セアカヒラタゴミムシの共食い

2010.10.29(Fri)

なんだか冬みたいに寒くなりましたね。


千葉市郊外の田園地帯では、セアカヒラタゴミムシ はきわめて普通に見かけるゴミムシです。路上をシャカシャカと移動し、小動物の死骸などを食べている姿をよく目にします。


さて、このひとも何かかじっています。


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(20101029 千葉市若葉区)


って、ん?おい、


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20101029 千葉市若葉区)


と、共食いだ~!何やらあたりにはちぎれた肢などが散乱しており、さながらスプラッタ。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20101029 千葉市若葉区)


強力な顎でがっちりとはさんで獲物の首を振り回す動作は、犬や猫のような肉食獣を彷彿とさせます。ゴミムシやオサムシって、狭いところで飼うと共食いを始めるのは知っていましたが、自然状態でまじまじと見たのは初めてです。何やら陽の高いうちから恐ろしいものを見てしまいました。



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Category: 昆虫類・甲虫目

18:18 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

アカハライモリ・2010

2010.10.25(Mon)

生き物との関りという点において、昨年の私にとって最も感慨深かったのが、11月にアカハライモリの新たな生息地を確認した ことでした。


その後も通い続けてきました。2010年秋、やはり同所周辺にアカハライモリは生息しています。少なくとも今現在、千葉市にはアカハライモリが生き続ける場所が少数ながら確実にあるのです。


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(20101025 千葉市)


見ての通り、非常にヌマエビが多くいます。ドジョウや各種のヤゴ、様々な巻貝の姿もあり、ここの生物相は近辺でも例外的に多様かつ豊富です。


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(20101025 千葉市)


コンクリートの壁面をよじのぼって休んでいます。イモリは意外に登坂能力が高く、こうした垂直面でもかなり登れます。飼っていて水槽から脱走された経験のある方もいることでしょう。喉をピコピコさせていると赤い模様が浮き出すように見えます。これは皮膚呼吸をしているのです。


私は現在まで、イモリの新たな生息地が市内に他にもないか調べ続けていますが、やはりその形跡はかすかです。今後も地道にやっていくしかないと思っております。思えば、少年時代の私はネッシーやイエティを発見するのが夢でした。大人になり、イモリやスッポン、いくつかのトンボ類などの新たな生息地を確認することができたのですから、その意味では私の夢は叶っているのかもしれません。


なお、イモリに関して、「撮影場所を教えて欲しい」といった一個人からのお問い合わせには、基本的に一切応じられません。公的なところにはすでに報告しております。


※アカハライモリ

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17:07 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

メスグロヒョウモン(♀)

2010.10.22(Fri)

朝早く、林縁をパタパタと飛んでいたタテハチョウ。大きなイチモンジチョウかと思って近づいてみると、メスグロヒョウモンの雌でした。


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(20101017 千葉市若葉区)


雄と雌でカラーリングが大幅に異なるチョウで、雌は「雌黒」の名の通り、このように黒と紫を基調とした模様、雄は先日紹介したミドリヒョウモン によく似ています。このように、ひとつの生き物の雄と雌で形態が違うことを「性的二形」といいます。


幼虫の食草はスミレ類。幼虫は黒いボディーに黄色がかったトゲがたくさん生えており、なかなかすごいルックスをしています。



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Category: 昆虫類・チョウ目

18:23 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

庭のニホンアカガエル

2010.10.20(Wed)

ついにシュレーゲルアオガエル がうちの庭に現れなかった今年。しかし、去年までいなかったニホンアカガエルが住み着いています。このひとは体長6cmほどの、なかなか立派な個体です。


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(20101015 千葉市若葉区)


これともう一匹、もう少し小さくて赤っぽいのがいます。うちはアカガエルが発生している最寄りの水場から直線距離にして200mくらい、比高差もかなりある台地上です。このことは、ニホンアカガエルが季節的に移動すること(それも樹上性のシュレーゲルアオガエルやニホンアマガエルと異なり、純粋に地上のみを移動すること)をわからやすく端的に現してくれています。すなわち、繁殖期には水田付近に、そして非繁殖期にはこのように水場からずっと離れた森林などにいるというわけです。


