オオサカアオゴミムシ

2016.06.30(Thu)

この日はネイチャーガイド任務で、子供たちと田んぼの生き物探し。畦道で綺麗なゴミムシ(というのも変な表現ですね)と出会いました。

20160630.jpg
(20160626 鴨川市)

ゴミムシ中屈指の美麗種として知られる、オオサカアオゴミムシです。水の近くで暮らしている湿地性のゴミムシで、その生息域は限られており、個体数も多くありません。美麗種の悲しみというやつで、この虫の名前で検索すると、つかまえようと頑張っているマニアの方のブログなどがどんどん出てきます。できるだけそーっとしておいてあげたいものです。

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Category: 昆虫類・甲虫目

18:03 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ハクビシン

2016.06.29(Wed)

谷津の奥に設置したトレイルカメラに、立派な成獣のハクビシンが写っていました。

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(20160617 袖ヶ浦市)

ほぼ完全な夜行性のハクビシン。これまで、この谷津でも何度もカメラに写っていましたが、いずれも夜間でした。この写真は午前10時頃撮影されたもので、こんな日中にうろうろしているのはかなり珍しいことです。

太く長い尻尾、そして顔の特徴的な白い模様もかすかにのぞいています。近辺には作業小屋などもありませんから、この個体はおそらく樹洞か何かで暮らしているのでしょう。そして、夜になると果実や小動物を探しているに違いありません。ハクビシンは都会でもしばしばその姿を見ることがありますが、心なしか、自然豊かな環境で暮らしている個体は体の線も野性味が溢れているような感じがしますね。

▽ハクビシンに関する過去の記事
手すりの上のハクビシンの糞 2013.7.27
ハクビシンの糞 2012.11.11
泥の上に残るハクビシンの足跡 2012.6.10
ハクビシンの足跡 2012.4.7
ハクビシンの幼獣(死体) 2009.10.1

Category: 哺乳類

22:00 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ケヤキナガタマムシ

2016.06.12(Sun)

タマムシというと、だいたいの人はヤマトタマムシを思い浮かべるかと思います。しかし、実際にはタマムシ科の昆虫というのは日本国内にざっと200種も存在しており、その姿も派手なものから地味なものまでいろいろです。

ナガタマムシの仲間のケヤキナガタマムシは、赤紫色のメタリックの頭胸部、深みのある黒色メタリックの鞘翅と、なかなか美麗な外見です。

20160612.jpg
(20160611 鴨川市)

とまっているのは私の指で、体長は約1cmほど。名前の通り、幼虫はケヤキの伐採木などから発生します。よく似たムネアカナガタマムシとは、鞘翅の後端がとんがっていることで区別することができます。きわめてよく飛ぶ虫で、この個体も写真を撮り終った直後、プーンと飛び去っていきました。

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Category: 昆虫類・甲虫目

20:05 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ホシムクドリ

2016.06.05(Sun)

パリで出会った生き物シリーズ・第四弾はホシムクドリです。

20160605.jpg 201606051.jpg
(20160527 フランス)

日本には、九州や南西諸島その他にたまーに飛来することがある程度のこの鳥。原産地はヨーロッパから中央アジアあたりです。北米やオーストラリアなど世界の様々な地域に人為的に持ち込まれ、それらの地域で大繁殖して在来生態系を圧迫しているため、国際自然保護連合(IUCN)の定める「世界の侵略的外来種ワースト100」にその名を連ねています。こうした動物が世界に人為的に拡散したその背景には、ヨーロッパ列強の植民地主義が見え隠れしています。気になる人は「順化教会」とかのワードで検索してみましょう。

ともあれ、ホシムクドリ自体は非常に美しい鳥です。全身を覆う斑点に、複雑な緑や紫の光沢が絡まり、国立自然史博物館の敷地で出会ったこの個体も、きらきらと輝くようでした。

