クロイトトンボ

2011.06.30(Thu)

真夏のように暑かったこの日、市内の池でクロイトトンボに出会いました。


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(20110629 千葉市若葉区)


この池にはずいぶん様々なイトトンボが発生するので折々にチェックしているのですが、クロイトトンボを見たのは初めてです。クロイトトンボ自体、千葉市では記録がそう多くありません。開けた水面のスイレンの葉の上にたたずんでいました。

DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20110629 千葉市若葉区)


体長は3cmと少々。黒というよりは青い部分が目立ち、成熟した雄はこのように胸部が粉を吹いたようになります。何年野歩きをしていても、日ごろあまり出会わない生き物との間近での出会いは本当に嬉しいものです。



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Category: 昆虫類・トンボ目

18:43 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

カラスハエトリ、ササグモを捕食する

2011.06.29(Wed)

夕暮れの林縁で、今まさに獲物を料理中のカラスハエトリの雌 に出会いました。


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(20110628 千葉市若葉区)


半分ほど既に食べられている獲物は、なんとササグモです。ササグモは徘徊性のクモで、体もハエトリグモより大きいはずですが、前にもマミジロハエトリに捕食されているところを撮影した ことがあります。ハエトリグモとの勝負は分が悪いようです。


カラスハエトリの雄は、このように白っぽい雌と異なり黒基調です。しかし、これが雌より数段に珍しく、まだまたもな写真が撮れたためしがありません。いずれ紹介できればいいなと思っています。



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Category: 鋏角類

21:52 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

キマダラミヤマカミキリ

2011.06.28(Tue)

夕方5時過ぎ、自宅のすぐ前で、近辺ではちょっと珍しいカミキリムシを見つけました。キマダラミヤマカミキリです。


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(20110627 千葉市若葉区)


体長3cmを越える、やや細長い体つきをした、かなり大型のカミキリムシです。褐色の模様が独特で、雄はこのような、とても立派な触角を持っています。


幼虫はクヌギやコナラの枯木で発生し、成虫はそのクヌギなどの樹液に集まります。この鉄パイプの、道路を挟んで反対側には大きなクヌギの木があります。そこから来たのかもしれません。こうした、たまにしか見ない大型昆虫との出会いは、深い意味もなくありがたく感じるものです。



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Category: 昆虫類・甲虫目

21:50 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

アゲハの交尾

2011.06.27(Mon)

チョウに限らず、昆虫が一番、人の接近を許すのは、だいたいにおいて「交尾をしている時」です。普段はカメラを近づけるとパタパタ飛んでいってしまうアゲハ も、この時ばかりは静止したままです。小動物の世界では、子孫を残すというのは、それほど大切なことなのですね。


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(20110626 千葉市若葉区)


アゲハは3月から10月までの間、地域によって2回~数回発生します。交尾の際は雌が上、雄が下になり、これはチョウ類にほぼ共通した特徴なのです。



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Category: 昆虫類・チョウ目

19:54 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ホトケドジョウ

2011.06.25(Sat)

谷津田のどん詰まりの、湧水が流れ込む集水マスで、ホトケドジョウを見つけました。


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(20110624 千葉市若葉区)


田んぼなどに普通にいるドジョウ と比べると、ぐっと太短く、なんだか人間の手の指みたいなスタイルをしています。底が砂の細流や、湧水の入る用水路などに生息する魚で、圃場整備や用水路の改修、谷津田上流部の耕作放棄の進行などに伴って、千葉では生息環境そのものがどんどん消失しつつあり、千葉県のレッドリストでは「C(要保護生物)」、千葉市のレッドリストでは「A(最重要保護生物)」にランクされています。


※ホトケドジョウ

環境省レッドリスト・EN(絶滅危惧ⅠB類)

千葉県レッドリスト・C(要保護生物)

千葉市レッドリスト・A(最重要保護生物)



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Category: 魚類

21:32 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ミドリヒョウモン(♀)

2011.06.24(Fri)

大型のヒョウモンチョウ、ミドリヒョウモンは6月頃から発生しますが、暑い盛りには休眠するので、実際に姿を見られるのは主に梅雨と秋です。昨年の秋に雄を紹介しました から、今回は雌を。


