卵嚢を運ぶイオウイロハシリグモ

2012.10.15(Mon)

この日、林縁の葉上に、こうした白い袋のようなものを抱えているイオウイロハシリグモの姿がいくつか散見されました。

IMG_0840.jpg IMG_0842.jpg
(20121012 千葉市若葉区)

この袋のようなものは卵嚢で、正確に言うと抱えているのではなく口器でくわえているのです。イオウイロハシリグモの雌は、こうして卵嚢を持ち歩いて保護し、やがて孵化が近づくと植物の間に簡単な巣をつくり(保育網といいます)、子グモが孵化して分散していくまで見守り続けます。これは、その期間ほぼずっと、雌が絶食するということを意味しています。最初は口に卵をくわえ、次に生まれた子のそばでじっと守っているのでは狩りなどしようもありません。

イオウイロハシリグモは、千葉の里山で見られる網を張らないクモとしては、スジブトハシリグモなどと並んで最大の種のひとつです。雌の方が大きくなり、その体長は時に3cm近くにも達し、肢を広げるとまるで掌のようなサイズにまで成長します。

▽イオウイロハシリグモに関する過去の記事

イオウイロハシリグモ 2010.2.13




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Category: 鋏角類

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Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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