ワレモコウ

2011.08.31(Wed)

「ワレモコウ」というのは、なんとも不思議な響きの名前です。漢字だと「吾亦紅」、「吾木香」などという字があてられます。しかしその由来は諸説あり、ちょっぴり謎めいています。

DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20110831 袖ケ浦市)


極東地域に広く分布するバラ科の多年草で、お月見の際にはよくススキとセットで飾られます。扱いは完全に秋の花ですが、けっこう7月頃から咲いていたりします。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20110831 袖ケ浦市)


そして実はこの赤いのは、花弁ではなく萼なのです。根は古来、薬用としても知られています。



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Category: 山野草

20:51 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

カノコガの交尾

2011.08.30(Tue)

カノコガ は、透かしの入った黒い翅でパタパタと飛ぶ、開張3cmくらいの昼間のガです。陽当たりのいいところで交尾しているのに出会いました。

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(20110830 千葉市若葉区)


右側の、腹部の太短いほうが雌です。交尾の際はこうして両者とも水平にぶらさがった奇妙な姿勢を撮っていることが多いです。年に二回発生し、こうして秋の訪れを前に生まれた卵は幼虫で越冬します。幼虫の食草はキク科植物とされますが、それ以外にもかなりさまざまな植物の葉を食べているようです。



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Category: 昆虫類・チョウ目

18:04 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

オオミズアオ

2011.08.29(Mon)

早朝、家の前の道路をよたよたと歩いて横断しようとしていたオオミズアオを見つけました。カメラを持っていなかったので、ちょっと屋内においでを願いました。


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(20110829 千葉市若葉区)


オオミズアオは、開張が10cmにも達する、美しい巨大なガです。この個体はだいぶ鱗粉が剥げ落ち、翅もボロくなっています。どうやら寿命が近づいてきているようですが、その寿命は、成虫になってからはわずか一週間、長くても十日ほどでしかありません。しかも、成虫は口が退化しており、羽化後は全く何も食べないのです。これは、他にも主に大型のガの中に見られる特徴です。彼らにとって、羽化することは一生のしめくくりを意味します。その与えられた時間の最後に、幼虫の時代に蓄えた栄養を用いて空にはばたき、子孫を残し、そしてその後を見届けることなく死んでゆくのです。



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Category: 昆虫類・チョウ目

21:37 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

アカハライモリを水中撮影

2011.08.28(Sun)

田んぼや水路などの周辺をうろうろすることの多い私としては、かねがね防水のコンパクトデジカメが欲しいなー、と思っておりました。水の中の生き物を撮ろうとすると、ごく浅いところにいるのを上から撮るか、つかまえてケースかなんかに入れてから撮るしかありません。


最近、谷津田の生物調査を依頼されたりいたしましたので、思い切って買ってしまいました。オリンパスのTG310 です。1万5千円くらいです。


3mまでの水深に耐える、ということですが、機械というのは使ってみないとよくわかりません。ちょいと秘密の場所に出かけました。一昨年見つけた、市内某所の、アカハライモリが住んでいる集水マス です。


長靴を履いて、水路の底にしゃがんで待つことしばし。おお、物陰からでかいのが出てきました。さっそくドボリとカメラを水中に突っ込みます。水没と同時に機能停止したりしたらどうしようと思いましたが、


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(20110827 千葉市)


・・・ちゃんと撮れるじゃん。


また、この日初めてここの集水マスの底をじっくり触ってみたのですが、さらさらの砂が実に分厚く堆積しており、非常に柔らかかったです。そんな中をイモリは悠々とゆっくり歩きまわり、時折水面に浮上して呼吸もします。風格たっぷりです。


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(20110827 千葉市)


ご覧の通り、ヌマエビや各種巻貝など、小動物が非常に豊富です。その中でもイモリはこの場所の小さな生態系の頂点に立っているのでしょう。


ともあれ、水中の生き物を、生息環境から引っ張り出さずに横から撮れるというのはなかなか感動ものです。これからは、今までお届けできなかったようなそれらの生き物の姿もお届けできるかと思います。


