タケニグサ

2011.09.21(Wed)

タケニグサは、漢字だと「竹似草」あるいは「竹煮草」と書きます。前者は茎が中空で竹に似ていることに、後者は竹とこれを一緒に煮ると竹が柔らかくなって細工しやすくなることに、それぞれ由来します。どちらもなかなか説得力十分で、両方が併記されている本も多くあります。


林縁や草地などに生育する、時に高さ2mにも達する大きな野草です。今の季節はちょうど実をつけています。

DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20110921 千葉市若葉区)


この実は薄くて乾燥していて、風が吹いたり耳元で振ったりすると音がするので、「囁き草」という別名もあります。なかなか風流ですが、この植物はさらにもうひとつ、恐ろしい別名も持っています。「蛆殺し」というのです。


実はタケニグサはケシ科に属しており、茎を切ったりするとでてくる乳液の中には数種類のアルカロイドが含まれているのです。よって、かつて汲み取り式便所が主流であった時代には、これを便槽に放り込んで殺虫剤代わりに使ったというわけで、なかなか強烈です。また皮膚病の薬としても用いられてきたようですが、これまた使用法を誤るとかえって症状を悪化させてしまうという紙一重な代物。大ぶりののんびりした外観の裏にけっこうなパワーを秘めているのです。



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Category: 山野草

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1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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