DAYLIGHT RAMBLER

日々に出会った様々な動植物について綴っていきます。文章及び画像の無断転載禁止。

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オシドリのエクリプス

オシドリ


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20100628 千葉市若葉区)


の、つがい。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20100628 千葉市若葉区)


じゃ、ないんですよ、これが実は!なんとこれが二羽とも雄なんです。


夏羽と冬羽で全く印象の異なる鳥はたくさんいます。中でもオシドリのようなカモの仲間の多くは、雄が繁殖期は派手な色をまとい、それが終るとご覧のような、雌と似た地味な色に変ってしまうという性質を持っています。この状態のことを「エクリプス」といいます。繁殖期は雌の気を引き、それが終ったら外敵に目立たないようにする、というわけですね。よく見れば左下の雄もエクリプス化が進行しており、オレンジ色の三列風切羽、いわゆる「銀杏羽」がなくなっています。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20100628 千葉市若葉区)


雌の嘴は黒っぽいのですが、雄の嘴はエクリプスになってもピンク色のままなので見分けることができます。
それにしても抜け換り中ということもあり、なんだかちょっぴり落ち武者みたいな姿ですね。


※オシドリ

環境省レッドリスト・DD(情報不足)

千葉県レッドリスト・B(重要保護生物)

千葉市レッドリスト・C(要保護生物)



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[ 2010/06/30 18:33 ] 鳥類 | TB(-) | CM(2)

クヌギの木のコクワガタ

いよいよカブトムシ、クワガタのシーズンが到来しつつあります。日本でもっともポピュラーなクワガタ、コクワガタ がクヌギの木の樹液に集まってきました。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20100628 千葉市若葉区)


皆様ご存知の通り、クワガタというのは幼虫時代の栄養等によって体格の変異が大きく、コクワガタといえども、大きな雄はノコギリクワガタ の小さいやつより大きくなりなかなか立派です。私など子供の頃は、ノコギリクワガタやミヤマクワガタなど捕まえにいき、結局コクワガタしかとれなかったりすると「ちきしょーめ」という感じで不機嫌に帰るくらい、どこにでもたくさんいました。全体にクワガタが減少した今でも、やはり最も出会いやすいクワガタであることは間違いないでしょう。成虫で越冬し、時には数年も生きる個体さえいるという長生きなクワガタでもあります。


それにしてもこのブログ、何か最近、甲虫の記事ばかりずっと続いていますね。実際のところ、「もし神様が全ての生き物をお造りになったのなら、よっぽど甲虫が好きだったんだ」というジョークがあるくらい、昆虫の中でも甲虫というのは種類が多いのです。本当にすごく多いのです。



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[ 2010/06/29 17:20 ] 昆虫類・甲虫目 | TB(-) | CM(0)

トウキョウヒメハンミョウ

美しい翅をした甲虫といえば、ハンミョウを思い浮かべる方は多いと思います。私も大好きです。しかし目下のところ、千葉市内でハンミョウに出会うのは、非常に困難になりつつあります。そこで、同じハンミョウ科ハンミョウ亜科の中から、トウキョウヒメハンミョウさんにご登場いただきましょう。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20100628 千葉市若葉区)


体長はハンミョウの半分以下の約8mm。小さくとも体型は確かにハンミョウです。カラーリングもぐっと地味ですが、斑紋のある銅色はこれはこれで渋いです。


よく見れば恐ろしげな大顎を持っています。もちろん肉食です。なんか食べていますね。小さなアリでしょうか。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20100628 千葉市若葉区)


近づくとすぐ飛んでしまうので、撮影はけっこう大変です。細くて小さいし、多分、関心のない人には、視界の隅に映っても甲虫にすら見えないのではないでしょうか。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20100628 千葉市若葉区)


このトウキョウヒメハンミョウ、都市公園などにもいることがあります。たまには地面にしゃがんでじっとあたりを見回してみると、今まで出会えなかった生き物とも出会えるかもしれません。


私事で恐縮ですが、25日から27日まで講習を受けに行っておりまして、このたび(財)日本自然保護協会の自然観察指導員に登録いたしました。今後ともできることからコツコツ取り組んでいきたいと思います。



