カキの実を食べるニホンザル

2014.10.31(Fri)

ちょっと所用で山梨方面に行っておりました。するとやっぱり通りすがりの道端で、ニホンザルの群が柿の木に集まっている光景などに出くわしてしまうので、どこに行くにもカメラは手放せません。

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(20141028 山梨県北杜市)

車を停めて降りてみると、この大きな雌のサルは特に逃げようとするでもなく、ずうずうしく柿をかじっています。やがて近くの木にひょいとよじのぼり、今度は樹上で柿を物色し始めました。動画でどうぞ。



房総半島でも、秋なかばから初冬にかけては、サルが最も果樹や野菜に被害を与える季節です。この柿もきっとうまいのでしょう。別の車が数台通りかかってクラクションを鳴らしたりしたのでやっとサルたちは姿を消しましたが、食べたあとを見ると、ご覧の通りシャクシャクとかじってありました。

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(20141028 山梨県北杜市)

・・・それにしてもサルが柿を食べている様子をまじまじと見ていると、「猿蟹合戦」でなぜサルが悪者として扱われているのか、なんとなくわかるような気がいたします。

※ニホンザル
千葉県RDB・C(要保護生物)


▽ニホンザルに関する過去の記事

ニホンザルのセルフグルーミング 2013.9.30

樹上のニホンザル 2013.9.29

ニホンザル 2009.11.25

***

10月30日、マイナビよりAmazon Kindleストアにて、「愛すべき里山の生き物たち 第2集 ~弱者の生存戦略編~」を発売いたしました。

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「愛すべき里山の生き物たち」は、里山の生き物たちの魅力を、ふつうの図鑑や解説書とは違った切り口で伝える電子書籍のシリーズです。第1集「名前の由来編」は8月20日よりお陰様で好評発売中です。

今回の第2集では身近な生き物たちの身の守り方、命のつなぎ方にこだわり、12種類の動植物について書き下ろしました。一見ありふれた小さな生き物たちも、実はその暮らしの中で様々な特殊能力を駆使しています。写真とともにそれらをお楽しみいただければ幸いです。定価250円です。

こちらよりご注文くださいませ。

*Amazon kindle書籍の買い方、読み方に関しましては、こちらをご覧ください。

皆様に改めて深く感謝申し上げます。
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Category: 哺乳類

23:09 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

庭のシュレーゲルアオガエル・2014年

2014.10.27(Mon)

数えたらこれまでに25回もこのブログで記事にしているシュレーゲルアオガエル。今年も拙宅の庭に姿を見せています。

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(20141026 千葉市若葉区)

今年庭に来ていたのはこの1頭。体長6cmになんなんとする、モリアオガエルみたいに巨大な雌で、とても太っています。夜の間にいろんな虫を食べているのに違いありませんが、日中はだいたい葉陰などでじーっとしているので撮り放題で、そんなところもブログに登場回数が多い理由のひとつです。思えば6年前、私がデジカメを買って真っ先に撮影した生き物がこのシュレーゲルアオガエルでした。このカエルがいなかったらこのブログはなく、書籍の出版も、今やっているいろいろな生き物関連の仕事もなかったかもしれず、そう考えるとなんだかカシワ手でも打ちたいような気がしてまいります。

※シュレーゲルアオガエル
千葉県レッドリスト・D(一般保護生物)
千葉市レッドリスト・C(要保護生物)


▽シュレーゲルアオガエルに関する過去の記事

岸辺で鳴くシュレーゲルアオガエル 2014.5.25

庭のシュレーゲルアオガエル・2013年 2013.6.6

水路に集まるシュレーゲルアオガエル・2013年 2013.5.9

水路のシュレーゲルアオガエル 2012.5.8

シュレーゲルアオガエル、水路に集まる 2011.5.14

路上で寝るシュレーゲルアオガエル 2010.11.13

シュレーゲルアオガエルの幼体 2010.8.28

斑紋のあるシュレーゲルアオガエル 2010.8.23

やっぱりシュレーゲルアオガエル 2010.8.20

シュレーゲルアオガエルとニホンアマガエルの幼体の区別 2010.7.7

シュレーゲルアオガエルのオタマジャクシ 2010.6.4

シュレーゲルアオガエル・2010年初目撃 2010.5.28

千葉市の両生類 2010.1.24

シュレーゲルアオガエル・2009コレクション 2009.12.31

シュレーゲルアオガエル@いずみの森 2009.11.11

路上のシュレーゲルアオガエル 2009.10.23

台風前夜のシュレーゲルアオガエル 2009.8.31

シュレーゲルアオガエルの昼寝 2009.7.28

ミカンの木のシュレーゲルアオガエル 2009.7.26

シュレーゲルアオガエルの上陸 2009.6.30

シュレーゲルアオガエル・今年初目撃 2009.5.24

シュレーゲルアオガエルの幼体・その2 2008.8.31

シュレーゲルアオガエルの幼体 2008.7.29

ツバキの木のシュレーゲルアオガエル 2008.7.19

窓ガラスのシュレーゲルアオガエル 2008.7.8

Category: 両生類

18:12 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ヒロヘリアオイラガの幼虫

2014.10.26(Sun)

