ヤマサナエのヤゴ

2011.09.25(Sun)

水面を上から眺めているだけでは、その下で暮らしている生き物たちのことはわかりません。水と陸の両方にまたがる生き物の生活史を陸の上からだけとらえたのでは、それを解き明かすことにはなりません。


とまあ偉そうなことを言っていますが、要するにこの週末、鹿島川系の某水路にせっせと網を入れて調べておりました。無論、何がどれだけ網に入ったかはきちんと記録していますし(アメリカザリガニ以外は全部リリースしております)、しかるべきところに報告もしておりますから、私のガサガサ技術の向上は自然科学の発展に貢献する・・・はずはないということもないのではないかと自負する次第です。


最初の話に戻ると、例えばトンボ類は、幼虫の間は水の中、成虫になると陸と空で活動しますから、まさに幼虫時代を押さえなければ、本来は分布の確定さえできないわけです。


ここでは、ヤマサナエ のヤゴがたくさん得られました。


DAYLIGHT RAMBLER  DAYLIGHT RAMBLER  

(20110924 千葉市若葉区)


低く構えたその姿は何と言うか、非常に兵器っぽいです。例えば、ヤマサナエは水質のいい、底が砂泥の細流などで発生する・・・とものの本に書いてあれば「ああそうか」という感じですが、実際にそんな場所でこうしてヤゴに出会えれば、「にゃるほど」と体感的に納得できるわけですね。ヤマサナエのヤゴはこうした環境で二年間過ごし、しかるのちに羽化して成虫になるのです。


※ヤマサナエ

千葉県レッドリスト・D(一般保護生物)

千葉市レッドリスト・C(要保護生物)



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Category: 昆虫類・トンボ目

18:41 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

COMMENT

南風 #79D/WHSg

1. 無題


この部分、私のもっとも不得意とする部分で、何とかしなくてはと、思っている次第です。
先日も、小学生のトンボ屋さんから、オニヤンマのヤゴを紹介されました。

今の環境をこれ以上悪くしないためにも、この部分でもっと発言できるようにならなければと思っています。
私にとって、来年の大切な課題です。

2011.09.25(Sun) 20:25 | URL | EDIT

tak #79D/WHSg

2. Re:無題


>南風さん
私も水路の中身に手を付け始めたのは最近でして、網を入れるたびに非常に新鮮です。

トンボとヤゴの同定については、いかだ社刊の「近畿のトンボ図鑑」が良いと思います。

2011.09.26(Mon) 17:01 | URL | EDIT

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プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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