年もよろしくね。

Category: 爬虫類

19:01 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

谷津田のノカンゾウ

2009.06.26(Fri)

谷津田の土手で、ノカンゾウ が咲き始めています。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090623 千葉市若葉区)


この鮮烈で大きな花を見ると、いよいよ夏がやってきたのだなあという感じがいたします。ザリガニやカブトムシをとらねばという気持ちにさせられますが、もう私も大人なのでそういうことはしません。<ホントか?


湿った場所を好み、ここでも水路の水面すぐ上から生えています。一日花で、朝咲いて夕方にはしぼんでしまいます。手元の文献によると(←またそれか!)、花言葉は「憂いを忘れる」だそうで、自分に都合の悪いことは何でもよく忘れ気味の私には非常に親しみの持てる花です。

Category: 山野草

21:27 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

アオゴミムシ

2009.06.25(Thu)

降ったりやんだりの小雨の中、農道をアオゴミムシが横切っていきました。



DAYLIGHT RAMBLER 

(20090622 千葉市若葉区)


体長1.5cmくらい。緑色の金属光沢が美しい、動きの素早いゴミムシです。写真を撮ろうと思っても慌てて手で押さえたりしてはいけません。薬みたいな変な臭いを発するからです・・・と思っていたらその臭気の主成分は実際にメタクレゾールであるとのこと。「薬みたいな」というよりほとんど薬そのものだったのですね。


よく朽木の中などで集団越冬していることがあり、たくさん集まっているとやはり臭います。

Category: 昆虫類・甲虫目

18:22 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ハシブトガラス

2009.06.24(Wed)

このあいだハシボソガラス を出したので、今回はハシブトガラスです。撮影場所は都市公園のトイレの屋根の上という王道シチュエーション。


改めて間近で見ると、なんとまあ、逞しい身体をしていることでしょう。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090619 千葉市中央区)


がっちりと隆起した肩の筋肉。嘴などまるで鉈のようで、とにかく強そうです。元来は森林に生息している鳥だったそうで、それが都市の環境によく適応したことでこれほどまでに勢力を拡大してきた由。そのへん、クマネズミなんかとちょっと似てますね。



DAYLIGHT RAMBLER  

(20090619 千葉市中央区)


よく「頭の良さそうな顔」なんて言いますけど、カラスは本当に頭の良さそうな顔をしていて、時々ドキッとします。

Category: 鳥類

11:40 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ツバメシジミの雌雄

2009.06.23(Tue)

ツバメシジミについては昨年一度取り上げました けれども、表側が撮れたので改めてその雌雄を紹介いたします。


まずこちらが雄。「ツバメ」シジミの名の由来となった後翅の尾状突起がほとんどちぎれちゃってますが、鮮やかなブルーメタリックです。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090618 千葉市若葉区)


一方、雌は裏側こそ同じようなものの表側はだいぶ趣が異なり、



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090622 千葉市若葉区)

ダークカラーです。黒というより、青味がかった茶色をうーんと濃くしたような感じ。


年に数回発生するので、なんだか春から秋までいつでもそこらへんを飛んでいるような気がします。端正で可憐なチョウです。


☆☆☆


まとめサイトはバッタ目までなんとかできました。先は長い・・・

Category: 昆虫類・チョウ目

20:48 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

クロマドボタル

2009.06.22(Mon)

午後三時、ほの暗い林の中で出会いました。体長1cmあまりのこの地味な虫こそ、実はホタルの仲間、クロマドボタルなのです。



DAYLIGHT RAMBLER  

(20090618 千葉市若葉区)


雄はこのように甲虫らしい格好をしていますが、雌は翅が退化しており、甲殻類めいた異様な姿です。ホタルというと水辺で発光するゲンジボタルやヘイケボタルのイメージが強いけれど、このクロマドボタルは陸生のホタルです。幼虫の食べ物は小さなカタツムリなどで、そのあたりは水生のホタルの幼虫が貝類を食べるのと同じですね。


夜間、幼虫は発光し、成虫もわずかだが光るそうです。残念ながら私はまだ見たことがありません。やっぱり、たまには夜中とかもそこらへんをうろうろしないといけないのかなあ。

Category: 昆虫類・甲虫目

20:46 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

ムラサキシキブ

2009.06.21(Sun)

谷津田の林縁で、ムラサキシキブが美しい花を咲かせています。



DAYLIGHT RAMBLER DAYLIGHT RAMBLER 

(20090618 千葉市若葉区)


