ウスタビガの繭

2013.01.11(Fri)

冬枯れた雑木林の、そんなに高くない枝に、よくこんなものがぶらさがっています。

IMG_3968.jpg
(20130110 千葉市若葉区)

ヤママユガの仲間の大型のガ、ウスタビガの繭です。

ウスタビガ、というのは漢字だと「薄手火蛾」あるいは「薄足袋蛾」と書きます。どちらにしてもこの繭の形状からの命名です。「手火」というのは読んで字の如く手に持つ松明のような明かり、ひいては提灯みたいなもののことなのです。確かにそうしたものに似た形状ではあります。繭の底に小さな穴が開いているのは、水がたまらないようにするための穴です。羽化した成虫の出口は反対側にあります。

こうした繭は、冬になって出現するわけではなく、実は夏からずっとあるのですが、葉が茂っている間は目立たず、見つかりません。葉が散ってしまって初めて、この鮮やかな緑色が露わになるのです。

そして、露わになった頃にはもう中身は空っぽだったりします。ウスタビガは秋に羽化するので、今この繭をやぶいてみても、中には脱ぎ捨てた蛹の殻とかしか入っていないのです。自然というのはうまくできています。

※ウスタビガ
千葉市レッドリスト・B(重要保護生物)


▽ウスタビガに関する過去の記事

ウスタビガ(♂) 2011.11.25
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Category: 昆虫類・チョウ目

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大島健夫

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1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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