脚が再生したウヅキコモリグモ

2014.03.28(Fri)

房総半島の多くの地域ではもっともふつうに観察できるコモリグモ、ウヅキコモリグモ。旧暦の4月である「卯月」という名前を持ち、春先早くから出現します。ブロックの上でひなたぼっこをしていたこの個体、よく見ると右の第三脚が薄い色をしています。

20140328.jpg
(20140328 千葉市若葉区)

実はこれ、いったん欠損した脚が再生したあとなのです。皆様も、よく見ると脚の数が足りないクモを見かけたことがあるかもしれません。例えばネコや鳥などに襲われたり、なんだりかんだりという理由で、クモの脚というのはちぎれる時にはちぎれるものです。ところが、あら不思議、次に脱皮をするとちゃんと写真のように脚がまた再生するのです。トカゲの尻尾のように徐々に伸びてくるわけではなく、一気にだいたい元の大きさの脚が戻ります。このクモもたぶん、もう一回脱皮すれば色も含めて元に戻ることでしょう。ちなみに、1本や2本脚が欠けても、クモの生活にはただちに致命的な影響はないようです。8本もあるのはバックアップ的な意味合いもあるということでしょうか。

もっとも、再生するのは脚だけ。おなかや頭がちぎれたらそれまでなのは言うまでもありません。お子様が実験しようとしたら、かわいそうなのでやめさせてあげてください。


▽ウヅキコモリグモに関する過去の記事

2011年・ウヅキコモリグモ出現 2011.2.6

ウヅキコモリグモ出現 2010.2.28

ウヅキコモリグモ 2008.2.28
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Category: 鋏角類

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大島健夫

Author:大島健夫
1974年11月20日生まれ。千葉生まれ千葉育ち。美浜区在住。

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