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[ 2010/06/28 20:54 ] 昆虫類・甲虫目 | TB(-) | CM(0)

ヒメゲンゴロウ

梅雨時、川や用水路が増水すると、普段水の中にいる生き物が濡れた地面を移動することがあります。ドジョウ やウナギのような魚類でさえ、時には陸に上がって這いますし、カメやカエルなどは言わずもがなです。


夕暮れの農道のアスファルトの上を、ヒメゲンゴロウが横切ってゆきます。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20100623 千葉市若葉区)


方角から言うと、田んぼから出て、農道を挟んで反対側の溝へと向かっているようです。泳ぐ、飛ぶばかりがクローズアップされるゲンゴロウの仲間も、歩くことだってできるのです。


ヒメゲンゴロウは、体長1cm少々。コシマゲンゴロウ と並び、市内の田んぼの周辺ではかなり普通に見られるゲンゴロウです。前翅の模様がまるで工芸品のようですね。食性はもちろん肉食。水中で他の生き物を襲ったり、死骸に群がったりするのです。



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[ 2010/06/27 17:21 ] 昆虫類・甲虫目 | TB(-) | CM(0)

ナミテントウの羽化

午前11時。鉢植えのランで羽化中のナミテントウ を見つけました。


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(20100622 千葉市若葉区)


蛹から出たばかりの成虫は、キイロテントウよりもっと透き通った美しい姿です。かすかに斑紋らしきものが見えていますね。千変万化のいろいろな斑紋パターンを誇るナミテントウ。さて、このひとはどんな色と模様になるのでしょうか。


一時間半を経過。おお、黒味が出てきました。


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(20100622 千葉市若葉区)


そして二時間半経過。どうやら黒地に黄色二紋+細かい模様がいくつか入ったタイプのようです。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20100622 千葉市若葉区)


三時間経過。だいぶ色が定着してきましたね。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20100622 千葉市若葉区)


私は残念ながらこの後の観察できなかったのですが、完全に色が定着するまでにはここからさらに数時間がかかるそうです。羽化というのは相当に命がけなのですね。



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[ 2010/06/26 21:37 ] 昆虫類・甲虫目 | TB(-) | CM(2)

アオダイショウの亜成体

都川の河川敷で、アオダイショウ がニョロ~と一直線に伸びて昼寝をしていました。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20100620 千葉市若葉区)


体長は70~80cmくらい。まず亜成体といったところです。幼体時代のマムシのようなハシゴ型の模様 もまだ残っています。見ているとおもむろに、川沿いのフェンスに沿って移動を始めました。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20100620 千葉市若葉区)


動画で見るとこんな感じです。


script_ameba_vision_movie,http://visionmovie.ameba.jp/mcj.php?id=ROs52qg75nW:bhbV:Nm:df:zj3nz5tx9s77Tf7/xmLbofbXUhgKJUd:Dx_G:xK:PT:X9CsPLPhSI96VhckOmiMq/&width=320&height=240&skin=gray 

(20100620 千葉市若葉区)


垂直に首を持ち上げる筋力がなにげに凄いですね。アオダイショウは垂直方向の障害物をあまり苦にしません。腹版の両端に角張った「側稜」があり、これを用いて高いところに登ったり枝伝いに移動するのも得意です。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20100620 千葉市若葉区)


いかにもヘビらしく赤い舌を出し入れしています。しかし、この丸い目といい口元といい、なんだか緊張感のない優しい顔に見えてしまいますね。


※アオダイショウ

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[ 2010/06/25 21:29 ] 爬虫類 | TB(-) | CM(4)

ゴイサギ@都川

この時期、田んぼに採餌に来ているゴイサギ をよく見かけます。基本的には夜行性ですが、日中でもけっこう行動しています。


ゴイサギは首が短いので、稲の中にいると意外と目立ちません。しかし、こうして川の中洲などにいれば一目瞭然、実に派手です。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20100620 千葉市若葉区)


