ヒメツチハンミョウの越冬

2014.02.17(Mon)

関東地方にむちゃくちゃな大雪が続くこの頃。越冬中の虫たちはどのように過ごしているのでしょうか。庭に転がっていたブロックをひとつ、引っくり返してみました。

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(20140217 千葉市若葉区)

モリチャバネゴキブリの幼虫やワラジムシがカサカサっと逃げる中、ひとり残っていたのはヒメツチハンミョウの雌。このブロックの下の落葉の間で冬越しを試みていたようです。

落葉ごと明るいところに引っ張り出してみると、たちまち体を丸め、脚を縮めて動かなくなりました。

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(20140217 千葉市若葉区)

「擬死」です。すなわち死んだふり。ツチハンミョウの仲間はこうして死んだふりをし、かつ、脚の関節から毒物を分泌して身を守るのです。その毒はカンタリジンというもので、皮膚につくと炎症を起こします(もっとも、私は何度かこの虫に触っていますが、炎症を起こしたことはありません。時と場合によるようですね)。

この擬死はけっこう長く続くので、またそーっと元の場所に戻し、2時間半ほど経ってからまたブロックを引っくり返してみました。

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(20140217 千葉市若葉区)

ばっちり生き返っていました。今週はもう一度雪が降るようですが、がんばって春を迎えて欲しいものです。

※ヒメツチハンミョウ
千葉県レッドリスト・C(要保護生物)


▽ヒメツチハンミョウに関する過去の記事

ヒメツチハンミョウ(♂) 2011.11.12

ヒメツチハンミョウ 2010.5.7
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Category: 昆虫類・甲虫目

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1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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