ホソバキリガ

2017.03.27(Mon)

ヤガ科ヨトウガ亜科のホソバキリガは、早春に成虫が現れるガです。

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(20170326 鴨川市)

北海道から九州まで分布し、灯火にも飛来します。わりあい普通に見られるガですが、実は幼虫が何を食べているのかよくわかっていないというミステリアスなガでもあります。早春に出現するとは言え、この日は冬に戻ったかのような冷たい雨。ドアの枠のところでじーっとたたずんでいました。

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Category: 昆虫類・チョウ目

15:33 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ウミアイサ

2017.03.20(Mon)

ぺにょーんと細長い嘴とボサボサ頭が特徴のウミアイサは、カモの仲間です。房総半島には冬鳥として沿岸部に飛来します。

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(20170319 勝浦市)

体格はカルガモより少し小さいくらい。これは雌で、雄は黒い頭をしています。ここでは岩礁に5羽の群でいましたが、越冬中は群で行動することが多く、潜水をしてこの細長い嘴で魚介類を捕食して暮らしています。

※ウミアイサ
千葉県RDB・D(一般保護生物)


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Category: 鳥類

20:37 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

オオゲジ

2017.03.17(Fri)

洞窟に住んでいるのはコウモリだけではありません。洞窟の入り口に近いところでは、このようなオオゲジも壁にたくさんたたずんでいました。

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(20170314 いすみ市)

通称ゲジゲジともいうゲジの仲間は、ムカデ綱ゲジ目に属しています。日本産のゲジには、ゲジとオオゲジがおり、このオオゲジはその大きいほうです。体長は4~6cmほどですが、脚も含めるとその2倍、3倍の長さがあります。その脚は15対あるのですが、敵に襲われたりすると自切するので、全部揃っていないことも多いです。

このおどろおどろしい外見から嫌われがちで、不快害虫という扱いを受けることも多いゲジの仲間。しかし別段、人間に悪さをするわけではなく、かえってゴキブリなどを捕食するのですから益虫とも言えるわけです。よく見ればなかなか見事な造形をしており、そこはかとない機能美のようなものも漂ってきますね。

Category: 多足類

22:39 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

コキクガシラコウモリ

2017.03.16(Thu)

コキクガシラコウモリは、昨日紹介したキクガシラコウモリよりさらに二回りほど小さく、体長は4cmほどしかありません。洞窟の天井からぶら下がっていると、大きな耳とあいまって、角度によってはまるで猫のおもちゃか何かのようにも見えます。

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(20170314 いすみ市)

空を飛ぶコウモリというのはたいへん体重が軽くできていて、このコキクガシラコウモリの場合、5gから9gくらいしかないそうです。これは500円硬貨一枚分程度の重さでしかありません。この洞窟ではやはり多数が冬眠中で、ほとんど身動きもせずにじっとぶら下がっておりました。

コウモリという動物は不思議なもので、どのような過程をたどってこの形態になったのかは実のところよくわかっていません。最古のコウモリの化石は5000万年以上前のものですが、その時にはすでに我々の知っているこのコウモリの姿をしていたのです。近年の遺伝子解析による研究からは、何と奇蹄目や食肉目にわりあい近縁であるらしいことが示されています。このコウモリと馬が遠い親戚筋にあたるとは、いやはや自然界というのはすごいものですね。

※コキクガシラコウモリ
千葉県RDB・C(要保護生物)

Category: 哺乳類

23:08 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

キクガシラコウモリ

2017.03.15(Wed)

たまあーと創作工房のこまちだたまお先生にお誘い頂きまして、房総のコウモリ研究の泰斗・大藪健先生のご案内のもと、洞窟探検に行って参りました。

まずは冬眠中のキクガシラコウモリが、天井からぶら下がっておりました。

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(20170314 いすみ市)

体長は7cmほどですので、見た目のボリュームは大きなガぐらいしかありません。それでも体毛が生えた姿はまごうかたなき哺乳類で、まことにかわいらしいものです。こうした洞穴をねぐらとし、夜間行動して昆虫を採食するという暮らしをしています。先に書きましたように現在は冬眠中ですので、あんまり動きません。

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(20170314 いすみ市)

ほんのわずかな岩の凹凸に、うまいこと足の指の爪を引っかけてぶら下がっています。間近で観察しますと、この足の爪はなかなか鋭く、忍者の使う道具のような機能性を感じさせます。

この日はこのようなコウモリを数百頭単位で観察することができ、夜もコウモリの夢を見るくらい圧倒的な経験をさせて頂きました。大藪先生、皆様、ありがとうございました。もう一種類、コキクガシラコウモリも観察することができましたが、それとこの洞窟で出会った他の生き物についてはまた明日以降。

※キクガシラコウモリ
千葉県RDB・C(要保護生物)

Category: 哺乳類

23:08 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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