おまけ。ドジョウさん。


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(20110827 千葉市)


※アカハライモリ

環境省レッドリスト・NT(準絶滅危惧)

千葉県レッドリスト・A(最重要保護生物)

千葉市レッドリスト・A(最重要保護生物)



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Category: 両生類

17:38 | Comment(6) | Trackback(-) | EDIT

白花のコバギボウシ

2011.08.27(Sat)

通常、コバギボウシ は淡紫色の花を咲かせますが、時に純白のものもあります。これを「シロバナコバギボウシ」と呼ぶ場合もあります。


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(20110827 千葉市若葉区)


この写真を撮った谷津は非常にコバギボウシが多く、その中に数本だけ、白いのが混じっていました。茎にとまっているスケバハゴロモ がいい味を出しています。


それにしても、耕作放棄され、人の手を離れて久しい、膝丈の草をかき分けてようやく辿り着けるような谷津の奥の斜面一面にコバギボウシやキツネノカミソリ が咲き誇っているのはなんだか非現実的な光景で、斎藤隆介先生と滝平二郎先生の「花さき山」を、つい思い出してしまいました。



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Category: 山野草

16:01 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ムーアシロホシテントウ

2011.08.25(Thu)

ササの葉の裏に、ムーアシロホシテントウを見つけました。


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(20110824 千葉市若葉区)


シロホシテントウとよく似ていますが、頭胸部背板の白い斑紋が四つであることで見分けがつきます(シロホシテントウはこれが二つです)。


テントウムシの常で、よく動き回ります。写真を撮っているうちに私の左手に乗っかってきました。

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(20110824 千葉市若葉区)


なかなかかわいらしい顔をしています。ちょっと引いて見るとこう。こんなにちっちゃいんです。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20110824 千葉市若葉区)


このムーアシロホシテントウ、かわいいだけでなく、幼虫、成虫ともウドンコ病の菌を食べるという、人間にとっては大変ありがたい生き物です。生け垣などで見つけても、これがいるところには農薬をふりかけたりしないであげてください。小型テントウムシは害虫よりも薬剤耐性が低いのです。


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Category: 昆虫類・甲虫目

10:50 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

アダンソンハエトリ

2011.08.21(Sun)

アダンソンハエトリは、千葉市内では農村部よりもむしろ都市部でよく見かけます。近年、地球温暖化に伴って北上し、屋内性のハエトリグモとして競合するミスジハエトリ 等を駆逐しつつあるということですから、その変化は人家の多い地域から順に起こっているのかもしれません。


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(20110820 千葉市中央区)


この写真の個体は雄で、頭胸部後方の白い帯、腹部前縁のやはり白い模様と一対の白斑が特徴です。雌は茶褐色で、ちょっとイメージが違います。


だいたい予想はつくと思いますが、この「アダンソン」というのも人名です。どういう人かというとミシェル・アダンソンさんというフランス人で、この方は18世紀後半に活躍した植物学者です。それも大学者と言って差し支えない人物で、植物分類の歴史の中に大きくその名をとどめています。


アダンソンさんはアフリカでの活動が非常に有名で、このハエトリグモを発見したのもやはりアフリカであったそうです。200年後の我々はこのクモを見つけるたびに「あ、アダンソンだ」と彼の名前をとなえているわけで、そう考えると生物の命名というのは実に重いことです。



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Category: 鋏角類

18:46 | Comment(4) | Trackback(-) | EDIT

ゴマダラチョウの産卵

2011.08.20(Sat)

頭の1mばかり上で何やら黒いものがパタパタしていると思ったら、ゴマダラチョウ が産卵をしているのでした。


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(20110817 千葉市中央区)


白黒模様が美しいゴマダラチョウは、オオムラサキ と近縁で、エノキに依存する生活史もよく似ています。幼虫の姿もそっくりです。一緒に樹液を吸いに来ていることもあります。


写真右、かすかに卵が見えていますね。この後動画撮影を試みましたが、途端に強い風が吹き、ゴマダラチョウは飛んでいってしまい、葉もめくれあがって下からは卵が見えなくなってしまったのでした。残念。



