シマゲンゴロウの棲む池に煮干しを落とすと・・・

2017.07.31(Mon)

夏、田んぼからは水が抜かれる「中干し」が行われたり、あるいはまた日照りで乾いてしまったりもします。そうした際、水生昆虫は近隣の池や水路に避難して身をひそめることになるですが、近代的な圃場整備が行われた田んぼでは小規模な溜め池などが田んぼの近くにないことが多く、また水路もコンクリートの三面張りとなっていたりするので、そうした水生昆虫たちは行き場を失い生息することができないわけです。

しかし、この田んぼでは圃場整備が行われていない上、わざわざ管理をしている方が、谷津の奥に生き物のための浅い池を複数掘削しているという絶好の環境。池をのぞくと多数のシマゲンゴロウが泳ぎ回っています。

煮干しを三本ばかり放り込んでみました。

IMG_8447.jpg
(20170728 袖ヶ浦市)

たちまち大勢集まってきました。動画でどうぞ。



コシマゲンゴロウもいますね。ゲンゴロウの仲間は「食べ物の匂い」を敏感にかぎつけ、弱ったり傷ついたりした水生小動物を襲い、また死骸にも集まります。日光に照らされたシマゲンゴロウの背中は非常に美しいものがありますね。シマゲンゴロウは水質の良い止水域に生息します。この貪欲な食べ方を見るだけでも、こうした虫が生きていく上で多数の被捕食者を必要とすること、そしてそれら全てを養えるだけの環境が維持されていなければ生息が困難であることの一端が伺えます。シマゲンゴロウはとりわけ北総地域では姿を消しつつあります。

※シマゲンゴロウ
環境省RDB・NT(準絶滅危惧)
千葉県RDB・D(一般保護生物)


▽シマゲンゴロウに関する過去の記事
シマゲンゴロウの幼虫、オタマジャクシを捕食する 2015.5.17
アメリカザリガニの死骸に集まるシマゲンゴロウetc. 2014.8.13
シマゲンゴロウの幼虫 2014.6.11
シマゲンゴロウ 2011.9.15

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Category: 昆虫類・甲虫目

14:24 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ミヤマクワガタの交尾とシュレーゲルアオガエル

2017.07.28(Fri)

さて、昨日に引き続きたまあーと合宿で出会った生き物についての記事です。参加者のお子さんがミヤマクワガタを見つけました。たちまち大盛り上がりとなります。

20170726IMG_8310.jpg
(20170726 長生郡一宮町)

房総半島のクワガタの王様とも言うべきミヤマクワガタの雄。さすがに立派な顎ですね。ん?何か脚の数が多いぞ。あーっ!交尾中だ!

20170726IMG_8321.jpg
(20170726 長生郡一宮町)

そして、それだけじゃなくて、枝の上側に何かおりますぞ。角度を変えてみると・・・

20170726IMG_8326.jpg
(20170726 長生郡一宮町)

しゅ、シュレーゲルアオガエルさん!あんた何してるんですかそんなところでそんな顔して!

・・・いやはや、見たこともないような光景でした。それにしても、充分成長したシュレーゲルアオガエルと比べても、ミヤマクワガタの大きさは貫禄たっぷりですね。近年とりわけ県北部では減少しているミヤマクワガタ。交尾を終えた雌は大顎で朽木に穴を穿って産卵し、幼虫は1、2年を経て羽化します。いつかまたこの場所で、このカップルの子孫に出会うことはできるでしょうか。

※ミヤマクワガタ
千葉県RDB・D(一般保護生物)


※シュレーゲルアオガエル
千葉県RDB・D(一般保護生物)