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(20110621 千葉市若葉区)


前翅に黒い三本線の「性標」がないのが雄との相違点です。また、雄に比べるとやや赤みが少なくダークな感じです。大柄で斑紋も豪快なので、「豹紋」というよりは「虎紋」といったほうがしっくりきそうです。


最近では、千葉市内の里山ではあまりしばしば会えるチョウではなくなってしまいました。秋に見る個体はボロくなっているものが多いけれど、この季節に見るものはまだ傷がなく、綺麗です。幼虫はスミレ類を食草としています。


※ミドリヒョウモン

千葉県レッドリスト・C(要保護生物)

千葉市レッドリスト・B(重要保護生物)



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Category: 昆虫類・チョウ目

17:08 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

アオダイショウはどのくらい大きくなる?

2011.06.23(Thu)

都川の中流域では、しばしばかなり大型のアオダイショウと遭遇します。

アオダイショウって地面で日光浴をしている時はほぼ一直線に伸びていることが多いし、地上を進む際も直線的に進むので、全長を割り出すのが比較的簡単なのです。この日も相当大きいのに遭遇しました。

DAYLIGHT RAMBLER DAYLIGHT RAMBLER 
(20110620 千葉市若葉区)

ヘビの上に写っている金網の青いフェンスは、支柱と支柱の間が180cmのタイプだと思うんです(あとで両手を拡げて測ってみた。私の身長は172cmなので、リーチもそのくらいです)。そのフェンス一枚分と比べてほどほどの長さがあったので、このヘビは170cmから180cmの長さがあったと言って間違いないと思います。

動きはこんな感じです。長さのわりにちょっとスマートな感じがする個体でした。



前にも話題にした覚えがありますが、本州最大のヘビ、アオダイショウはいったいどのくらいの長さになるのでしょう。ものの本によって、最大3mとも2mを越えないとも。突飛なところでは、戦前に西日本の某大学に6mを越える標本があったなどという(だいたい、このての標本とかは都合よく戦災で失われたことになってるんですよねえ)、デマだか何だかわからないような話も読んだことがあります。

実際、爬虫類は基本的に死ぬまで成長しますから、個人的には、充分に長生きして栄養のいい状態であれば、2m以上のものもいても決して不思議はないと思います。私自身、150cmから180cmと判定できるアオダイショウとは年に何回か野外で出会いますし、もっと大きいと思われるものも見たことがあります。

非常に大きなヘビの話は、千葉県内では北総地域よりもむしろ南房総や外房方面などでよく耳にします。私の身近でも、伯母が長生郡の旧家で体験したという、「長押に大薙刀が掛けてあると思ったら、それが実はヘビだった」話や、祖母が今の南房総市で出会ったという「大人の男の腕よりも太い大蛇」の話など、ごろごろ転がっています。ネズミを食べるアオダイショウは、農村や漁村ではむしろ大切にされ、屋内に住み着いていることも多かったのです。皆様の周囲でも、そういったお話は残っているのではないでしょうか。

※アオダイショウ
千葉県レッドリスト・D(一般保護生物)
千葉市レッドリスト・C(要保護生物)



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Category: 爬虫類

18:28 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

セマダラコガネ

2011.06.22(Wed)

このブログも開設以来、3年4ヶ月が過ぎました。この間も「そろそろ生き物を紹介し尽くしてネタが尽きてくるんじゃない?」と言われましたが、里山にいる生き物たちの世界は深くて広く、ごくたくさんいる生き物でもまだまだ紹介していないものがたくさんいます。既に紹介した生き物でも、日ごとに違う顔を見せてくれます。ありがたいことに当分、全てを紹介し尽くして書くことがなくなるなんていう事態にはならなそうです。

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(20110620 千葉市若葉区)


セマダラコガネは、体長1~1.4cmほど。成虫は広葉樹の葉や花を、幼虫は草の根を食べ、林縁などでよく見かける普通種です。背中の模様のパターンには様々な変異があり、時にとても同一種とは思えないようなバリエーションを見せます。


このセマダラコガネ、20世紀の初めに日本からアメリカに侵入し、農作物を食害し「オリエンタル・ビートル」と呼ばれて騒ぎを巻き起こしました。その点ではマメコガネ などと似ています。もっとも、日本におけるセマダラコガネもそもそもは帰化種であり、原産国はフィリピンあたりだということです。



