ゴイシシジミ

2012.09.30(Sun)

ゴイシシジミは、開張2.5cmほどの、小型のシジミチョウです。「碁石」という名前の通り、翅の裏には大きめの黒い斑紋がちらばっています。

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(20120930 袖ヶ浦市)

写真の個体は、産卵行動をしているところです。何か白い、もふもふしたものの中に卵を産んでいるように見えますね。このもふもふは、アブラムシの群です。実はゴイシシジミの幼虫は、なんと肉食で、タケやササにつくアブラムシを食べて育つのです。そのため、母親はこのような場所に産卵するのです。

そして、成虫の方もアブラムシが大好きです。と言っても、こちらはアブラムシを食べるわけではなく、アブラムシの分泌する排泄物というか、甘い蜜を吸うのを好むのです。
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Category: 昆虫類・チョウ目

21:05 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ルリチュウレンジ

2012.09.25(Tue)

ルリチュウレンジは、体長1cm弱。濃いメタリックブルーの美しいハバチです。

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(20120924 千葉市若葉区)

ハバチの仲間というのは原始的なハチで、毒針を持っていません。幼虫はイモムシ型で、しばしば農作物や園芸植物の害虫として扱われます。このルリチュウレンジの幼虫も、ツツジやサツキの葉を食害するところから駆除の対象とされたりします。

それにしても、「ルリチュウレンジ」っていうのはなんだか不思議な名前です。「ルリ」が「瑠璃」なのは体色からしてわかりますが、「チュウレンジ」ってなんでしょう?中レンジ?宙恋寺?注連時?

実はこれ、漢字で書くと「鐫花娘子」という字面になるのです。「鐫」なんて字、ふつうの日本人はおそらく一生使いませんよね。この字は「彫」という字とだいたい同義で、心に刻みつけて覚えておくという意味の「鐫録」なんていう言葉もあります。この種のハチは植物に産卵管を突き刺して卵を産むので、その姿からこのような名前がついたもののようです。

Category: 昆虫類・ハチ目

12:34 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

キバナアキギリ

2012.09.24(Mon)

キバナアキギリは、シソ科の多年草です。漢字で書くと「黄花秋桐」で、黄色い花が秋に咲いて、かっこうが桐に似ているから(そうかあ?)・・・という、たいへんわかりやすいネーミングです。

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(20120924 千葉市若葉区)

いかにもシソ科らしい唇形花です。近くに水の流れがあるような、やや湿った日陰の土手などでよく出会います。ヒゲみたいに突き出しているのは雌しべで、雄しべは写真右の花の中に見えている、赤いのがそうです。たまーに、花びらには赤い模様が入っているものもあります。

Category: 山野草

10:58 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ハシブトガラスの採餌

2012.09.23(Sun)

この日は朗読仲間の村田活彦さんのポエトリーリーディングライヴを観に、清澄白河の「そら庵」に行きました。

・・・例によってその前に時間をひねり出し、清澄庭園に寄り道しました。主として庭園の池のカメを見に行ったのですが、途中からハシブトガラスがおもしろくなってしまいまして。

ここでは売店で、池のコイのための餌を売っています。土曜の夕方ということで、池の周囲には親子連れ、様々な団体さんなどがそこかしこでこの餌を水に投げ込んでいます。群がるコイもカメもみなよく太っております。

中にはうっかり、池じゃないところにこぼしたりぶちまけたりしてしまう人もいるようで、道の上に白くばらまかれた餌の上に、ペアの二羽がやってきて、せっせとついばみ始めました。



ハシブトガラス。英名は『ジャングル・クロウ』。元来北方系、草原性のハシボソガラスとは逆に、元来南方系、森林性のカラスです。まるで鉈のように逞しい嘴を器用に動かして砂利の間から餌を取りわけて食べています。そして、地味に驚かされるのは、翼を全く使わず、助走も予備動作もほとんどなしで、自分の頭よりも高い杭にひょいと飛び上がってしまうその身体能力の高さです。鳥が恐竜の子孫であるという話も、その動きを見ていると実感が伴ってくるような気がします。

杭の上に飛び上がったりしていた方は、しばらくして池の水際に移動し、割石の上に落ちている餌を突つき始めました。

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(20120922 東京都江東区)

この写真、マクロで撮っております。手を伸ばせば余裕で届きそうな距離です。全然私を気にせず、せっせと石の上に残った餌を拾っています。都市公園のカラスは堂々たるものです。

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(20120922 東京都江東区)

