ヒメアカネ

2015.09.28(Mon)

山あいの、湿地化した休耕田で、数頭のヒメアカネと出会いました。

20150926.jpg 201509261.jpg
(20150924 鴨川市)

ヒメアカネは、姿はマユタテアカネにやや似ていますが一回り小さく、日本でも最小のアカネです。翅胸の模様でも明確に区別することができますので、気になる方は検索などしてみましょう。まさにこの写真を撮った場所のような、周囲に樹林のある、滲出水のある湿地や休耕田によく発生するトンボで、千葉県では減少が著しく、レッドデータブックには「A(最重要保護生物)」として記載されています。全国的にもその生息地は限られる傾向があり、これには、湿田や湧水のある湿地の減少が大きく影響していると考えられています。

※ヒメアカネ
千葉県RDB・A(最重要保護生物)


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Category: 昆虫類・トンボ目

17:35 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

トゲヒシバッタ

2015.09.25(Fri)

トゲヒシバッタは、翅の長い、スマートな姿をしたヒシバッタの仲間です。胸部側面に一対のトゲがあるのがその名の由来です。

20150925.jpg
(20150924 鴨川市)

体色には個体により様々な変異があります。湿地帯のそばや休耕田など、水の近くの草むらを好むバッタで、泳ぐこともできます。この写真を撮影したのも、そのような休耕田の草むらでした。体長は大きいもので2cm近くになります。

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Category: 昆虫類・バッタ目

13:31 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ウミネコの幼鳥

2015.09.24(Thu)

ウミネコの幼鳥は、成鳥とはずいぶんカラーリングが違います。

20150924.jpg
(20150922 富津市)

体は茶褐色で羽には幾何学的なウロコ模様があり、成鳥では黄色い脚や嘴もピンク色です。この季節にはもう体の大きさは成鳥とそんなに遜色なくなっているので(とは言えやっぱり華奢ですね)、一見、別の種類の鳥のようにさえ見えます。もう少し秋が深まると、より成鳥に近い「第一回冬羽」に移行していくので、この姿を見られるのもあとそんなに長くありません。この写真の個体も、既に顔が白くなりかけていますね。ぱちぱち写していて、なんだか卒業アルバムの写真を撮っているような気分になってしまいました。

▽ウミネコに関する過去の記事
クロダイの死体をつつくウミネコ 2015.9.17
ウミネコ@千葉ポートパーク 2010.11.10
ウミネコ@不忍池 2009.3.20

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Category: 鳥類

23:04 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ミシシッピアカミミガメの求愛行動

2015.09.22(Tue)

清澄庭園の池です。泳いでいる大きなカメに向かって、小さなカメが近づいては爪の伸びた両手をかざして大きなカメの顔の前で震わせるような動作をしています。



これは求愛行動で、小さなカメが雄です。一生懸命、雌の前に回り込み、時折顔に直接触れたりもしますが、雌はあんまり気分が乗らないようで、雄をよけて泳ぎ、あまつさえ顔をひっぱたいたりします。ユーモラスな中にも哀愁が漂う場面です。

国際的にはIUCNにより「世界の侵略的外来種ワースト100」に、日本でも要注意外来生物に指定されているアカミミガメ。環境省は今年に入って、5年後をめどに輸入を規制する方針を固めました。その理由の最たるものはもちろん、ペットとして大量に輸入・遺棄された個体が生態系に大きな影響を与えていることです。一方、皮肉なことに、こうした輸出目的での乱獲がたたって、原産国アメリカでは生息数が減少しているのです。これから飼おうとする方に私からお願いすることはただひとつ、「飼うのなら死ぬまで」ということだけです。寿命の長いカメは、本来、気軽にペットとして飼える生きものではありません。考えようによっては一生のパートナーになることもできる一方、飼い主が先に死ぬ可能性も多いにあるのですから。