毛虫というと何でも毒があるように思っていらっしゃる方も多いと思いますが、実際には、明確に毒がある毛虫というのはわりあいに限られています。その中でもイラガの仲間の幼虫は、刺されるとびりびりっとした痛みを感じるところから「電気虫」という別名があるくらい、なかなか強烈なものです。

hiro.jpg
(20141026 千葉市若葉区)

この写真のヒロヘリアオイラガは、もともと南方系であり、比較的近年に帰化したと考えられている種です。なかなか美しい姿をしている一方、このふさふさしたのは毒棘で、うっかり触ると「わちちっ!!!」てなことになるわけです。様々な広葉樹の葉で発生し、特に庭に柿の木などがあるお宅では見かける機会が多いかもしれません。

万が一不幸にして刺されたら、まずはセロテープでもって、刺された場所をぺたぺたと貼ったりはがしたりを数回繰り返しましょう。これは皮膚に物理的に刺さっている毒棘を取り除くためです。しかるのちに流水で洗い、抗ヒスタミン剤を用いると良いでしょう。痛みは通常、数日以内に消えます。腫れなどがひどい場合は無理をせず皮膚科へ。何より大事なのは、こうした危険な虫は、そのかっこうをよく覚えておいて、できるだけ自分が触ったり身近な人に触らせたりしないということです。ご興味を持たれた方は、このブログ記事をご覧になりついでに「イラガ 幼虫」とかでちょっと画像検索などしてみて、なんとなく頭に入れておくとベターだと思われます。

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Category: 昆虫類・チョウ目

23:03 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ヒザラガイ

2014.10.20(Mon)

この日は浦賀のギャラリー時舟というところで朗読のお仕事を頂いておりまして、房総半島から海を挟んで反対側、三浦半島に行ってまいりました。

このギャラリーはひじょうに風光明媚な場所にあります。開演前にやっぱりカメラを手にそこらへんをうろちょろしてしまうのが、こんなブログをやっているような人間の性。渡し船の船着場から海をのぞき込み、ブロックの上にヒザラガイを見つけました。

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(20141019 神奈川県横須賀市)

平べったい体の上に8枚つながった殻。この変てこな姿に変てこな名前の生き物は、「多板綱」という、原始的な貝類なのです。漢字で書くと「膝皿貝」となり、なんとなくなるほどという感じがしてきますね。こうしたブロックや岩の表面で藻類を食べて暮らしています。ヒザラガイの仲間は日本では100種類ほど知られています。この写真のは5cmくらいですが、北海道にいる最大種のオオバンヒザラガイには30cmを越えるものもいるそうです。

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Category: 貝類

21:39 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

色づくタコノアシ

2014.10.16(Thu)

稲刈りも終わった谷津田の畦で、タコノアシが少しずつ色づいてきました。

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(20141016 袖ヶ浦市)

夏の間、タコノアシは瑞々しい緑色をしており、白い花をつけています。それが秋の訪れとともに紅葉していき、最終的には「茹で蛸の脚」状態になるのですが、これがその過渡期というわけです。

ちなみにいくら蛸の脚に似るとはいえ、食べられるという話は聞いたことがありません。環境省のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されるなど、今では地域によってはすっかり希少な存在となっています。見つけても引っこ抜いたりしないであげてください。

※タコノアシ
環境省RDB・NT(準絶滅危惧)
千葉市RDB・C(要保護生物)


▽タコノアシに関する過去の記事

タコノアシ 2011.11.17

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Category: 山野草

23:40 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

シロオビハリバエ

2014.10.11(Sat)

古い木製のベンチの上で、シロオビハリバエがひなたぼっこをしていました。

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(20141011 千葉市若葉区)

白と黒のコントラストが鮮やかで、体長は1cmほど。前に紹介したクロオビハナバエと名前も姿も似ていますが、あっちはハナバエの仲間、こっちは卵と幼虫時代に他の昆虫に寄生して育つ、恐ろしいヤドリバエの仲間です。白帯というわりには、黒部分の面積がクロオビハナバエより多いような気もしますけれども、まあそこらへんはあんまり深く考えないことにしておきましょう。

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Category: 昆虫類・ハエ目

18:06 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

記述の中に間違いや誤解を見つけた方、またそれ以外にも何かございましたら、どうか
inaka_jikan@yahoo.co.jp
まで送っていただけると幸いです。

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