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Category: 昆虫類・甲虫目

17:15 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ウラギンシジミ(♂)

2011.06.21(Tue)

ウラギンシジミは、このブログで以前一度、雌を取り上げた ことがあります。雌の翅の表側が焦げ茶ベースに白い模様なのに対し、雄はオレンジ色の模様がついています。


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(20110619 千葉市若葉区)


「裏銀」の名前の由来は、その翅の裏側の方が雌雄とも銀白色なことで、


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(20110619 千葉市若葉区)


こんな感じです。林縁の地表近くなどに良く現れ、パタパタと飛んでいる時は表の模様が目立たず、裏側のこの白さが印象的です。幼虫の食草はマメ科のクズやフジなどですが、葉ではなく花を食べるという、ちょっと変った習性を持っています。



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Category: 昆虫類・チョウ目

17:42 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ヤマビル

2011.06.20(Mon)

さて、昨日の記事で取り上げたモリアオガエル を撮影し、ほくほくしていた私。しかしふと左前腕部に痒みを感じ、覗き込むと・・・わっ。


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(20110615 鴨川市)


久々にやられました。これだから、山歩きするときは長袖を着ましょうよって話なんですよ。ある意味自業自得です。気持ち悪いのを我慢してとりあえず撮影しているうちにただ痒いだけでなく痛痒くなってきました。良い子は写真なんか撮ってないですぐはがしましょう。ヤマビルって口の内側が「かえし」のついた吸盤になってましてですね、引っ張っても伸びるだけでなかなかとれないんですよ。下手をすると途中でちぎれて頭だけ残ったりします。しかも、頭としっぽと両方でくっついているんです。ライターであぶったりすれば簡単なのですが、持ってませんでした。結局、慎重に引っ張って外しました。


ヤマビルは通常、落葉の陰や樹上なんかにいて、人を含む大型生物の接近を温度や炭酸ガスによって感知し、とりつきます。おそらくこのひとはモリアオガエルを撮った茂みの中のどこかにいたのでしょう。吸血する際には「ヒルジン」というそのまんまの名前の化学物質を分泌し、獲物に痛みを感じさせず、かつ血液の凝固を妨げます。このため、いつの間にか気がつくと血がだらだら・・・というような事態になるのです。私は早めに気づいて運が良かったです。


これが約8時間後の痕跡。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20110615)


大きいほうが頭の、小さいほうが尻尾のくっついた痕です。あまり吸われる前にとれたのでこの程度で済みました。しかし5日経った現在、私の腕にはまだうっすらと痕が残っています。世の中には、つけられてもうれしくないキスマークというものが存在するのです。



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Category: 環形動物

17:58 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

モリアオガエル

2011.06.19(Sun)

5月の終りから7月の初めにかけては、南房総ではモリアオガエルの繁殖期です。


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(20110615 鴨川市)


県北部で見慣れているシュレーゲルアオガエル に比べると一回り大きく、四肢もずっと逞しい感じがします。そして、背中には茶褐色の不規則な斑紋がある個体が多いです。


よく知られる通り、その繁殖行動は主に樹上で行われます。止水の水面に向かってオーバーハングした枝の上に、このような泡状の卵塊を産みつけ、


DAYLIGHT RAMBLER  

(20110615 鴨川市)


孵化したオタマジャクシは雨によって水中に流れ落ち、そこで成長するのです。その下にはアカハライモリがしばしば待ち構えており、この池にも泳ぎ回っていました。生き物がおとなになるまで育つというのはなかなかに大変なことなのです。


そもそも、この日鴨川に行ったのは、このモリアオガエルが目当てでした。うまいこと成体と卵塊を撮影できたのは良かったのですが、この後、私はある野生生物に襲われ、血みどろの死闘を演じることになります。その顛末はまた明日の記事で。


※モリアオガエル

千葉県レッドリスト・C(要保護生物)



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Category: 両生類

16:25 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

ツチガエル

2011.06.18(Sat)

県北部ではほぼ姿を消したツチガエル も、南房総にはまだ、場所によってかなり高密度で生き残っています。


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(20110615 鴨川市)