園芸用のコムラサキは小さくて可憐だけれど、これはさすが野山に自生しているやつ、高さが3mくらいもあって、むしろ豪壮な感じさえ受けます。



DAYLIGHT RAMBLER DAYLIGHT RAMBLER 

(20090618 千葉市若葉区)


今の季節は花を愛でることができ、やがて秋になれば綺麗な紫色の実をつけることでしょう。名前については、そのような花や実の優雅さを『紫式部』になぞらえたという説と、紫の果実が重なることから『ムラサキシキミ』と呼ばれ、それが変化したものという二つの説があるようです。私としてはどっちでもいいんですが、紫式部さんってほんとに美人だったのかどうかはちょっと知りたいですよね。

Category: 樹木

17:16 | Comment(3) | Trackback(-) | EDIT

ハスジカツオゾウムシ

2009.06.20(Sat)

カツオゾウムシの仲間はボテッと突き出た鼻をしていて、どことなく今昔物語に出てくる「禅智内供」を思わせます。体型もカタマリ感があって確かに鰹節っぽいですね。削ってみる気にはなれませんが。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20090617 千葉市若葉区)


ハスジカツオゾウムシは、その中でもわりあい普通に見られる種類だと思います。背中にVの字を重ねたような模様があり、他種と見分けることができます。体長はだいたい1cm少々。幼虫はキク科の植物を食べて成長します。

Category: 昆虫類・甲虫目

18:37 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

トウキョウダルマガエル

2009.06.19(Fri)

気がつけば、このブログを始めてから一年四ヶ月が経ちました。


その間、都川、鹿島川流域を中心に、限られた範囲ではありますが千葉のあちこちをうろうろし、様々な生き物に出会い、またそれ以上に、人との出会いにも恵まれたことには感謝の念でいっぱいです。その中で、私自身、ブログ開始当初よりは、ちょっぴりではありますがいろいろなことを知ることができ、また知るにつれて楽しさも増してきたように思います。とりわけ、あちこち歩き回るにつれ、あそこに行けばこういう生き物がいる、ここに行けばこんな生き物がいる、という地図が脳内で少しずつ出来上がっていくことは、気持ちがわくわくするような喜び以外の何ものでもありません。


ですが、同時にショックだったこともあります。それは、ごく近い昔、記憶の中にある私の少年時代には普通であった生き物が、今では全く姿を消していたり、ほとんど見られなくなっているという事例が多数、ほんとうに多数あったことです。


トウキョウダルマガエルは、ニホンアカガエル と同じく、千葉市のレッドリストでは(A・最重要保護生物)に指定されています。しかし、こと私の行動範囲内に関する限り、ニホンアカガエルが、例え全面的に圃場整備された田んぼであっても、場所によってはいまだかなりの高密度で生息しているのに対し、トウキョウダルマガエルはそれとは比べ物にならないほど個体数が少なく、多くの地域では田んぼ中を探しても影も形もなくなってしまっています。すなわち、ニホンアカガエルが「いるところにはまだいる」のに比べ、このトウキョウダルマガエルは「いるところ自体がもうあまりない」という状態に陥ってしまっているのです。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090617 千葉市若葉区)


この写真を撮ったのは鹿島川流域の谷津田ですが、現状、近辺におけるその生息域はほとんど連続せず、すっかり分断されてポツンポツンと点在する形で、これはやはり危険なことに感じられます。


トウキョウダルマガエルは、かつてはトノサマガエルと一緒くたにされていて、今でも多くの人はこの写真を見ると「おっ、トノサマガエル」と思うことでしょう。私なども小さい頃はこれをトノサマガエルだと思っていました。実際には、関東平野に生息しているこういう姿のカエルは、局地的に人為移入された個体群を除き、全てトウキョウダルマガエルです。


一生水辺からあまり離れず、田んぼのそばで暮らすカエルです。その減少には様々な要因が挙げられています。開発が進んで田んぼが減ったからだとも言われます。ウシガエルとの競合が言われることもあります。ですが、明らかに、田んぼが残っていてかつウシガエルが生息していない地域でもトウキョウダルマガエルは減少しています。とすれば、大きな原因はむしろ田んぼとそれを取り巻く環境そのものの構造的な変化にこそ求められるでしょう。とりわけ、コンクリートによる水路の垂直護岸、あるいはU字溝化は無視できません。トウキョウダルマガエルは指に吸盤がなく、ジャンプ力も強くないため、一度そのような場所に転落すると這い上がることができないのです(事実、今でもトウキョウダルマガエルが生息している田んぼには、ほとんどの場合、素掘りの土水路が残されている)。また、水質汚染、農薬の問題や中干しによるオタマジャクシへの影響もあります。


