ヒメヤママユの命の終わり

2013.11.25(Mon)

農道の路肩に、ヒメヤママユが翅を拡げていました。

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(20131124 千葉市若葉区)

すっかりボロくなり、風が吹くと翅がひらめきます。死んでいるのかと思いましたが、わずかに肢を動かすのでまだ生きているとわかりました。しかし、もう飛び上がる力、這う力は残っていないようです。

ヒメヤママユは11月頃成虫が発生します。口は退化しており、羽化した後は何も食べません。食べたり育ったりすることは幼虫時代までに終えてしまい、空に羽ばたき、子孫を残すために成虫となるのです。その寿命は約二週間。成虫が死んでいった後、越冬は卵の状態で行われ、その命は次代に引き継がれてゆきます。

▽ヒメヤママユの関する過去の記事

ヒメヤママユ 2012.11.17


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Category: 昆虫類・チョウ目

21:13 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

カワラヒワ

2013.11.20(Wed)

まさかと思ったのですが、なんとまあ、今までにカワラヒワをこのブログで一度も取り上げていませんでした。これほど身近な鳥でも、なぜかスルーしてきたようです。というよりも、とっくの昔に取り上げたものと思い込んでいました。

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(20141119 千葉市若葉区)

スズメ目アトリ科に属しています。英名は 「Oriental Greenfinch」つまり東洋の緑のアトリ、というわけで、その名の通り黄緑色の良く目立つ、なかなか美しい姿をしています。体格はスズメよりも少しだけ小さく、この肉色の太い嘴を使って、主に植物の種子などを食べています。都市公園などでは、ヒマワリの種に集まる光景などを見慣れている方も多いことでしょう。

秋以降は大きな群を作ります。大きな群が電線を埋め尽くして一列に並んでいる図などはなかなか壮観です。

Category: 鳥類

15:15 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

チョウゲンボウ

2013.11.19(Tue)

強風注意報などが発令されていた本日の千葉市。冬枯れの田んぼを見下ろす電柱の上にチョウゲンボウが一羽、風に向かってとまっていました。りりしいのですが、なんだか手を後ろに組んでいるように見えてちょっとかわいいです。

IMG_3692.jpg
(20131119 千葉市若葉区)

チョウゲンボウはハトを一回り大きくしたほどのサイズの、小型のハヤブサの仲間です。開けた場所で採食し、ネズミや小鳥、爬虫類、トカゲなどを捕えます。チョウゲンボウという名前は漢字だと「長元坊」と書き、その由来には様々の説があります。要するに「長元」というお坊さんが昔いたらしいのですが、それがなんでこの猛禽と結びつくかというところでいろいろなお話があるというわけです。比較的よく知られているものとしては「凶作の年に長元というお坊さんが雨乞いをして雨を降らせて村を救った後で死んでしまい、以来毎年秋になるとこの鳥に姿を変えて作物の実りを確かめに来るようになった」というのがあり、これはこの写真のように高所から耕作地などを見張り、また地上を見下ろすように停空飛翔を繰り返すというこの鳥の習性をよく現しています。

※チョウゲンボウ
千葉県レッドリスト・D(一般保護生物)

Category: 鳥類

21:25 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ホタルトビケラ

2013.11.15(Fri)

季節はすっかり初冬。しかし、この時期になってから成虫が出現する昆虫もいます。ホタルトビケラもそんな虫です。

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(20131114 袖ヶ浦市)

体長は2cmくらい。黒っぽい姿に朱色の胸部が特徴で、このような黒と赤系のツートーンの虫は、名前に「ホタル」がつくことが多いです(「ホタルガ」とかね)。幼虫は流水の水中で暮らし、砂などでミノムシのような巣を作り、その中に入っています。成虫も水から遠くに離れることはありません。この個体も土水路にオーバーハングした植物上にいました。

トビケラ目は先祖をチョウやガと同じくするという仲間で、ただし翅には鱗粉をまとうかわりに毛が生えているので「毛翅目」ともいいます。幼虫はチョウやガの幼虫と同じように「糸を吐く」能力を持ち、水中で先に述べたような巣をつくる際にもこれを用いるわけです。

※ホタルトビケラ
千葉市レッドリスト・B(重要保護生物)

Category: 昆虫類・トビケラ目

11:45 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

マメゲンゴロウ

2013.11.14(Thu)

マメゲンゴロウは、名前の通りちいさなゲンゴロウです。

IMG_3569.jpg
(20131114 袖ヶ浦市)

体長は7mmほど。サイズは小さくても、ちゃんとゲンゴロウの体形をしています。黒と茶褐色のツートーンがなかなか渋いです。

日本全国に生息する普通種です。浅い止水を好み、時には都市公園の池などでも見つかります。このブログでもシマゲンゴロウヒメゲンゴロウコシマゲンゴロウハイイロゲンゴロウマルガタゲンゴロウなどをこれまで紹介してきましたが、房総半島には実に多様なゲンゴロウが暮らしているのです。一番有名な、頭に何もつかない「ゲンゴロウ」は今ではすっかり幻の存在になってしまいましたが・・・

Category: 昆虫類・甲虫目

21:56 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ミツモンキンウワバ

2013.11.10(Sun)

ミツモンキンウワバは、開張3~3.5cmほど。背中に並んだ突起が良く目立つ、不思議な姿をしたガです。

IMG_3456.jpg
(20131109 八街市)

平地から山地まで幅広く生息するガです。幼虫は緑色のシャクトリムシ型で、ダイズ、ニンジン、ゴボウなど様々な野菜を食害するところから、農業害虫として扱われます。幼虫と蛹で越冬し、成虫は夏から秋に出現します。その食草の都合上、畑のそばなどでよく見られるガで、この写真の個体も農家の玄関にへっついていました。

Category: 昆虫類・チョウ目

21:44 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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