ダークブルーの背面、黄色い脚。灰色の腹部に真っ赤な目。白い喉。黒い嘴。ゴイサギの成鳥は、大変に色彩の豊かな鳥です。おまけに後ろ頭から冠毛が一本出てるし。


その主食は、小型魚類や両生類、甲殻類など。この中州にはウシガエル がいっぱいいます。でかい図体でよく日光浴をしています。こんなふうに。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(201005 千葉市若葉区)


こいつらなら好きなだけ食べてしまえ。でも、なるべく在来種のカエルは食べないでおくれ。



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[ 2010/06/24 17:42 ] 鳥類 | TB(-) | CM(0)

クヌギの木のオオスズメバチ

オオスズメバチ を接写するのは、いつでも緊張するものです。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20100620 千葉市若葉区)


どうやら今年度の女王蜂のようです。大顎で、クヌギ の樹皮をバンリバリバリと齧っています。樹液のためでしょうか。それとも巣の材料のためでしょうか。大げさでなく音が聞こえます。ヨツボシオオキスイ が一緒に写っているのに比べて、その身体のサイズがお分かりいただけるかと思います。オオスズメバチは世界でも最大級のハチです。


この後、動画を撮ろうとスイッチを切り替えた瞬間、突然体当たり攻撃を仕掛けてきたので、慌ててその場を離れました。自然界とはすごいもので、こんなに大きくて強いオオスズメバチにも天敵はいます。例えばシオヤアブ などは一撃でスズメバチを仕留めてしまいますし、オオカマキリオニヤンマ にも捕食されてしまうのです。決して無敵というわけではないのですね。


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[ 2010/06/23 18:28 ] 昆虫類・ハチ目 | TB(-) | CM(2)

カラスハエトリ(♀)

カラスハエトリは、私にとっては意外と出会う機会が少ないハエトリグモです。夜、門扉で立派な雌を見つけたので撮影のため瓶に入れて拉致してきました。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20100619 千葉市若葉区)


ぶっとい第一脚、腹部の波紋など、ちょっと独特の姿をしています。雄の身体は黒基調で(だから「カラス」ハエトリ)、この雌とはだいぶ印象が違います。体長は7mmくらいでしょうか。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20100619 千葉市若葉区)


ハエトリグモの中では眼もそれほど大きくなく、ひらべったい顔つきとあいまってどこかひょうきんな印象を受けます。知らない人が見たらハエトリグモとは思わないかもしれません。


撮影後、もといた門扉に逃がしてやりました。聞くところによるとカラスハエトリはハエトリグモマニアの間でも人気の高い種なのだそうです。確かにかわいいクモですね。



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[ 2010/06/22 18:12 ] 鋏角類 | TB(-) | CM(2)

オオアオイトトンボの羽化・2010

梅雨の季節を迎え、今年もオオアオイトトンボの羽化 が始まっています。


現場はこんなところ。農道脇の溝の上に、草木がかぶさっている形です。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20100619 千葉市若葉区)


そのあちこちに、未成熟なトンボがたくさん翅を休めているのです。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20100619 千葉市若葉区)


羽化から時間が経つと色が定着し、こんなふうにメタリックな感じになります。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20100619 千葉市若葉区)


6月も後半に入ると、それまで谷津田環境で多く見かけたニホンカワトンボ は姿を消し、入れ替わるようにしてこのオオアオイトトンボが、そしてハグロトンボ が現れます。いよいよ、夏がすぐそこまで来ています。


※オオアオイトトンボ

千葉市レッドリスト・C(要保護生物)



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[ 2010/06/21 17:28 ] 昆虫類・トンボ目 | TB(-) | CM(0)

ホタルブクロ

古田足日先生の「大きい1年生と小さな2年生」という童話があります。身体が大きいけれど気の弱い小学1年生の男の子と、反対に小さいけれど気の強い2年生の女の子の話で、私は小さい頃この本がとても好きだったのですが、子供心に違和感があったことが一つありました。作品中、ホタルブクロの花が、遠くまで探しに行かないとなかなか見つからないような珍しいものとして描かれているのです。