イボだらけで、つかまえると変な臭いを出すけれど、かわいいカエルです。大きな雌では体長5cmを越えることもあり、実はそんなに小さなカエルではありません。


このカエルが各地で減少あるいは地域的絶滅の一途を辿っているのは、幼虫で越冬するという、その国内産のカエルでは珍しい習性に拠るところが大きいでしょう。何といっても今の田んぼはほとんどが乾田ですから、冬に水を抜かれてはどうにもならないわけです。


千葉市におけるツチガエルは、90年代以降、絶滅したものと考えられています。私は昨年、このブログで、「まだ市内でもどこかに生き残っているような気がしてならない」と書きましたが、一年経って、「やっぱりダメかも・・・」と揺れつつあります。まだいるとしたら、多分、常に湧水が流れ込んでいる湿田や、谷津田の奥のため池のようなところでしょう。しかし、そのような環境自体がどんどん少なくなっている上、そんなところすらだいたいどこもウシガエルやザリガニでいっぱいです。


もし、市内でツチガエルを見たよー、という方がいらっしゃいましたら、こっそりとinaka_jikan@yahoo.co.jp までメールを下さい。ことは重大ですので、手柄を独り占めしたりせず、きちんと公的に報告し、保全に向けて最大限努力させて頂きます。


ただし、ウシガエルの幼体 とはお間違えなきように。


※ツチガエル

千葉県レッドリスト・A(最重要保護生物)

千葉市レッドリスト・X(消息不明・絶滅生物)



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Category: 両生類

11:37 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ユキノシタ

2011.06.17(Fri)

漢字だと「雪の下」あるいは「雪の舌」とも。やや日当たりの悪い、石垣や岩の上などに生育します。北海道を除いた日本全土と、中国大陸にも分布しています。


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(20110615 鴨川市)


晩春から初夏、ご覧の通り不思議な形をした可憐な五弁花を咲かせます。私は小さい頃から、どうもこの花を見ると「サンタクロース」を連想してしまいます。いや、下の大きい二枚の花弁が髭に見えてですね。


葉は天ぷら等にして食べられる他、様々な薬効があり、漢方薬の材料として用いられています。



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Category: 山野草

16:10 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

シロシタホタルガの交尾

2011.06.16(Thu)

シロシタホタルガは、ホタルガとよく似ており、翅の白帯がホタルガより上方にあり、一直線に近いのが識別のポイントです。うちの近辺ではホタルガに比べ、出会う機会はそれほど多くありません。都川沿いの林縁で、交尾しているのを見つけました。

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(20110614 千葉市若葉区)

雌雄ほぼ同色です。黒い翅に白い帯、真っ赤な頭部、櫛状の長い触角。蛍光色のブルーが散りばめたように輝き、妖しいような美しさです。開張は5cmを越えます。動画も撮影してみました。



・・・あんまり動画の意味がなかったですね。片方が触角をゆっくり回す他はほとんど動きもなく、静かな交尾です。

幼虫はサワフタギなどを食草としていますが、なかなかすごい色と形をした毛虫なので、興味のある方は検索してみてください。


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Category: 昆虫類・チョウ目

17:22 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

オナガアゲハ(♂)の吸水

2011.06.15(Wed)

雨上がりの道の、湿った泥の上で吸水しているオナガアゲハに出会いました。

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(20110614 千葉市若葉区)

これは雄です。上の写真には写ってませんが、はばたくときに後翅の前縁に白い帯が見えるのが雌との識別ポイントです。動画でご確認ください。



このような吸水行動の際には、しばしば集団を形成することもあります。年二回の発生で、春型は5月以降に、夏型は7月以降に発生しますから、このひとも翅がボロくなってきていることが示す通り、相応に苦労を積んできたのでしょう。

※オナガアゲハ
千葉県レッドリスト・C(要保護生物)
千葉市レッドリスト・C(要保護生物)



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Category: 昆虫類・チョウ目

21:44 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

メスグロヒョウモン(♀)

2011.06.14(Tue)