近年の両生類の減少の原因の大きなこととして、乾田化や圃場整備、農薬などの汚染の問題とともに、この「移動経路の寸断」ということが挙げられることは間違いありません。移動のルートを自動車道路や建造物などで塞がれてしまうと、彼らは時系列のサイクルにおけるパッケージとしての生活圏を失ってしまうことになるのです。カエルがその時いる田んぼやら川やら「だけ」を保全したのでは、何の意味もないとまでは言いませんが、やはり全くのところ地域個体群の保護のためには不完全であると言えるでしょう。


※ニホンアカガエル

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Category: 両生類

19:51 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

アカシマサシガメ

2010.10.19(Tue)

ここ二、三年、ヨコヅナサシガメが圧倒的な勢いで東上&増加し、千葉のサシガメ界をすっかり席巻してしまっています。こうして在来種のサシガメを見つけるとなんだかほっとします。


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(20101015 千葉市若葉区)


アカシマサシガメは、体長1.2cm程度。肉食性のサシガメらしく身体はスマートで、獲物に突き刺して体液を吸うための口吻がよく発達しています。この種はヤスデ類を主に捕食しているということです。赤と黒の体が白い壁とちょっと怪しげなコントラストをなしていますが、これ実はうちの壁なんです。成虫越冬だそうなので、運が良ければまた出会えることでしょう。



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Category: 昆虫類・カメムシ目

17:08 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

谷津田の水路のクサガメ

2010.10.18(Mon)

クサガメというと、川や池などに生息しているというイメージを持たれると思います。しかし実際には、田んぼにだって餌を採りに現れるのです。とりわけ、圃場面と高低差がない土水路のあるような谷津田ではよく姿を見ることができます。その食性は多岐に渡っており、魚やザリガニ、水草などの他、飼育下ではパンや野菜もよく食べます。

浅い水路の中を歩いておりました。すいません、写真を撮る前につい手が出てしまいました。ご覧の通り、未だ小さなカメです。右手にカメ、左手にカメラというやや苦しい姿勢で撮影。

$DAYLIGHT RAMBLER 
(20101014 千葉市若葉区)

裏と表はそれぞれこうなっているのであります。

DAYLIGHT RAMBLER DAYLIGHT RAMBLER 
(20101014 千葉市若葉区)

甲板の縁の黄色い線が鮮やかですね。これがために、クサガメの幼体や亜成体は「金線亀」と呼ばれたることもあります。ところでクサガメは「臭亀」という名の通り、こうやって手で持ち上げたりするとちょっと生臭いにおいを発します。ぷーんと臭ってきたので、水際に置きました。

$DAYLIGHT RAMBLER 
(20101014 千葉市若葉区)

一分ほどかけて首と肢を伸ばすと、おもむろに水中に戻ってゆきます。水中に戻ってからの動きは、動画に撮ってみました。

 
(20101014 千葉市若葉区)

この狭い水路を横断するのに、真ん中あたりで水流に押し流されそうになっているのがわかります。クサガメは緩やかな流れや止水が好きなのです。

残念ながら、このような土水路のある昔ながらの谷津田はどんどん少なくなっています。圃場面と水路に高低差があり、かつ直線的で流れが速く、その水路は三面張りで上陸しにくいという現代の田んぼでは、クサガメが生き残っていくのは大変難しいことなのです。

※クサガメ
千葉県レッドリスト・C(要保護生物)
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Category: 爬虫類

18:56 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

オオアオイトトンボの交尾・2010

2010.10.17(Sun)

今年もオオアオイトトンボの交尾 シーズンです。夕暮れ時、木々が水面にかぶさった林縁の溝などでは、おびただしい数のカップルが連結したまま飛び回っています。


交尾はやはり、ハート型なのです。


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(20101013・千葉市若葉区)


グリーンの金属光沢とあいまって、何か非常にメカっぽく感じます。このブログも来春で三周年。新しい生き物を紹介するのももちろんとても楽しいのだけれど、このような身近でよく見られる生き物を、産卵→幼生→羽化→交尾、という生活史の中の一こまずつを折々に記録できることをしみじみと嬉しく思います。ありがたいことです。

トンボの記事がしばらく続きました。明日以降、他の生き物もまたどんどん登場いたします。


※オオアオイトトンボ

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Category: 昆虫類・トンボ目

13:01 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

マイコアカネ・成熟雄

2010.10.16(Sat)

マイコアカネ はなぜ「舞妓」アカネというのか。それは、成熟した雄の顔面が青白い色に染まり、あたかも舞妓さんのお化粧を思わせるから・・・なのです。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20101011 千葉市若葉区)


