キンラン・2012年

2012.05.05(Sat)

偶然見つけたこの群生地に訪れるのも3年目です。今年はギンラン、ササバギンランはやや少ないもののキンランはこれまでで最も多く、林床を埋め尽くすような勢いで咲いていました。

P5056463.jpg P5056499.jpg

(20120505 千葉市若葉区)

お年を召された方にお話を伺うと、誰に聞いても異口同音に、昔はたくさん咲いている場所がいっぱいあった、という意味のことを言います。しかし現在、まあ断言はできませんが、私の知る限りこれほどの高密度で咲いている場所はおそらく千葉市内でここだけです。

毎年書かせて頂いていることですけれども、このキンランに関して、ブログを読んでくださっている皆様に私からお伝えしたいことがあるとすれば、それは一にも二にも、

「掘らないでください」

ということです。樹木と菌根菌との、いまだ十分に解明されていない不思議な共生関係の中で生きているキンランは、人為的な環境のもとで育てることができない植物だからです。千葉県レッドデータブックの、ごく端的な記述を引用させて頂きます。

「庭に植えても育たない」

※キンラン
環境省レッドリスト・VU(絶滅危惧Ⅱ類)
千葉県レッドリスト・D(一般保護生物)
千葉市レッドリスト・A(最重要保護生物)


▽キンランに関する過去の記事

キンラン・2011年 2011.5.13

キンラン 2010.5.6
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Category: 山野草

19:36 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

COMMENT

hayenokaze(南風) #-

やはり野にあるものは野におけ、ですね。
採集したい気持ちはわからないでもないのですが、あえてそこに置いておくことで、自然と一体化したことを感じられるのですけどね。
ありのまま存在する動植物に対して、「来年またくるからね」と声をかけて立ち去る。
みんながそんな気持ちになれたら、優しくなれるのに。
そうしたら、地球上から戦争などが無くなるかもしれませんね。

2012.05.05(Sat) 23:35 | URL | EDIT

tak #o/PXu/q6

>hayenokazeさん
自然の中で、あるものをあるがままに楽しむ、ということがどうしてできないのでしょうね。

なぜ、自分だけのものにしたいと思うのでしょうか。次の世代に何かを残したいと思われないのでしょうか。とても悲しく思います。

2012.05.06(Sun) 17:47 | URL | EDIT

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プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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