アカハライモリの轢死体

2011.11.12(Sat)

野外で希少な生き物に出会うのは嬉しいものです。しかし、それが既に死体であり、なおかつ人間の作為、あるいは不作為によるものであれば、辛いものです。


二年前に発見し、その後ずっとフォローし続けてきた、市内のアカハライモリ 生息地付近の農道で、轢死体に遭遇しました。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20111112 千葉市)


これだから、私は狭い田舎道を車で走るとき、前方の地面を見ながらゆっくりとしか走れないのです。やはり市内の別のイモリ生息地では、近辺に自動車道路が開通すると季節によってイモリの轢死体が大量に見つかるようになり、その後生息数が激減したという事例があるそうです。イモリはいつも同じ水の中にいるわけではなく、多くの両生類と同じように季節的に、また成長サイクルの中で移動する上、雨の日などはかなり広い範囲を歩き回るのです。昨夜もやはり雨でした。


この個体は8cmほどの、まだ小さな個体でした。イモリは再生能力の強い生き物で、足などがちぎれても再生する能力を持っています。しかし、いくら体組織の再生能力が強かろうが生き物基本ルールとして、一度死んだものは生き返りません。残念です。


DAYLIGHT RAMBLER  

(20111112 千葉市)


あとほんの数十cmで道路を越え、田んぼに入ることができたのですが・・・。この近辺には、あと何匹のイモリが生き残っているのでしょう。嘆いてばかりはいられません。保全の手だてを探るためにも、私もできることをしなければ。もっと調べてみなければ。


※アカハライモリ

環境省レッドリスト・NT(準絶滅危惧)

千葉県レッドリスト・A(最重要保護生物)

千葉市レッドリスト・A(最重要保護生物)



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Category: 両生類

21:15 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

COMMENT

りょうちゃん #79D/WHSg

1. 免許返上を考えてます


こんばんは。
舗装していない農道に車を乗り入れることはありませんが、アカハライモリなど希少種を守ろうと意識してのことではなく、田んぼに嵌ったら往生するからだったのです。このお話を知って、加齢による反射神経の衰えから人間だけでなく貴重な生き物にダメージを与える可能性のある車の運転は次回更新時に免許返上を真剣に考えたいと思いますね(*^▽^*)

2011.11.12(Sat) 23:27 | URL | EDIT

tak #79D/WHSg

2. Re:免許返上を考えてます


>りょうちゃんさん
こんばんは。
特に今の季節は、バッタやカマキリを初め様々な昆虫も大量に路上に出ており、歩くたびに色々な轢死体に出会います。
「生き物が路上にいる」ということを一人でも多くの人が意識してくださればいいと思っております。

2011.11.13(Sun) 19:18 | URL | EDIT

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プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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