本が最初に出版されたのは、私が生まれるよりずっと以前の1970年のこと。作品の舞台になっているのは、古田先生のインタビューによると当時の東久留米市だそうです。ということは、東京郊外では60年代までにホタルブクロの花は貴重なものになっていたことになります。ひるがえって私が幼児期~少年期を過ごした80年代、千葉の郊外ではホタルブクロなどはそこら中にいくらでもあり、うちの庭にまで生えていました。要するに、違和感があったのは私が田舎モンだったせいなのですね。


今でも、千葉の郊外ではけっこうあちこちに咲いています。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20100619 千葉市若葉区)

この花は鹿島川沿いの農道脇の土手にあったもので、付近に多数群生していました。ホタルブクロはキキョウ科に属しており、関東にはこのように紫がかったものが、関西には白いものが多いということです。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20100619 千葉市若葉区)


「ホタルブクロ」という名の由来を調べると、「火垂」袋、つまりこの花の形を提灯に見立てたから、という説と、「蛍」袋、つまり子供がこの花の中にホタルを入れて遊んだから、という二つの説に行き当たります。闇の中、この花の中にホタルを入れたら一体どのように見えるのでしょうか。これはちょっと興味を惹かれます。私が「大きい1年生と小さい2年生」を読んでいた頃にこの説を知っていたら、すぐさま実験してみたところだったのですがね。当時はホタルだっていくらでもいましたから・・・



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[ 2010/06/20 19:16 ] 山野草 | TB(-) | CM(4)

カノコガ

漢字で書くと「鹿子蛾」。昼間活動する、翅を拡げると3cmちょっとのガです。ヒトリガ科に属しています。


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(20100619 千葉市若葉区)


黒い胴体に黄色の縞がちょっとハチみたいですが、これはドロバチに擬態しているんだそうです。元来弱い虫が、毒がある虫のように見せかけて天敵から助かろうという、このブログでも何度か類型が出てきた「ベイツ型擬態」というやつです。


しかし、似ているのもとまっている間だけ。素早く飛ぶハチに比べ、カノコガときたらパタパタフワフワといかにも頼りない飛び方で、素手でも捕まえられるほどです。この際、翅を指でつまむとこの黒白の模様が写るので、「はんこ虫」なんていう地方もあるそうです。


このどこかすっとぼけた成虫に比べ、幼虫は真っ黒い色をした、まごうかたなき気持ち悪い毛虫。タンポポやシロツメクサのようなありふれた雑草の葉を食べて成長する、人里近くの虫です。



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[ 2010/06/19 17:57 ] 昆虫類・チョウ目 | TB(-) | CM(0)

ヨツボシオオキスイ

前回取り上げたヨツボシケシキスイ と名前の似たヨツボシオオキスイ。漢字にすると「四星大木吸」で、クヌギなどの樹液に集まる生活もよく似ています。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20100616 千葉市若葉区)


この写真でも後方にヨツボシケシキスイの姿が見えていますね。「四星」はもちろん、背中の四つの斑紋。やはり体型は平べったく、ちょっとコメツキムシのような姿をしています。


カメラを向けるとスススッと樹皮の間に入り込んでいきます。このような虫たちが消えていき、馴染みのないものになってゆくとしたら、それはきっと雑木林のサイクルが育む里山環境の消滅を意味することになるのでしょう。



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[ 2010/06/18 17:10 ] 昆虫類・甲虫目 | TB(-) | CM(0)

ヨツボシケシキスイ

ヨツボシケシキスイは、よくクヌギやコナラの樹液に集まる甲虫です。体長は1cmくらい、大顎が発達していてちょっとクワガタのようです。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20100616 千葉市若葉区)


産卵も樹皮の間に行うなど、雑木での生活によく適応しています。体型も平べったく、隙間に入り込むのに適しています。名前の「ヨツボシ」は「四星」で、ご覧のように赤い模様が四つあるところからきています。四つの星があるケシキスイムシ、というわけですが、ではケシキスイムシってなんじゃらほい?というと、これが「芥子木吸虫」なんですね。この場合の「芥子」は文字通りの植物のことではなく、「小さい」を表す接頭語なのです。ということでこのヨツボシケシキスイ、「四つ模様がある、木を吸うちっちゃな虫」という意味の名前なのでした。



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[ 2010/06/16 20:11 ] 昆虫類・甲虫目 | TB(-) | CM(4)

