セグロアシナガバチの肉団子作り

2015.04.30(Thu)

山口県に滞在中、ある女性詩人のお墓に詣でたところ、隣の墓石でセグロアシナガバチが何かの虫を捕え、せっせと肉団子をこしらえていました。

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(20150424 山口県長門市)

セグロアシナガバチの女王バチです。体の大きさはほとんどキイロスズメバチほどもあります。まだ働きバチが羽化する季節ではありませんので、たったひとりでごはんの調達から子育て、家の建設までフル回転中です。この季節の女王バチはめちゃくちゃ忙しいのです。カメラを向けても気にもかけず、一心不乱に肉団子を作り続けています。お墓参りを終えて墓地をあとにし、お寺の門のところで振り返った時、このハチはまだ肉団子を作り続けていました。

▽セグロアシナガバチに関する過去の記事
セグロアシナガバチ(♂) 2012.10.28

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ニホントカゲ

2015.04.29(Wed)

今回取り上げるニホントカゲは、これまでこのブログで何度も紹介してきたニホントカゲとは異なっています。なぜなら、東日本に産するトカゲと西日本に産するトカゲとは遺伝子レベルでかなりの違いがあることが従来から知られておりましたが、2012年、東日本およびロシア沿海州の個体は別種ヒガシニホントカゲとして記載されるに至ったからです。つまり、これまでこのブログに登場してきた千葉のトカゲたちはみんなヒガシニホントカゲであり、今日のこの記事に登場するトカゲは山口県産ですから、ニホントカゲであるということになります。

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(20150424 山口県長門市)

別種になったとは言え、ニホントカゲにせよヒガシニホントカゲにせよ、その形態や生活に大きな違いはありません。この写真の個体は大柄な雌で、丸太の上でゆったりと日光浴をしておりました。太陽に照らされた滑らかな鱗は、いつ見てもなかなか美しいものです。

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Category: 爬虫類

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ギンリョウソウ

2015.04.28(Tue)

漢字で書くと「銀竜草」。別名を「ユウレイタケ<幽霊茸>」。どちらもその姿に由来する名前です。まるで蝋細工のような、何とも異様な姿の植物です。

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(20150424 山口県長門市)

このギンリョウソウ、葉緑素はいっさい持っておらず、光合成もしません。樹木と共生して「菌根」を形成しているベニタケ属の菌類にくっついて、さらに養分をぶんどって生きているという、ややこしい生活をしています。このギンリョウソウにくっつかれることでベニタケ属の菌類や樹木の方にどんな見返りがあるのか、それはまだ解明されておりません。自然界のことですから何かあるのかもしれませんが、さてどうなのですかね。

こうして「地上部分」が姿を現すのは、花の咲く季節だけです。その花はどんな姿か、というわけで持ち上げてみると・・・

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(20150424 山口県長門市)

・・・なかなか強烈ですね。

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Category: 山野草

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オオアメンボ

2015.04.27(Mon)

23日から26日まで、山口県に滞在しておりました。その間もあちこちでいろんな生き物に出会ったので、少しずつ紹介していきます。

まずは巨大なアメンボ、オオアメンボです。

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(20150423 山口県美祢市)

その特徴は、何と言ってもデカいことです。体長は19~28mm程度、脚は5、60mmかそれ以上もありますから、端から端まで10cmを優に超えてきます。生活そのものは普通のアメンボと同じで、水の上を動き回り、水面に落ちた小昆虫などを捕えます。この写真の個体もよく見ると何か食べてますね。

ちなみに撮影した場所は別府弁天池です。こんこんと湧き出すブルーの湧水は事前に聞いていた通り、大変美しいものでした。

※オオアメンボ
千葉県RDB・D(一般保護生物)


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Category: 昆虫類・カメムシ目

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コケリンドウ

2015.04.17(Fri)

コケリンドウは、「苔」リンドウという名前の通り、とても小さなリンドウです。同じ春に咲くフデリンドウなどと比べてもその花は一回り小さく、どことなく金平糖のような、可憐なとげとげしさを持っています。

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(20150417 袖ヶ浦市)

日当たりの良い、谷津の斜面で出会いました。なにしろ花の直径が1cmに満たないくらいなので、けっこう群生していない限り、知らない人はまず確実に見逃してしまうでしょう。でもそれでも良いのです。この植物もまた、希少な植物をせっせとほじくり返して回る、あの自称「山野草マニア」の人たちによる採掘が減少の原因の一つになっているのですから。

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(20150417 袖ヶ浦市)

茎の根元には明確な「根出葉」があり、ここでもフデリンドウと区別できます。花の色もほんのりと薄く、春の空気に溶け込むようなブルーです。わざわざ桜を見なくても、里山はいつも季節を告げる草花でいっぱいです。