今までに見たこともないくらい大きなメスグロヒョウモンの雌 を見つけ、「あ、オオムラサキ?」と思って追いかけてしまいました。ツバキの葉にとまったところを見れば、ああ、まごうかなきメスグロヒョウモン。前にこのチョウをブログで取り上げた時は、イチモンジチョウ と間違えて追いかけています。人間でもいますよね、いろんな人と間違われる人。←自分のミスを棚に上げる


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(20110614 千葉市若葉区)


ご覧の通り、翅の裏側も、微妙な薄紫のグラデーションがついていたりしてなかなか美しいのです。表はというと、こんな感じです。


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(20110614 千葉市若葉区)


屋根瓦にとまったところを撮りました。どうやって屋根瓦と平行な位置にカメラを持っていったかはご想像にお任せします。


6月に発生するチョウですが、暑い真夏は仮眠して過ごし、秋になるとまた現れます。おそらく羽化後あまり日数が経っていないこの個体はとても綺麗ですが、その頃まで生き抜くと、翅も相応にボロくなっているかもしれません。



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Category: 昆虫類・チョウ目

17:59 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

コガネムシ

2011.06.13(Mon)

里山に生きる、金属的な青緑色のメタリックの甲虫というと、タマムシアオカナブン がすぐに頭に浮かびます。しかし、それらよりずっとありふれたコガネムシも、よく見れば負けないくらいに綺麗です。


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(20110613 千葉市若葉区)


体長は2cmから2.5cmほど。幼虫は植物の根を、成虫は葉を食べて暮らします。とりわけ広葉樹の葉を好みます。


「黄金虫」にふさわしい輝きを持っていますが、手にとって観察してみようという際はご注意ください。このように、


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(20110613 千葉市若葉区)


しょっちゅうウンコをするので。



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Category: 昆虫類・甲虫目

17:16 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

枝を這うシマヘビ

2011.06.12(Sun)

残念ながら、千葉では近年、かなり珍しいヘビになってしまったシマヘビ 。この10日はシマヘビ運のいい日で、二匹続けて出会いました。一匹目はおそらくこの記事で取り上げたの と同一個体、そして二匹目が、地面で日光浴していたこのひとです。


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(20110610 千葉市若葉区)


体長は1mほど。カメラに気づくとするすると這っていき、


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(20110610 千葉市若葉区)


ヤエクチナシの植込みの中に、巧みに入り込みました。


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(20110610 千葉市若葉区)


ヘビの中でも、アオダイショウ ほどではないにせよ、シマヘビも木登りが得意です。専門書の中にも「シマヘビはほとんど木に登らずもっぱら地表を這う」などと書かれているものがありますが、決してそんなことはないように思います。特に、大木ではなく細い枝の多い木や植込みなどにはよく上ります。時には鳥の巣を狙うこともあります。


ちなみに「カラスヘビ」というのはこのシマヘビの黒化型なのですが、シマヘビ自体が少なくなったせいか、近頃とんと見かけなくなりました・・・


※シマヘビ

千葉県レッドリスト・C(要保護生物)

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Category: 爬虫類

21:54 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ミシシッピアカミミガメの幼体

2011.06.11(Sat)

これすなわちミドリガメです。ペットショップや水槽の中で泳いでいたのなら「カワイイね」で済むけれど、自然環境下の、谷津の奥の池にうようよしているとなると、やはりちょっと複雑な思いにとらわれます。


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(20110610 千葉市若葉区)


これで甲長4、5cmほど。小さいうちはこのように緑色ですが、やがて成長とともに黒くなっていきます


ミシシッピアカミミガメは、汚水などにも強く、また産卵数自体も在来種のカメよりも多いのですが、それら在来種のカメを駆逐して日本全国の水辺に溢れ返るようになった最大の理由は、何と言っても年間数十万匹から百万匹が輸入されているという、その天文学的な流通量にあるでしょう。先にも書いたように大きくなると綺麗ではなくなる上、性質も攻撃的になるため、結局遺棄される個体が後を絶たないのです。亀は万年といいます。実際の寿命はまあ数十年としても、犬や猫より数倍も長生きするわけで、それを考えれば本来、このような外来種のカメは、何も知らない子供にあまり気軽に与えるべき生き物ではありません。最後まで責任を持つことが何よりも重要です。