これは千葉だけの問題ではなく、トノサマガエル、ダルマガエルともに全国的に激減しているようです。


ある程度以上の世代の方にとっては、田んぼのカエルと言えばこのようなカエルであったのではないでしょうか。「鳥獣戯画」に出てくるカエルは明らかにトノサマガエルですし、河鍋暁斎の一連の作品にもトノサマガエルとおぼしきカエルが描かれています。松尾芭蕉の俳句で古池に飛び込んでいるのは、芭蕉が住んでいたのが深川だったことを考えると多分トウキョウダルマガエルでしょう。そのような、この国の文化芸術の中にさえ深く根を下ろしてきたカエルが今では滅びの道をたどっているとしたら、それは何かおかしなこと、皆で何らかの対策を考えるべきことだとは言えないでしょうか。

Category: 両生類

20:45 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ハシボソガラス

2009.06.18(Thu)

一般的に、そこらへんにいるカラスには二種類あります。ハシボソガラスとハシブトガラスです。こちらはハシボソガラス。



DAYLIGHT RAMBLER  

(20090614 千葉市若葉区)


区別するには、嘴の太さよりも、おでこが出っ張ってるかどうかを見たほうが手っ取り早いです。このようにすーっと後退しているのがハシボソガラス、出っ張って頭が丸く盛り上がっているのがハシブトガラスです。さらに思いきりアバウトに言ってしまうと、ハシボソガラスは「ガー」と鳴き、農村などに多いです。ハシブトガラスは「カー」と鳴き、都市部にたくさんいます。どちらも雑食性ですが、ハシブトガラスの方がより肉食傾向が強いようです。とは言え、このハシボソガラスの方も、小鳥の巣を襲って雛を食べたりしている光景を時折目にします。


私は正直言ってカラスが大好きで、賢く美しい、実にすばらしい鳥だと思っています。


しかし、石原都知事の例を挙げるまでもなく、一般的にカラスは嫌われ、いるだけで迷惑だというような扱いです。なぜでしょうか。確かに、畑を荒らす、ゴミを盗む、巣材目当てで洗濯物のハンガーとかを持っていってしまう、などの事例は数多くあります。しかし、それだけではないでしょう。それらの観点から見ればムクドリ も、スズメ も、ヒヨドリハト も皆、害鳥です。でもそれらの鳥は、カラスほどには憎まれていないように思います。


では、なぜ我々人間は格別にカラスだけを格別に目の敵にするのでしょう。もう一度カラスの特徴と習性についておさらいしてみましょう。


・脳が発達していて賢い

・集団生活をしていてたくさんいる

・雑食性

・一夫一妻

・縄張り意識が強い

・他の生き物に対して攻撃的

・なんか態度が大きい


こう並べると、何か似ている生き物はいないでしょうか?


そう、実によく似ている種があります。それは霊長類、ヒト科の・・・




☆☆☆


まとめサイトDaylight Rambler家の座敷 は、カマキリ目まで仕上がりました。

Category: 鳥類

18:35 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

チスイビル

2009.06.17(Wed)

先日、耳寄りな情報が入ってきました。ある場所で昨年、子供がイモリを捕まえているのを見た、というのです。情報元は私の母親。現場はきちんと圃場整備された田んぼの脇の汚い用水路で、コンクリートの三面張りです。ちょっと「えっ?」という場所なのですが、私の母親は農家の娘だからイモリがどんな生き物かくらいはよく知っているし、よく考えると実は私は今を去ること二十五年ばかり前、そのかなり近くで実際にイモリを捕まえたことがあり、少なくとも昔いたことは確かです。さらにさらに、調べてみるとおもしろいことがわかりました。道路を隔てて反対側にはずいぶん古くからの放棄水田があり、くだんの用水路は道路下の土管を経てそれと繋がっています。そして放棄水田の奥には湧水があり、どうも今でも全く涸れているわけではないらしいのです。


もしかするともしかするかもしれない、てんでちょいとのぞいてきました。


結果、イモリは見つからなかったものの、代りに・・・ええと、こんなのが・・・



DAYLIGHT RAMBLER  

(20090612 千葉市若葉区)


