シオヤアブ

2008.07.10(Thu)

シオヤアブは、そんなに大きな虫ではありません。せいぜい3cmくらいで、形もすごく目立つというほどでもないですし、顔もこの通り毛むくじゃらで眼ばかりデカい変な顔です。



   

(20080709 千葉市中央区)


が、しかし、実はこのシオヤアブというのは、非常に恐ろしいのです。以前紹介したマガリケムシヒキ などと同じムシヒキアブの仲間で、ということは当然の肉食なのですが、強烈に獰猛で、何とスズメバチやオニヤンマ、カマキリさえも襲って食べるというとんでもない虫なのです。それも、毒を用いるのではなく、鋭く尖った口吻を相手の急所に突き刺して文字通りの一撃で倒し、しかるのちに体液を吸ってしまうという必殺仕事人みたいな戦い方です。


そういうわけで当然ながら、人間がうかつに手を出すと刺されることがあるようです。私は刺されたことはないが、経験者に話を聞くとやはり相当に痛いそうで。


写真の通り、雄には腹の先端に白い房毛が生えておりまして(雌にはない)、それが塩みたいに見えることから『塩屋虻』と名づけられたものだそうですが、その実、どんな性格の虫であるか知っていたら、昔の人もそんなのんきな名前は付けなかったかもしれません。


この虫の交尾は、お尻とお尻をくっつけ合う文字通りの『交尾』ですが、驚愕すべきことにその最中にも何か物を(つまり獲物を)食べていたりします。昆虫というのはまことにすさまじいですね。

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Category: 昆虫類・ハエ目

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大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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