▽シュレーゲルアオガエルに関する過去の記事
庭のシュレーゲルアオガエル・2014年 2014.10.27
岸辺で鳴くシュレーゲルアオガエル 2014.5.25
庭のシュレーゲルアオガエル・2013年 2013.6.6
水路に集まるシュレーゲルアオガエル・2013年 2013.5.9
水路のシュレーゲルアオガエル 2012.5.8
シュレーゲルアオガエル、水路に集まる 2011.5.14
路上で寝るシュレーゲルアオガエル 2010.11.13
シュレーゲルアオガエルの幼体 2010.8.28
斑紋のあるシュレーゲルアオガエル 2010.8.23
やっぱりシュレーゲルアオガエル 2010.8.20
シュレーゲルアオガエルとニホンアマガエルの幼体の区別 2010.7.7
シュレーゲルアオガエルのオタマジャクシ 2010.6.4
シュレーゲルアオガエル・2010年初目撃 2010.5.28
千葉市の両生類 2010.1.24
シュレーゲルアオガエル・2009コレクション 2009.12.31
シュレーゲルアオガエル@いずみの森 2009.11.11
路上のシュレーゲルアオガエル 2009.10.23
台風前夜のシュレーゲルアオガエル 2009.8.31
シュレーゲルアオガエルの昼寝 2009.7.28
ミカンの木のシュレーゲルアオガエル 2009.7.26
シュレーゲルアオガエルの上陸 2009.6.30
シュレーゲルアオガエル・今年初目撃 2009.5.24
シュレーゲルアオガエルの幼体・その2 2008.8.31
シュレーゲルアオガエルの幼体 2008.7.29
ツバキの木のシュレーゲルアオガエル 2008.7.19
窓ガラスのシュレーゲルアオガエル 2008.7.8

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22:52 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

コハクオナジマイマイ

2017.07.27(Thu)

この日はたまあーと創作工房様の夏のあーと合宿にて、講師役を務めさせていただき、一宮町の某所で自然観察。久々に雨にも恵まれ、生き物もたくさん出てきました。

コハクオナジマイマイ、ほんとに増えましたね。

20170726IMG_8298.jpg
(20170726 長生郡一宮町)

殻の中心付近がレモンイエローをしているこの小さなカタツムリは、元来は西日本に分布する日本固有種で、こちらに生息するものはどうやら何らかの理由で移入されてきた国内外来種のようです。日本固有種だけど外来種というややこしい生き物です。房総半島では90年代から記録され始めました。千葉県以外にも関東各地に拡がっているようです。様々な野菜を食害するという一面もあり、私の実家の畑などにも色んな作物についているのを見ることができます。薄い色の殻と透明感のある体はなかなか綺麗なのですが・・・

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Category: 貝類

22:56 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ツマグロバッタ

2017.07.22(Sat)

ツマグロバッタ、ツマグロイナゴ、ツマグロイナゴモドキなどいろいろな名前があるこのバッタ。肢の関節部分と翅の先端に黒い部分があるのが「褄黒」の名の由来です。

20170720IMG_8222.jpg
(20170720 千葉市緑区)

この写真のは雄で、雌はもっとくすんだ褐色をしています。体のサイズも雌の方が一回り大きくなり、ツチイナゴに少し似た姿をしています。

湿度の高い草むらによく生息しています。この写真の個体は耕作放棄されて久しい、ジャングル化した谷津田のあとで撮影しました。

近年、農地の荒廃が各地で進み、こうしたジャングル化した休耕田は非常に増えました。もはや人が足を踏み入れることもなくなったそのような藪の中で、こうしたバッタたちはひっそりと繁殖しているのでしょう。

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Category: 昆虫類・バッタ目

11:46 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

鳴くニイニイゼミ

2017.07.20(Thu)

ニイニイゼミの鳴き声も最盛期を迎えています。昨日の記事のように、羽化できずに死ぬ個体もいれば、羽化して鳴く個体もいます。サクラの木で鳴いているやつを動画に撮影してみました。


(20170719 千葉市若葉区)

周囲でたくさんのニイニイゼミが鳴いているので最初は多少わかりにくいかもしれませんが、「チー」と始まり、腹部を震わせて懸命に「ジー」と鳴き、そしてまた「チー・・・」と戻ってゆく様が聴きとれます。これが多数のセミが集まって鳴いていると金属音のシャワーのようになるわけです。

ニイニイゼミが土の中にいる期間は3年から5年。この動画のセミは、2012年から2014年くらいの生まれということになるのでしょう。一方、羽化後の寿命は長くても一ヶ月ほど。おそらくもう二度とこのセミに会うこともないと思います。動画をご覧になった方は、できましたら、こういう存在もこの世にいたことを覚えておいていてあげてください。