田んぼの吸血モンスター、チスイビルです。デカい!水面のウキクサの上を、伸び縮みしながらウニウニと進んでいます。体長は伸びると10cm近くありそうです。沈まないのか?と思いますが、ウキクサの浮力はかなり強く、他にもアマガエルやアカガエルの子供が乗っかっています。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090612 千葉市若葉区)


チスイビルはその名の通り、チャンスがあれば人に吸いついて吸血します。しかしそれのみを糧としているわけではもちろんありません。第一いまどき裸足で農作業してる人なんかいませんからね。普段は弱った小動物などを襲ったりしていて、ということはイコール、この用水路にはそれだけの生き物がいるのでしょう。やはりもしかするとイモリだっていないとは限りません。だいたい、完全圃場整備済みで周りの田んぼは冬などカラカラなのに、この一画だけやけにアカガエルが多いのも少し妙です。いずれ反対側の放棄水田も含め、少し探ってみたいと思います。


しばらく移動していたヒルは、やがておもむろにぎゅーっと縮んで、丸くとぐろを巻き始めました。


よく知られていることですが、これに吸いつかれても力ずくで引きちぎったりしてはいけません。火で焼いたり、塩をかけたりすることで落とすことができます。今ならまだ、お年寄りに聞けばそのへんのことをいろいろ教えてくれるでしょう。


チスイビルは吸血する際、ヒルジンと呼ばれる抗血液凝固物質を注入するので、なんとそれを利用して、わざと血を吸わせることで血栓症などの治療に用いる方法も存在するそうです。私としてはちょいと勘弁願いたいところですが・・・

Category: 環形動物

21:20 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

オオアオイトトンボの未成熟個体

2009.06.16(Tue)

昨年、オオアオイトトンボ のことについて書いたときには「私の日頃の縄張りではもはやとんと見ることができない」なんて書いてしまいましたが、すいません、ウソでした。その後、いろいろとてきとうにうろうろした緻密なフィールドワークの結果、自宅にほど近い平川幹線排水路沿いで、かなり高密度で発生する場所を発見しました。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090611 千葉市若葉区)


まだ体が光沢も放っていない、おそらく羽化後それほど長く経過していないトンボたちが、何十匹とふわふわ舞い、草の葉に垂れ下がるようにとまるのはちょっと幻想的な光景です。若いうちはこうして翅を閉じてとまるみたいです。ここは道に沿って冬でも水が涸れない溝があり、その上に森林がかぶさって木々が水の上に張り出しています。生育にちょうどいい環境なのでしょう。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090611 千葉市若葉区)


これからの生育ぶりをじっくり見守っていきたいと思います。またするべきことがひとつ増えました。


私がするべきだと思ってることって、よく考えるとほとんどみんな遊びなんだけど。

Category: 昆虫類・トンボ目

21:32 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

コオニヤンマ

2009.06.15(Mon)

日本最大のトンボ、オニヤンマ・・・ではなく、これはコオニヤンマです。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090610 千葉市若葉区)


「コ」がつくとはいえこれもずいぶん大きく、体長8cm以上にもなり、日本で二番目に大きなトンボです。こうして道路にとまっていてもなかなかの貫禄。カラーリング、プロポーションとも確かにオニヤンマに似ているものの、オニヤンマ科でもヤンマ科でもなく、サナエトンボ科に属しています。

Category: 昆虫類・トンボ目

18:28 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

シジュウカラ

2009.06.14(Sun)

木々の枝の間を忙しく飛び回り、にぎやかに囀る、皆さんご存知のシジュウカラ。ネクタイのようなおなかの模様がチャームポイントです。ネクタイが太くて長ければ雄、細くて短ければ雌、ということで、



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090610 千葉市若葉区)


これは雄。雌もいましたが撮り損ねました(←よくあるパターン)。二羽とも、しきりに樹上の昆虫を食べていたようです。よく見るとけっこう複雑な色彩を持つ小鳥で、首の後ろの緑の黄緑色もなかなか鮮やかです。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20090610 千葉市若葉区)