誰もが「黒い鳥」というイメージを持っているであろうカラスも、こうして見ると、決して漆黒ではなくかなり紫がかっていることがわかります。カラスは人間よりも紫という色彩に対する認識力がずっと強いそうですから、もしかすると彼ら自身は、自分たちは黒い鳥ではなく紫の鳥だと思っているかもしれません。

▽ハシブトガラスに関する過去の記事

ハシブトガラス 2009.6.24



Category: 鳥類

19:10 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ミズヒキ

2012.09.21(Fri)

暗めの林床や林縁に、赤い「切り取り線」みたいな姿で生えるミズヒキ。北海道から沖縄まで全国に生育する、タデ科の多年草です。

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(20120921 千葉市若葉区)

ちなみに「ミズヒキ」というのは、お祝いに使う「水引」のことです。総状花序の上半分が赤、下半分が白く見えることからの命名です。「切り取り線」なんて言っちゃいけませんね。

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(20120921 千葉市若葉区)

赤いのは閉じた花びらのように見えますが、実際には萼片です。中から伸びた白いカギ状のものは花柱の変化したもので、これで動物などにくっついて種の拡散をなそうとたくらんでいるわけです。

Category: 山野草

15:48 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ハラビロカマキリ、アブラゼミを捕食する

2012.09.20(Thu)

青葉の森公園を歩いていたら、突然、前方の頭上からけたたましいアブラゼミの声が聞こえ、すぐにやみました。ははあ、何かに捕まったな、と思い、声がしたあたりをきょろきょろと見上げると、捕まえていたのはハラビロカマキリでした。

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(20120915 千葉市中央区)

太短い体形が特徴的なハラビロカマキリは他のカマキリに比べて高所を好み、かなり高い木の上でも見つかります。動画でご覧ください。



レスリングで言うところのリバース・フルネルソン、いや、形としてはむしろ相撲で言うところの『カンヌキ』の方が近いでしょうか。カマキリの『鎌』は、しっかりとセミの両方の翅の根元を極めており、セミは宙吊りになっています。これで、セミの声が途中でやんでしまったわけがわかったのです。この体勢ではセミは翅をばたつかせて暴れることさえできません。ほぼ全く動けないセミを、カマキリは生きているうちに頭からかじっていきます。そういう視点で見ると食って生き延びるものと食われるものとの関係をある意味で端的に表しているというか、非常に残酷とさえ言える日常の現実の一コマです。

▽ハラビロカマキリに関する過去の記事

ハラビロカマキリの褐色型 2012.9.5

ハラビロカマキリの卵鞘 2008.11.2

ハラビロカマキリ 2008.9.12

Category: 昆虫類・カマキリ目

20:31 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ナンバンギセル

2012.09.19(Wed)

えー、都会の方にとっては、シソやミョウガなどはお店で買ってくるものでしょうが、田舎では庭からいるだけむしってきたりするものなのです。

そんなわけでうちにも塀際の日陰にミョウガが植えてあるのですが、今年はその中にナンバンギセルがふたつ咲きました。

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(20120914 千葉市若葉区)

万葉集の「詠み人知らず」の歌の中に、

「道の辺の 尾花が下の 思ひ草 今さらさらに 何をか思はむ」

という一首があります。この「思ひ草」というのがナンバンギセルのことだと考えられています。「南蛮煙管」なんていう名前がついたのはずっと後、戦国時代末期から安土桃山時代にポルトガル人やなんかが来航した時、彼らの持っていた煙管がこれに似ていたことから・・・ということだったようです。「思ひ草」の方がずっと風情があるのですがねえ。

とは言え、その生態は「思ひ草」というほどに清楚なものでもありません。その実態は、ハマウツボ科に属し、葉緑素をいっさい持たず他の植物に寄生して養分を得る寄生植物なのです。通常はススキやサトウキビなどのイネ科植物に寄生しますが、こうしてミョウガに寄生することもあります。別にミョウガの根元で物を思っているわけではなく、ミョウガから養分をぶんどって生きているのです。

Category: 山野草

11:52 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ミドリグンバイウンカ

2012.09.18(Tue)

9月13日が14日に変る真夜中、どこから入ってきたのか、パソコンのモニターの隅に黄緑色の5mmくらいの虫がひっついていました。

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(20120914 千葉市若葉区)

ミドリグンバイウンカです。

名前の通り、翅は『軍配』っぽい形をしています。ウンカというのはカメムシ目ヨコバイ亜目の昆虫のグループで、セミやなんかの親戚筋にあたります。確かにプロポーションはセミに似てますね。