※アカミミガメとして要注意外来生物


▽ミシシッピアカミミガメに関する過去の記事
ミシシッピアカミミガメの幼体 2011.6.11
ミシシッピアカミミガメ@綿打池 2010.2.25
カメの日米交流 2010.2.14
ミシシッピアカミミガメ@泉自然公園 2009.12.29
ミシシッピアカミミガメ@坂月川 2009.12.9
ミシシッピアカミミガメ@都川 2009.1.16
ミシシッピアカミミガメ 2008.3.12

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Category: 爬虫類

23:25 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

コナラの樹液を吸うモンスズメバチ

2015.09.18(Fri)

このところ海辺の生き物の記事が続いていましたが、今日はいったん里山の生き物の記事に戻ります。

モンスズメバチは、雑木林に多いスズメバチです。北海道から九州までの平地から低山地に分布し、樹洞や建物の隙間などに営巣します。

コナラの樹液をなめているのに出会い、動画に撮影してみました。モンスズメバチは樹液を好み、しばしばやってきます。時には夜もやってきます。



スズメバチだからと言って、なんでもかんでも刺しに来るというものではありません。こうして採餌をしている時や吸水している時は、けっこう近寄っても大丈夫な場合が多いです。それに、攻撃してくる際は、(興奮している場合や、巣に何かしようとするような場合を除いて)いきなり刺すのではなく、まず威嚇してきたり体当たりしてきたりします。そういうことをしてきたら、あわてずに静かに急いでその場を離れましょう。

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Category: 昆虫類・ハチ目

20:32 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

クロダイの死体をつつくウミネコ

2015.09.17(Thu)

9月11日に出会った鳥の記事が続きます。

堤防の上から、ウミネコが水面に浮かんでいるクロダイの死体をつついているところを観察しました。

20150917.jpg 201509171.jpg
(20150911 千葉市美浜区)

動画で見るとこんな感じです。



鰓のところからつついていますね。ちょっとつついては嘴をゆすぐような動作を繰り返しています。あんまり食べやすくなさそうで、身の部分にアクセスするのは大変そうです。ウミネコは生きている魚も食べる一方、こうして死んだ魚も積極的に食べます。漁港などで漁師さんのおこぼれにあずかっている光景は皆様おなじみの通りですね。

▽ウミネコに関する過去の記事
ウミネコ@千葉ポートパーク 2010.11.10
ウミネコ@不忍池 2009.3.20

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Category: 鳥類

19:59 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

スズキの死体をあさるハシブトガラスたち

2015.09.15(Tue)

これも11日に、近所の海岸で出会った光景です。潮の引いた波打ち際で、ハシブトガラスが大きな魚の死体に群がっていました。



魚はスズキのようです。この動画の開始時にはカラスは2羽ですが、途中からどんどん増えていきます。若葉区に住んでいる時分には、動物の死体にカラスが集まったり、小動物や鳥を襲っているのをしばしば見かけましたが、美浜区に引っ越して以来、魚の死体にやってきているのをよく見かけます。ところ変われば何とやらですね。元来は南方系で、「ジャングル・クロウ」というすげえかっこいい英名の通り森林性のカラスであるハシブトガラス。海辺にもばっちり適応しています。

▽ハシブトガラスに関する過去の記事
ハシブトガラスの集団水浴び 2015.3.24
ハシブトガラスの採餌 2012.9.23
ハシブトガラス 2009.6.24

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Category: 鳥類

21:41 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

カワウの表情を大接写

2015.09.14(Mon)

また近所の海岸です。波打ち際にカワウが一羽。上半身裸で体を焼いているおっさんがすぐ横に寝そべっているのですが、特に逃げようとしません。私も数メートルまで近づいて顔をアップで撮ってみました。

20150914.jpg
(20150911 千葉市美浜区)

動画にも撮ってみました。



この、喉をひくひく震わせているのは、体温を下げようとしているのです。ウの喉には毛細血管がいっぱいあり、これを空気にあてて震わせることで体を冷やすことができるのです。この日は台風一過の青空。鳥も暑かったのですね。