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Category: 昆虫類・チョウ目

11:21 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ギンヤンマの連結産卵

2011.08.19(Fri)

今年も、そこここの水辺でギンヤンマの産卵 が見られるようになりました。

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(20110817 千葉市緑区)


ご覧の通り、雄は青く、雌は赤っぽく見えるので、雌雄の区別は比較的簡単です。雌雄連結したまま、植物組織内に産卵管を突き刺して産んでいきます。とは言え必ずしも植物に産むとは限らず、なんかゴミみたいなものに産みつけている 時もあります。


この産卵の間中、別の雄が上空を旋回し、ちょっかいを出し、力づくで雌を奪おうとします。見ていると本当に油断も隙もありません。トンボというのは爽やかで優しげなルックスをしていますが、その実、けっこう獰猛で暴力的な生き物です。


※ギンヤンマ

千葉市レッドリスト・C(要保護生物)



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Category: 昆虫類・トンボ目

20:54 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

フタモンアシナガバチの巣

2011.08.18(Thu)

草むらの中で、フタモンアシナガバチ の巣を見つけました。春先から女王蜂がひとりで工事から育児までをこなしていた巣も、この時期になると多数の働き蜂でにぎわっています。


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(20110816 千葉市若葉区)


かなり大きくなっても、巣を支える「アーム」の部分はひとつだけです。巣は、こうした横向きタイプだけでなく、環境によって下向きに作られることもあります。


フタモンアシナガバチはそんなに攻撃性が強くなく、基本的にはこうして接写しても平気です。しかしそこはやはりアシナガバチですから、刺されれば痛くもあり、何度も刺されると体質によっては危険でもあります。特にまずいのは、巣がそこにあることに気づかず、うっかり蹴飛ばしてしまったような場合です。この、「そこにいること/あることに気づかず、踏んづけたり蹴飛ばしたり触ったりする」というのは、毒性を持つ様々な小動物に対し、できるだけ慎まねばならないことです。


様々なバッタ類やイモムシなどを捕食するアシナガバチの仲間は、農業や園芸にとって有益であるのみならず、森林の維持という点においても大きな役割を果たしています。ちょっぴり怖いけれど、性質をよく知り、お互いにとって不幸な形での接触を避けてゆきたいものです。



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Category: 昆虫類・ハチ目

21:53 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ギンツバメ

2011.08.17(Wed)

谷津田の林縁で、ギンツバメに出会いました。開張は2.5cmほどです。


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(20110816 千葉市若葉区)


団扇か扇子のような質感の白い翅に、なんとも幾何学的なパターンの、ちょっと悪い人が笑ってる顔みたいにも見える灰褐色の模様がついています。夜行性のガで、昼はこうして暗めのところで休んでいることが多いです。


ツバメガ科というのは日本ではあまりなじみがありませんが、美しい模様をしたものが多く、マダガスカルに生息するニシキオオツバメガなどは、しばしば「世界で最も美しい蛾」と称されます。



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Category: 昆虫類・チョウ目

17:08 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

コバギボウシ

2011.08.16(Tue)

コバギボウシは、陽当たりの良い湿った場所に生育するユリ科の多年草です。陽当たりの良い湿った場所、というとなんだか矛盾しているようですが、谷津田の水路脇の斜面なんかはまさにそういう場所です。この写真のもそういうところに生えていました。


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(20110816 千葉市若葉区)


名前の通り、同科同属のオオバギボウシよりも小さく、草丈は最大で60cmくらいです。筋の入った薄紫色の花はなかなか美しく、下から見上げるとこんなふうになっています。

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(20110816 千葉市若葉区)


写真を撮っていたら、オニヤンマ が飛んできて目の前の花にとまりました。


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(20110816 千葉市若葉区)


いかにもお盆明けの谷津田の風景、という感じですね。



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Category: 山野草

17:50 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ギャラリーいなげのモクズガニ

2011.08.13(Sat)

日頃お世話になっている、千葉アートネットワーク・プロジェクト(WiCAN) が、千葉市民ギャラリー・いなげ で、14日までの期間限定で「カフェkaiki」をオープンしているので、ちょっとお邪魔してきました。