南アフリカや韓国では、既に輸入が禁じられています。飼育を規制すると放流個体が増える恐れは大きいですが、さしあたり輸入だけでも規制するという手段はとれないものでしょうか。


※ミシシッピアカミミガメ

アカミミガメとして要注意外来生物



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Category: 爬虫類

17:56 | Comment(6) | Trackback(-) | EDIT

ハグロトンボ出現・2011年

2011.06.10(Fri)

オオアオイトトンボ に続いて、ハグロトンボ も姿を現し始めました。ぐずついた天気が続くけれど、夏はすぐそこまで来ています。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20110610 千葉市若葉区)


水生植物の多い流れでヤゴが発生するため、そのような場所の近辺でよく見られます。左写真の、濃い黒褐色のが雌、右のメタリックブルーのが雄です。ハグロトンボの雌雄の見分けは簡単です。年配の方は「オハグロトンボ」と呼ぶことも多いですね。そうすると漢字での字面が変り、「羽黒蜻蛉」から「お歯黒蜻蛉」となるのですが、どのみちこのルックスからの連想であることは一目瞭然ではあります。


※ハグロトンボ

千葉市レッドリスト・C(要保護生物)



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Category: 昆虫類・トンボ目

16:45 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ウシガエル集合

2011.06.07(Tue)

遺憾なことではありますが、都川中流~下流域には非常に多数のウシガエル が生息しています。


雨のあとなど、川の中州等に、どうかするとまるで点呼でもとったように密集している日があります。今日がそんな日でした。


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(20110607 千葉市若葉区)


・・・たたみ一畳ほどの場所に、10匹集まっています。写ってませんが手前の方にあと数匹います。見てわかる通り、どれもこれも、成熟したミシシッピアカミミガメ と比べて見劣りしない大きさ。ここはいったいどこの国だあ、と言いたくなるほどです。争うでもなく仲良くするでもなく、ただ一緒にいるという感じ。


少し近づいてみると、警戒心の強い彼らはドッポンドッポンと水中に飛び込んで逃げてしまい、なぜかこのおふた方だけが残留。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20110607 千葉市若葉区)


在来生態系に甚大な影響を及ぼすウシガエルは特定外来生物に指定されていますから、飼育や売買は厳しく制限されています。こいつらは旨いんだから捕まえて食べりゃいいじゃないか、という話にもなるけれど、水質汚染の問題もあるし、ちょっと不気味です。いずれにせよ、少なくとも千葉市内の河川及びその周辺の水辺において、ウシガエルはその現在数、そして分布の拡がりからいっても、そろそろどのように排除していくかを早急に考える段階に来ていることは間違いありません。


※ウシガエル

特定外来生物



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Category: 両生類

17:22 | Comment(6) | Trackback(-) | EDIT

オオアオイトトンボの未成熟個体・2011年初目撃

2011.06.06(Mon)

関東は梅雨入りし、6月に入りました。川沿いの藪の中で今年初めて、オオアオイトトンボ を一頭、見つけました。


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(20110606 千葉市若葉区)


まだ「青み」が定着していない、未成熟な個体です。オオアオイトトンボは毎年梅雨の季節になると、春の間飛び回っていたニホンカワトンボ と入れ替わるようにして、草木がかぶさったような水面を持つ水辺で羽化 し、冬の訪れまでその姿を見ることができます。このひとに出会うと、ああ、いよいよ夏なんだな、という感じがします。未成熟なうちはこうして翅を閉じてとまっていることが多く、体が青緑色、あるいは金緑色に輝くようになると、だいたい翅を広げてとまるようになるのです。


※オオアオイトトンボ

千葉市レッドリスト・C(要保護生物)



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Category: 昆虫類・トンボ目

21:08 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ヒメアメンボの食事

2011.06.05(Sun)

陸上や空中では、アメンボがハチに勝てるとは思えません。しかし、水の上に落ちてしまえば力関係はこうなってしまうのです。


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(20110605 千葉市若葉区)


