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DAYLIGHT RAMBLER

日々に出会った様々な動植物について綴っていきます。文章及び画像の無断転載禁止。

砂に隠れるアカエイ

東京湾岸では普通に見られるアカエイですが、エイって見れば見るほど実に不思議な形をしています。平べったくて目は体の上側にあり、尾は長く後ろに伸びています。自然の造形物には無意味なことはないわけで、この奇妙な形態も、エイの生活にとっては必然性があるのです。

浅瀬の砂の中にすっぽりはまっているやつを見つけました。

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(20171218 千葉県)

このうすべったい体でこうしていると、相当大きな図体をしていても、上からはよく目を凝らさないと見えません。動画にも撮ってみました。



この場合はまだしも体が見えていますけれど、本格的にもぐると、目と噴水孔と尾以外は砂に埋まった状態になります。その尾には毒の棘がついていますから、海水浴中にうっかり踏んづけてしまったりすると面倒なことになります。

それにしても、エイってこんな姿でありながらサメの親戚なのですから、進化って本当に面白いものですね。

▽アカエイに関する過去の記事
アカエイ 2016.4.20

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[ 2017/12/18 17:53 ] 魚類 | TB(-) | CM(0)

クロジ

クロジは、房総半島では冬鳥です。山中の道沿いで、落葉の中をつついて採餌している雄と出会いました。

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(20171216 千葉県)

同じホオジロ科のアオジに対して、こちらは黒っぽいので「クロジ」。山地の林に生息し、種子をつついたり昆虫を食べたりして暮らしています。房総半島における分布は、どこにでもいるアオジと比べるとぐっと局所的かつ個体数も多くなく、千葉県のレッドデータブックには「D(一般保護生物)」として記載されています。

※クロジ
千葉県RDB・D(一般保護生物)


[ 2017/12/17 11:16 ] 鳥類 | TB(-) | CM(0)

ナミテントウの変った模様

ナミテントウには、一見して同じ種類には思われないほど、実に様々な模様の変異があります。こちらにその模様の色々をまとめてありますが、この日はカメノコテントウの項で述べたように大量のナミテントウが日当たりの良い林縁に乱舞しており、写真を撮っていると口や鼻に入り込むほどでした。そんなわけで、これまであまり馴染みのなかった、あるいは写真を撮ったことがなかったパターンのテントウムシにも出会いましたので、以下に紹介いたします。

◎黒斑の大きい紅紋型。
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(20171129 千葉県)

◎黒地に赤の多紋型
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(20171129 千葉県)

◎六紋型
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(20171129 千葉県)

◎多紋型の遺伝子が働いたのか、ちょっと不思議な模様
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(20171129 千葉県)

◎一見キイロテントウのような無紋型
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(20171129 千葉県)

違う斑紋のナミテントウ同士でも、当然に交尾が成立するため、多数のテントウムシをチェックしていくと、大袈裟に言えば無限の模様の変異がありうるわけです。これからも変った模様のナミテントウを見つけたら、随時アップしていきたいと思います。

▽ナミテントウに関する過去の記事
ナミテントウの羽化 2010.6.26
ナミテントウの交尾 2010.2.16
ナミテントウ・今年もいろいろ 2009.5.27
ナミテントウ(黒地に黄色四紋型) 2008.7.1
ナミテントウ(オレンジに黒斑型) 2008.6.30
ナミテントウの羽化 2008.6.29
ナミテントウいろいろ 2008.6.23
ナミテントウ 2008.5.26

[ 2017/12/04 13:46 ] 昆虫類・甲虫目 | TB(-) | CM(0)

カメノコテントウ

体長が11~13mmにも達する美しい巨大なテントウムシ・カメノコテントウは、北総・南総問わず、県内では極めて減少している印象を受けます。

この日は、林縁のスギの木の幹に大量に集まっていたナミテントウに混じって、久しぶりに姿を見ることができました。

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(20171129 千葉県)

カメノコテントウは、ナミテントウに混じって越冬することも多いようですから、これからこのあたりの樹皮の下か何かで冬眠に入るのでしょうか。肉食性テントウムシの中にあって、カメノコテントウはアブラムシを餌とせず、クルミハムシやドロノキハムシ、ヤナギハムシなどの幼虫を食べるという性質を持っています。これらのハムシは名前の通りクルミやドロノキ、ヤナギなどにつきます。それらの樹木が近くになければ、なかなか見つけることは難しいのです。

▽カメノコテントウに関する過去の記事
カメノコテントウ 2008.5.4

[ 2017/12/02 23:09 ] 昆虫類・甲虫目 | TB(-) | CM(0)

ホソミオツネントンボの越冬型

暖かかったこの日。林縁にはたくさんのホソミオツネントンボが飛び交っていました。もう、鮮やかなブルーの個体はいません。みなくすんだ褐色をしています。

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(20171129 千葉県)

ホソミオツネントンボは年に二度、発生します。夏に生まれた個体は成虫のままで越冬し、春が来ると雄は鮮やかなコバルトブルー、雌は水色に変化し、繁殖行動を行なって死にます。そして夏型が誕生し、こちらも秋までに死にますが、その前に越冬型を生み出すというわけです。

この写真の雌も、これから冬を乗り越え、来年、田んぼに水が入る頃に誰かと出会うのでしょうか。ホソミオツネントンボの「オツネン」が、漢字だと「越年」であるゆえんです。生き物たちの冬は、常に春の要素を含んでいます。

▽ホソミオツネントンボに関する過去の記事
ホソミオツネントンボの産卵・2014年 2014.4.23
ホソミオツネントンボの産卵 2013.5.10
越冬明けのホソミオツネントンボ 2013.3.31
ホソミオツネントンボの未成熟個体 2010.7.9
ホソミオツネントンボ 2009.5.7

[ 2017/12/01 20:38 ] 昆虫類・トンボ目 | TB(-) | CM(0)