カフェはギャラリーいなげ構内の旧・神谷伝兵衛別荘のテラスにしつらえられていて、なかなか涼しくて快適です。コーヒーを頂いていると、スタッフのSさんが「池にカニがいるんですよ」といいます。


池というのは庭園のはしっこにある、直径数メートルしかないコンクリートの池です。覗いてみると、ほんとうに、かなりでかいカニがいました。


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(20110813 千葉市稲毛区)


池のほとりで粘っていると物陰から出てきました。一匹ではありません。最低数匹います。


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(20110813 千葉市稲毛区)


なんとモクズガニです。

近年減少著しいモクズガニは、千葉市のレッドリストでは「A(最重要保護生物)」にランクされています。成体は淡水で暮らし、海で交尾・繁殖を行い、生まれた子ガニは少し成長すると川を遡上してくる、という生活史を持っています。ギャラリーいなげは、埋め立てが行われる前のかつての海岸線であった国道14号沿いに位置し、海からは2kmほど離れています。海とつながっている直近の水路までは500mほどです。学芸員のYさんによると、この池の水は地下水だそうです。その水脈はどうなっているのでしょう。


私は、誰かが網を持ってきてこの池のカニをすくったりはしないかと心配だから、「書かないでおこうかなあ」とも考えました。しかし、ここにモクズガニが生息、あるいは季節的な移動の中途で滞在しているということは、とりもなおさず、先にも書いたように、埋め立てによって海岸線から離れてしまった、非常に人工的な景色が広がるこの近辺が、実際にはいまだ根本的には海を含む生態系とのコミットを失ってはいないという一つの証明だと思うのです。それは本当に素晴らしいことだと思います。


※モクズガニ

千葉県レッドリスト・D(一般保護生物)

千葉市レッドリスト・A(最重要保護生物)



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Category: エビ・カニ類

18:20 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

とぐろを巻くアオダイショウの幼蛇

2011.08.12(Fri)

近年、千葉市で最も減少著しいヘビは、実はニホンマムシ であるように思われます。私自身、なんと今年に入ってから、市内では一匹も遭遇していないのです。地元の人に尋ねても、昨年まではよく見かけたところでも今年は会わない、という場所がけっこうありますから、やはりこれは分布がどんどん局所的になってきていることを窺わせます。


今朝、木の根元に丸くなっていたこのひとも、一瞬だけ「おっ?」と思いましたが、やはりアオダイショウ幼蛇 でした。


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(20110812 千葉市若葉区)


はしご状の模様こそマムシに似ているものの、その模様の大きさや形は違っており、体型もマムシよりずっと細長いのでよく見れば一目瞭然です。


どうやら昼寝を邪魔してしまったようで、「んー」という感じで首を伸ばしました。マムシの瞳が縦長なのに対し、アオダイショウの瞳は真ん丸です。


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(20110812 千葉市若葉区)


アオダイショウは基本的にのんびりしたおとなしいヘビですけれど、こうした未成熟な間はかなり攻撃的で、本当にマムシのように鎌首をもたげて攻撃してくることがよくあります。無論無毒だし、攻撃そのものも見せかけだけのことが多い(全然届かないところから咬みつきのアクションをしてくる)ので、そんな時は慌てずに三歩ほど下がればまずたいてい大丈夫です。野生の動物の中でも、ヘビ、特に無毒なヘビは決して危険な生き物ではありません。無毒なヘビが人間に対して危険であるとすればまずそれは人を食害できるほど大きい場合であり、千葉にはそれほど大きな大蛇は、まあおよそいないことでしょう。もし万が一山の中でそんなものに出会ったら、私など大喜びしてしまうと思いますが。


※アオダイショウ

千葉県レッドリスト・D(一般保護生物)

千葉市レッドリスト・C(要保護生物)



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Category: 爬虫類

16:40 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

キイトトンボの雌雄

2011.08.11(Thu)

昨年、キイトトンボを撮影した例の池で、今年は雌雄両方を記録できました。


こちらが雄で、


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(20110810 千葉市若葉区)


