タイコウチ

2011.09.01(Thu)

この9月から、こちらの谷津田 の生物調査をさせて頂くことになっております。そんなわけで31日、予備調査に伺いました。


状態の良い土水路がたっぷり残存しています。どんな生き物が隠れているでしょう。さっそく網を突っ込んでガサガサしてみました。


まず網に入ったのは肉食性水生カメムシの王道、タイコウチ。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20110831 袖ケ浦市)


体長3cmほど。しかし、鎌状の前脚が立派なのでもっと大きく見える虫です。お尻から突き出ている長い管は呼吸器で、これを水面上に出して息をするわけです。子供の頃「切ったらどうなるんだろう」と思ってはさみで切ったことのある人、廊下に正座。


かつて全くどこの田んぼにも普通に見られる虫だったこのタイコウチも、今では、特に千葉市内などでは、容易に採集できない生き物になっています。鎌状の脚で獲物を捕え、口吻を突き刺して消化液を注入するという食生活を送る、つまり常に生餌を必要とするこのような肉食性水生カメムシにとって、圃場整備により小魚等が住めなくなったコンクリート三面張りの水路は、もはやその命をつなぎにくい場所になっているのです。



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Category: 昆虫類・カメムシ目

20:55 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

COMMENT

スモール #79D/WHSg

1. おぉ


タイコウチ、いいですね。
今年は、まだ見ていません。

そのうちに、タイコウチが安心して生息できる田んぼにしたいものです。

2011.09.02(Fri) 19:45 | URL | EDIT

tak #79D/WHSg

2. Re:おぉ


>スモールさん
タイコウチ、かっこいいですよね。
千葉市ではレッドリストに掲載したほうが妥当なくらい減っている感じがあります。スモールさんの田んぼに現れる日が楽しみですね。

2011.09.03(Sat) 16:58 | URL | EDIT

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大島健夫

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1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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