なるほどこれは綺麗です・・・が、舞妓さんと言っても雄だということをお忘れなきよう。雌は基本的に全身黄褐色です。しかし、中にはたまに赤くなる個体もいます。秋に産卵、卵で越冬、という生活史はナツアカネ などと同じですが、産卵の方法が異なっており、マイコアカネは水のあるところでないと産卵できないのです。


※マイコアカネ

千葉市レッドリスト・C(要保護生物)



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Category: 昆虫類・トンボ目

19:56 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

アオイトトンボの産卵

2010.10.15(Fri)

先日、交尾の模様をお届けしたアオイトトンボ 。同じ池から、今回は産卵の様子をお届けいたします。


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(20101011 千葉市若葉区)


上が雄、下が雌です。産卵はこのように連結したまま、水面から突き出た挺水植物などに行います。時には一本のアシやガマに、いくつものカップルが集まっていることもあります。日光があたるとキラキラと輝くようです。

卵で越冬し、春来て孵化、そして夏の訪れとともに羽化して成虫になります。来年は是非、羽化の様子を紹介したいと思います。


※アオイトトンボ

千葉県レッドリスト・C(要保護生物)

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Category: 昆虫類・トンボ目

17:06 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ノシメトンボの交尾

2010.10.14(Thu)

昨日の記事で取り上げた、ナツアカネたちが交尾していた 田んぼでは、たくさんのノシメトンボもまた交尾・産卵にいそしんでおりました。


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(20101011 千葉市若葉区)


ノシメトンボもやはり、宙空から卵をまく「打空産卵」を行います。ノシメトンボは現在、全体的に考えて千葉ではもっとも普通に見られる赤トンボでしょう。卵で越冬し、その卵は乾燥に強いため、乾田化にうまく適応できたのだと考えられています。しかし、今年はそのノシメトンボすら明らかに少なく感じます。もっと言えば、減少しているのはアキアカネ だけではなく、程度の差こそあれ赤トンボの仲間全般であるように思われます。


今から10年後、千葉の田んぼには赤トンボが飛んでいるでしょうか。


いや、田んぼそのものが、どれだけ残っているでしょうか?



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Category: 昆虫類・トンボ目

21:35 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ナツアカネの交尾

2010.10.13(Wed)

稲刈りも終った田んぼに、たくさんのナツアカネ のカップルがやってきていました。


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(20101011 千葉市若葉区)


雄は見事に全身真っ赤です。刈り株の緑とのコントラストが鮮やかですね。このように交尾した後、雄と雌は連結したまま(雌単独の時もあります)、地上数十cmのところで、まるでお尻で宙を打つようにして卵をばら撒く「打空産卵」を行います。卵はそのまま越冬し、翌年の春に孵化してヤゴとなります。その頃にはこの田んぼにも水が入っているでしょう。



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Category: 昆虫類・トンボ目

17:42 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

イボクサ

2010.10.12(Tue)

水田雑草って、なんだかやたらと美しい花を咲かせるものが多いですね。イボクサもその一つです。


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(20101011 千葉市若葉区)


縁のほうに行くにしたがってほんのりと紫がかった、直径1cmほどの三弁花は、光線の当たり具合により、時折はっとするくらい可憐です。この紫みは濃いのと薄いのがあり、中にはほぼ純白に近いものもあります。花の形状から何となく察しのつく方もいらっしゃると思いますが、ツユクサ科です。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20101011 千葉市若葉区)


茎は横に這い、それでもってどんどん増えます。可憐なわりにカッコ悪い名前がついているのは、この植物の葉の汁をすりこむとイボが取れる、という言い伝えが古来あるからです。果たして本当なんでしょうかね。手元の本とネットでちょいと調べてみましたが、実際に薬効があるのかないのか検証した例は見当たらないようです。そんなわけで皆様、秋にイボができましたら、田んぼの畦なんかに行って、こいつをむしってきてすりこんでみるのもよろいしかと思います。ただしどんな結果になっても私は責任を持ちませぬ。<え?