こっちが雌です。


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(20110810 千葉市若葉区)


ご覧の通り雌の方が黄色みが薄く、この個体などは全く若草色です。


なかなか一つところにじっとしていないトンボで、撮影は意外とたいへんです、2006年度の千葉県のレッドデータブックの改訂以降、キイトトンボは「D(一般保護生物)」から「C(要保護生物)」へとランクが引き上げられています。県内ではほぼ全域で記録されているものの、近年の減少が著しいことがその理由です。現在知られている千葉市内の生息地は、この池を含めわずか数ヶ所にとどまっています。

※キイトトンボ

千葉県レッドリスト・C(要保護生物)

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Category: 昆虫類・トンボ目

21:31 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

クヌギの木のオオムラサキ

2011.08.10(Wed)

一昨年昨年とオオムラサキを観察したクヌギの木に、今年も立派なオオムラサキがやってきています。

まずは雌。

$DAYLIGHT RAMBLER 
(20110809 千葉市若葉区)

後方に見える、おきまりのカナブンアオカナブンなどと比べると、実にまあ巨大な体をしています。

動画に撮ってみました。まことに悠々たる動きです。



ややあって雄もやってきました。

DAYLIGHT RAMBLER DAYLIGHT RAMBLER 
(20110809 千葉市若葉区)

歴戦のつわもののようです。すっかりボロくなっています。

クヌギの木に集まる昆虫たちを見ていると、そのフィジカルな強さのランキングがわかります。オオムラサキは相当強いほうです。スズメバチなどもオオムラサキには一目置いています。オオムラサキの、特に雄が争う相手は、どうも同じオオムラサキの雄であることが最も多いように思えます。

※オオムラサキ
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千葉県レッドリスト・B(重要保護生物)
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Category: 昆虫類・チョウ目

18:30 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

モンキチョウの交尾拒否姿勢

2011.08.09(Tue)

アカツメクサ の花に、モンキチョウ が来ています。モンキチョウには白型と黄色型があり、下の白いほうも、モンシロチョウ とかではなく同じモンキチョウなのです。


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(20110807 千葉市若葉区)


白、黄、赤と三色揃ったカラフルな一コマですが、実はこれ、たいへんに微妙な一瞬を写した写真なのです。下の白型のチョウが、翅を大きく開き、お尻をキュッと上にあげていますね。これは雌のチョウの「交尾拒否」の姿勢なのです。つまり、下の雌は、上の黄色い雄の求愛を今まさに撥ねつけているのです。


モンキチョウの雌の場合、生涯を通じての交尾回数はふつう2、3回だそうで、一度交尾を経験した個体は、交尾に対して消極的になる傾向があり、雄が近づいてくると逃げたりこうして拒否したりします。このような行動は、モンシロチョウなどでも見られます。



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Category: 昆虫類・チョウ目

17:46 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

クルマバッタモドキの緑色型

2011.08.08(Mon)

草原や荒れ地などに多い大型のバッタ、クルマバッタモドキ には褐色型と緑色型があります。以前取り上げたのは褐色型だったので、今回は緑色型を。


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(20110807 千葉市若葉区)


褐色型ほどはっきりはしていませんが、緑色型であっても、クルマバッタモドキの特徴である「背中の×字模様」は見てとれます。様々な環境において、「モドキ」のつかないクルマバッタよりも生息数はずっと多く、特に海岸付近ではよく見られます。



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Category: 昆虫類・バッタ目

16:45 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ニホントカゲの赤ちゃん

2011.08.07(Sun)

ニホントカゲ は、通常4月から5月にかけて交尾し、5月の終りから6月頃産卵します。7月の下旬に孵化が始まるので、ちょうど今の季節、運が良ければ生まれたての赤ちゃんに出会えます。

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(20110807 千葉市若葉区)


倒木の上で日光浴していました!全長わずかに4、5cm。ありえないくらいかわいいのですがあまりに小さいので目に入らず、あやうく踏んづけるところでした。よく見ると尻尾は自切した跡があります。既に危険な目にあい、必殺技を使った経験があるのです。こんなに小さいうちは天敵も多いことでしょう。この後、ニホントカゲは雄で2年、雌も2、3年で性成熟します。