眺めていると、その食欲の旺盛さに感嘆させられます。シジュウカラは熊本、茅ヶ崎、福生など数多くの市で「市の鳥」に制定されていますが、おもしろいことにその選定理由を調べてみると、たいてい「害虫を多く食べ樹木を守り・・・」というような記述が入っています。その論理でゆくと、シジュウカラの生活を養っている害虫のひとたちも、樹木を守るのに寄与しているということになりますよね。で、その害虫をはぐくんでいるのは他ならぬ樹木自身なわけですから、シジュウカラが樹木を守っているというのは、なんだか桂馬とか香車を個別に取り出して「これが将棋だ」といっているような感じもあり、考えるとちょっと笑えます。


関係ありませんけど、昨夜、このブログを読んでくださっている方とお話する機会があり、更新が多いことを誉めていただきました。


私にとっては、このブログの更新は「風呂に入る」みたいなものです。忙しくても、いや、忙しくて疲れてる時ほど、風呂に入るのって気持ちいいですよね。なので、更新することは全然苦でもなければ無理をしている覚えもないのです。一回あたりの更新にかかる時間も、だいたい風呂と同じか、その半分以下くらいです。そんなわけで今後もうだうだと更新していきたいと思っています。


☆☆☆


まとめサイトDaylight Rambler家の座敷 、トンボ目まで完成してます。

Category: 鳥類

21:18 | Comment(6) | Trackback(-) | EDIT

スジブトハシリグモ

2009.06.13(Sat)

スジブトハシリグモは、キシダグモ科の徘徊性のクモです。水辺を好み、田んぼの周りなどにもよく生息しています。水面を器用に走り回ることもできます。


が、こんなにデカいのは久々に見た気がします。



DAYLIGHT RAMBLER DAYLIGHT RAMBLER 

(20090609 千葉市緑区)


比べるものが写真に写っていないのが残念ですが、まるでアシダカグモみたいに巨大。オタマジャクシを捕まえているところはよく見ますけど、これならおとなのアカガエルだって余裕で捕まえられそうです。田んぼにはいろんな捕食者がいます。

Category: 鋏角類

23:27 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

イチモンジチョウ

2009.06.12(Fri)

イチモンジチョウはタテハチョウの仲間です。翅に白い横一直線の模様があるので「一文字」チョウ。



DAYLIGHT RAMBLER DAYLIGHT RAMBLER 

(20090608 千葉市若葉区)


今月に入ったあたりから、姿を見ることができるようになりました。日当たりのいい林縁などをするーっと軽やかに飛び、草や葉の上に、翅を開いてよくとまります。


幼虫はスイカズラ科の植物を食草とし、トゲトゲのある変な毛虫です。

Category: 昆虫類・チョウ目

17:42 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ニホンアマガエルの上陸

2009.06.11(Thu)

梅雨の到来を前に、いよいよニホンアマガエル の変態・田んぼからの上陸が始まっています。場所によっては凄まじい高密度で上陸し、畦道を一歩歩くごとに足元から何十匹ものミニガエルが跳び出してきます。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090608 千葉市若葉区)


カエルというのは時折、その動作、姿形が、正視できなくなりそうなほどに人間的です。見ていると胸が詰まるような気持ちに襲われることがあります。宮沢賢治の「なめとこ山の熊」に、猟師の小十郎が熊の親子が喋っているのを聴いてしまう素晴らしいシーンがありますが、アマガエルを眺めていると、そういうことがあっても不思議はないような気さえしてしまいます。ふとした瞬間、彼らの小さな声の会話が聴こえる、なんてことがあっても。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090608 千葉市若葉区)


しかし無論、実際に彼らが生きている今の一瞬はシビアなものです。体の形態を変化させ、生活の場所も変えるという作業は命懸け以外の何ものでもありません。田んぼの水の中を覗き込むと、うまく上陸できなかった、オタマジャクシとカエルの中間くらいの状態の死骸がいくつもいくつも転がっています。周辺ではサギもカラスもヘビも活発に活動しています。彼らがうまく上陸できたのはたまたまでしかなく、そして今後生き抜いてゆくことができたとしたら、それもおそらくはたまたまでしかないのです。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090608 千葉市若葉区)


尻尾がある程度残っている状態でも、どんどん上陸します。左写真のなんか、尻尾だけでなく尾ヒレまで残ってますね。この状態でもピョンピョンとジャンプし、動きはすっかりカエルです。毎年毎年、こんな光景が繰り返されてゆきます。毎年毎年、毎年毎年。

Category: 両生類

22:03 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

キジ@大草谷津田生きものの里

2009.06.10(Wed)

声と音はすれども、意外と姿は見えないキジ。ぱらぱらと小雨のちらつく中、よく太った雄が草むらから出てきました。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090606 千葉市若葉区)