※コケリンドウ
千葉県RDB・D(一般保護生物)
千葉市RDB・A(最重要保護生物)


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ニホンカナヘビの交尾

2015.04.16(Thu)

冬眠から覚めたニホンカナヘビたちの、恋の季節が始まっています。農道の道端で交尾行動にいそしんでいるカップルを見つけ、動画に撮影してみました。



まずは雄が位置を変えながらカプカプと雌の体を噛み、そしてきりのいいところで素早く腰のまわりに巻きついて交尾開始です。ここまではたいへん速いのですが、いったん姿勢が決まると数十分くらいそのままだったりするので、ここは割愛しましょう。

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(20150416 千葉市若葉区)

雌は尾が再生した跡があります。様々な修羅場をくぐってきたのでしょう。それでなくとも、交尾というのは動物が最も外敵から無防備になる瞬間のひとつです。カメラを近づけても必死に雌にしがみついている雄の表情もどことなくけなげです。

うまく受精すれば、雌は2個から6個くらいの卵を産みます。卵は白く、植物の根元などに産まれるので、草刈りなどしていて見つけた方も多いことでしょう。雌は夏の終わりまでこの交尾→産卵を繰り返します。

※ニホンカナヘビ
千葉県RDB・D(一般保護生物)


▽ニホンカナヘビに関する過去の記事
ニホンカナヘビ幼体の日光浴 2011.9.8 
チュウサギ、ニホンカナヘビを捕食する 2010.11.24
ニホンカナヘビだらけ 2010.4.7
ニホンカナヘビ 2008.7.15

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ミズクラゲ

2015.04.10(Fri)

私事ですが、実は先週、若葉区から美浜区に引っ越しました。美浜区には若葉区のような昔ながらの里山環境がないかわり、海があります。そんなわけで、今後はこのブログにも陸上生物に加えて海辺の生き物が多く登場することと思います。さて、引っ越し第一弾はミズクラゲです。前ふりに反して、いきなり中央区の砂浜で撮影したものですが・・・

20150410.jpg 201504101.jpg
(20150409 千葉市中央区)

生殖器などの内臓が四つ、クローバー型に透けて見えるところから「ヨツメクラゲ」の異名もあるミズクラゲは、日本の海岸でもっとも普通に観察できるクラゲです。こうして砂浜付近に打ち上げられているのを目にしたことのある方もいっぱいいらっしゃることでしょう。手でつまんで持ち上げようとしたりすると簡単に破けてしまいます。なにしろ体の95パーセントが水なのです。様々な水温に適応してしばしば大発生し、発電所の取水口に詰まったり漁網をだめにするというニュースが流れるのもこのクラゲです。直径はだいたい20cmを越えませんけれど、時として30cmにも達する場合もあります。

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Category: 刺胞動物

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イエスズメ

2015.04.07(Tue)

ベルギーで出会った鳥の第二弾です。公園でチュンチュン鳴いているスズメ・・・ではなくて、これはイエスズメという種類です。

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(20150330 ベルギー)

雄はこのように頭のてっぺんにグレーの部分があり、日本にいるスズメと区別することができます。

イエスズメというのはそれはそれは世界中にいる鳥なのですが、東アジアには分布しておらず、そのかわりにおなじみのスズメがいるというわけです。日本では誰でも知っている鳥でも、日本以外ではレアな鳥であるヒヨドリの逆みたいな存在ですね。

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モリバト

2015.04.03(Fri)

3月27日から29日まで、今年の欧州文化首都であるベルギーのモンスで開催されたポエトリーリーディングの国際スラム、SLAMons & Friendsに、橘上、三角みづ紀の両名とともに日本代表チームとして出場しておりました。

その模様はこちらを見て頂きたいのですが、

大会は大会として、やっぱりベルギーの生き物が気になるわけであります。大会最終日の翌日の朝、モンスの町中をうろうろして鳥の姿を探しました。

公園や芝生などで、ドバトに混じって、モリバトが散見されます。

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(20150330 ベルギー)

ヨーロッパ全土、北アフリカ、中東と西アジアの一部にまで分布しているハトで、首にある白い模様が特徴的です。体格はドバトより一回り大きくなかなかの貫録があります。聞くところによりますとその肉はなかなか美味だそうです。こちらではふつうの鳥でも日本ではまず見られない鳥。じっくり拝ませて頂きました。

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Category: 鳥類

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プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

記述の中に間違いや誤解を見つけた方、またそれ以外にも何かございましたら、どうか
inaka_jikan@yahoo.co.jp
まで送っていただけると幸いです。

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