コガムシ

ゲンゴロウの仲間だけでなく、ガムシの仲間もずいぶんと減少しているようです。ニホンアカガエルのオタマジャクシを放流しにいった 田んぼで、スイスイと泳ぐコガムシを見つけました。


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(20100614 千葉市若葉区)


ガムシの仲間は、大きい順にガムシ→コガタガムシ→コガムシ→ヒメガムシ、といて、コガムシはだいたい1.5cm程度です。幼虫は肉食で、他の生き物を襲ったりもし 、成虫は雑食です。


この二匹は、何か水生昆虫の死骸みたいのを食べていましたが、


DAYLIGHT RAMBLER  

(20100614 千葉市若葉区)


ん?何やってんだ?


DAYLIGHT RAMBLER  

(20100614 千葉市若葉区


・・・交尾?


DAYLIGHT RAMBLER  

(20100614 千葉市若葉区)


うまく交尾が成功すると、雌は植物に白い不思議な形の卵のうを産みつけます。その後、孵化までには一週間から十日くらいと、かなり短時間しかかかりません。



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[ 2010/06/15 21:18 ] 昆虫類・甲虫目 | TB(-) | CM(0)

ニホンアマガエル・上陸への試練

今の時期、田んぼの水の中を覗けば、まだ尻尾を残した上陸間際のニホンアマガエルがそこら中にいます。


なんともかわいらしいものですが、そう思うのは多分、人間だけであって、身体の構造を短時間で転換することになる変態の時期というのはデリケートで、ちょっとしたことで生命を落としかねない上、捕食動物から見れば、どっちつかずの中間的な形態はまさに狙い目。恐ろしく死亡率の高い、大変に危険な時期なのです。


ガムシの仲間(コガムシ?)の幼虫が、そんな子ガエルを襲っていました。


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(20100611 千葉市若葉区)


大きな顎で、左の後脚にしっかりと食い入っています。子ガエルはなんとかして上陸して逃れようとしますが、うまくいきません。


script_ameba_vision_movie,http://visionmovie.ameba.jp/mcj.php?id=B/s52qg75nW:bhbV:Nm:cb:xcovB_6qdrSTif7/xmLbobcTTkgKJUd:Dx_G:x7:OP:V200eScaCHUSkhckOmiMq/&width=320&height=240&skin=gray 

(20100611 千葉市若葉区)


凄惨な光景です。しかし、ガムシだって食わなければ生きていけません。野生の生き物のひとつひとつの動きには、全て命がかかっているのです。


食おうとするものと食われまいとするものとが文字通り必死で争う水面のその真下では、もう一匹、新しいアマガエルが、上陸の機会を待っていました。


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(20100611 千葉市若葉区)


ふと、顔を上げて田んぼ全体を見渡せば、なんと捕食動物が多いことでしょう。


このひとも、


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(20100611 千葉市若葉区)


このひとも、


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(20100611 千葉市若葉区)


みなこの田んぼで、オタマジャクシやカエルによって命を繋いでいるのです。


▽ニホンアマガエルの過去の記事はこちら からどうぞ



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[ 2010/06/11 18:13 ] 両生類 | TB(-) | CM(2)

クサグモ

先日、亜成体を取り上げたクサグモ 、今回は成体です。


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(20100610 千葉市若葉区)


ご覧のように成体は茶褐色基調で、幼体、亜成体に比べて地味なカラーリングです。このクモはサツキの植え込みに棲みついていたやつです。垣根や植え込みのような場所はこのクモにとって便利らしく、場所によっては垣根が煙におおわれたように見えるくらい巣をかけています。


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(20100610 千葉市若葉区)


その巣は平面と立体を組み合わせた精巧なもの。奥に見える洞窟上の構造物の付近にひそみ、平面部分の網に引っかかった餌食にすかさず襲いかかるという算段なのです。



▽クサグモの過去の記事はこちら からどうぞ



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[ 2010/06/10 14:58 ] 鋏角類 | TB(-) | CM(0)

クロナガオサムシ

オサムシの仲間は、刺したりしないし咬みついたりもまずしません。しかし、だからといって素手で取り扱うことは推奨いたしかねます。なぜなら、とてもくさい臭いを出すからです。