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Category: 鳥類

22:01 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

クロウタドリ

2016.06.04(Sat)

パリで出会った生き物シリーズ、第三弾はクロウタドリです。

ツグミ科の鳥であるクロウタドリ、日本では稀にしか見られない鳥ですが、パリではやはり、そこかしこでその姿や声と出会うことができました。雄はこのように、いかにも名前にふさわしい姿(この個体は足環がついていますね。一週間の滞在中、足環がついた野鳥をかなりの数、見かけました)。

201606031.jpg
(20160527 フランス)

雌はちょっぴり地味めです。

20160603.jpg
(20160525 フランス)

クロウタドリといえばその鳴き声の美しさが有名です。ビートルズの名曲「ブラックバード」のブラックバードもこの鳥です。公園で鳴いているところを動画に撮影してみました。なるほど、いい声ですね。



採餌しているところも。



土壌の落葉などを引っくり返して虫をとっているようです。日本の鳥だと、シロハラなどによく似たやり方ですね。

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Category: 鳥類

16:22 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

バンの営巣

2016.06.02(Thu)

パリで出会った生き物第二弾は、千葉でも河川や池などでおなじみの鳥、バンです。しかしこれには驚きました。なんと、ホテルの裏の公園の、ちっちゃな人工池で営巣していたのです。

20160602.jpg 201606021.jpg
(20160524 フランス)

ご覧のような環境です。岸辺から飛び蹴りすれば余裕で当たるほどの距離。バンは確かにこのように、植物を用いて皿状の巣をこしらえるのですが、通常警戒心がとても強く、河川などで巣を見つけても不用意に近づいて刺激しないように気をつけなければなりません。下手にカシャカシャ写真など撮ろうものなら営巣放棄という事態にだってなりかねないのです。それがここでは、すぐそばで大勢の人が昼寝をし、運動し、散歩し、ランニングしているという環境でちんまりと営巣しています。よほど皆にそっとしておかれているのでしょう。

翌日、翌々日と通うとこのバンは、公園の中をペタペタと歩き回り、人がいてもぜんぜん意に介しません。ところ変われば何とやら。自分の知らないことはまたまだたくさんあるのだなあという思いがいたします。

※バン
千葉県RDB・B(重要保護生物)


▽バンに関する過去の記事
バン@泉自然公園 2009.12.7
バンの幼鳥@大百池 2009.9.15
バン@坂月川 2009.4.16

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Category: 鳥類

20:47 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

カササギ

2016.06.01(Wed)

5月の23日から29日まで、ポエトリースラムW杯(詩の朗読の世界大会)に日本代表として出場していたため、パリに滞在しておりました。その間に現地で出会った生き物について、少しずつ紹介していきたいと思います。まずはカササギです。

カササギは日本では珍鳥の部類です。九州の一部と北海道でしか見られない鳥で、九州のものは秀吉の朝鮮出兵の時に持ち込まれたものだとも、北海道のものは近代になってロシアから持ち込まれたものだとも言われていますが、その詳細は不明です。

20160601.jpg 201606011.jpg
(20160524 フランス)

パリでは、ご覧の通りゴミ箱の上などにも普通にとまっているほど、街中でたくさん出会える鳥です。カササギはカラスの仲間で、オナガをより大きくしたような姿をしています。角度や陽の当たり方によって紫の光沢が現れ、それが判然としない時には、なんだか巨大なセグロセキレイのようにも見えます。

カラスの仲間だけあって大変に頭のいい鳥としても知られ、脳も大きく、鳥類の中でも極めて高い知能を持つことで知られています。公園で毎朝観察していると、明らかに「こいつ、俺の顔を覚えたな」と思われる節が多々あり、さすがな感がいたしました。

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Category: 鳥類

15:42 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

記述の中に間違いや誤解を見つけた方、またそれ以外にも何かございましたら、どうか
inaka_jikan@yahoo.co.jp
まで送っていただけると幸いです。

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