樹上のニホンザル

2013.09.29(Sun)

サルというのは見れば見るほど本当に人間そっくりで、「こういう人いるよなあ」とつい知り合いの顔を思い浮かべてしまったりするほどですが、一方で人間とは到底比較にならない、凄まじい運動能力を持っています。樹の枝を渡り、蔓や枝に飛びついてターザンのようにブランコ式に移動し、前脚後脚四本でしっかりとグリップしながら自由自在に動きます。昔、空手の稽古の時に「手は足のように、足は手のように使え」と指導されたことがありますが、サルを見ていると「これか!」と思います。

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(20130928 富津市)

雌にはちゃんと人間と同じ場所におっぱいがあります。

ニホンザルの握力というのは、 ――― もちろん正確に測定されたものではないでしょうけれど ――― だいたい30kgくらいとも言われています。なんだたいしたことないじゃないか、と思われるかもしれませんが、ニホンザルの平均体重が10kgかそれ以下だということを考えると、これは驚異的な数値です。自分自身に置き換えてみると、私は体重60kgちょっとくらいですから、サル並みにするには握力は200kgないといけないことになるのです。ここに、人間と野生動物の越えがたい運動能力の壁があります。

千葉県には、現在、4000頭以上のニホンザルが生息しています。房総半島のニホンザルは、遺伝的に地域固有性があり、本州の他の場所のニホンザルよりも、むしろ屋久島に生息するヤクザルに近いいう報告もあるそうです。その地域固有の遺伝子をいままさに損なわんとしているのが、1995年以降、何らかの原因、おそらくは飼育個体の逸走や放置などによって半島南端部に定着し始めた特定外来生物・アカゲザルです。既にこのアカゲザルは県内のニホンザルとの交雑を開始しており、千葉県では現在、防除計画に基づき全島捕獲を目指す事業を実施しています。

※ニホンザル
千葉県レッドリスト・C(要保護生物)


▽ニホンザルに関する過去の記事

ニホンザル 2009.11.25
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Category: 哺乳類

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大島健夫

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1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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