このミドリグンバイウンカはクワやクチナシでよく発生し、大量に出現する時には吸汁によって害を与えることもあります。

Category: 昆虫類・カメムシ目

11:33 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

スキバツリアブ

2012.09.17(Mon)

林縁の土手を、金色と黒の金太郎パンツみたいな柄の、体長1.5cmくらいのアブがしきりに飛び回っていました。

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(20120913 千葉市若葉区)

スキバツリアブ、漢字で書くと「透翅長吻虻」あるいは「透翅吊虻」です。なんでもない虫の名前も、小難しげな漢字で書くと何やら形而上学的色彩を帯びてくるような気がしますね。

成虫は花粉やなんかに集まるのですが、幼虫は地下でハナバチの仲間の幼生に寄生し、その体を食べて成長するらしい・・・という、なかなかぶっそうな虫です。この写真の個体も、しきりにお尻を地面にこすりつけるような行動をしていました。これは産卵・・・ではなく、「尾端接触行動」というもので、体内に砂を取り込み、その砂を卵にまぶして産卵するための準備行動なのだそうです。昆虫の行動は謎に満ちています。

Category: 昆虫類・ハエ目

11:45 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

コガタスズメバチ

2012.09.14(Fri)

テレビなんかでは、「スズメバチ=危険、とにかくいきなり襲ってこられる」というような単純な構図でとらえられがちです。その方がセンセーショナルだし、視聴率もとれるから・・・というわけですが、現実のスズメバチは決してそんなに問答無用で危険な生き物ではありません。何しろこれだけ野外をうろうろしている私にしてからが、人生37年、スズメバチに刺されたことは一度もないのです(刺されそうになったことは何度かありますが・・・)。

中でもこのコガタスズメバチなどは、かなりおとなしい性質をしており、時にはこうして接写させてくれたりもします。

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(20120913 千葉市若葉区)

「小型」といっても体長3cm弱ほどあり、オオスズメバチを若干縮小したような姿をしています。トックリか花瓶を逆さまにしたような形の巣を、時には人家の軒下に作ったりすることもありますが、むやみに刺激しなければ通常は襲ってきません。

確かに、時と場合によってはスズメバチは危険な生き物で、生命にかかわる場合もあります。でも、私は、そういったことのみを取り上げて、物事の性質を単純化してしまうような表層的なレッテルだけで規定してしまうのは、やはりテレビの罪だと思っています。どんな現象にも理由というものがあり、表層の下には様々な事実が隠されているのです。にもかかわらず「〇〇=XX」みたいなものばかりを提示されて、それに対して盲目的に「ふんふん、テレビが言ってるからそうなのか」という感じで生きていくとしたら、それはあんまり主体的な人生とは言えないように思います。

▽コガタスズメバチに関する過去の記事

コガタスズメバチの初期巣 2011.5.30

Category: 昆虫類・ハチ目

20:01 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

黒いドバト

2012.09.12(Wed)

鹿島川沿いの電線に、スマートな黒いハトがとまっていました。

一瞬、「もしやカラスバト?!」と思いましたが、

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(20120910 千葉市若葉区)

やはりそれは一瞬。ドバトでした。カラスバトなら目に赤い部分がなく、嘴の根元の白い部分もないはずです。

ドバトというのはもともとヨーロッパから中央アジア、北アフリカを原産とするハトが飼い慣らされ、しかるのちに改めて野生化したものです。日本には奈良時代には既に持ち込まれていたということですから、外来種の中でもよほど古いほうに属します。その色彩、羽の色は変化に富んでおり、このようにほぼ真っ黒なもの、そして純白に近いものまで存在します。これは、家禽であった時代に様々な品種が作られていた名残なのです。

▽ドバトに関する過去の記事

ドバト大接写 2012.4.17

ドバト 2008.4.21

Category: 鳥類

18:29 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

クモヘリカメムシ

2012.09.11(Tue)

ちょうど写真が撮れたので、昨日のオオクモヘリカメムシに引き続き、今日は「大」がつかないクモヘリカメムシの方を紹介します。

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(20120910 千葉市若葉区)

ご覧の通り、確かにオオクモヘリカメムシよりスマートで、とても美しいカメムシです。しかしこの緑色は生きている時だけのもので、死ぬと黄色くなってしまうのです。

イネ科植物の汁を吸って暮らしています。時として大量に発生し、そのものずばりの水田のイネにとりつき、いわゆる「斑点米」の原因を作ります。その大量発生のメカニズムについては、いまだに十分に解明されていないところが多いようです。