このクロナガオサムシなどは、その中でもかなりくさい方に属します。


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(20100609 千葉市若葉区)


水中に落ちてるところを地面に上げてやろうとして、お尻からの分泌液をプシュっとやられました。水に浸かってたから大丈夫だろうと思った私が非常にアサハカでございました。今は反省しています。その後水で洗っても石鹸で洗っても臭いがとれず、服を全て着替えシャワーまで浴びましたが、八時間ほど経過した現在、まだくさいような気がします。一本とられました。


体長3cmを越える、かなり大きなオサムシです。お尻からの分泌液は酸性であり、くさいだけでなく痛みを覚える場合もあります。目などに入らないように十分注意しましょう。しかし、くさいからといって殺虫剤をかけて殺すようなことは、より一層推奨いたしかねます。ファーブル昆虫記で「庭の番人」と呼ばれる通り、イモムシやナメクジなどを積極的に捕食し、小動物の死骸なども掃除してしまうオサムシは、農業や園芸の強い味方でもあるのです。



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[ 2010/06/09 22:12 ] 昆虫類・甲虫目 | TB(-) | CM(2)

ナシカメムシ

ナシカメムシは、体長1~1.3cm。スマートな身体をした、脚や触角の白黒模様がちょっとお洒落なカメムシです。


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(20100607 千葉市若葉区)


「無しカメムシ」ではなく「梨カメムシ」です。名前の通り、ナシやリンゴなどの果実の汁を吸って暮らします。こうしたカメムシの常で群れをなしていることが多く、この写真のカメムシも、十数匹の仲間とともに、ゴミ捨て場に集まっていました。ジュースの空き缶などの甘い匂いにひきつけられるのかもしれません。



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[ 2010/06/08 19:12 ] 昆虫類・カメムシ目 | TB(-) | CM(8)

マガリケムシヒキの交尾(雌は食事も)

マガリケムシヒキの交尾 については、昨年一度取り上げました。しかし今回のは少し様子が違っています。交尾中にもかかわらず、雌がカゲロウの仲間を食べているのです。


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(20100605 千葉市若葉区)


これまで様々な昆虫の交尾を見てきましたが、コカマキリヤマトシリアゲ などでブログにも掲載したように、昆虫の雌には交尾中でもものを食べられる能力を持っているのがいます。そのヤマトシリアゲの場合、雄は雌のその能力を利用し、雌に食べ物をプレゼントし、食べている間に交尾を済ませてしまうというすごい方法を用いたりもします。このたいへん即物的な方法のことを「求愛給餌」とか「婚姻贈呈」とかいい、オドリバエなど、ムシヒキアブと同じハエ目の昆虫でもこれを行うことが知られています。さて、マガリケムシヒキもこれをやることがあるのでしょうか。それとも、たまたま雌が食事しているところで雄が通りかかったのでしょうか。



▽マガリケムシヒキの過去の記事はこちら からどうぞ



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[ 2010/06/06 18:25 ] 昆虫類・ハエ目 | TB(-) | CM(0)

ヒゲナガハナノミ(♀)

体長1cmほど。どことなくホタルのようなこの甲虫は、ヒゲナガハナノミの雌です。


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(20100603 千葉市若葉区)


雄はこれとはかなり異なっており、赤みがかった体色と、櫛の歯状の立派な触角を持っています。幼虫は水生であるそうで、そのため成虫も谷津田に近い林縁などでよく見かけます。というよりも、私はそのような場所でしか見たことがありません。千葉市のレッドリストでは「C(要保護生物)」、千葉県のレッドリストでは「D(一般保護生物)」にランクされています。



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[ 2010/06/05 18:15 ] 昆虫類・甲虫目 | TB(-) | CM(0)

シュレーゲルアオガエルのオタマジャクシ

シュレーゲルアオガエル のオタマジャクシは、全身ほぼ無地の緑がかった薄い褐色で、すっきりとした美しい姿をしています。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20100603 千葉市若葉区)


