ノシメトンボ、オオアオイトトンボの連結体を捕食する

2012.10.12(Fri)

昨年、一昨年の暑さと乾燥は、湧水や水路の水量低下といった形であちこちに影響を与えています。例年、大量のカトリヤンマが発生する千葉市内某所の谷津田では、とうとう今シーズンは一頭も産卵に訪れる姿を見ることができませんでした。なにしろ水路に水がないのです。

同様にしてオオアオイトトンボの姿も大変に少なくなっています。オオアオイトトンボもやはり交尾・産卵のシーズンなのですが、例年に比べ10分の1以下の数しか見つけることができません。

そんな中、なんとか連結までこぎつけたオオアオイトトンボのカップルが、ノシメトンボに捕食されている光景に出くわしました。

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(20121011 千葉市若葉区)

トンボというのはどの種類をとっても、基本的には獰猛な肉食昆虫です。同じトンボでも、自分よりも小さな種であれば積極的に襲って捕食します。雄のトンボが生きたまま頭からかじられている間、雌は雄の尾部付属器で首をはさまれているので逃げることができません。凄惨な光景です。このブログでも何度か書いた通り、動物の写真を撮るのに、撮りやすいシーンは、寝ているところ、食事をしているところ、交尾などの繁殖行動をしているところです。この三つは生存のために不可欠な行動であり、そのためには警戒心を緩めなければならない場合もあるのです。そしてそれは同時に、外敵に対して無防備になるリスクを負っているということも意味しているのです。

※オオアオイトトンボ
千葉市レッドリスト・C(要保護生物)


▽ノシメトンボに関する過去の記事

ハナグモ、ノシメトンボを捕食する 2012.7.7

キイロスズメバチ、ノシメトンボを解体する 2011.10.2

ノシメトンボの交尾 2010.10.14

オオカマキリの幼虫、ノシメトンボを捕食する 2009.7.27

ノシメトンボの逆立ち 2008.9.4

ノシメトンボ 2008.6.26

▽オオアオイトトンボに関する過去の記事

オオアオイトトンボの未成熟個体・2011年初目撃 2011.6.6

路上のオオアオイトトンボ 2010.11.11

オオアオイトトンボの交尾・2010 2010.10.17 

オオアオイトトンボのヤゴ 2010.7.1

オオアオイトトンボの羽化・2010 2010.6.21

オオアオイトトンボの交尾 2009.9.24

オオアオイトトンボの成長 2009.7.8

オオアオイトトンボの未成熟個体 2009.6.16

オオアオイトトンボ 2008.8.18

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Category: 昆虫類・トンボ目

15:02 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

COMMENT

南風 #-

トンボが他の種のトンボを捕食しているシーンは何回か見ましたが、交尾中のトンボを捕食しているシーンを見たのは初めてです。
どちらも生きるのに必死とは言え、すさまじいものがありますね。

2012.10.16(Tue) 09:58 | URL | EDIT

大島健夫 #o/PXu/q6

>南風さん
私も連結中のを捕食している光景は初めて見ました。
飛び去ってしまったのであとがわからないのですが、雌の方が食べられたのか生き延びたのかが気になります。

2012.10.16(Tue) 11:14 | URL | EDIT

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プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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