プライヤシリアゲ

2012.05.11(Fri)

プライヤシリアゲは、千葉県のレッドデータブックへの記載こそありませんが、県内におけるその生息数はヤマトシリアゲなどに比べ非常に少ないことは間違いありません。

谷津の奥の森の中で雌に出会いました(シリアゲムシの雄は、尾部がサソリのように巻き上がっているので容易に区別できます)。黄色と黒の体と、透かしの入った翅がなかなか綺麗です。

P5086496.jpg
(20120508 袖ヶ浦市)

その名前は、ヘンリー・プライヤーさんという、明治期の日本に滞在していたイギリス人に由来しています。この人は不思議な人物で、プロの学者としてではなく、保険会社の社員として来日しています。思いきり乱暴に言ってしまえば、もともとはただの生き物好きのサラリーマンだったわけですが、日本動物学史を紐解いた時にはこの人の存在がそれこそそこいら中に浮き上がってくるのです。日本産チョウ類初めての図鑑・「日本蝶類図譜」全三巻を著したのも彼、沖縄の県鳥・ノグチゲラを発見したのも彼、生きたニホンオオカミをロンドン動物園に送ったのも彼です。

21歳で来日した彼は、1888年、38歳で横浜で病死しました。その墓所は今も横浜の外国人墓地にあります。
関連記事
スポンサーサイト

COMMENT

POST COMMENT


プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

記述の中に間違いや誤解を見つけた方、またそれ以外にも何かございましたら、どうか
inaka_jikan@yahoo.co.jp
まで送っていただけると幸いです。

大島健夫公式サイト

ツイッター

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
925位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
自然科学
101位
アクセスランキングを見る>>

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR
↑