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Category: 山野草

19:26 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

オオカマキリの共食い

2010.10.11(Mon)

オオカマキリ に限らず、カマキリは共食いをすることがあります。交尾時に雌が雄を食べてしまうというパターンが存在することは有名ですが、この日、私が路上で出会ったのは雌同士の共食いでした。


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(20101008 千葉市若葉区)

何とも凄惨な光景です。身体のサイズ自体は、食われている茶色いのの方がむしろ大きい感じがします。まだ生きていてもがいているものの、これではどうしようもありません。関節の継ぎ目などではなく、固い胸部背面を咬み破っているところに、カマキリの恐ろしさがさりげなく現れています。鎌同士が絡んでいますから、決して一方的な戦いではなかったのでしょう。もう少し早くから見ていたら、なぜこの戦いが起こったのかを知ることができたかもしれません・・・

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Category: 昆虫類・カマキリ目

21:04 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

物干し台のニホンアマガエル

2010.10.10(Sun)

久々にアマガエル の登場です。夕方、洗濯物を取り込もうとしたら、こんなところに・・・


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(20101005 千葉市若葉区)


鉄筋製の高層住宅です。部屋のサイズもちょうどいいですね。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20101005 千葉市若葉区)


この後、ゲコゲコと鳴き出し、しばらくすると雨が降り始めました。アマガエルは意外と毎日同じところに隠れているので、これ以降もここに詰まっているんじゃないか、と期待したのですが、何かが気に入らなかったらしく、五日経った10日現在、再入居している形跡は特にないのでした。



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Category: 両生類

21:40 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

アオイトトンボの交尾

2010.10.09(Sat)

昨年の秋、ちょっとした偶然により、アオイトトンボの生息地を見つけました


ちょうど繁殖シーズンです。今年も観察できるでしょうか。さっそく現地に向かいます。


おお、いたいた!交尾中のカップル発見。見事にハート型ですね。


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(20101005 千葉市若葉区)


コバルトブルーの美しい眼、白く粉を吹いた胸部。これがアオイトトンボの大きな特徴です。やはりこの池では継続的に発生していたのです。アオイトトンボは、ガマやアシのような挺水植物の繁茂した池や沼を繁殖場所としています。しかし、そのような環境は確実に少なくなり、千葉市内でも確実な生息地はほんの数えるほどでしかありません。この池、もう少し詳しく調べたかったのですが、昨年、一番たくさん観察できたポイント付近には大量の釣り人が群れをなしており(この池、一応釣り禁止なんですが・・・)、あまり調べられませんでした。日を改めてもういっぺん行ってきます。


※アオイトトンボ

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17:42 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

アキアカネの減少

2010.10.08(Fri)

にわかにはピンと来ない方がおそらく大多数でしょうが、かつてもっとも普通に見られる赤トンボであったはずのアキアカネが、近年、割り算のような勢いで全国的に減少しています。地域によってはほんの10年ほどの間に100分の1、1000分の1ほどに減少してしまっているところもあるようで、そうなるとこれは「減少」というよりむしろ「消滅」といった方が近いくらいでしょう。


その原因は、田んぼの圃場整備や減反による産卵環境の悪化、地球温暖化など様々なファクターがあるようです。中でも化学物質による汚染がクローズアップされています。涼しい夏を山地で過ごし、秋になると平野に下りてくるアキアカネにとっては、その発生と移動の過程における汚染は死活問題となるのです。


私の地元でも、確かに減少しています。


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(20101005 千葉市若葉区)


見かける赤トンボはマユタテアカネ、ノシメトンボ、ナツアカネばかりで、アキアカネは最多勢力どころか非常にレアな状態です。特に「群れ」はほとんど観察できません。


要因を探る努力は各方面でなされています。手遅れでないことを祈るばかりです。手遅れというのはすなわち、「絶滅」ということです。



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17:02 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

さらにカトリヤンマの産卵を追いかける

2010.10.06(Wed)

引き続き、カトリヤンマの産卵を追っています。当初、実はもっと広い範囲に渡って生息・繁殖しているのではないか、と考えていたのですが、今のところその形跡は見つけられていません。昨年初めて産卵を記録した小さな谷津とその周囲の林縁の、直線にして1km程度の場所にかなりの高密度で産卵に来ています。カトリヤンマは夕暮れに集中的に出現するので、その時刻を選んで生息していそうな場所をあたるのはなかなか大変です。来年も引き続いて取り組んでいくつもりです。

しかし、カトリヤンマというのは見れば見るほど美しいトンボです。フラッシュなしで撮影するとこんな感じで、

DAYLIGHT RAMBLER DAYLIGHT RAMBLER 
(20101003 千葉市若葉区)

フラッシュを焚いてみるとこう。極彩色ですね。

DAYLIGHT RAMBLER DAYLIGHT RAMBLER 
(20101003 千葉市若葉区)

産卵の合間には「ブーン・・・」というヘリコプターのような音を立てつつホバリングを繰り返します。

$DAYLIGHT RAMBLER 
(20101003 千葉市若葉区)