Category: 昆虫類・カメムシ目

14:24 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

オオクモヘリカメムシ

2012.09.10(Mon)

クモヘリカメムシといえばイネの害虫として知られています。それに似ており、かつそれよりも大きくてがっしりしているので「大クモヘリカメムシ」というのがこれです。

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(20120909 千葉市若葉区)

こちらはイネにはつかず、幼虫はネムノキの汁を、成虫はミカンの仲間やカキの汁を吸って暮らしています。美しい緑色で、プロポーションもなかなかカッコいいのですが、つついていじめたりすると大変にくさい匂いを出します。なんか前にテレビ番組で、「青リンゴの匂いがするカメムシ」なんて取り上げられたことがあったそうですが、実際に臭いを嗅いだ私の印象では、この虫の発する匂いが青リンゴの匂いに似ているというのは「あの人はイチローに似ている。なぜなら野球経験者だから」というのと同じようなものだと思います。

Category: 昆虫類・カメムシ目

13:36 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

脱皮殻を食べるトビナナフシ

2012.09.09(Sun)

朝早く、路上でトビナナフシを見つけました。何かかじっているようです。

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(20120909 千葉市若葉区)

よく見れば自分の脱皮殻。

樹上性のトビナナフシが道路で脱皮をするというのも変ですから、きっと食べながらどっかから落っこちてきたのでしょう。普段、広葉樹の葉を食べて生きているトビナナフシが、脱皮すると真っ先に自分の脱皮殻を食べてしまうというのもおもしろい話です。実は、この習性はナナフシの仲間に共通したもので、それがためにナナフシの脱皮殻というのはあまり見つからないのだそうです。

※トビナナフシに関する過去の記事

ニホントビナナフシ 2010.9.29

Category: 昆虫類・ナナフシ目

15:46 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

カヤキリ

2012.09.08(Sat)

カヤキリとは「萱を切るひと」ではなく「萱の中にいるキリギリス」という意味です。その名の通りイネ科植物の草原に棲む、体長6cmを超える巨大なキリギリスです。

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(20120906 千葉市若葉区)

草原性の昆虫は千葉市内では軒並み減少していますが、このカヤキリも例外ではなく、出会う機会は次第に稀に、というよりもこの虫の生活に適した、管理された草原環境そのものが稀になってきました。

カヤキリの場合、移動能力の低さもその減少に拍車をかけています。ちゃんと翅があるのになぜかあまり飛べない上、歩くのもゆっくりなのです。イネ科植物を食べ、その中に身を隠すことで生きながらえてきた虫です。

ただし、固いイネ科植物の茎などかじっているだけあって大顎が丈夫で、噛まれるとかなり痛いので気をつけてください。

Category: 昆虫類・バッタ目

11:45 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

アゲハモドキ

2012.09.07(Fri)

パッと見るとどう見てもアゲハチョウの仲間、でも実はガ。アゲハモドキです。

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(20120906 千葉市若葉区)

このまぎらわしい姿は、有毒で鳥に襲われないジャコウアゲハに擬態しているとされています。もっとも、ジャコウアゲハよりかなり小さくタテハチョウくらいのサイズで、胴体もずんぐりしているため、慣れればすぐに見分けられます。幼虫はロウ物質の毛を身にまとった奇天烈な毛虫で、ミズキなどの葉を食草として育ちます。

※アゲハモドキ
千葉市レッドリスト・B(重要保護生物)

Category: 昆虫類・チョウ目

17:16 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

ノウサギの「ため糞」

2012.09.06(Thu)

夜行性のノウサギは、日中なかなか実物と遭遇する機会はないけれど、ずいぶんと減少したとはいえいまだに千葉市の中心部近くにも生息しています。

都市公園の人工池のそばで、こんなものを見つけました。

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(20120904 千葉市中央区)

・・・はあ、ここがトイレですか。

ウサギは毎晩決まった場所に排泄をする傾向があり、この近辺には新旧さまざまな「チョコボール」があちこちに盛られており、うっかり踏んづけないように注意しないといけませんでした。

房総半島におけるノウサギの減少は、1960年代を境としているようです。つまり、経済成長による都市化により生息域を分断され、地域個体群ごとに消滅していったのです。ノウサギの行動半径はねぐらを基準に3、400mほどですから、住宅地の中にぽつんと残った公園や緑地で暮らしている個体は、辛い思いをしていることでしょう。

※ノウサギ
千葉市レッドリスト・B(重要保護生物)