私との距離は田んぼ二枚分。堂々と、しかし若干ニワトリっぽい歩き方で去ってゆきます。どう見ても派手な色なのに、草むらの中に入るとすぐ見失うのは、これはこれで保護色なのでしょう。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20090606 千葉市若葉区)


キジといえば日本の国鳥。これは1947年に3月に日本鳥学会において選定されたもので、他にはハト、ウグイス、ヤマドリ、ヒバリなどの候補が上がっていた中から、


・日本固有種である

・形が美しい

・留鳥なので日本全国で一年中見られる

・猟に適していて肉がおいしい


等々もろもろの理由から、多数の支持を得て選ばれたということです。最初っから狩猟に適するかどうかが要件の中に入ってたもんだから、現在でも、国鳥なのに狩猟鳥なわけですね。

近くのハンノキの梢に、がいました。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090606 千葉市若葉区)


もっぱら地上性のイメージが強いですが、ものの本によると実は夜は樹上で眠るのだとか。そういえば昔近所で飼ってたキジはいつも柵の上で寝てたっけ。

Category: 鳥類

18:29 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

アカサシガメ

2009.06.09(Tue)

カメムシの仲間のうちでも、サシガメというのは肉食です。といっても獲物をバリバリと頭からかじるわけではなく、尖った口吻で体液を吸うのです。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090605 千葉市若葉区)


アカサシガメは、体長1.5cmほどの、名前の通り赤い体色のサシガメです。その口吻はこんなふうになっていて、



DAYLIGHT RAMBLER  

(20090605 千葉市若葉区)


これを他の昆虫などに突き刺して中身を吸い取ろうという魂胆なわけです。


ガの幼虫だのハムシだのを食べるわけですから、農業的には益虫と言っても差し支えないでしょう。世界のサシガメの中には、場合によっては人間の血を吸うものもいるそうですが、日本にはそういうのはいないのでご安心を。ただし、いじめたりしていてうっかり刺されるとすごく痛いということです。取扱いは紳士的に。

Category: 昆虫類・カメムシ目

18:25 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

カワウ@泉自然公園

2009.06.08(Mon)

泉自然公園 は、都川の中ではかなり上流域に位置しています。ここにも、たまにカワウ が訪れます。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090601 千葉市若葉区)


腹から胸が白く、まだ幼鳥のようです。羽根づくろいなどしながら、一羽だけで丸太の上でじーっとたたずんでいます。いつもこの丸太の上に大量に乗っかっているミシシッピアカミミガメ の団体さんは姿が見えません。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090601 千葉市若葉区)


こんな図体の大きな鳥がかなり目立つ場所にいるというのに、不思議と通りすがりの皆様もあまり気づかないようです。池を眺めて「今日はいっこも鳥がいねえなあ」なんて呟いているおじさんもいます。ウの方もあまり人を気にせず、平然とウンコなんかしています。水に落ちると付近の水面が一瞬、白く染まるほどの、なかなか壮烈なウンコです。


壮烈といえば口を開けたところもなかなか壮烈。



DAYLIGHT RAMBLER  

(20090601 千葉市若葉区)


「鵜呑み」という言葉がありますが、確かにこれなら相当大きな魚でも丸ごと呑み込めますね。


☆☆☆


まとめサイトDaylight Rambler家の座敷 、やっと両生類まで完成しました。

Category: 鳥類

19:20 | Comment(3) | Trackback(-) | EDIT

モンキアゲハ

2009.06.07(Sun)

モンキアゲハです。アゲハチョウの中でも大きい種です。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090601 千葉市若葉区)


ツツジで吸蜜中。なかなか堂々たる姿です。これもやはり南方系のチョウで、ご多分に漏れず、年々北上傾向にあるということです。幼虫の食草はミカン科の植物。


「モンキ」の名は翅の模様に由来します。そんなこといったって白いじゃないか、なぜモンシロアゲハと言わんのだ、という質問は私にはぶつけないように。昔からそう決まっているのですから・・・

Category: 昆虫類・チョウ目

19:41 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

キボシアシナガバチの巣作り

2009.06.06(Sat)

キボシアシナガバチの女王バチが巣作り中です。



DAYLIGHT RAMBLER DAYLIGHT RAMBLER 

(20090601 千葉市若葉区)


