田んぼで鳴くトウキョウダルマガエル

2013.05.30(Thu)

乾田化や水路の三面張り改修などの圃場整備、特定外来生物ウシガエルの爆発的な増加、汚染などの様々な要因により、かつては田んぼのカエルの代表的な存在であったトウキョウダルマガエルは、今では千葉市内では絶滅寸前と言ってもそうひどい間違いではないくらいのところまで減少してしまっています。

姿を見る機会も年々減っているのですが、この季節になると夜間、声を聴くことはあります。少し不思議ですが、ある一枚の田んぼにはかなり高密度であり、隣には全然いない、などということの多いカエルです。夜のうちにだいたいの場所を特定し、朝4時半から田んぼに張り込みをかけ、5時半に撮影できました。

IMG_8747.jpg IMG_8751.jpg
(20130530 千葉市若葉区)

トウキョウダルマガエルの雄は明確な縄張りを持ち、こうして水面で、頬の左右にある「鳴嚢」を大きく膨らませて鳴きながら雌を待つのです。体色や模様にはわりあい変化があり、この個体は体の中心を通る「背中線」がやや薄い色をしていますね。

実際の鳴き声と鳴き方は動画をご覧ください。



こうして見るとカエルが鳴くというのはかなり全身運動です。

※トウキョウダルマガエル
環境省レッドリスト・NT(準絶滅危惧)
千葉県レッドリスト・B(重要保護生物)
千葉市レッドリスト・A(最重要保護生物)


▽トウキョウダルマガエルに関する過去の記事

三面張り水路のトウキョウダルマガエル 2011.7.29

千葉市の両生類 2010.1.24

トウキョウダルマガエルのオタマジャクシ 2009.8.1

トウキョウダルマガエル 2009.6.19
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Category: 両生類

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Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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