ツクツクボウシの羽化

2013.09.03(Tue)

8月31日の夕方、たまたま通りかかったサクラの木の幹で、ツクツクボウシが羽化しているのに出会いました。こういう瞬間に遭遇できるのはなんとも言えば嬉しいものです。

これが16時47分。ちょうど殻から出てきたところ。翅はまだ縮まっています。

201309031.jpg
(20130831 千葉市若葉区)

16時49分。翅が少し伸びてきました。

201309032.jpg
(20130831 千葉市若葉区)

16時52分までには、翅はかなり伸びましたが、まだまだやわらかそうです。殻から離れ、らせん状に幹を登り始めました。この日は風が強く、伸びかけの翅が裏返るほどで心配になります。幹を移動しているのは何とかそれを避けようとしている感じもあります。

201309033.jpg
(20130831 千葉市若葉区)

16時58分。色も少し濃くなり、セミらしくなってきました。半透明の翅が例えようもない美しさです。お尻に突き出た産卵管が、雌であることを示しています。

201309034.jpg
(20130831 千葉市若葉区)

これが脱いだ殻。同じような大きさと形のヒグラシに比べると色が薄く、光沢がありません。

IMG_1415.jpg
(20130831 千葉市若葉区)

17時5分。横から見るとこんな感じです。翅脈が美しい!

201309035.jpg
(20130831 千葉市若葉区)

ところで、このツクツクボウシを撮っている間、どうも誰かに見られているような気がしておりました。ふと見上げると、すぐ頭上にアオダイショウさんが!

201309036.jpg
(20130831 千葉市若葉区)

・・・アオダイショウさんはじっとこっちを見ているだけで、別に邪魔をするでもないので挨拶だけしてそのままにして、観察を続行。17時9分。翅はほとんど伸びきりました。

201309037.jpg
(20130831 千葉市若葉区)

17時30分。どうやら今回の脱皮は成功裏に終りました。

201309038.jpg
(20130831 千葉市若葉区)

ツクツクボウシの幼虫期間は1、2年と短く、成虫になってからは1ヶ月くらいの寿命があります。脊椎動物と異なり、昆虫はその一生の最後の時間だけを繁殖に費やし、死んでゆくのです。
関連記事
スポンサーサイト

Category: 昆虫類・カメムシ目

15:10 | Comment(0) | Trackback(-) | EDIT

COMMENT

POST COMMENT


プロフィール

大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

記述の中に間違いや誤解を見つけた方、またそれ以外にも何かございましたら、どうか
inaka_jikan@yahoo.co.jp
まで送っていただけると幸いです。

大島健夫公式サイト

ツイッター

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
587位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
自然科学
59位
アクセスランキングを見る>>

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR
↑