▽ニイニイゼミに関する過去の記事
ニイニイゼミの抜け殻 2012.7.23
シオヤアブ、ニイニイゼミを捕食する 2012.7.22
ニイニイゼミ 2012.7.21

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Category: 昆虫類・カメムシ目

18:45 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

クロクサアリ

2017.07.19(Wed)

この時期、羽化にあたってそれを完遂できずに死ぬセミにしばしば出会います。そうして羽化中途で夭折したニイニイゼミに、クロクサアリが群がっていました。

20170718IMG_8105.jpg
(20170718 千葉市若葉区)

クロクサアリの働きアリの体長は4~5mm。頭部と腹部の大きい、ぽっちゃりした体形が特徴です。名前の通り、潰すとくさい臭いを発するらしいのですが、あまり潰してみたことがないので私にはちょっとよくわかりません。

20170718IMG_8109.jpg
(20170718 千葉市若葉区)

しきりに小さな組織をちぎっては皆で運んでいます。その巣は通常、木の根元などにあるようです。空に羽ばたくことのなかったこのニイニイゼミは、アリたちの栄養となることで、生まれ育った土の中へと還ってゆきます。

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Category: 昆虫類・ハチ目

22:06 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ミドリシジミ

2017.07.16(Sun)

暑い日が続きますね。

午後4時近く、谷津田の林縁でミドリシジミを1頭見つけました。

20170714IMG_8060.jpg
(20170714 千葉市若葉区)

雄の翅の表側が光沢のある緑色に輝くことからその名があるシジミチョウです。幼虫の食草はハンノキで、これは伝統的な谷津田の奥まったところの湿地や休耕田に生える樹木ですから、このチョウもまた里山のチョウです。しかし、そのようなハンノキ林を有する谷津田は、とりわけ北総地域では確実に少なくなってきました。現在、ミドリシジミは千葉県のレッドデータブックでは「C(要保護生物)」として記載されています。

※ミドリシジミ
千葉県RDB・C(要保護生物)


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Category: 昆虫類・チョウ目

22:19 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

トラフシジミ

2017.07.11(Tue)

朝、林縁の葉上で休んでいるトラフシジミに出会いました。

20170701IMG_8024.jpg
(20170701 袖ヶ浦市)

名前の通り、翅の裏側は虎斑のような縞模様になっています。この写真の個体は夏型で、春型ですと白と褐色のコントラストが鮮やかでさらに虎っぽいです。

平地から山地までの雑木林とその周辺で見られますが、房総半島におけるその個体数は決して多くはありません。とりわけ北総地域では減少しており、これはやはり健全な雑木林の経営が維持された里山環境の衰退と軌を一にしていると考えられます。

※トラフシジミ
千葉県RDB・D(一般保護生物)


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Category: 昆虫類・チョウ目

20:50 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

チャオビヨトウ

2017.07.10(Mon)

翅に茶色の帯が入ったヨトウガ、チャオビヨトウ。最初は白帯からスタートし、成長すると黒帯を取得してクロオビヨトウになる・・・といったことはもちろんあるはずがなく、終生茶帯のままです。

20170630IMG_8018.jpg
(20170630 千葉市緑区)

幼虫はクワ科のカナムグラを食草とし、成虫はコナラやクヌギなどの樹液に集まる、雑木林のガです。成虫は初夏から秋までその姿を見ることができます。

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Category: 昆虫類・チョウ目

22:44 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

マツアトキハマキ

2017.07.09(Sun)

昨日に引き続き、ハマキガの仲間を取り上げます。今日はマツアトキハマキ。雄で開張2cm、雌で3cmほどのそんなに大きくないガですが、やはり模様は複雑で美しいものです。この写真の個体は雌。

20170628IMG_7993.jpg
(20170628 袖ヶ浦市)

名前のマツというのは松で、幼虫はそのマツやスギのような針葉樹を食草とします。房総半島では南部の丘陵地帯でよく見られ、平地よりも山地に多いようです。やはり夜は灯火にもやってきます。

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Category: 昆虫類・チョウ目

21:59 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

コクリオビクロヒメハマキ

2017.07.08(Sat)

