ナンバンギセル

2012.09.19(Wed)

えー、都会の方にとっては、シソやミョウガなどはお店で買ってくるものでしょうが、田舎では庭からいるだけむしってきたりするものなのです。

そんなわけでうちにも塀際の日陰にミョウガが植えてあるのですが、今年はその中にナンバンギセルがふたつ咲きました。

P9148835.jpg P9148822.jpg
(20120914 千葉市若葉区)

万葉集の「詠み人知らず」の歌の中に、

「道の辺の 尾花が下の 思ひ草 今さらさらに 何をか思はむ」

という一首があります。この「思ひ草」というのがナンバンギセルのことだと考えられています。「南蛮煙管」なんていう名前がついたのはずっと後、戦国時代末期から安土桃山時代にポルトガル人やなんかが来航した時、彼らの持っていた煙管がこれに似ていたことから・・・ということだったようです。「思ひ草」の方がずっと風情があるのですがねえ。

とは言え、その生態は「思ひ草」というほどに清楚なものでもありません。その実態は、ハマウツボ科に属し、葉緑素をいっさい持たず他の植物に寄生して養分を得る寄生植物なのです。通常はススキやサトウキビなどのイネ科植物に寄生しますが、こうしてミョウガに寄生することもあります。別にミョウガの根元で物を思っているわけではなく、ミョウガから養分をぶんどって生きているのです。
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Category: 山野草

11:52 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

COMMENT

#-

偶然育ったのですか?
種子を蒔いてもなかなか定着しないんです
データ上ではミョウガやギボウシに着くとされますが
人工的に着かせるのはなかなかうまくいきません

そのてんではヤドリギは簡単
ホストが適合し元気ならば半分はつきます

2012.09.21(Fri) 23:22 | URL | EDIT

大島健夫 #o/PXu/q6

昨年までは全くなかったので、偶然ですね。見つけて少し驚きました。近辺にもあまり見当たらないんです。

ギボウシにもつくんですね!知らなかったです・・・

2012.09.22(Sat) 00:05 | URL | EDIT

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プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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