アメンボの仲間は、脚に這えた細かい毛が水を弾くことによって表面張力で水に浮くことができます(だから石鹸水とかだと浮けない)。水面に落ちた昆虫や小動物を見つけると素早く接近し、これを捕食します。アメンボもやはり肉食の水生カメムシですから、その口吻は針のようにとがっており、これを突き刺して獲物の体内に消化液を注入し、中身を溶かして吸い取るという、見かけに似合わずおぞましい習性を持っています。ヒメアメンボはもっとも普通に見られる小型のアメンボで、田んぼや池沼の他、ただの水たまりみたいなところでも出会うことができます。



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Category: 昆虫類・カメムシ目

18:36 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

這いのぼるクサガメ

2011.06.04(Sat)

千葉公園の綿打池に、カメを数えにいきました。市内の池沼では珍しく、ここにはニホンイシガメがいます。大きいのが一匹、日光浴の真っ最中。

DAYLIGHT RAMBLER $DAYLIGHT RAMBLER 
(20110604 千葉市中央区)

その写真を撮っていると、水中からクサガメが現れ、場所は空いているのになぜかイシガメがいるのと同じところに這いのぼろうとし始めました。

$DAYLIGHT RAMBLER $DAYLIGHT RAMBLER 
(20110604 千葉市中央区)

押しのけるつもりなのでしょうか?しかし、この場合、クサガメよりイシガメの方が1.5倍くらい大きいのですから、それは無理です。イシガメ、迷惑そうな顔をするだけで微動だにしません。

DAYLIGHT RAMBLER $DAYLIGHT RAMBLER 
(20110604 千葉市中央区)

結局、このクサガメはバランスを崩して池に落ちてしまいましたが、今度は直後に別なのが来て、やはりイシガメがいるその場所にピンポイントでのぼろうとします。原因は何でしょうか。

DAYLIGHT RAMBLER DAYLIGHT RAMBLER 
(20110604 千葉市中央区)

その後少し姿勢が変わり、こういうことに。



なかなかのぼれません。何やらここにばかりクサガメが集まってきています。しかしまともにのぼれたのは一匹もおらず、結局、最初にのぼろうとしたクサガメがまた現れ(甲羅の脇が少し欠けています)、なんとかよじのぼったのでした。



ということでふたりの記念写真。イシガメは終始一貫、悠然と日光浴を続けていました。

$DAYLIGHT RAMBLER 
(20110604 千葉市中央区)

それにしてもここからはっきりと見て取れるのは、クサガメの人工物に対する登坂能力の低さです。見かけ上、ほとんど水面と段差のないコンクリートブロックによじのぼるのにさえ、何度も失敗し、大変なエネルギーを必要としているのです。川や水路のコンクリートによる護岸が、彼らのどれほどの影響を与えるか。この小さな光景が、そのことを如実に想像させてくれます。

※クサガメ
千葉県レッドリスト・情報不足
千葉市レッドリスト・C(要保護生物)

※ニホンイシガメ
環境省レッドリスト・DD(情報不足)
千葉県レッドリスト・A(最重要保護生物)
千葉市レッドリスト・A(最重要保護生物)



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Category: 爬虫類

20:48 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

アズマヒキガエルの休眠

2011.06.02(Thu)

庭で草を刈っていたら、茂みの中の敷石の陰に、半分落ち葉に埋もれてこのひとが寝ていました。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20110531 千葉市若葉区)


いや、大きな個体です。体長15cmは楽に超えています。もうちょっとで鎌で引っかけてしまうところで、危うく寸止めしました。


ヒキガエルというのはのんびりした生活史を持つ生き物で、春、繁殖行動を行った後、また初夏まで寝ているのです。このひとがその「休眠」の状態だったのか、あるいは昼間だから寝ているだけだったのか(基本的に夜行性です)は時期的になんとも言えませんが、多少、背中の落ち葉をどけてみたりしても微動だにしません。


とかなんとか言ってるうちに目覚めました。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20110531 千葉市若葉区)


が、目を開けただけでやはり不動のまま。よく見ると二つの石の角に直角にはまり込んだような体勢で、後肢の置き方などやや無理があるようにも見えます。一時間ほどしてまたのぞいてみると、もう目を閉じて二度目の真っ最中でした。


※アズマヒキガエル

千葉県レッドリスト・C(要保護生物)

千葉市レッドリスト・C(要保護生物)



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19:38 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

プロフィール

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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