DAYLIGHT RAMBLER

日々に出会った様々な動植物について綴っていきます。文章及び画像の無断転載禁止。

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ルリビタキ(♂)

世間の人というのは鮮やかな色をした鳥が大好きで、カワセミなどがいると対戦車ロケット弾みたいな大口径レンズを抱えた方々が列をなします。この、「幸せの青い鳥」みたいな姿のルリビタキの雄もやはり大人気で、中にはミールワームなどを用いて餌付けをしてまで撮影をする人もいます。そういうのって果たして「鳥が好き」なのか「綺麗な鳥の写真を撮れるのが好き」なのかよくわからない人たちではあります。

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(20130225 千葉市若葉区)

夏の間は亜高山帯で過ごし、冬になると低地に降りてきます。頭と背中にこうした「瑠璃色」をまとうのは成熟した雄で、雌と若鳥は薄い褐色をしていますから、真っ青なルリビタキはみんな「おじさん」か「おじいさん」た゜ということになります。

・・・大口径レンズもミールワームも持っていない私は、「お願いしまーす」と鳥に挨拶してから、機嫌を悪くされないうちに急いで撮らせて頂くようにしております。
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[ 2013/02/26 21:08 ] 鳥類 | TB(-) | CM(0)

トウキョウサンショウウオの卵嚢

冬物のコートは50パーセントオフで投げ売りするような時節になったのに、寒い日がまだまだ続いていますね。千葉でこんなに雪が降った冬は久しぶりです。

気温が上がってこない影響で、両生類の繁殖行動も例年より遅れています。アカガエルなどどこを回っても前年に比べると卵塊数が現時点でかなりマイナスです。

トウキョウサンショウウオの繁殖行動も、やっぱりややスロウです。この谷津田でも卵嚢はまだ少なく、前年同時期の記録と比べるとその数は約半分です。

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(20130220 袖ヶ浦市)

湧水の流れ込む土水路に産みつけられていたのですが、指を突っ込んでみるとあたたかく感じられるほど、その水温は安定しています。トウキョウサンショウウオの産卵には湧水が不可欠です。卵嚢はこのように、二つで一対になっているのが本来の形です。ひとつの卵嚢に入っている卵は数十~百数十個。5月頃には幼生が観察できるでしょう。

※トウキョウサンショウウオ
環境省レッドリスト・VU(絶滅危惧Ⅱ類)
千葉県レッドリスト・A(最重要保護生物)
千葉市レッドリスト・A(最重要保護生物)


▽トウキョウサンショウウオに関する過去の記事

トウキョウサンショウウオの幼生 2012.5.13

トウキョウサンショウウオの卵嚢 2012.4.19

トウキョウサンショウウオ 2012.2.14

トウキョウサンショウウオの幼生 2010.5.24
[ 2013/02/22 20:17 ] 両生類 | TB(-) | CM(0)

エナガ

葦原でふと気がつくと、エナガの群に取り囲まれておりました。

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(20130214 千葉市若葉区)

全長だとスズメと同じくらいですが長い尾羽を含んでのものなので、実際にはずっと小さく見えます。ふかふかした胴体と突き出た尾羽の取り合わせはたいへんかわいらしく、なんだか綿菓子に割り箸を刺したみたいな、大きさといい質感といい、お祭りの屋台で売っていそうな姿です。

スズメ目エナガ科に属しています。房総半島では留鳥です。群をなして木々やこうした背の高い植物の間を忙しく飛び回り、昆虫などを捕えて食べます。群は他の小鳥たちと一緒に形成されていることも多く、ここではシジュウカラたちと混じっていました。
[ 2013/02/15 23:02 ] 鳥類 | TB(-) | CM(0)

コガタルリハムシ

繰り返し襲ってくる寒波のせいで両生類の産卵なども例年より遅れているこの頃ですが、それでも春は少しずつ近づいています。コガタルリハムシが姿を現しました。

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(20130214 千葉市若葉区)

体長は5mmから6mmほど。「瑠璃」という名前の通り、金属光沢のあるディープブルーの、なかなか美しいハムシです。

この写真のようにお腹の大きいのは雌です。成虫で越冬し、早春に出てきて交尾・産卵し、孵化した幼虫はギシギシの葉を食べて育ったのち地中で蛹になり、羽化した成虫は冬の訪れを前にまた地中に戻って越冬し・・・というのが彼らの生活史です。ギシギシのあるところならどこにでも普通にいる虫だけれど、これが「コガタルリハムシ」という名前であることを知っている人は、日本人ざっと一億人のうち果たしてどのくらいいるのでしょう?
[ 2013/02/14 22:08 ] 昆虫類・甲虫目 | TB(-) | CM(0)