女王バチって、女王だからいつも威張ってみんなに労働をさせて安楽に暮らしてると思うでしょ?ところが実際には、だいたいはひとりで巣を作り、雄バチと交尾して繁殖をしたらまたひとりで子供を育て、要するに働きバチたちが羽化して働けるようになるまでは全部自分でやっているのです。わりとたいへんです。


じーっと見てたら気づかれ、右写真のように睨まれてしまいました。巣の材料は木の繊維を唾液で固めたもの。いびつな見た目よりずっと頑丈です。

Category: 昆虫類・ハチ目

20:26 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

クズの葉のニホンカナヘビ

2009.06.05(Fri)

ニホンカナヘビは木登りなどもかなりうまく、かなり高いところまで上ったり、塀を乗り越えたりします。また、草むらの中を素早く移動し、枝や葉の上で狩りもします。



DAYLIGHT RAMBLER DAYLIGHT RAMBLER 

(20090531 千葉市若葉区)


これは地上一メートルくらいのクズの葉の上にいたやつです。休耕田の縁のこの茂みには他にもいっぱいカナヘビがいたようで、私が近づくとみなカサカサワラワラと逃げ出したのですが、こいつだけ逃げずにボーっとしていました。尾に再生したあとがありますね。過去に危ない目にもあったのでしょう。鳥やヘビなど、敵はたくさんいます。


☆☆☆


このブログのまとめサイト、Daylight Rambler家の座敷ですが、現在、鳥類と爬虫類まで完成しています。

Category: 爬虫類

17:28 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ヤマトシリアゲ(♀)

2009.06.04(Thu)

恐竜時代以前からの生き残り、原始の証人シリアゲムシ。ヤマトシリアゲの雄はお尻が巻き上がっていますが、雌のお尻は「すうっ」という感じでななめ上に反っています。また、雄の尻の先端にある鋏は、雌にはありません。



DAYLIGHT RAMBLER DAYLIGHT RAMBLER 

(20090531 千葉市若葉区)


年に二回羽化する昆虫で、春に羽化したものはこのように黒っぽい体色をしています。夏から秋に羽化するものは赤みがかっており、「ベッコウシリアゲ」とも呼ばれます。

ラミーカミキリ

2009.06.02(Tue)

色鮮やかな小型のカミキリムシ、ラミーカミキリは、麻の一種であるラミーが輸入されたのにくっついて、十九世紀後半に日本にやってきた外来種であるとされています。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090530 千葉市若葉区)


正面を向いたフクロウというかジャイアントパンダというか、ユーモラスな模様をしていますね。元来、南方系のカミキリムシで、日本国内では長らく西日本に分布するものとされてきましたが、地球温暖化に伴い、その生息域を北へ北へと伸ばしてきています。


ここ数年、千葉においてもかつては見られなかった南方系の昆虫が見られるケースがはっきりと増えています。見たことのない美しい虫がいる、と無邪気に喜んでいられる時代では、今はどうやらもうないようです。

Category: 昆虫類・甲虫目

22:09 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ニホンアカガエルの幼体

2009.06.01(Mon)

ニホンアカガエル が続々と変態し、上陸を始めています。



DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20090529 千葉市若葉区)


変態終了時の体長はわずか1.5~2cm弱ほどで、しかも小さいだけでなくほっそりとしていますが、もうちゃんとアカガエルの格好をしていますね。畦道の草の陰など巧みに隠れていて、パッと見、どこにいるのかわからないほど田んぼの周りの風景になじんでいます。


アカガエルは大変なジャンプ力があり、このような子ガエルも目測で10cmやそこらはヒョイと簡単に跳んでしまいます。人間で一番跳ぶ人でも、厳しい練習を積んだ挙げ句、助走をつけて8m何センチか跳ぶのがやっとなわけで、やはり野生動物というのは偉いものなわけです。古今東西の武術に動物を真似た動きが多いのもむべなるかなですね。


☆☆☆


追伸。先月末に作ったまとめサイト、Daylight Rambler家の座敷ですが、現在、鳥類全てと、爬虫類のカメ目までが稼動しております。

Category: 両生類

20:48 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

記述の中に間違いや誤解を見つけた方、またそれ以外にも何かございましたら、どうか
inaka_jikan@yahoo.co.jp
まで送っていただけると幸いです。

大島健夫公式サイト

ツイッター

カレンダー

05 | 2009/06 | 07
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
681位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
自然科学
72位
アクセスランキングを見る>>

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR
↑