※ニホントカゲ

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Category: 爬虫類

17:09 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ワルナスビ

2011.08.04(Thu)

漢字で書くと「悪茄子」。ナスみたいなルックスで、悪いからワルナスビです。


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(20110804 千葉市中央区)


明治時代に日本に持ち込まれた、北アメリカ原産の帰化植物です。非常に繁殖力が強く、現在では全国の畑や道端にはびこっています。種だけでなく地下茎でどんどん増えるので、表面を刈ってもじゃんじゃん再生し、なかなか根絶するのは大変です。しかも全草にわたって有毒成分ソラニン(アルカロイドの一種で、ジャガイモの芽なんかに含まれてるのと同じです)を含み、実など黄色くてなかなか綺麗だけれど食べられません。おまけに茎や葉柄にはトゲがあって触ると痛いという、まさしく人間にとっては困ったことだらけの植物です。


でも、この白から紫の花はなかなか可憐なんですよねえ。



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Category: 山野草

18:16 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ハイイロゲンゴロウ

2011.08.03(Wed)

小型のゲンゴロウの中でも、このハイイロゲンゴロウは世界中に広く分布する種です。また、多くのゲンゴロウは一度上陸してからでないと飛び立てないのに対し、ハイイロゲンゴロウは水面から直接飛び立つことができるという特技を持っております。


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(20110802 袖ヶ浦市)


体長は1.5cmほど。直線でなく、常に円を描いてくるくると泳いでいる印象で、じーっと見ているとなんだか目が回ります。この写真のがいた場所はお寺の境内の池なのですが、こうした人工的な水場にもよく飛来してきていて、学校のプールなどでもしばしば見かけます。


※ハイイロゲンゴロウ

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Category: 昆虫類・甲虫目

11:16 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ダイミョウセセリ、ヤマユリを吸蜜する

2011.08.02(Tue)

ちょっと仔細がありまして、今日の午前中は袖ヶ浦市内某所の谷津田を案内して頂いておりました。面積的に言っても千葉市内ではもう見られなくなってしまった規模の素晴らしい谷津田環境がしっかりと息づいており、維持・管理に携わる皆様の熱意と熱量を噛みしめるひと時でした。


よく手入れされた林縁ではちょうど、ヤマユリ が満開です。


白と赤と黄色の大きな花の中に、真っ黒いダイミョウセセリ が吸蜜に来ていました。

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(20110802 袖ヶ浦市)


ダイミョウセセリは開張が3.5cmくらいあり、決して極端に小さなチョウではないのだけれど、ヤマユリが相手だとさすがにもぐりこむようなスタイルになります。幼虫はヤマノイモ科の植物の葉を食草とし、成虫は実に様々な花の蜜を吸います。


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(20110802 袖ヶ浦市)


翅の白い部分は実はちょっぴり透けており、光が当たると向こう側の色合いがほんのりと見えるのも注目ポイントなのです。



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Category: 昆虫類・チョウ目

19:46 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

アシグロツユムシの幼虫

2011.08.01(Mon)

アカツメクサの花 に、なんだかちっちゃな宇宙生物みたいなのがいます。何でしょう?


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(20110728 千葉市緑区)


右の後脚が欠損しているものの、その形状からバッタの仲間なことはなんとなくわかりますね。実はこれ、アシグロツユムシの幼虫なのです。成虫になると頭から翅の先まで3cm以上になりますが、今のうちはアカツメクサと比べてこのくらいですから、そのサイズは推して知るべし。


名前の通り、成虫になっても足と背中が濃い褐色をしています。昼間、丈の高い草や低い木の上などで「ジイジイ・・・」と鳴いている声がしたら、その成虫を見つけられるかもしれません。



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Category: 昆虫類・バッタ目

17:11 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

記述の中に間違いや誤解を見つけた方、またそれ以外にも何かございましたら、どうか
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まで送っていただけると幸いです。

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