ハマキガ科、ヒメハマキガ亜科のコクリオビクロヒメハマキ。それほど珍しい種というわけでもありませんが、名前も長ければ姿も不思議なガです。

20170628IMG_7961.jpg
(20170628 袖ヶ浦市)

漢字で書くと小栗帯黒姫葉巻。何がなんだかよくわかりませんね。模様も様々な色彩が錯綜した曰く言いがたい複雑なもので、それがハマキガの常で紡錘形にとまっているので、奇妙な宇宙船か何かのように見えます。

もっとも、このガはわずかに開張15mmほど。これが宇宙船だとしたら、乗っている宇宙人もせいぜい1mm以下でしかないことでしょう。

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Category: 昆虫類・チョウ目

16:26 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ヌサオニグモ

2017.07.07(Fri)

里山で出会えるオニグモの仲間はたくさんいますが、その中でもヌサオニグモは小さいけれど美しい種の一つです。

20170628IMG_7942.jpg
(20170628 袖ヶ浦市)

名前のヌサというのは神社とかで注連飾りに使ったりする「幣」のことで、その独特な模様を見立てての命名です。体長はわずかに5~8mmほど。垂直円網を張りますが、植物を折り曲げてこしらえた巣におさまっていることもあります。この写真も、そうした巣から出てきたところを撮影したのでした。

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22:41 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ヤナギカワウンカ

2017.07.06(Thu)

その名の通り、ヤナギによく集まるというヤナギカワウンカ。横から見ると、なんともおかしな顔をしています。

20170628IMG_7928.jpg
(20170628 袖ヶ浦市)

体長は6、7mmほど。樹皮のような褐色の模様も味がありますが、その頭部は西洋甲冑に大きな目玉をくっつけたかのよう。アシやガマが生い茂る湿地帯にかなり大量にいましたが、そのそばにはなるほど、ヤナギの木があったのでした。

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Category: 昆虫類・カメムシ目

22:59 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

コガシラアワフキ

2017.07.05(Wed)

コガシラアワフキです。アワフキムシの中でも頭が小さめだというので「小頭」アワフキ。体長は7、8mmといったところです。

20170628IMG_7951.jpg
(20170628 袖ヶ浦市)

赤みがかった体色もなかなか渋いですね。ヨモギなどの汁を吸って暮らしています。カメラを近づけるとピッピッと逃げてしまうのでなかなか写真が撮りにくい虫です。武器もないこのような小さな虫は、そのくらいじゃないとなかなか生き残れないのでしょうね。

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Category: 昆虫類・カメムシ目

10:04 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ウスクリモンヒメハマキ

2017.07.04(Tue)

ガの仲間というのはとにかくやたらめったら種類が多いですが、その模様や姿も実に多種多様に渡るものです。この開張1.5cmほどのウスクリモンヒメハマキ(長い名前ですね)も、火焔紋というか背中にバッファローマンというか、不思議と言えば不思議な模様をしています。

20170628IMG_7908.jpg
(20170628 袖ヶ浦市)

幼虫の食草はバラ科やウリ科など。成虫は夏の初めに出現します。暗い森の奥でひっそりと翅を休めていました。

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Category: 昆虫類・チョウ目

15:48 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

ミカドガガンボ

2017.07.03(Mon)

何であれ、通常より大きいというのは迫力があるものです。林縁で出会ったのは日本最大のガガンボ、ミカドガガンボ。

20170628IMG_7883.jpg
(20170628 袖ヶ浦市)

これだといまいちサイズ感が伝わりませんね。ものさしと一緒にどうぞ。

20170628IMG_7884.jpg
(20170628 袖ヶ浦市)

・・・というわけでこのミカドガガンボ、体長が3cmから4cm、翅を拡げると7、8cmほどにもなります。まるでトンボのような大きさです。飛ぶ時の翅の音もまことに立派なのですが、そこはやはりガガンボ。体のつくりは華奢で、この写真の個体も脚が一本ありませんね。もちろん人の血を吸ったりはせず、成虫になるとほとんど水を舐めるだけのようです。夜は灯火にもやってきます。

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Category: 昆虫類・ハエ目

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プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

記述の中に間違いや誤解を見つけた方、またそれ以外にも何かございましたら、どうか
inaka_jikan@yahoo.co.jp
まで送っていただけると幸いです。

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