▽ノウサギに関する過去の記事

シュンランに残るノウサギの食痕 2012.4.10

ノウサギの糞 2012.3.2

ノウサギ 2010.3.28

Category: 哺乳類

19:52 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ハラビロカマキリの褐色型

2012.09.05(Wed)

9月に入り、いよいよカマキリも成虫が見られるようになりました。ハラビロカマキリは、名前の通りちょっと太短い体型のかわいらしいカマキリです。通常は緑色をしていますが、稀にこのような褐色型がいます。

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(20120904 千葉市若葉区)

コカマキリの緑色型ほどに珍しくはないものの、これとて年に一二度見るかどうか。

ハラビロカマキリは樹上や葉上を好み、人工の構造物の上などでもよく見つかります。ガードレールの上や橋の欄干などのような開けた場所で獲物を待ち受けているのは、この種であることが多いです。

▽ハラビロカマキリに関する過去の記事

ハラビロカマキリの卵鞘 2008.11.2

ハラビロカマキリ 2008.9.12

Category: 昆虫類・カマキリ目

11:32 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

キンナガゴミムシ

2012.09.04(Tue)

雨上がりの農道を、キンナガゴミムシがしゃかしゃかと横断していました。

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(20120903 千葉市若葉区)

体長は1cmと少々。北海道から九州まで幅広く分布しています。体色はこのように緑色系のメタリックのものと、赤銅色のメタリックのものとがいます。黒っぽいぼてっとした色のものが多いゴミムシの中ではなかなか見た目にも美しい種ですが、日頃あまり目立たないのは、薄暗い林床などで小動物を捕食したり死骸を分解したりして暮らしているからです。

Category: 昆虫類・甲虫目

20:30 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

キツネノカミソリの朔果

2012.09.03(Mon)

夏の終わりとともに、谷津の斜面林からはキツネノカミソリの花が消え、かわりに朔果が現れました。

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(20120831 千葉市若葉区)

中には黒い種子が入っています。

キツネノカミソリ、という名前の由来は、葉が鋭い刃物のような形であるからとも、花が暗いところに群生して咲き、かつ燃えるような色で狐火のようだからとも言われます。しかし、今の季節にはそのどちらも見ることはできません。もしも一年中こんなスタイルのままの植物だったら、果たしてどんな名前がついたことでしょうか。でも、やはりそれは無意味な疑問であることでしょう。一生涯ずっと朔果のままで固定された植物なんて、それはちょっとありえないからです。

※キツネノカミソリ
千葉市レッドリスト・C(要保護生物)


▽キツネノカミソリに関する過去の記事

キツネノカミソリ 2009.8.6

Category: 山野草

18:11 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

オオスズメバチの吸水

2012.09.01(Sat)

谷津の奥の池で、オオスズメバチがしきりに水を飲んでいました。

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(20120831 千葉市若葉区)

今年の春に、インドネシアのスラウェシ島で滅茶苦茶に大きなハチが見つかったというニュースが流れましたが、やはり日本国内ではこのオオスズメバチが最大最強のハチです。しかし、いくら毒性が強いからと言って、とにかく人を見つければ必ず襲ってくるというものではありません。特にこうして、開けた場所で単独で水を飲んでいたり餌をとっていたりする時には余程のことがない限り襲ってはきません。この話をするとよく人にびっくりされるのですが、実は私は生まれてから一度もスズメバチに刺された経験がないのです。

危険なのは、やはり巣を守ろうとしている時、集団で興奮している時でしょう。藪の中などで知らない間に巣の近くに手を突っ込んでしまった場合などは典型的な刺される例となります。これから秋が深まるとともに、巣を警護するハチたちの攻撃性は高まっていきます。大量のガの幼虫を捕食するスズメバチは、森林管理的な意味では里山の番人的存在でもあります。人家に巣を作ったような場合はまた話が別ですが、「何でもかんでもとにかく駆除する」という方向だけでなく、お互いにとって不幸な接触をできるだけ避けたいものです。

※オオスズメバチに関する過去の記事

クヌギに集まる昆虫たち再び 2010.8.5

クヌギの木のオオスズメバチ 2010.6.23
オオスズメバチ、柿の実に集まる 2009.9.27

クヌギに集まる昆虫たち 2009.8.6

オオスズメバチ 2008.10.10

Category: 昆虫類・ハチ目

17:03 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

記述の中に間違いや誤解を見つけた方、またそれ以外にも何かございましたら、どうか
inaka_jikan@yahoo.co.jp
まで送っていただけると幸いです。

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