トウキョウサンショウウオの卵嚢

2012.04.19(Thu)

林縁の水路で、トウキョウサンショウウオの卵嚢を見つけました。生息域の内部ではありますけれどもノーマークの場所だったので、ちょっと驚きました。

P4186188.jpg
(20120418 千葉市)

トウキョウサンショウウオは、日本固有種であり、関東地方及び福島県の相馬地方に分布します。12月から4月に、水源地の近くの湧水の流れ込む浅い止水、もしくは流れの緩やかなよどみなどに産卵します。卵嚢はこのようなバナナ形で、中には数十~百数十個の卵が入っています。ここには一個しか見当たりませんでしたが、普通は二つで一対です。5月の末までには孵化し、幼生は夏から秋にかけて変態・上陸していきます。

房総半島においては、開発等による地形の改変、また心無い人間による採集圧に加え、近年では特定外来生物・アライグマによる捕食圧がその生存を脅かす大きな要因となっています。千葉県には現在、数千頭のアライグマが生息していると推定され、外来生物法に基づく防除の実施が急がれる状態です。

※トウキョウサンショウウオ
環境省レッドリスト・VU(絶滅危惧Ⅱ類)
千葉県レッドリスト・A(最重要保護生物)
千葉市レッドリスト・A(最重要保護生物)


▽トウキョウサンショウウオに関する過去の記事

トウキョウサンショウウオ 2012.2.14

トウキョウサンショウウオの幼生 2010.5.24
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Category: 両生類

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