婚姻色のカワウ

春の訪れとともに、カワウに「婚姻色」が現れはじめました。脚の付け根、頭部などに白い羽毛が目立ち、全身真っ黒ではなくなっています。

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(20130210 千葉市若葉区)

顔を拡大してみると、こうです。

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(20130210 千葉市若葉区)

単に「黒に白が混じっている」だけではなく、嘴の付け根の鮮やかなイエロー、深みのあるグリーンの目など、実はかなりカラフルな鳥なのです。しかもカワウは千葉の里山で見られる野鳥の中では一、二を争う体のサイズがあるので、間近で見ると大変堂々としています。動画にも撮ってみました。



小鳥の声や物音に対して、二羽で揃ってきょろきょろしているのがなんとなくおかしいです。その割に枝の真下にいる私のことは別に気にならないようで。

カワウといえば「糞」。近くにいた別のウが排便する瞬間をうっかり撮影してしまいました。

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(20130210 千葉市若葉区)

水しぶきが立っていることからもわかる通り、豪快なものです。この糞は木の枯死や水質汚染をもたらすので人間には嫌われていますが、かつては地域によって農業用肥料として重宝されたりした歴史があります。一時期個体数が激減したカワウは近年また数が増えており、現在では全国で5万羽から6万羽くらいが生息しているということです。

※カワウ
千葉県レッドリスト・D(一般保護生物)


▽カワウに関する過去の記事

婚姻色のカワウ 2011.12.19

羽を乾かすカワウ 2011.12.7

カワウの婚姻色 2011.1.29

カワウ@泉自然公園 2009.6.8

カワウ@坂月川 2009.4.14

カワウ 2009.2.12

[ 2013/02/11 12:27 ] 鳥類 | TB(-) | CM(0)

トモエガモ

昨日の夕方、千葉市内某所の池で水鳥を数えておりました。撮った写真を家に帰って見直してみたら、カルガモの群の中にトモエガモの雄が一羽混じっていたのに気づいて驚きました。現場で気づかないとは私の目も節穴と申しますか、かっこよく言うと私のアイもジョイントホールであります。

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(20130207 千葉市若葉区)

てなわけで本日もういっぺん出向きました。

うむ、やっぱりいました。

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(20130208 千葉市若葉区)

この池にはコガモの群もいますが、やはりカルガモのほうと一緒にいます。

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(20130208 千葉市若葉区)

「巴」鴨の名前の由来は、もちろん顔の巴紋。もっともこの美しい模様があるのは雄だけで、メスは全身斑の入った茶褐色でコガモの雌に似ています。サイズはコガモよりほんの少し大きい程度。

今でこそ各地で珍しいカモとなってしまったトモエガモですが、かつては非常に多数が越冬に渡ってきていたようです。減少したのは、シベリア東部など繁殖地での乱獲も大きく影響しているようです。環境省のレッドリストでは「VU(絶滅危惧Ⅱ類)」にランクされています。

※トモエガモ
環境省レッドリスト・VU(絶滅危惧Ⅱ類)
千葉県レッドリスト・B(重要保護生物)
千葉市レッドリスト・B(重要保護生物)
[ 2013/02/08 23:02 ] 鳥類 | TB(-) | CM(1)

ゴイサギ(第1回冬羽)

ゴイサギは、おとなと子どもではずいぶんカラーリングの異なる鳥です。背中がスチールブルー、おなかがホワイトの成鳥に対し、幼鳥は斑点の入った薄めの茶褐色をしており、この斑点が星をちりばめたようであることから「ホシゴイ」とも呼ばれます。

池のほとりにじっと佇んでいたこの子は、初めて冬を迎えた「第1回冬羽」と呼ばれる段階です。

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(20130201 千葉市若葉区)

ゴイサギというのは小さなイメージがあるけれど、実際には首が短いだけで、胴体部分はダイサギやチュウサギと大差ない大きさです。このくらいだと体のサイズはもう成鳥と大差なく、間近で見るとかなり大きい鳥という感じがします。色ガラスのようなオレンジ色の目は、この後成長に従って真っ赤になってゆきます。基本的には夜行性で、カエルや魚、甲殻類などの水辺の生き物を食べて暮らしています。

▽ゴイサギに関する過去の記事

ゴイサギ@都川 2010.6.24

ゴイサギの幼鳥 2009.10.18

ゴイサギ@千城台野鳥観察園 2009.4.13
[ 2013/02/01 17:27 ] 鳥類 | TB(-) | CM(0)

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