ニホンアマガエルのオタマジャクシ とは、背中の中央に黒点がなく、両目がそれほど極端に離れていないこと、ニホンアカガエルのオタマジャクシ とは、背中の両側の黒点がなく、両目がもう少し離れていることで判別できます。

今月の終盤には変態・上陸 が始まることでしょう。上陸した子ガエルたちは山林の中へと散っていき、性成熟して繁殖シーズンを迎えるまでは水辺に戻ることはありません。私の自宅は、繁殖場所と思われる直近の田んぼから直線にして二百メートル以上離れていますが、毎年夏にはかなりの数のシュレーゲルが現れていることからして、その季節的な移動距離はかなりの長さに及ぶようです。



▽シュレーゲルアオガエルの過去の記事はこちら からどうぞ



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[ 2010/06/04 17:32 ] 両生類 | TB(-) | CM(2)

クサグモ(亜成体)

よく、生垣や植え込みの隙間なんかに、平らな網の奥に洞窟みたいなのがついてるような形の巣をこしらえているのがこのクサグモです。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20100601 千葉市若葉区)


体長はざっと1.5cmほど。頭の赤いこの個体はまだ亜成体ですね。あといっぺん脱皮すると成体になり、頭部には褐色地に二本の黒い縦筋が入るようになります。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20100601 千葉市若葉区)


普段は「洞窟」の中かその手前あたりにひそんでおり、獲物が平らな網の部分に引っかかるとそれを捕まえるというパターンで暮らしています。しかし、網に触れたものの大小はちゃんとわかるようです。子供の頃、よく網のはしっこを指でつついて遊びました。えらい勢いで「洞窟」の奥の方に逃げていくんです。



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[ 2010/06/03 18:45 ] 鋏角類 | TB(-) | CM(2)

シマヘビ

少し前までは千葉市の郊外で非常にポピュラーなヘビであったはずのシマヘビは、近年かなり減少している印象です。それは、今までこのブログで幼蛇を一回取り上げた だけだということでもお分かり頂けると思います。エキゾチックな幼蛇もいいですが、おとなのシマヘビも美しいヘビです。


畦道の端でこちらを睨んでいました。

DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20100531 千葉市若葉区)


写真左、二股に分かれた舌が口から出かかっていますね。体長は1mちょいくらいでしょうか。シマヘビも条件さえ良ければかなり大きく成長し、伊豆諸島の無人島では、海鳥の卵を食べて2mに達する個体もいるそうです。ただし、同じ長さだとアオダイショウ よりシマヘビのほうが細く感じます。


カエルやネズミ、トカゲなどの他、他種のヘビも捕食します。中には真っ黒い個体もいて、カラスヘビと呼ばれます。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20100531 千葉市若葉区)


シマヘビの中には意外に攻撃的な性質のものもいて、捕まえようとすると咬まれることもあります。もちろん無毒ですがそれなりに痛いので注意しましょう。また、毒はなくても口の中にいろんな菌はいるかもしれません。よく洗いましょう。この写真のヘビは、尻尾の先で激しく地面を叩き、私を威嚇してから去っていきました。たまに「日本の野外でガラガラヘビを見た」なんて人がいますが、だいたいは在来のヘビのこういった行動を誤認したものだと思われます。

▽シマヘビの過去の記事はこちら からどうぞ



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[ 2010/06/02 12:39 ] 爬虫類 | TB(-) | CM(2)

ハラクロコモリグモ(♂)

昨年、たくさんの子供を背負ったハラクロコモリグモの雌の記事 をアップしたら、以来、「ハラクロコモリグモ びっしり」とかそういうキーワードで検索してご来訪くださる方がいまだにいらっしゃいます。今回は雄のほうを紹介したいと思います。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20100530 千葉市若葉区)


奇しくも、撮影場所は前回雌を撮ったのと全く同じ場所。雄はこのように幅の広い白帯が縦に入っており、腹部上面には黒い斑点がふたつあります。体長1cmを越える大型のコモリグモで、田んぼの周辺など、比較的水場に近いところでよく見かけます。



▽ハラクロコモリグモの過去の記事はこちら からどうぞ



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[ 2010/06/01 17:25 ] 鋏角類 | TB(-) | CM(0)

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