テナガエビ

2013.05.23(Thu)

テナガエビは、その名の通り第二脚が長いエビです。

IMG_8633.jpg
(20130522 千葉市稲毛区)

特に成体の雄だと立派なもので、優に体長以上の長さになります。定規が写っている通り、この写真の個体は10cmほどですが、大きなものだと20cmにも達し、たいへん迫力があります。この長い腕は伊達についているわけではなく、獲物を捕獲したりするのに用いられます。テナガエビは肉食寄りの雑食なので、メダカやなんかと一緒の水槽に入れると、翌朝びっくり・・・なんてことになったりもします。

かつて東京湾に広く生息していたテナガエビも、現在ではその分布をすっかり限定的なものにしています。テナガエビには河口域で暮らし、幼生が海で成長する降海型と、完全な淡水でも繁殖できる陸封型とがあります。この写真の個体がいたのは海から2kmほど離れた地下水の池で、外見上他の水系とはつながっていません。しかし、陸封型がいないはずのモクズガニなんかも同じ池にいるところを見ると、ここにいるテナガエビもことによると陸封型ではなく、何らかの方法で海との往復ができるのかもしれません。

※テナガエビ
千葉県レッドリスト・D(一般保護生物)
千葉市レッドリスト・B(重要保護生物)
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Category: エビ・カニ類

13:29 | Comment(2) | Trackback(-) | EDIT

COMMENT

少なくなりました #-

テナガエビ、こちらではダクマと呼んでいました。
夏休み、稲刈りの後に、体についた稲のイガを洗い落とすために川に入りました。
そのとき、タモ網で捕まえたのがこのテナガエビでした。
焼いたり、油でいためたりと絶好のおかずでしたね。

でも今は本当に少なくなりました。
とても採って食べる気にはなりません。

2013.05.24(Fri) 09:01 | URL | EDIT

大島健夫 #o/PXu/q6

テナガエビ、素揚げなんか最高ですよね。
こちらでもどんどん生息域が限られてきました。陸封型と降海型では遺伝子もずいぶん異なるそうです。今後の研究のためにも地域絶滅を何とか食い止めなければと思います。

2013.05.24(Fri) 19:34 | URL | EDIT

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プロフィール

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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