トウキョウサンショウウオの幼生

2012.05.13(Sun)

初夏を迎え、湧水の流れ込む水たまりではトウキョウサンショウウオの幼生がすくすくと育っています。

P5086532.jpg
(20120508 袖ヶ浦市)

ちっちゃいながら手足も生え揃い、外鰓がある以外は立派なサンショウウオの形になってきました。ただし、絶対的なサイズはまだまだ小さく、同じところにいるシュレーゲルアオガエルの幼生と比べて、この程度の大きさです。

P5086526.jpg
(20120508 袖ヶ浦市)

この写真の場所では、谷津田の管理者の方がうまいこと乾上がらない工夫をしてくださっているのですが、昨今の乾燥化により房総半島のあちこちで湧水の水位低下が進んでいることは、トウキョウサンショウウオの生育にとって大きな問題です。また、アメリカザリガニに加えてアライグマやイノシシの増加による捕食圧も深刻です。そうして考えると、トウキョウサンショウウオの生存の危機は、すなわち健全な谷津田の生態系に対する危機の象徴でもあるとも言えるのです。

※トウキョウサンショウウオ
環境省レッドリスト・VU(絶滅危惧Ⅱ類)
千葉県レッドリスト・A(最重要保護生物)
千葉市レッドリスト・A(最重要保護生物)


▽トウキョウサンショウウオに関する過去の記事

トウキョウサンショウウオの卵嚢 2012.4.19

トウキョウサンショウウオ 2012.2.14

トウキョウサンショウウオの幼生 2010.5.24
関連記事
スポンサーサイト

Category: 両生類

19:00 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

COMMENT

POST COMMENT


プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

記述の中に間違いや誤解を見つけた方、またそれ以外にも何かございましたら、どうか
inaka_jikan@yahoo.co.jp
まで送っていただけると幸いです。

大島健夫公式サイト

ツイッター

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
617位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
自然科学
64位
アクセスランキングを見る>>

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR
↑