例によって動画にも撮影しました。産卵管を地中に差し込む様子をご確認ください。

 
(20101003 千葉市若葉区)

カトリヤンマの名前の由来は、実際に蚊を捕食するところから来ています。薄暗い林縁の湿地で夕方から活動するのも、その食性と関係があるのですね。

※カトリヤンマ
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10:24 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

路上のコクワガタ

2010.10.05(Tue)

コクワガタ は成虫になってからの寿命が長く、2~3年も生きる場合がありますので、10月に入ってもまだ姿を見ることができます。農道をしゃかしゃかと歩いてる雄に出会いました。


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(20101003 千葉市若葉区)


気温がある程度以下になると、朽木の中で冬眠に入ります。普段の隠れ場所も朽木、幼虫が育つのも朽木。そして成虫の食べ物は樹液とくれば、これはもう全く雑木林に依存した生活体系ですね。


クワガタって、正面から見るとすごく体が薄くてちょっとおかしいです。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20101003 千葉市若葉区)


この日はやたら路上で甲虫に出会う日で、昨日取り上げたヤマトタマムシ もそうですし、このコクワに遭遇した直後には、腹部がなくなっているノコギリクワガタの雄 がアスファルトの上に転がっているのを見つけ、それが大変顎が立派だったのでつまみ上げると何と生きていて、がぷりとはさまれてしまいました。元気なときはさぞ見事なノコだったことでしょう。惜しいことです。



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Category: 昆虫類・甲虫目

17:18 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

まだいるヤマトタマムシ

2010.10.04(Mon)

タマムシ といえば真夏の甲虫という感じがしますが、なんか今年は10月だというのにまだいます。しかしまあ、いつ見てもほんとに綺麗です。


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(20101003 千葉市若葉区)


無論、自然界には無駄はないのです。このタマムシも伊達に綺麗にしているわけではなく、この派手な金属光沢は、陽光のもとで色彩が変化し、それによって天敵である鳥をびびらせる効果があるそうです。ちなみに、裏もこんなんなっており、やはり派手です。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20101003 千葉市若葉区)


幼虫は朽木の中で過ごす、ぶにょーんとした形の眼すらない白い虫で、成虫になるのに三年ほどかかります。一方で、成虫になってからの寿命はほんの一ヶ月から二ヶ月でしかないのです。


※ヤマトタマムシ

千葉市レッドリスト・C(要保護生物)



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Category: 昆虫類・甲虫目

16:49 | Comment(6) | Trackback(-) | EDIT

トビハゼ

2010.10.03(Sun)

役得というか余禄というか、昨日はこんなものも撮影できました。トビハゼです。


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(20101002 市川市)


陸地がないとおぼれてしまうという変な魚、トビハゼ。名前の通りジャンプして移動することができ、その模様はなかなかカワイイものです。体長は10cmほど。


この市川市は国内の分布の北限に当たります。かつて、東京湾奥の干潟には非常に多数のトビハゼが生息していたようです。皮膚呼吸がうまく空気中で行動することができ、飛び出したユーモラスな両目で広く周囲を見渡せるなど、トビハゼは汽水域の干潟に実によく適応した生き物です。しかし開発による干潟そのものの消失に伴い、現在ではその分布は非常に局所的なものになってしまっているのです。


※トビハゼ

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Category: 魚類

17:07 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

シロオビノメイガ

2010.10.02(Sat)

本日は房総蜻蛉研究所企画の赤トンボ観察会の撮影班を仰せつかっておりまして、行徳に行っておりました。


という前フリの後で、いきなりトンボとは何の関係もない虫を取り上げてみます。私のPCが「城帯の名画」というわけわかんない変換をしようとする、シロオビノメイガです。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20101002 市川市)


実際には、「白帯野螟蛾」と書きます。開張は2cm少々。名前の通りの白い横帯が特徴の、秋の野によく見られるメイガです。野にいるとかわいらしいのですが畑にやってくるとまた話は別で、幼虫はホウレンソウなどを食害することで知られており、ホウレンソウの害虫の中でもヨトウムシと並んでわりあい有名な方なのです。



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Category: 昆虫類・チョウ目

21:03 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

プロフィール

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

記述の中に間違いや誤解を見つけた方、またそれ以外にも何かございましたら、どうか
inaka_jikan@yahoo.co.jp
まで送っていただけると幸いです。

大島健夫公式サイト

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