※カワウ
千葉県RDB・D(一般保護生物)


▽カワウに関する過去の記事
カワウ、アカエイを捕食する 2015.9.4婚姻色のカワウの羽干し 2014.1.22
婚姻色のカワウ 2013.2.11
婚姻色のカワウ 2011.12.19
羽を乾かすカワウ 2011.12.7
カワウの婚姻色 2011.1.29
カワウ@泉自然公園 2009.6.8
カワウ@坂月川 2009.4.14
カワウ 2009.2.12

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Category: 鳥類

17:53 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

トウネン

2015.09.06(Sun)

昨日アップした記事のミユビシギの群の中には、トウネンも混ざっていました。

20150906.jpg
(20150904 千葉市美浜区)

トウネンというのは漢字だと「当年」と書き、おとなになっても今年生まれたように小さく見える・・・から、そんな名がついたのだということです。実際、トウネンはミユビシギよりさらに小さく、スズメくらいしかありません。とてもかわいらしいシギです。

夏にはユーラシア大陸北部などで繁殖し、冬は南国に渡って越冬します。日本にはその途中、春と秋の渡りの季節に立ち寄る「旅鳥」です。かつては千葉県でも非常に大きな群が観察できたようですが、近年では減少が著しく、千葉県のレッドデータブックでは「D(一般保護生物)」、市のレッドデータブックでは「B(重要保護生物)」として、それぞれ記載されています。

※トウネン
千葉県RDB・D(一般保護生物)
千葉市RDB・B(重要保護生物)


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19:40 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

波打ち際のミユビシギ

2015.09.05(Sat)

近所の海岸に、たくさんのミユビシギがやってきております。トウネンも混じった群を形成し、波打ち際で採餌にいそしんでいます。

20150905.jpg
(20150904 千葉市美浜区)

中に一羽、足環をつけたのがいました。足環をつけた鳥を見つけた際の対応につきましては、こちらをご参照ください。

201509051.jpg
(20150904 千葉市美浜区)

集団で波と追いかけっこをしながら、ちょこちょこ走りつつ採餌する模様はまことにかわいらしく、見ているとなごみます。



まるでコマ送りのムービーみたいですね。

※ミユビシギ
千葉県RDB・D(一般保護生物)
千葉市RDB・C(要保護生物)


▽ミユビシギに関する過去の記事
波打ち際で採餌するミユビシギ 2015.1.7
ミユビシギの採餌 2012.1.14
ミユビシギ 2012.1.8

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12:30 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

カワウ、アカエイを捕食する

2015.09.04(Fri)

自宅近くの海岸でシギの群を撮影していますと、10mばかり沖のほうでカワウが何やらどたばたやっているのに気がつきました。よく見ればアカエイをつかまえているところでした。

20150904.jpg 201509041.jpg
(20150904 千葉市美浜区)

アカエイというのは人間が食べてもおいしい魚です。カワウにとってもご馳走に違いありません。とは言えその尻尾には毒の棘がありけっこう危険な魚でもあるのですが、ウは別に意に介さず、暴れるエイをリズミカルにぱくぱくとくわえ直しています。

201509042.jpg
(20150904 千葉市美浜区)

約1分後、頭から呑んでしまいました。いやはや、さすがです。カワウというのは、頭よりどう見ても大きいような魚でも、こうして丸呑みしてしまうのです。

※カワウ
千葉県RDB・D(一般保護生物)


▽カワウに関する過去の記事
婚姻色のカワウの羽干し 2014.1.22
婚姻色のカワウ 2013.2.11
婚姻色のカワウ 2011.12.19
羽を乾かすカワウ 2011.12.7
カワウの婚姻色 2011.1.29
カワウ@泉自然公園 2009.6.8
カワウ@坂月川 2009.4.14
カワウ 2009.2.12

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プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

記述の中に間違いや誤解を見つけた方、またそれ以外にも何かございましたら、どうか
inaka_jikan@yahoo.co.jp
まで送っていただけると幸いです。

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